JPS5845713Y2 - 親ロ−プ緊張装置 - Google Patents

親ロ−プ緊張装置

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JPS5845713Y2
JPS5845713Y2 JP1979081476U JP8147679U JPS5845713Y2 JP S5845713 Y2 JPS5845713 Y2 JP S5845713Y2 JP 1979081476 U JP1979081476 U JP 1979081476U JP 8147679 U JP8147679 U JP 8147679U JP S5845713 Y2 JPS5845713 Y2 JP S5845713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
roller
shaft
opening
fixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979081476U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55180544U (ja
Inventor
憲昭 田尻
Original Assignee
藤井電工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 藤井電工株式会社 filed Critical 藤井電工株式会社
Priority to JP1979081476U priority Critical patent/JPS5845713Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は送電線の鉄塔を昇降する場合とが高所作業をする
場合、又は建設・造船・鉱山・その他の高所作業で作業
者の墜落を防止する為に張設する親ロープの緊張装置の
改良に関する考案である。
従来この種のものとしては、例えば実願昭541311
7号のよ、うなものがあった。
しがしそれらは両枠体が固定されている為に親ロープは
一端部がら挿通させなければならず、途中における親ロ
ープの着脱はできない為に使用に際して多くの手数を要
していた。
本案は斯様な従来品が持つ欠点を除去し改善して親ロー
プの任意の位置においても着脱できる親ロープ緊張装置
を提供することをその目的とするものである。
本案の態様を添付図面に示す一実施例について詳記する
本実施例は図示する如く、近似対称形を威す固定枠1と
開閉枠2とを対向させ、該固定枠1の一端には軸にブツ
シュを嵌合した親ロープの案内部材3,3を片支持的に
取付け、他端部には蝶型のナツト4を螺合した枢着軸5
を片支持的に取付け、中央部には頭部61を多角形にし
てそこに操作孔62を穿設し、軸断面を近似小判形にし
たローラー軸6を回転自在に取付け、近似■状の嵌合溝
71を設は該嵌合溝71の両側壁72.72に溝底部が
ら斜放射状に複数の溝部73又はうね部74及びその両
方を設けたローラー7を上記ローラー軸6にそれと共に
回転するように取付け、先端部に親ロープの止爪8の基
端部に舌付ロープの結合環9とを設けたロープ止め部材
10を前記枢着軸5に回動自在に枢着し、近似り字形の
板体を2枚平行状に沿わせて両者をリベット等で固定し
不使用時には枢着軸5と反対側の操作側端部を固定枠1
と開閉枠2との間に収納保持するようにした解放レバー
11を上記枢着軸5にロープ止め部材10と併せて回動
自在に枢着する。
ただし、解放レバー11は回動することによって板体を
固定しているリベットがロープ止め部材10の上側部に
当接してロープ止め部材10を回動させる構造である。
前記開閉枠2には上記案内部材3,3と枢着軸5とロー
ラー軸6との一端が各々嵌合する孔12,13.14を
各々対応する位置に設けると共に案内軸15を片支持的
に取付けて各々の孔12,13.14が各軸に嵌合させ
てナツト4を締付けることによって閉鎖し、弛めること
によって開放するように構成したものである。
本案を使用するには、ロープ止め部材10の結合環9に
台材ロープ16の一端を取付ける。
次にナツト4を弛るめて第4図のように開閉枠2を各軸
の嵌合から外し、枢着軸5を支点にして一方向へ回動さ
せてローラ一部を開放する。
しかる後先端にフック17を取付けた親ロープ18を両
案内部材3.3間からローラー7の嵌合溝71に廻して
嵌合した状態で、前記開閉枠2を元の状態に戻してナツ
ト4を締着する。
このようにして組み上げたものを作業者が昇降しようと
する高層物又は横移動を必要とする高所作業所に張設す
るのであるが、第3図に示すように台材ロープ16を一
方の構造物19に巻き付けて取付け、他方の構造物には
親ロープ18の先端部を廻してフック17を親ロープ1
8に掛合するか、又は別の台材ロープを同じく構造物に
巻いてそれに親ロープ18を結合する。
しかる後、親ロープ180基端部を持って矢印A方向へ
引張ると親ロープ18は引き締まる。
更にローラー軸6の頭部61はラヂエットレンチを嵌合
するか、又は操作孔62ヘシノウとかその他の棒状物を
通してローラー軸6をローラー7と共に矢印B方向へ回
転させると親ロープ18は強く緊張される。
これら緊張操作を停止すると次の理由によって親ロープ
18は逆戻りして弛るむことはない。
それは台材ロープ16によってロープ止め部材10の結
合環9を矢印C方向へ強く引張られるから止爪8は親ロ
ープ18をローラー7の嵌合溝71の底部へ強く押え付
けて親ロープを強く掴み逆戻りを防止する。
親ロープ18の緊張力に比例して止爪8による押圧力も
強くなる。
またローラー7には近似■状の嵌合溝71を設け、その
両側壁72.72には斜放射状に溝部73又はうね部7
4及びその両方を設けてあり、それらに親ロープ8の撚
りの山部又は谷部が係わり合って摩擦係数が高くなり、
且つ又それら溝部73又は”うね部74が斜放射状にな
って親ロープの張力が加わる方向に対して親ロープが嵌
合溝71の底部方向へ食い込む作用となって更に親ロー
プとローラーとの摩擦係数が高くなって親ロープは滑る
ことがない。
これらの作用はローラーを回転させて親ロープを緊張す
る場合にも同じことが言える。
親ロープ18の緊張を解いて本案を外す場合は、解放レ
バー11を持って矢印り方向へ回動させると、少し回動
させた位置から解放レバー11のリベットがロープ止め
部材10に当接してそれを同方向へ回動させると止爪8
は親ロープ18の押圧を解除するから親ロープは弛るみ
前記の取付時の反対の操作をすることによって構造物か
ら取り外すことができる。
また親ロープ18を本案の緊張器から外す場合は、ナツ
ト4を弛るめて開閉枠2を各軸から外しローラ一部を開
放することによって親ロープの着脱は容易にできる。
