JPS6213632Y2 - - Google Patents

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JPS6213632Y2
JPS6213632Y2 JP1981028410U JP2841081U JPS6213632Y2 JP S6213632 Y2 JPS6213632 Y2 JP S6213632Y2 JP 1981028410 U JP1981028410 U JP 1981028410U JP 2841081 U JP2841081 U JP 2841081U JP S6213632 Y2 JPS6213632 Y2 JP S6213632Y2
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JP
Japan
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pulley
rope
ridges
side walls
side wall
Prior art date
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JP1981028410U
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JPS57139353U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高所作業者の墜落防止に使用する垂直
ロープ・水平ロープを緊張したり、あるいは電
線・ケーブルとか他のロープ等を緊張する器具に
用いる滑車の改良に関する考案である。
従来、この種の滑車は第8図乃至第10図に示
す如く、その両側壁部に設けた両うね部は滑車の
回転方向の同じ方向に向けて傾斜した状態又は軸
芯に直交する状態に設けられていた。それ故にそ
の滑車の溝部にロープを嵌合した場合、片方の側
壁に設けているうね部はロープの撚りによるスト
ランド間の傾斜した谷部に沿つて嵌合するが他方
の側壁に設けているうね部はロープの谷部と直交
するようになり、そのうね部はロープの谷部に嵌
合せずにロープストランドの頂部に当たる状態と
なる。
従つてうね部がロープの谷部に嵌合している側
の側壁とロープとは良く噛み合つて摩擦力が大き
く且つ溝部の底部方向へ強く嵌入する作用が働き
ロープ保持力も強いが、その反対側の側壁はうね
部がロープの頂部に当つているからロープが浮き
上る作用が働くからロープが滑車の溝部内で回転
し摩擦力が相殺されることになりロープの緊張保
持力が弱くなることが判明した。これは例えば三
ツ打Z撚りのロープRを水平に置いて一側から見
ると各ストランド間の谷部R1は左上方から右下
方に流れる傾斜状になつている。(反対方向から
見ても同じ方向の傾斜である。)しかし乍ら同じ
方向から見て反対側を考えた場合の谷部R2は対
称方向の右上方から左下方に流れる傾斜状になつ
ている。すなわちロープRの両側に位置する各ス
トランドの谷部R1とR2とは対称方向に傾斜し
ている。従つてこのロープRを従来の滑車の溝部
2′に嵌合すると前記の通り滑車1′の片方の側壁
3′うね部5′はロープに対応し、保持するが他方
の側壁4′のうね部5′は相反する作用をなすか
ら、滑車のみでロープを保持する緊張器ではロー
プ保持力が弱く引張能力が低い。また滑車とロー
プ止爪11とを併用する緊張器については、前記
のようにロープ自身の回転作用により止爪11は
片方へ寄つて押圧するからロープの損傷があり、
繰り返し使用によりロープの寿命が短かい等の多
くの欠点があつた。
本考案は斯様な欠点を除去し改善してロープの
緊張力が増すに従つてロープの保持力が強力にな
る緊張器の滑車を提供することをその目的とする
ものである。
本考案の態様を添付図面に示す一実施例につい
て詳記する。
本実施例は図示する如く、滑車1の円周方向に
近似V字状の溝部2を設け、該溝部2の両側壁
3,4に、ロープの撚り方向に対応する方向で互
に対称方向に傾斜する複数のうず巻き放射状のう
ね部5を設け、前記溝部2の底部に位置する胴部
7の中心にボルト孔8を設けた構造を有するもの
で、アルミ合金を用いて鋳造により一体成型して
いる。
本考案の滑車1を第1図におけるX−X線及び
Y−Y線で縦断し展開すると第2図及び第3図の
ようになり、側壁3,4に設けたうず巻状のうね
部5はいずれも同じ方向に形成している。これを
元の第1図のように対向させると、この両側壁に
設けているうね部5は互に対称方向、すなわち反
対方向にうずを巻いて対向するようになる。
本考案の滑車1を使用するには、第4図に示す
ように緊張器9の枠体10の中央部分に取付け、
水平ロープR等の一端部を本考案の滑車1に巻き
まわして嵌合し、ロープ止爪11に台付ロープ1
2を結合して構造物T,T間に水平ロープRを張
架したり、またロープを緊張する。この場合、滑
車1の軸13を矢印A方向へ回転させると滑車が
同方向へ回転し、該滑車1の溝部2内に嵌合して
いるロープRはその各ストランドの谷部R1が片
方の側壁3のうね部5に対応して噛み合い、反対
側の谷部R2は他方の側壁4のうね部5に対応し
て噛み合い、更に又溝部2は近似V字状で底部に
向つて狭まくなつているから、ロープ5の張力に
比例して溝部2の底部へ強く狭まり込み、しかも
両側壁3,4に設けたうね部5との嵌合密着性も
一層強くなつてロープRが滑ることなく強力に緊
張することができる。滑車1の緊張方向への回転
を止めると止爪11がロープRを滑車1の溝部2
へ押圧してロープRの弛るみを止める。
本考案は上記の如く構成したもので、滑車1の
両側壁3,4の各内側に設けた近似うず巻き放射
状のうね部5は各々向い合つて対称になるように
互に反対方向に設けているので、その溝部2へロ
ープRを嵌合した時に、ロープRの両側における
各ロープストランドの谷部R1,R2に両側壁
3,4に設けている各うね部5が対応嵌合して溝
部2の底部側へ深く沈み込むと共に両側壁3,4
によりロープを両側から均等に狭持するからロー
プの保持力が強く高張力に対してもロープが滑べ
ることなく緊張することができる。またロープ止
