JPH0214676Y2 - - Google Patents
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- JPH0214676Y2 JPH0214676Y2 JP1984187685U JP18768584U JPH0214676Y2 JP H0214676 Y2 JPH0214676 Y2 JP H0214676Y2 JP 1984187685 U JP1984187685 U JP 1984187685U JP 18768584 U JP18768584 U JP 18768584U JP H0214676 Y2 JPH0214676 Y2 JP H0214676Y2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は平ベルトにブロツクを取り付けた高負
荷伝動用ブロツクベルト、特にベルトとブロツク
との取付態様の改良に関するものである。
荷伝動用ブロツクベルト、特にベルトとブロツク
との取付態様の改良に関するものである。
(従来の技術)
ブロツクベルトは可変速のベルト駆動装置の所
望の速度比の変化に対応して幅に対する厚みの比
率が小さな構造をとることができることから高負
荷伝動用などに広く用いられており、特開昭57−
79349号公報を始め、数多くの発明、考案が提案
されている。
望の速度比の変化に対応して幅に対する厚みの比
率が小さな構造をとることができることから高負
荷伝動用などに広く用いられており、特開昭57−
79349号公報を始め、数多くの発明、考案が提案
されている。
ところで、一般にこの種、高負荷伝動用ベルト
に要求される特性の大きなものは2つある。その
1つは屈曲性が良好であること、そして他の1つ
はベルト側面に受ける圧力に対し、充分、耐え得
る剛性を有することである。ところが、この両者
は互いに相反する特性であり、その一方の特性を
良くしようとすれば他方の特性は減殺されて了
う。
に要求される特性の大きなものは2つある。その
1つは屈曲性が良好であること、そして他の1つ
はベルト側面に受ける圧力に対し、充分、耐え得
る剛性を有することである。ところが、この両者
は互いに相反する特性であり、その一方の特性を
良くしようとすれば他方の特性は減殺されて了
う。
例えば、高負荷を伝動しようとするとき、屈曲
性を重視すればベルトが使用に耐えない大きさに
なつてしまうという障害を招く。
性を重視すればベルトが使用に耐えない大きさに
なつてしまうという障害を招く。
そこで、上述の如き各発明、考案が提案されて
いるが、通常、上記障害に対処する手段として
は、従来ゴム配合技術の改良を図るとか、金属ベ
ルトにするとか、V形ブロツクをボルト止めする
こと等が考えられて来た。しかしながら、ゴム配
合技術の改良には一定の限度があり、又、金属ベ
ルトは重量、コストの面で好ましくないことから
一般的にはボルト止めすることが多く採用されて
いる。
いるが、通常、上記障害に対処する手段として
は、従来ゴム配合技術の改良を図るとか、金属ベ
ルトにするとか、V形ブロツクをボルト止めする
こと等が考えられて来た。しかしながら、ゴム配
合技術の改良には一定の限度があり、又、金属ベ
ルトは重量、コストの面で好ましくないことから
一般的にはボルト止めすることが多く採用されて
いる。
特に、このボルト締めであるが、プーリとベル
トの摩擦力をベルトで引張ることによつて2軸間
に動力を伝えることが可能となることから、ブロ
ツクとベルトとは両者が強固に締結されているこ
とが重要となつて来る。
トの摩擦力をベルトで引張ることによつて2軸間
に動力を伝えることが可能となることから、ブロ
ツクとベルトとは両者が強固に締結されているこ
とが重要となつて来る。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、上述の如きボルト締めにおいて、た
だ平ベルトに対しブロツクが締結されているだけ
であるとすれば、第2図、第3図に示すように、
ベルトAにおけるブロツクBとプーリPとの摩擦
力からベルトAの引張ろうとする力Fと、プーリ
とブロツクとの間の摩擦力fとの剪断力によつて
ボルトa,bの部分にだけ集中応力が作用してボ
ルトの折れあるいはボルト穴の引裂き、ロープの
引張り応力の不均一分布(第3図参照)からくる
ベルト切断の要因となり、ベルトの耐久性を著し
く損ねる。
だ平ベルトに対しブロツクが締結されているだけ
