JPS584792Y2 - 複合パネル - Google Patents

複合パネル

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JPS584792Y2
JPS584792Y2 JP9110376U JP9110376U JPS584792Y2 JP S584792 Y2 JPS584792 Y2 JP S584792Y2 JP 9110376 U JP9110376 U JP 9110376U JP 9110376 U JP9110376 U JP 9110376U JP S584792 Y2 JPS584792 Y2 JP S584792Y2
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JP
Japan
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composite panel
iron plates
welded
plates
joint
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Expired
Application number
JP9110376U
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English (en)
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JPS538713U (ja
Inventor
岩田節雄
松石正克
竹下治之
田中雅子
矢野幸男
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Publication of JPS538713U publication Critical patent/JPS538713U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば海洋構造物等に用いる複合パネルに関す
る。
海洋構造物として海洋開発基地、海上空港、海上原子力
発電所等が開発されようとしている。
その基本的構造は海上にお−いて搭載プラントによる操
業、作業性、機能などを考慮すると、第1図の如き浮遊
式箱形を挙げることができ、その規模は300X300
X100m程度と考えられる。
かかる海洋構造物の受圧底板1は約10kg/cm2の
水圧や、波浪等による動的負荷をうける。
このような受圧底板1の構造材料としでは、鉄板とコン
クリートのサンドイッチ型複合構造である複合パネル2
がよい。
この複合パネル2は第2図に示すように上下両面に配置
された鉄板4,5と、該両鉄板4゜5のスペーサ部材と
して縦力向釦よび横方向に配設されたフロア−材6あ−
よびガーダ材7と、該両、鉄板4,5の内面で縦方向ち
−よび横方向に固定されたずれ止め部材8と、さらに該
両鉄板4,5間に打設されて前記ずれ止め部材8により
前記両鉄板4,5と一体化されたコンクリート9からな
り、次のような利点を有する。
すなわち(イ)上下両鉄板4.5はパネル製作時の型枠
となり、製作後は主強度部材となる。
(ロ)上下両鉄板4,5によりコンクリート9の局部破
壊を□防止できる。
(ハ)上下両鉄板4,5によって水密性を確保でき、海
水の晶化によるクラックを防止できる。
に)コンクリートの引張強度は圧縮強度の約弄と低く、
また変形能力が小さい短所があり、また鉄板は延性に富
み、高強度材料であるが、薄板の場合局部座屈強度が低
いという短所があるのに対し、複合パネル2では両者の
欠点がカバーされて、長所のみが発揮され、最終強度あ
−よび変形能が大幅に向上する。
かかる受圧底板1に用いた複合パネル2の板厚は2〜3
mとなり、また構造全体も大規模になるため、その製作
には分割された複合パネルを第1図の3に示される如く
接合I7て組みあげる工法がとられている。
従来、このような複合パネル2を結合するに際しては、
第6図Aに示すように、複合パネル2゜2の端面同志を
接着剤31で接着するか、第6図Bに示すように、双方
の複合パネル2,2の鉄板4.4及び5,5にわたって
添板32及び33を接着剤34で接着するか、あるいは
第6図Cに示すように、添板32及び33と鉄板4,4
及び5゜5とを溶接35及び36するかしていた。
しかしながら、このような接合部3の構造では剛性が低
いという問題点があった。
本考案は上記の点に鑑み、□接合部の剛性を充分に確保
できる複合パネルを得ることを目的とする。
本考案の複合パネルはかかる目的を達成するために、両
面に配置された鉄板と該両鉄板間に縦方向および横方向
に配設されたスペーサ部材と、該縦方向または横方向の
スペーサ部材に平行に配設された鉄筋と、前記両鉄板の
内面に固定されたずれ止め部材と、前記両鉄板間の所定
範囲に打設されて前記ずれ止め部材により前記両鉄板と
一体化されたコンクリートとよりなり、前記鉄板を隣接
複合パネルの鉄板に溶接可能に構成し、かつ前記鉄筋に
平行なスペーサ部材の一端側を前記両鉄板の端部より外
方に突出させてその端面をそれに直角な隣接複合パネル
のスペーサ部材の側面に溶接可能に構成するとともに前
記鉄筋を隣接複合パネルの鉄筋にそれぞれの鉄筋に溶接
される当て板とその当て板間に介装溶接される継ぎ棒と
によって、結合可能に構成したものであり、かかる構成
により、突出したスペーサ部材の端面・を、それに直角
な隣接複合パネルのスペーサ部材の側面に溶接し、かつ
隣接複合パネルの鉄板を、溶接し、さらに隣接複合パネ
ルの鉄筋を適宜の継ぎ棒で溶接連結すれば、接合部の剛
性を充分に確保でき、強固な結合を得る・ことができる
効果を有する。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第3図および第4図にむいて、11.12は第1図と同
様パネル両面を形成する鉄板で、両鉄板11.12間で
かつ所定範囲にコンク’J−N3が打設されている。
両鉄板lL12の内面には縦、横にずれ止め用のアング
ル14が固定され、両鉄板11.12とコンクリート1
3との一体化がはかられている。
15は下面の鉄板12の縦方向または横方向の1つの対
辺からそれぞれ適当距離内方位置で該両鉄板11.12
間に該方向に介装されたフロア−材であり、16は該フ
ロア−材15と直角方向で両鉄板11.12間の適当位
置に介装されたガーダ材である。
