JPS5845194B2 - 超伝導集積回路およびその製法 - Google Patents

超伝導集積回路およびその製法

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JPS5845194B2
JPS5845194B2 JP55094808A JP9480880A JPS5845194B2 JP S5845194 B2 JPS5845194 B2 JP S5845194B2 JP 55094808 A JP55094808 A JP 55094808A JP 9480880 A JP9480880 A JP 9480880A JP S5845194 B2 JPS5845194 B2 JP S5845194B2
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insulator
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陽一 榎本
隆 犬飼
敏明 村上
実 鈴木
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • HELECTRICITY
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    • H10N60/0912Manufacture or treatment of Josephson-effect devices

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面の凹凸を生じないで素子の電極パターン、
配線パターン等を形成することにより、必要な層数だけ
回路を積層した超伝導集積回路およびその製法に関する
ものである。
従来のI Cはトランジスタを一平面にのみ配列し、配
線層もたかだか3層迄である。
このため素子の集積度を増大させるには回路全体の微細
化が唯一の手段である。
このため細線化による配線抵抗増大が生じ、伝搬遅延時
間の増加をもたらす。
第1図はジョセフソン接合素子の基本形を示したもので
、超伝導電極4と8は薄いトンネル障壁層6をはさんで
接合している。
制御線11の作る磁界によって、この特性は変化をうけ
スイッチ動作を行わせることができる。
この素子は消費電力が数10PJと小さいため、高密度
に回路を集積することが可能で、トランジスタの場合と
異なり素子を多層に積み重ねても充分冷却できる。
しかし、Si−上のり、SHの技術をそのまま用いると
表面に凹凸が生じ、多層化をはかることは難かしくなる
第2図は従来の薄膜技術により第1図の素子を基板上に
形成した場合の断面を示したものである。
第1図と異なり電極8と11の間はSiO□などの絶縁
体で埋められるが、5102の膜は下にパターンがある
所とそうでない所で高さが異なり、従って表面lこ門凸
が生ずる。
この凹凸は層数が多くなると累積され、益々ひどくなる
配線パターンのみでなく、層間を結ぶスルホールのよう
なものも凹凸の原因となる。
これらの凹凸は素子、配線の形成を困難にするのみでな
く断線故障の原因となる。
本発明は配線や層間接続(従来のスルホール)によって
生ずる各層表向の凹凸をなくシ、ジョセフソン接合素子
を何階にも積み重ねることが出来る集積回路形成法を提
供することを目的とする。
そのため、蒸着膜がレーザアニールで絶縁体から超伝導
体に変化する酸化物材料を用い、レジストを用いる工程
を含まないで配線層間接続を行うことを特徴とする。
第3図は本発明におけるレーザアニールを行ったBap
bO,75B’0.2503およびL i T 120
4の極低温での抵抗率の温度変化を示す。
倒れの物質も蒸着したアモルファス膜はIMΩmυ、土
の絶縁体である。
YAGレーザのビート径20μm1走査速度1CrfL
/秒でパワーを変えBapbQ、75 Bi o、25
03膜(厚さ4000X)に照射した結果が第3図Aで
、10Wのとき膜全体が超伝導体になり約10°にで転
移する。
7Wのときは34’にで超伝導になるが、42°にでは
常伝導体である。
これは適当な形状にすると抵抗として使用できる。
同じ<LiTi2O4膜(厚さ3500A)?こ照則し
た結果が第3図Bであり、8Wで膜全体が超伝導体(こ
なり約11.5°にで移転する。
5.5Wでは半導体になる。
後の場合は抵抗として使用できる。BaPb1 、Bi
x03は0.05<X < 0.3の範囲で超伝導にな
るが、Xが0,25で最大の転移温度を示し、Xがこの
値からずれるとこの温度は下る。
