JPS5852999Y2 - レバ−スイツチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はレバーに数個の角度に回転しかつそれらの各
回転角度で任意に押圧できる可動ノブと、レバーの中心
に遊挿して前記可動ノブに連結したロッドとを設けるの
他、スイッチ機構とか、レバー中心に通すリード線等を
全く設けず、前記可動ノブにより回転と押圧とを制御さ
せるロッドにより二種のスイッチ作動を制御するように
なし、それらスイッチを、すべてレバーを取付ける部材
の本体ボデーに装着する構成にしたものであって、その
目的とするところは、可動ノブの回転若しくは押圧によ
って複合的に二種類のスイッチを遠隔操作できるように
して、従来の如くノブの内部にスイッチ類を全く設けな
い構成とし、前記二種類のスイッチの組付などを簡易に
できるレバースイッチを提供するにある。

本考案の一実施例を方向指示器の方向指示用の操作レバ
ーに設ける態様によって説明する。

図中１は方向指示器を示し、中心の筒部３にステアリン
グシャフトを遊挿する本体ボデー２と、該ボデー２の上
面から管軸５を挿通し左右揺動を可能にした可動ブラケ
ット４とを備える。

７は操作レバーであって前記の管軸５にその下方から通
して可動ブラケット４に固定した吊下片６を形成する。

その操作レバー７は第１図に示す中立位置■と左右の方
向指示位置ＩＩ、ＩＩＩに揺動して図示しない方向指示
器スイッチ（第１のスイッチ）を作動する。

操作レバー７は中空体からなり前記した構成により本体
ボテ゛−２の下面で揺動する。

該操作レバー７の先端には第２図に示すように拡径内空
ａを構成する拡径部８を設け、拡径内空ａの壁面に軸方
向の案内溝９を形成し、発条１１によって押出される傾
向を与えた節度板１０を拡径内空ａに装着し、その節度
板１０の外周を案内溝９に係合して回転を拘束するとと
もに、操作レバー７に回転及び摺動を自由にして通した
ロッド１２を節度板１０に遊挿する。

また円形の節度板１０には第２図の右側の側面に盲孔１
３を形成して夫々に押出発条と係合ボール１４を嵌合す
る。

１５は操作レバー７の拡径部８の外周に摺動及び回転自
由に嵌めた可動ノブであって、そノツプ１５には節度板
１０に対応させて係合ボール１４を数個の回転角イ、ロ
イハで夫々係合する係合孔１７ ａ 、１７ ｂ 、１
７ Ｃを形成した係合円板１６を挿入してロッド１２に
第３図の通りに設けた半円部１２ａに該係合円板１６と
可動ノブ１５とを回転不能に係合し、ストッパ１８によ
りノブ１５の抜止めを施す。

１９は可動ノブ１５の先端面から嵌着したキャップであ
る。

ロッド１２には管軸５の下面に近くに於て操作レバー７
の下半層の一部の切破りがら突出するスイッチ制御アー
ム２０を設け、さらにロッド１２に操作レバー７の可動
ブラケット４への取付端がら突出する部分に、ロッド１
２の抜止用のストッパ円板２１と、スイッチ制御ブツシ
ャ２２とを固定する。

スイッチ制御アーム２０は可動ノブ１５を回転して係合
円板１６の係合孔１７ａ〜１７Ｃに係合ボール１４を係
合する角度イ９ロ、へに回転するものであって、摺動ス
イッチ２３の第２のスイッチであるスイッチケース２８
内に設けたコンタクトホルダー２４に突出した叉状片２
５に前記制御アーム２０の先端の球部２０ ａを係合す
る。

ロッド１２のスイッチ制御ブツシャ２２は、第３のスイ
ッチであるブツシュスイッチ２６の自動復帰押釦２７に
対応させる。

前記の第２のスイッチである摺動スイッチ２３と第３の
スイッチであるブツシュスイッチ２６とはスイッチケー
ス２８に複合動作を生ずるようにして設けているもので
あって、ケース２８に形成した取付部２９を方向指示器
１の本体ボデー２に取付ける。