爪11を併用した緊張器については止爪のロープ
押圧負担を軽減することができるからそれ丈けロ
ープの損傷が少なくなり、且つ又緊張時にロープ
自身の回転がない為に止爪11はロープの中心を
滑車溝部2の中心に向つて押圧することができの
で、緊張保持力が強い等々の顕著な効果がある。
第5図乃至第6図は本考案の他の実施例を示す
もので、鉄板を用いてプレス加工により滑車1の
片方の側壁3を形成し、該側壁を2個用いてうね
部5,5が互に対向するようにその胴部7,7を
接合して溶着又はリベツト等で固着することによ
り滑車1を形成したもので、大量生産によりコス
トダウンと軽量化が計れる。
第7図は本考案の更に他の実施例を示すもの
で、側壁3,4に近似うず巻放射状に複数の凸凹
部6を設けた点において、前記第1実施例と異な
るがその他及び作用効果は均等である。
また前記第1実施例のように鋳造によつて滑車
1を形成するについて、片方の側壁3を成型し、
それを2個用いて互に対向させ、両胴部7を溶着
又は固着して滑車1を形成することも可能であ
る。また前記第1実施例では止爪11と併用する
緊張器について説明したが、ロープ押圧用の止爪
にかえて押えローラーとかガイドを設け、且つ滑
車1の片側又は両側にラチエツト機構を組み合せ
てハンドルにより滑車を回転させるように構成し
た緊張器に用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の滑車の正面図、第2図はX−
X断面図、第3図はY−Y断面図、第4図は使用
状態図、第5図は他の実施例の正面図、第6図は
その側面図、第7図は更に他の実施例の正面図、
第8図は従来品の正面図、第9図はそのX′−
X′断面図、第10図はそのY′−Y′断面図、第1
1図はロープ正面図。 図中の付号1は滑車、2は溝部、3,4は側
壁、5はうね部、6は凸凹部、7は胴部、8はボ
ルト孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ロープの一端部を滑車に巻き通して緊張する
    ロープ緊張器において、滑車のV字状の溝部2
    を構成する両側壁3,4の対向する面に、ロー
    プの撚り方向に対応する方向で互に反対方向に
    側壁3,4外周より中心方向に向つて傾斜する
    複数の放射状うね部5又は凸凹部6を設けたこ
    とを特徴とするロープ緊張器用滑車。 2 滑車1を鋳造により一体に形成して成る構造
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のロープ緊張器用滑車。 3 滑車1の片方側壁3を鋳造により形成し、該
    片方側壁3を2個用いてそれに設けたうね部5
    又は凸凹部6が互いに反対方向に傾斜して、対
    向するように合着した構造を特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のロープ緊張器
    用滑車。 4 滑車1の片方側壁3は、アルミ合金、鋳鉄、
    合成樹脂を用いて形成することを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第3項に記載のロープ緊
    張器用滑車。 5 滑車1の片方側壁3を板材を用いてプレス成
    型し、該片方側壁3を2個用いてそれに設けて
    いる、うね部5又は凸凹部6が互いに反対方向
    に傾斜して、対向するように合着又は固着した
    構造を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のロープ緊張器用滑車。 6 滑車1の両側壁3,4に設けているうね部5
    又は凸凹部6は斜直線放射状又はうず巻状に設
    けた構造を特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項に
    記載のロープ緊張器用滑車。
JP1981028410U 1981-02-26 1981-02-26 Expired JPS6213632Y2 (ja)

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JP1981028410U JPS6213632Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

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JP1981028410U JPS6213632Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

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Publication Number Publication Date
JPS57139353U JPS57139353U (ja) 1982-08-31
JPS6213632Y2 true JPS6213632Y2 (ja) 1987-04-08

Family

ID=29826062

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JP1981028410U Expired JPS6213632Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2508094Y2 (ja) * 1990-03-14 1996-08-21 藤井電工株式会社 親ロ―プ緊張装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5845713Y2 (ja) * 1979-06-13 1983-10-18 藤井電工株式会社 親ロ−プ緊張装置

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JPS57139353U (ja) 1982-08-31

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