Li(x+x)”1(2−X)04は−0,2りX <
0.3で約12°にの超伝導転移をする。
超電動になるために充分なレーザパワーは両材料ともX
値に依存しない0 本発明の実施例を第4図に基づいて説明する。
シリコン(Si)またはアルミナ(A1203)などの
基板1の上に組成物のB a P b + −x B
lx O3(0,05<x <0.30 )またはL
I (t+x)T I (2−4)04 (0,2<X
<0.3 )を3000〜5000A厚に蒸着して絶縁
体層3を形成する。
これらの組成物材料は基板温度を常温(こして蒸着する
とアモルファスになるが、レーザアニール番こより上記
のように超伝導体又は半導体(抵抗体)にすることがで
きる。
このような方法で先づレファランス層2を形成する。
1.・−ザの照射条件は第3図と同じパワー密度と走査
速度である。
レファランス層2内にクリアランスを設けるときは適当
なパターンのマスクを用いる。
上記組成物を用いて層3のアモルファス膜約1μmを蒸
着し、レーザアニールで電極4および配線4′を形成す
る。
この場合、超伝導体の厚さは数100OAでよいから毛
査時間を早くしてよい。
20μm以下のパターンでは適当なパターンをもったマ
スクを用いる。
層2と4および4′とはストjツブ線路を構成する。
B a P b 1− x B lx 03の場合は本
出願人の特許54−143126によりトンネル障壁層
6としてBa5n03(厚さ1.0〜30A)。
SrP bl −XB l x03 (0,05りx
<0.3) (100〜300A)を蒸着する。
L+ 6 +X )”(2x)04の場合はL iの過
剰な■、!(1+x4−a)Ti(2−x)04(1+
X十α>0.33.厚さ10〜30A)を蒸する。
後者については本出願人の特許5416456Hこ詳述
されている。
トンネル障壁の両側の超伝導電極の表面に他の物質が付
着して汚れていると正常なジョセフソン接合が形成され
ないので、層6を形成する@に真空中で下層3の表面を
クリーニングし、直ちσこ層6を蒸着し、引続き同じ真
空中でBaPb(1−x)Bix03又はLi(1+x
)Ti(2−X )Q3を蒸着して、3000〜500
0A厚の絶縁体層7を形成する。
真空から取出し、層7の1/−ザアニールにより、ジョ
セフソン接合上部電極8、配線8′、層間接続9等を形
成する。
層間接続のパターンは丸い点の配列なのでマスクを通し
てレーザを照射して形成する。
層10を上記組成物を用いて11zm程度蒸着形成し、
レーザアニールGこより制御線11、配線および層間接
続12を形成する。
同じく層13を上記組成物を用いて1−μm程度蒸着形
威し、層間接続14をレーザアニールlこより形成する
層間接続には配線より照射時間を長くシ、十層迭超伝導
体でつながるよう注意が必要である。
上部との電磁的遮へいのためレーザアニールによりl/
ソファンス2を層13中に設ける。
以上で配線4′と層間接続9の間Oこジョセフソン接合
の部分と同じ物質の層が介在するが、回路の動作時に磁
界が印加されないので、ある制限値以Fの電流では零電
圧に保たれ、層間接続の役割に支障を来たさない。
第5図は第4図で述べた方法を繰返すことにより、基板
1のLに第1階から第N階まで超伝導回路を積み重ねた
構造の三次元集積回路の断面の部を示すものである。
各階層の回路は超伝導体のレファランス層に仕切られ、
マイナス効果によって相互間の電磁的誘導は遮断されて
おり、階層間の接続はクリアランス17を通る配線で行
われる。
チップの入出力端子は例えば16のようにして設け、こ
の土(こPb−8n半田を蒸着しておく。
第6図はチップの入出力端子の配列のパターンを示し、
端子数に応じ第6図A−Cを用いる。
また第7図はチップの断面を示す。
通常は第7図Aの構造を用いるが、第1図Hのようにチ
ップの両面に回路を設けることがある。
第7図Bの場合はあらかじめ点線で示すスルホール18
で両側が接続され、端子19が設けられた基板1′を用
いる。
この構造の集積回路は集積度が向上するのみでなく、片
側から入力し、厚さ方向に信号が処理され、右の側から
出力を取出すことができ、処理すべき信号数が多い場合
に適用される。
以−L説明したように本発明においてはL/シストを使
ってパターン形成する工程がないので、酸、アルカリに
よって薄膜が侵されることもなく、工程数を大幅に節約
できる。
また、エツチングで各層表向に凹凸を作る工程がないの
で、理論的には何階層lこも回路を積み重ねることがで
き、回路の微小化と合わせて用いれば、シリコン−Eの