本案は枠体の一方を開閉自在として親ロープ18の中間
部においても緊張器に容易に着脱することができるから
親ロープの長短及び作業場所における親ロープの張設距
離等の変化に対してもいちいち親ロープを手繰る必要は
なく容易に対応することができて能率的である。
また本案は案内部材3、枢着軸5及びローラー軸6等は
固定枠1に片支持的に取付けているが、開閉枠2の基孔
12゜13.14を各々の軸に嵌合してナツト4を締着
した後はそれら各軸は面支持となるので使用状態におけ
る引張荷重に対しても充分な強度を保有する。
また本案の緊張器は親ロープを緊張する場合、親ロープ
の基端部を矢印A方向へ引張ることによって予め手で緊
張し、更に作業者が常時携帯しているラヂエットレンチ
とかシノウ等によってローラー軸6及びそれに取付けて
いるローラー7を回転させて強力に緊張するように構成
しているので、操作が極めて容易確実であり緊張する為
のバンドル等を装備する必要なくコンパクトに設計でき
携帯・取扱いに至便である。
また本案のロープ止め部材10は親ロープを緊張する都
度その場で押圧して行き、且つ緊張力に比例して押圧力
も強くなるので緊張時に親ロープの基端部の引張を止め
た場合及びローラー7による緊張を停止した場合におい
ても親ロープに弛るみが生じることがないので緊張しな
おす必要はない。
また親ロープの緊張を外す場合においても解放レバー1
1によってロープ止め部材10を起こす丈けの操作によ
って容易に外すことができる。
また解放レバー11はロープ止め部材10とは別に独立
して回動するようにし、且つ不使用時には枢着軸5と反
対側の操作側端部を固定枠1と開閉枠2との間に収納し
ているので、ロープ止め部材10の回動に影響されずに
収納状態を保持し、他の物体に当たって起されるような
ことがないから、不本意にロープ止め部材10が回動し
て親ロープの締着を解放するようなことがない等々の顕
著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本案の実施例を示すもので、第1図は正面図
、第2図は平面図、第3図は使用状態図、第4図は開閉
したところの状態図、第5図はローラーの側面図、第6
図はその正面図、第7図はローラーの軸の正面図である
。 図中の符号 1は固定枠、2は開閉枠、3は案内部材、
4はナツト、5は軸、6はローラー軸、7はローラー、
8は止爪、9は結合環、10はロープ止め部材、11は
レバー、12.13.14は孔、15は案内軸、16は
舌付ロープ、17はフック、18は親ロープ、19は構
造物、61は頭部、62は操作孔、71は嵌合孔、72
は側壁、73は溝部、74はうね部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定枠1と開閉枠2とを対向させ、該固定枠1の一端部
    にローラーとかブツシュなどを軸に嵌合した案内部材3
    ,3と他端部にはナツト4を螺合した枢着軸5とを各々
    片支持的に取付け、中央部分には頭部61を多角形にす
    ると共に該頭部61に軸芯と直交する方向に貫通した操
    作孔62を設けたローラー軸6を片支持的に取付け、近
    似■状の嵌合溝71を設け、該嵌合溝71の両側壁72
    .72に溝底部η・ら斜放射状に複数の溝部73又はう
    ね部74及びその両方を設けたローラー7を前記ローラ
    ー軸6に嵌合して共に回動するように固定し、先端部に
    止爪8を設は基端部に結合環9を設けたロープ止め部材
    10と近似り字形の板体を2枚平行に沿わせて両者をリ
    ベット等で固定し不使用時は操作側端部を固定枠1と開
    閉枠2との間に倒して収納するようにした解放レバー1
    1とを前記枢着軸5に各々回動自在に取付け、該解放レ
    バー11を起して所定以上回動させると解放レバー11
    の一部分がロープ止め部材10に当接して共に回動させ
    るようにし、前記開閉枠2には上記案内部材3と枢着軸
    5とローラー軸6とが各々嵌合する孔12゜13.14
    を各々対応する位置に設けると共に案内軸15を片支持
    的に設け、ナツト4の操作により開閉枠2を開閉自在に
    してローラー7に親ロープ18を着脱する構造を特徴と
    する親ロープ緊張装置。
JP1979081476U 1979-06-13 1979-06-13 親ロ−プ緊張装置 Expired JPS5845713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979081476U JPS5845713Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 親ロ−プ緊張装置

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JP1979081476U JPS5845713Y2 (ja) 1979-06-13 1979-06-13 親ロ−プ緊張装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55180544U JPS55180544U (ja) 1980-12-25
JPS5845713Y2 true JPS5845713Y2 (ja) 1983-10-18

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ID=29314754

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213632Y2 (ja) * 1981-02-26 1987-04-08

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479120U (ja) * 1971-02-25 1972-10-03

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS571958Y2 (ja) * 1976-05-08 1982-01-13
JPS536239Y2 (ja) * 1977-03-10 1978-02-16

Patent Citations (1)

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JPS479120U (ja) * 1971-02-25 1972-10-03

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JPS55180544U (ja) 1980-12-25

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