JPS5844371B2 - 調理機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高速回転をする調理機に関し、容器の底部で撹
拌羽根の円板を回転させることにより、撹拌羽根を高速
回転して卵やクリームの泡立てを行なうようにしたもの
である。

従来、卵やクリームの泡立てができる調理機は、撹拌羽
根の回転は低速（約５０Ｏｒｐｍ）であり、泡立ての時
間が長くかかった。

高速回転するものでは、材料の飛び散りが激しく、また
泡が破壊されてしまい泡立が不可能であった。

本発明はこのような従来の問題を解消したものであり、
フードプロセッサ等の調理機を利用して効果的に泡立て
を行なえるようにしたものである。

以下、図面において本発明の実施例について説明する。

図において、１は本体、２は本体１の裏板、３は本体１
内のモータ、４はモータ軸に取り付けられた冷却ファン
、５はモータ軸４の小プーリ、６はベルト、７は小プー
リ５より動力をうける大プーリ、８はモータ３等を支持
したシャーシ、９は回転軸であり、下部に犬プーリ７が
取り付けられており、上部は各種のカッターが取り付け
られるようになっている。

１０は本体上に載置される容器で、その中央に回転軸９
が突出している。

１１は容器ツク、１２は容器１０の中に嵌合された小容
器であり、内側面に断面三角状のリブ１３が一つあるい
は複数縦方向に設けである。

１４は容器１０内の回転軸９に着脱自在に取付けた撹拌
羽根であり、下部には小容器１２の底部に近接してほぼ
水平な円板１５を備えており、円板１５の上下面のいず
れか又は両方に複数の放射状の溝１６を有している。

次に動作について説明する。

本体１に容器１０を嵌合させ、さらに容器１０の中に小
容器１２を入れる。

次に撹拌羽根１４を回転軸９に取り付ける。

卵あるいはクリーム等の材料を小容器１２に入れ、容器
１０に容器ツク１１を嵌合させる。

モータ３の回転はモータ軸に固定された小プーリ５とベ
ルト６と回転軸９に固定された犬プーリ７により回転軸
９に伝えられ、撹拌羽根を回す（約２８００〜３０００
ｒ ｐｍ）。

撹拌羽根１４の下部に備えられた円板１５上にある材料
は円板上面に放射状に設けられた溝１６の抵抗により回
転し、小容器１２の側面に設けられたリブ１３により撹
拌が促進され泡立てが行なえる。

なお、泡立て以外の使用は、小容器１２を取除き、別設
のカッターを回転軸９に装備すれば、野菜や肉類のみじ
ん切り、輪切りなどがカッターの種類に応じて行なえる
。

上記説明のように本発明は攪拌羽根の下部に円板を設け
、円板に、放射状の溝を付けることにょリ、高速回転を
しても、材料は円板上の溝による抵抗たけで撹拌され、
激しい飛び散りがなく、高速回転による泡の破壊もなく
、泡立てることができるものである。

また高速回転であるため、短時間で泡立てることができ
、他の機能との関係上、回転速度を変えることができな
い場合には非常に有効である。

なお泡立て単独の機能をもった調理機であってもよいこ
とはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明調理様全体の断面図、第２図は撹拌羽根
と小容器の分解斜視図、第３図は撹拌羽根の円板の溝部
分の断面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・裏板、３・・・・
・・モータ、９・・・・・・回転軸、１０・・・・・・
容器、１３・・・・・・リブ、１４・・・・・・撹拌羽
根、１５・・・・・・円板、１６・・・・・・溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 材料を収容する容器内に、容器の底面に近接しほぼ
   水平方向に回転する円板を備えた撹拌羽根を設け、この
   撹拌羽根の円板に放射状の溝を設けたことを特徴とする
   調理機。 ２ 容器内壁には１つあるいは複数のリブを設けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の調理機。