前記実施例は摺動スイッチ２３をワイパーモータスイッ
チに、ブツシュスイッチ２６をウオッシャ−ポンプスイ
ッチにする。

而してワイパーモータスイッチたる摺動スイッチ２３は
可動ノブ１５及びロッド１２が回転角イのときにはオフ
、回転角口のときは第１速、回転角へのときは第２速と
なるようにする。

ウオッシャ−ポンプスイッチたるブツシュスイッチ２６
は、可動ノブ１５及びロッド１２の押圧中のみにスイッ
チ制御プッシャー２２により押されてオン動作をする。

即ち可動ノブ１５を回転すれば、保合円板１６保合して
回転角イ〜ハの何れかで係止され、スイッチ制御アーム
２０により叉状部２５を介してコンタクトホルダー２４
を移動して摺動スイッチ２３を動作する。

また何れの角度のときでも可動ノブ１５を押すと、円形
の節度板１０が案内溝９を案内として軸方向に移動し、
そのときロッド１２を操作レバー７内で摺動してスイッ
チ制御ブツシャ２２を第２図鎖線のとおりに突出し、自
動復帰押釦２７を押してブツシュスイッチ２６を作動す
る。

そのときにはスイッチ制御アーム２０が叉状部２５内で
スイッチ作動を生じさせることなく単純に滑り移動する
。

本考案は前記した構成になり、操作レバー７の可動ノブ
１５は従前のノズスイッチ若しくはレバースイッチの如
くスイッチ機構を内部に取付けるものではなく、また操
作レバー７の中心には、リード線等を通すものでなく、
可動ノブ１５の回転によって連動回転し、及び前記ノブ
１５の押圧によって軸方向に移動するロッド１２を設け
ているだけであり、他方ロッド１２の回転によってスイ
ッチ作動を制御される第２のスイッチは、レバー７の外
周から回転角度可変に突出するロッド１２のスイッチ制
御アーム２０よりスイッチ作動を生じ、ロッド１２の押
圧により作動する第３のスイッチは軸方向移動自由なロ
ッド１２に設けたスイッチ制御ブツシャ２２によって作
動するように、第２、第３スイツチを共に操作しレバー
を取付ける部材である本体ボテ゛−１に装着しているか
ら、装着点検等の不自由な第２、第３スイツチその他の
電気部材乃至電気部品をレバー７、可動ノブ１５等の内
部に全く備えないレバースイッチを構成できる利益をも
つ。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案の一実施例を示し、第１図は裏面図、
第２図は第１図Ａ−Ａ線切断拡大断面図、第３図は第２
図Ｂ−Ｂ線切断正面図、第４図は同Ｃ−Ｃ線切断正面図
である。 ７→操作レバー、１０→節度板、１１→発条、１２→ロ
ツド、１５→可動ノブ、２０→スイツチ制御アーム、２
２→スイツチ制御ブツシヤ、２３→スイツチ、２４→コ
ンタクトホルダー、２６→ブツシユスイツチ、２７→自
動復帰押釦。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ボデーに枢支されたレバーの左右揺動により第１の
   スイッチを駆動するようにしたレバースイッチにおいて
   、 中空体に形成したレバー前端に、レバーと同軸的に複数
   の角度位置に回転可能で且つ各角度位置においてレバー
   の軸方向に押圧可能な可動ノブを装着し、 前記レバーの中空部内には、可動ノブに連結して該ノブ
   と共に軸方向移動及び回転移動可能なロッドを遊挿し、 該ロッドに、レバーの径方向に突出するスイッチ制御ア
   ームと、レバーの後端から突出するスイッチ制御プッシ
   ャーとを設け、 スイッチ制御アームを本体ボデーに設けた第２のスイッ
   チの可動コンタクトホルダーに連結して該第２のスイッ
   チを駆動するようにすると共に、スイッチ制御プッシャ
   ーを、本体ボテ゛−に設けた第３のスイッチの自動復帰
   押釦に対応させて該第３のスイッチを駆動するようにし
   たことを特徴とするレバースイッチ。