であるとすれば、第2図、第3図に示すように、
ベルトAにおけるブロツクBとプーリPとの摩擦
力からベルトAの引張ろうとする力Fと、プーリ
とブロツクとの間の摩擦力fとの剪断力によつて
ボルトa,bの部分にだけ集中応力が作用してボ
ルトの折れあるいはボルト穴の引裂き、ロープの
引張り応力の不均一分布(第3図参照)からくる
ベルト切断の要因となり、ベルトの耐久性を著し
く損ねる。
本考案はかかる問題点に着目し、ベルトに側断
面弧状の凸部を設け、一方、ブロツクに側断面弧
状の凹部を設けて、両者を嵌合させると共にボル
トで締結せしめることにより前記剪断力をベルト
幅方向において均一分布となし、もつて前記の欠
点を解消せしめることを目的とするものである。
面弧状の凸部を設け、一方、ブロツクに側断面弧
状の凹部を設けて、両者を嵌合させると共にボル
トで締結せしめることにより前記剪断力をベルト
幅方向において均一分布となし、もつて前記の欠
点を解消せしめることを目的とするものである。
なお、平ベルトの上面又は上下面に一定ピツチ
の凹凸あるいは三角突条凹凸を設け、これにブロ
ツクを一体化せしめたものは本出願人によりさき
に実願昭58−69670号などにより提案されている
が、これはブロツクの取付装置を決め、その取り
付けを強固ならしめるものであるが、ボルト締め
を行うものではなく、本考案とはその問題点を異
にするものである。
の凹凸あるいは三角突条凹凸を設け、これにブロ
ツクを一体化せしめたものは本出願人によりさき
に実願昭58−69670号などにより提案されている
が、これはブロツクの取付装置を決め、その取り
付けを強固ならしめるものであるが、ボルト締め
を行うものではなく、本考案とはその問題点を異
にするものである。
(課題を解決するための手段)
しかして、上記本考案の意図する目的を達成す
る本考案の特徴は、第1図にその各例を示す如く
抗張体ロープ3を弾性体4中に埋設せしめた平ベ
ルト1の長手方向に沿つて直角所要ピツチでボル
ト等の止着材5によりブロツク2を締結配設して
なる高負荷伝動ベルトにおいて、前記平ベルト1
とブロツク2との締結接合部を他の部分より肉厚
とし、かつ平ベルト側が側断面弧状の凸部1b,
1d、ブロツク側が側断面弧条の凹部2b,2
d、である凹凸嵌合となした点にある。
る本考案の特徴は、第1図にその各例を示す如く
抗張体ロープ3を弾性体4中に埋設せしめた平ベ
ルト1の長手方向に沿つて直角所要ピツチでボル
ト等の止着材5によりブロツク2を締結配設して
なる高負荷伝動ベルトにおいて、前記平ベルト1
とブロツク2との締結接合部を他の部分より肉厚
とし、かつ平ベルト側が側断面弧状の凸部1b,
1d、ブロツク側が側断面弧条の凹部2b,2
d、である凹凸嵌合となした点にある。
又、平ベルト1とブロツク2とを締結するボル
ト、リベツト等の止着材5はベルト巾方向に適宜
間隔を有して2個用いてもよく、又、中央部1個
であつてもよいが、本考案の意図を照らして止着
材5による締結は必須である。
ト、リベツト等の止着材5はベルト巾方向に適宜
間隔を有して2個用いてもよく、又、中央部1個
であつてもよいが、本考案の意図を照らして止着
材5による締結は必須である。
(作用)
叙上の構成をもつブロツク付きの高負荷伝動ベ
ルトは、その肉厚部分で上下ブロツクをボルトに
より締結しているので上下ブロツクを強く固着さ
せ、またボルト部分に集中応力が作用して充分に
耐えることになり、その側断面弧状の凹凸嵌合に
よりブツロクの嵌合、引掛け力によつて応力の分
散が図られ、ボルト締結による固着部への応力集
中作用がなく、その結果、ボルト折損、ボルト穴
の引き裂きも起こらず、抗張体ロープにかかる引
張り応力がベルト巾方向で均一となつてベルト切
断も阻止され、ベルト寿命の大幅延長を達成す
る。
ルトは、その肉厚部分で上下ブロツクをボルトに
より締結しているので上下ブロツクを強く固着さ
せ、またボルト部分に集中応力が作用して充分に
耐えることになり、その側断面弧状の凹凸嵌合に
よりブツロクの嵌合、引掛け力によつて応力の分
散が図られ、ボルト締結による固着部への応力集
中作用がなく、その結果、ボルト折損、ボルト穴
の引き裂きも起こらず、抗張体ロープにかかる引
張り応力がベルト巾方向で均一となつてベルト切
断も阻止され、ベルト寿命の大幅延長を達成す
る。
(実施例)
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施例に