19は両鉄板11゜12間の適当位置で前記ガーダ材1
6に平行に配設された鉄筋で、その両端部はそれぞれ前
記フロア−材15,15から突出している。
前記コンク’J−)13は前記フロア−材15と前記両
鉄板11.12で囲1れた空間内に充填されて釦り、前
記鉄筋19は該コンク’J−N3内に埋設される。
このように構成された複合パネル10のフロア−材側両
端部近傍空間がそれぞれ接合部17゜18に構成されて
いる。
すなわち一方の接合部1Tはフロア−材15とこれより
張り出した両鉄板lL12とで形成され、他方の接合部
18はフロア−材15とこれより僅か張り出した上面の
鉄板11と大きく張り出した下面の鉄板12とさらに同
様に張り出したガーダ材16と下面の鉄板12の座屈防
止のためにガーダ材16に対して直角方向で前記下面の
鉄板12内面およびガーダ材16に固定されたスチフナ
ー20とで形成され、該接合部1Bが前記接合部17を
受は入れるように構成されている。
すなわち接合部18にむけるガーダ材16の張り出し部
は下面の鉄板12の張り出し部を越えて外方に延出され
、接合部18が隣接複合パネル10′の接合部17′(
第4図a)に受は入れられた時に前記接合部12′のフ
ロア−材15′の側面に溶接可能な位置に来るように構
成されている。
また接合部18が隣接複合パネル10′の接合部1γに
受は入れられた時に前記鉄筋19は隣接複合パネル1σ
の鉄筋19′に対応する位置に来て結合可能であるとと
もに、上面には上面鉄板11.0僅かの張り出し故に金
山にわたる溝状の開口部21が形成される。
これにより接合作業を容易に実施できる。
複合パネル10の接合は、前記接合部18内のガーダ材
16を隣接複合パネル10′の接合部17′に挿し入れ
て両液合部18 、17’の下面の鉄板12 、12’
同志を、および前記接合部18のガーダ材16の張り出
し端面16aと前記接合部17′のフロア−材15′の
側面を互いに当接せしめ、それぞれ溶接22,23固定
するとともに、対応する鉄筋19 、19’同志を第5
図の如く継ぎ棒24および当て板25を介して溶接26
固定することにより行なわれる。
そして接合部空間に開口部21を介してコンクリートを
打設し、両複合パネル10 、10’を剛接合させる。
このとき接合部の防水性は下面の鉄板12 、12’に
よって得られる。
以上本考案によれば、複合パネルの突出したスペーサ部
材の端面を、それに直角な隣接複合パネルのスペーサ部
材の側面に溶接し、かつ隣接複合パネルの鉄板を溶接し
、さらに隣接複合パネルの鉄筋を当て板と継ぎ棒を介し
て溶接連結するので、接合部の剛性を充分に確保できる
効果を有する。
さらに上面の鉄板に溝状開口部を設けて鉄板溶接作業、
コンクリート充填作業を容易ならしめた時に開口部を閉
じなくとも鉄筋により部材力の伝達が行われる利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は構築物全体の
斜視図、第2図は複合パネルの一部切欠斜視図、第3図
は要部の一部切欠斜視図、第4図a、b、cは第3図の
一部断面A−A矢視図およびB−B矢視図ならびに平面
図、第5図は鉄筋結合部の拡大図、第6図A−Cはそれ
ぞれ従来の複合パネルの接合部の断面図である。 10.10・・・複合パネル、IL11’、12゜12
′・・・上下鉄板、13・・・コンクリート、14・・
・ずれ止め用アングル、15,15’、16・・・フロ
ア−材およびガーダ材(スペーサ部材)、17,17’
。 18・・・接合部、19,19’・・鉄筋、21・・・
開口部、22 、23・・・溶接、25・・・当て板、
26・・・溶接。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両面に配置された鉄板と該両鉄板間に縦方向および横方
    向に配設されたスペーサ部材と、該縦方向捷たは横方向
    のスペーサ部材に平行に配設された鉄筋と、前記両鉄板
    の内面に固定されたずれ止め部材と、前記両鉄板間のK
    m範囲に打設されて前記ずれ止め部材により前記両鉄板
    と一体化されたコンクリートとよりなり、前記鉄板を隣
    接複合パネルの鉄板に溶接可能に構威し、かつ前記鉄筋
    に平行なスペーサ部材の一端側を前記両鉄板の端部より
    外方に突出させてその端面を該スペーサ部材に直角な隣
    接複合パネルのスペーサ部材の側面に溶接可能に構成す
    るとともに、前記鉄筋を隣接複合パネルの鉄筋に、それ
    ぞれの鉄筋に溶接される当て板とその当て板間に介装溶
    接される継ぎ棒とによって、結合可能に構成したことを
    特徴とする複合パネル。
JP9110376U 1976-07-07 1976-07-07 複合パネル Expired JPS584792Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9110376U JPS584792Y2 (ja) 1976-07-07 1976-07-07 複合パネル

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JP9110376U JPS584792Y2 (ja) 1976-07-07 1976-07-07 複合パネル

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Publication Number Publication Date
JPS538713U JPS538713U (ja) 1978-01-25
JPS584792Y2 true JPS584792Y2 (ja) 1983-01-27

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ID=28701716

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JP9110376U Expired JPS584792Y2 (ja) 1976-07-07 1976-07-07 複合パネル

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JPS538713U (ja) 1978-01-25

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