JPS6058644B2 - 調理機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容器の底部で攪拌体を回転させることにより
、卵や生クリームの泡立てを行なうようにした調理機に
関するもので、特に攪拌体の形状を改善することにより
、より良質の泡立てができるようにしたものである。

従来、卵や生クリームの泡立てができる調理機は、攪
拌体の回転が低速（約５００にμｍ）であり、泡立ての
時間が長く（５〜１吟）かかつた。

高速回転するものでは、材料の飛び散りが激しく、また
泡が破壊されてしまい泡立てが不可能であつた。 本発
明はこのような従来の問題を解消したものであり、ワー
ドフロセッサー等の調理機を利用して効果的に泡立てが
行なえるようにしたものである。

以下、図面にもとづき本発明の一実施例について説明
する。

図において、１は調理機の本体、２は本体１の裏板、３
は本体１内のモータ、４はモータ軸３’に取り付けられ
た冷却ファン、５はモータ軸３’の小プーリ、６はベル
ト、７は小プーリ５よりベルト６を介して動力をうける
大プー リ、８はモータ３等を支持したシャーシ、９は
回転軸であり、下部に大プーリ７が取り付けられており
、上部は各種のアタッチメントが取り付けられるように
なつている。１０は本体１上に載置される容器で、その
中央の筒状部１０′を通して回転軸９が突出している。

１１は容器１０の開口部をおおう容器蓋である。

１２は容器１０内の回転軸９に着脱自在に取り付けた攪
拌体であり、下部には容器１０の底部に近接して円板１
３を備えており、円板１３と容器１０の底面との隙間ａ
が変化するよう円板１３の片方を高くした傾斜面として
ある。

次に動作について説明する。

本体１に容器１０を嵌合させ、次に攪拌体１２を入れる
。卵あるいは生クリーム等の材料を容器１０内に入れ、
容器１０に容器蓋１１を嵌合させる。モータ３の回転は
モータ軸３’に固定された小プーリ５とベルト６と回転
軸９に固定された大プーリ７により回転軸９に伝えられ
、攪拌体１２を回す（約ｊ２２００にμｍ）。 ここで
実施例の場合、円板１３の片方を高くしてあるので、攪
拌中の卵や生クリーム等の材料を間歇的に上方へと押し
上げ、材料の攪拌を十分にするという効果を有している
。

また、円板１３の；下面と容器１０の底面との隙間ａの
大きい方よりは、空気が矢印Ａの通路を通つて攪拌中の
材料へ抵抗少なく効率良く供給され、泡立ての効果を高
くできるとともに、隙間ａの小さい方は円板１３の回転
により、容器１０の底にたまつた材料を効率よく外周へ
と案内するので、容器１０の底に泡立てられない材料が
残ることはないという長所をも有している。なお、泡立
て以外の使用は、別設のアタッチメントを回転軸９に装
備すれば、野菜や肉類のみじん切り、輪切りなどがアタ
ッチメントの種類に応じて行なえる。上記説明のように
本発明は、円板と容器の底面との隙間が変化するように
したことにより、材料の攪拌を十分に行なわすことがで
きるとともに、空気の混入が十分であり良質の泡立てが
行なえるものである。

また高速回転であつても円板であるため泡の破壊がなく
、短時間（３０〜仙秒）で泡立てることができるもので
、他の機能との関係上、回転速度を変えることができな
い場合には非常に有効である。なお泡立て単独の機能を
もつた調理機であつても良いことはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す調理機全体の断面図、
第２図は容器部分の拡大断面図、第３図は攪拌体を上方
より見た場合の平面図である。 １・・・・・・本体、３・・・・・・モータ、９・・・
・・・回転軸、１０・・・・・・容器、１１・・・・・
・容器蓋、１２・・・・・攪拌体、１３・・・・・円板
、ａ・・・・・・隙間。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 材料を収容する容器内に、容器の底面に近接して回
   転する円板を備えた撹拌体を設け、この攪拌体は円板と
   容器の底面との隙間が変化するよう円板の一部を高くし
   てなる調理機。