つき説明する。
つき説明する。
第1図イ,ロは本考案高負荷伝動用ベルトの各
例を示す側断面図である。
例を示す側断面図である。
同図において、aは高負荷伝動ベルト、1は平
ベルト、2は上下に配されたブロツクを示し、前
記平ベルト1はスパイラル状の抗張体ロープ3を
被覆して弾性体4が配層されており、必要に応じ
その上下両面には帆布が被着される。
ベルト、2は上下に配されたブロツクを示し、前
記平ベルト1はスパイラル状の抗張体ロープ3を
被覆して弾性体4が配層されており、必要に応じ
その上下両面には帆布が被着される。
ここで、上記スパイラル状に並列埋設された抗
張体ロープ3はポリエステル、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、あるいはガラス繊維、ワ
イヤー等から選ばれた低伸度高強力のロープ抗張
体からなり、これを被覆する前記弾性体4はNR
(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、
CR(クロロプレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、
IIR(プチルゴム)、ハイパロン(クロルスルフオ
ン化ポリエチレン)などの単一材又はこれらを適
宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタン等の樹
脂材料からなる。
張体ロープ3はポリエステル、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、あるいはガラス繊維、ワ
イヤー等から選ばれた低伸度高強力のロープ抗張
体からなり、これを被覆する前記弾性体4はNR
(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、
CR(クロロプレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、
IIR(プチルゴム)、ハイパロン(クロルスルフオ
ン化ポリエチレン)などの単一材又はこれらを適
宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタン等の樹
脂材料からなる。
又、一方、ブロツク2は、好ましくは前記平ベ
ルト1を構成する弾性体に比し剛性大なる材料、
具体的には硬度85゜以上の硬質ゴム、硬質ポリウ
レタンや、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メ
タアクリル樹脂等の各樹脂又はそれら樹脂に綿
糸、化学繊維、ガラス繊維、金属繊維などの短繊
維等を混入した強化樹脂あるいは前記樹脂を含浸
させた帆布を渦巻状もしくは積層して成形硬化し
たもの、ゴムをフリクシヨン、コーテイング、糊
引き等した帆布を渦巻状もしくは積層して成形効
果したもの等からなつている。
ルト1を構成する弾性体に比し剛性大なる材料、
具体的には硬度85゜以上の硬質ゴム、硬質ポリウ
レタンや、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メ
タアクリル樹脂等の各樹脂又はそれら樹脂に綿
糸、化学繊維、ガラス繊維、金属繊維などの短繊
維等を混入した強化樹脂あるいは前記樹脂を含浸
させた帆布を渦巻状もしくは積層して成形硬化し
たもの、ゴムをフリクシヨン、コーテイング、糊
引き等した帆布を渦巻状もしくは積層して成形効
果したもの等からなつている。
そして、上記ブロツク2は通常、逆台形形状に
形成され、前記平ベルト1に対し、該ベルトを貫
通した状態でボルト、リベツト等の止着材5によ
りベルト長手方向に所要ピツチをもつて、ベルト
巾方向にわたつて締結固着されているが、この場
合、平ベルト1に対するブロツク2の締結固着は
第1図各図にその特徴を示すように、両者の接合
面には互いに側断面弧状に嵌合し合う凹凸が設け
られ、両者は嵌合状態で止着材5によつて締結固
着されている。
形成され、前記平ベルト1に対し、該ベルトを貫
通した状態でボルト、リベツト等の止着材5によ
りベルト長手方向に所要ピツチをもつて、ベルト
巾方向にわたつて締結固着されているが、この場
合、平ベルト1に対するブロツク2の締結固着は
第1図各図にその特徴を示すように、両者の接合
面には互いに側断面弧状に嵌合し合う凹凸が設け
られ、両者は嵌合状態で止着材5によつて締結固