トランジスタによるLSIをはるかに越える集積化が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のジョセフソン接合素子の斜視図、第2図
は従来の製法によるジョセフソン接合素子の断面図、第
3図Aおよび13は本発明におけるレーザアニールの効
果を示すグラフ、第4図は本発明の一実施例による超伝
導集積回路の説明図、第5図は超伝導回路を第N階まで
枯層した超伝導集積回路の説明図、第6図は回路を構成
するチップ入出力端子の配列を示す平面図、第7図はチ
ップの説明図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・レファランス層、
3・・・・・・絶縁体層、4・・・・・・ジョセフソン
接合下部電極、4′・・・・・・配線、5・・・・・・
層間接続、6・・・・・・トンネル障壁層、7・・・・
・・絶縁体層、8・・・・・・ジョセフソン接合り部電
極、8′・・・・・・配線、9・・・・・・層間接続、
10・・・・・・絶縁体層、11・・・・・・制御□□
線、11′・・・・・・配線、12・・・・・・層間接
続、13・・・・・・絶縁体層、14・・・・・・層間
接続、15・・・・・・絶縁体層、16・・・・・・入
出力端子、17・・・・・・クリアランス、18・・・
・・・基板内スルホール、19・・・・・・基板両面の
接続端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上(こ形成された絶縁体膜と、この絶縁体膜中
    に形成されたジョセフソン接合電極とを包含し、上記絶
    縁体膜は組成物のBaPb1−xBix03(0,05
    <x<:0.3 )又はL I (t + X)TI
    (2−x)04(−0,2<x<0.3 )から成り、
    上記電極は上記絶縁体膜にレーザビームを選択的に照射
    することにより形成されることを特徴とする超伝導集積
    回路。 2 基板上にBaPb1−xBix03(005くXく
    0.3)又はLl(IX)”(2−X)04(0,2<
    Xり0.3)で示される組成物を蒸着して、絶縁体膜を
    形成し、この絶縁体膜σこレーザビームを選択的に照射
    してこの中にジョセフソン接合電極を形成することを特
    徴とする超伝導集積回路の製造方法。 3 上記レーザビームの照射は所定パターンを有するマ
    スクを介して実施される特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 4 基板と、この基板上に形成されたレファランス層と
    、このレファランス層十0こ形成された第1の絶縁体層
    と、この第1の絶縁体層中に形成されたジョセフソン接
    合の下部電極と、上記第1の絶縁体−Lに形成されたト
    ンネル障壁層と、この障壁層上に形成された第2の絶縁
    体層と、この第2の絶縁体層中に形成されたジョセフソ
    ン接合の上部電極と、上記第2の絶縁体上に形成された
    第3の絶縁体層と、この第3の絶縁体層中にぞれそれ形
    成された制御線および層間接続体とを包含し、上記第1
    、第2および第3の絶縁体層はそれぞれ組成物のB a
    P b (1−X ) B t x 03 ((10
    5< x < 03)の蒸着によって形成され、寸二記
    しファランス層、上記下部電極、上記上部電極、上記制
    御線および上記層間接続体はそれぞれ上記各絶縁体層O
    こレーザビームを選択的lこ照射することlこより形成
    され、そして上記1−ンネル障壁層は組成物のB a
    S n 03又は5rPb(1−x)Bix03(0,
    05<Xくo、3)の蒸着によって形成されることを特
    徴とする超伝導集積回路。 5 上記第1、第2、第3の絶縁体層はそれぞれ組成物
    のL j (1+ X )Tj (2−X )04(−
    0,2<X<0.3)の蒸着によって形成され、上記レ
    ファランス層、上記下部電極、上記上部電極、上記制御
    線、および上記層間接続体はそれぞれ上記各絶縁体層に
    レーザビームを選択的に照射することにより形成され、
    そして上記トンネル障壁層は組成物のLi(1+x+a
    )Ti(2,)04(]+x+α>0.33)の蒸着に
    よって形成されることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載の超伝導集積回路。
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