着されている。
即ち、イ図において平ベルト1に側断面弧状の
凹部1bが形成され、一方、ブロツク2には前記
弧状の凹部1bに嵌合する弧状の凸部2bが形成
されて両者は互いに嵌合し合つている。
凹部1bが形成され、一方、ブロツク2には前記
弧状の凹部1bに嵌合する弧状の凸部2bが形成
されて両者は互いに嵌合し合つている。
又、ロ図においては、互いに嵌合し合う側断面
波状の凹凸1d,2dが設けられている。
波状の凹凸1d,2dが設けられている。
かくして、上記の如き高負荷伝動ベルトは、動
力伝達用のベルトとしてプーリに巻掛けられて従
前のベルトと同様に使用されるが、このとき、ベ
ルトの引張ろうとする力Fとプーリとブロツク間
の摩擦力fとの剪断力は、第3図点線の如くベル
ト巾方向に均一となり、抗張体ロープにかかる引
張り応力が均一になる。そのため、ボルト折れ、
ぼルト穴引き裂き等によるボルト切断の懸念も解
消され、長期にわたりスムースな動力伝達が達成
される。
力伝達用のベルトとしてプーリに巻掛けられて従
前のベルトと同様に使用されるが、このとき、ベ
ルトの引張ろうとする力Fとプーリとブロツク間
の摩擦力fとの剪断力は、第3図点線の如くベル
ト巾方向に均一となり、抗張体ロープにかかる引
張り応力が均一になる。そのため、ボルト折れ、
ぼルト穴引き裂き等によるボルト切断の懸念も解
消され、長期にわたりスムースな動力伝達が達成
される。
(考案の効果)
本考案は以上のように、平ベルトの長手方向に
沿い直角所要ピツチでブロツクを止着材により締
結固着して配設せしめた高負荷伝動ベルトにおい
て、更に平ベルトとブロツクとの締結接合面に平
ベルト側が凸部、ブロツク側が凹部である互いに
嵌合し合う凹凸を設けたものであり、上記平ベル
トは、その肉厚部分でボルトにより上下ブロツク
を締結しているので、プーリ巻掛け時にもブロツ
ク間での屈曲可能な該凹凸に嵌合によつてベルト
巾方向にかかる剪断力を均一ならしめ、ボルト部
に集中応力が作用することなしにブロツクの引掛
け力によつて応力を分散せしめて、ボルトの折損
やボルト穴の引裂きをなくし、ロープの引張り応
力の不均一からくるベルト切断要因を排除し、更
に側断面弧状の凹凸嵌合としていることから側断
面を長方形等にし凸部を直角に立ち上げた形状に
するよりも凸部の幅を同じにした場合、凸部の体
積は小さくなり、その分、ブロツクに設ける凹部
も小さくなつてブロツクの側圧等に対する機械的
強度を格別低下させることがなく、また逆に凸部
の体積を同じにすれば凸部の形状は弧状にした
分、凸部の幅が大きくなり、それだけ伝動トルク
の変化による剪断力に対し強固に固定することが
でき、結局全体としてブロツクの強度を落とさず
に平ベルトへブロツクをより強固に固定すること
を可能としてベルト耐久性を大幅に向上せしめる
格段の効果を奏する。
沿い直角所要ピツチでブロツクを止着材により締
結固着して配設せしめた高負荷伝動ベルトにおい
て、更に平ベルトとブロツクとの締結接合面に平
ベルト側が凸部、ブロツク側が凹部である互いに
嵌合し合う凹凸を設けたものであり、上記平ベル
トは、その肉厚部分でボルトにより上下ブロツク
を締結しているので、プーリ巻掛け時にもブロツ
ク間での屈曲可能な該凹凸に嵌合によつてベルト
巾方向にかかる剪断力を均一ならしめ、ボルト部
に集中応力が作用することなしにブロツクの引掛
け力によつて応力を分散せしめて、ボルトの折損
やボルト穴の引裂きをなくし、ロープの引張り応
力の不均一からくるベルト切断要因を排除し、更
に側断面弧状の凹凸嵌合としていることから側断
面を長方形等にし凸部を直角に立ち上げた形状に
するよりも凸部の幅を同じにした場合、凸部の体
積は小さくなり、その分、ブロツクに設ける凹部
も小さくなつてブロツクの側圧等に対する機械的
強度を格別低下させることがなく、また逆に凸部
の体積を同じにすれば凸部の形状は弧状にした
分、凸部の幅が大きくなり、それだけ伝動トルク
の変化による剪断力に対し強固に固定することが
でき、結局全体としてブロツクの強度を落とさず
に平ベルトへブロツクをより強固に固定すること
を可能としてベルト耐久性を大幅に向上せしめる
格段の効果を奏する。
しかも、本考案ベルトは特に平ベルト側を凸
部、ブロツク側を凹部としているのでベルトの走
行時における屈曲の際にも平ベルト上面と上部ブ
ロツク下面間の前後部に隙間を生じて動力伝達能
力を低下させることもなく、更にベルト走行中で
の直線動と屈曲動の連続繰り返しが、上記隙間の
頻繁な開閉を伴つて平ベルト上面と上部ブロツク
の前後の下面間での衝突を繰り返して発熱や摩耗
等の原因となりベルト全体としての耐久性を損な
うこともない。
部、ブロツク側を凹部としているのでベルトの走
行時における屈曲の際にも平ベルト上面と上部ブ
ロツク下面間の前後部に隙間を生じて動力伝達能
力を低下させることもなく、更にベルト走行中で
の直線動と屈曲動の連続繰り返しが、上記隙間の
頻繁な開閉を伴つて平ベルト上面と上部ブロツク
の前後の下面間での衝突を繰り返して発熱や摩耗
等の原因となりベルト全体としての耐久性を損な
うこともない。
なお、上記の如く嵌合構成とすることにより、
ボルト1本だと往々にしてボルトを中心にブロツ
クが回転運動を起こし、スムーズな動力の伝達を
することができなかつたことをも解決し、1本の
ベルトで充分、動力をスムーズに伝達することを
可能ならしめ、ボルト使用数の減少から重量軽
減、ボルト貫通によるロープ切断機会の減少、加
工工数減によるコスト低下等の利点も発揮され
る。
ボルト1本だと往々にしてボルトを中心にブロツ
クが回転運動を起こし、スムーズな動力の伝達を
することができなかつたことをも解決し、1本の
ベルトで充分、動力をスムーズに伝達することを
可能ならしめ、ボルト使用数の減少から重量軽
減、ボルト貫通によるロープ切断機会の減少、加
工工数減によるコスト低下等の利点も発揮され
る。
第1図イ,ロは本考案に係る高負荷伝動ベルト
の各態様を示す側断面図、第2図及び第3図はベ
ルト巾方向にかかる応力の作用状態を示す説明図
である。 a……高負荷伝動ベルト、1……平ベルト、2
……ブロツク、3……抗張体ロープ、4……弾性
体、5……止着材、1b,1d……平ベルトの凹
凸部、2b,2d……ブロツクの凹凸部。
の各態様を示す側断面図、第2図及び第3図はベ
ルト巾方向にかかる応力の作用状態を示す説明図
である。 a……高負荷伝動ベルト、1……平ベルト、2
……ブロツク、3……抗張体ロープ、4……弾性
体、5……止着材、1b,1d……平ベルトの凹
凸部、2b,2d……ブロツクの凹凸部。
Claims (1)
- 抗張体ロープを弾性体中に埋設した平ベルトの
長手方向に沿つて直角方向所要ピツチでブロツク
をボルト等の止着材により締結配設してなる高負
荷伝動ベルトにおいて、前記平ベルトのブロツク
との締結接合部を他の部分より肉厚とし、かつ平
ベルト側が側断面弧状の凸部、ブツロク側が側断
面弧状の凹部である凹凸嵌合となしたことを特徴
とする高負荷伝動ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984187685U JPH0214676Y2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984187685U JPH0214676Y2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61103648U JPS61103648U (ja) | 1986-07-01 |
JPH0214676Y2 true JPH0214676Y2 (ja) | 1990-04-20 |
Family
ID=30745147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984187685U Expired JPH0214676Y2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0214676Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0331871Y2 (ja) * | 1987-03-31 | 1991-07-05 | ||
JP6144970B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-06-07 | 三ツ星ベルト株式会社 | 伝動ベルト |
-
1984
- 1984-12-11 JP JP1984187685U patent/JPH0214676Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61103648U (ja) | 1986-07-01 |
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