JPS5840161A - ロ−タリ−分級機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、川底等よ）採掘した土砂を骨材分級機で水洗
選別したとき生じる砂混合水から、沈殿砂を水や泥と分
級して採取するために使用するロータリー分級機に関す
る。

従来、コンクリート・アスファルト路盤用の骨材川砂と
して重用されている、河川の沈殿砂を採取するためのロ
ータリー分級機は、砂採取口及び排水口を有する回転ド
ラム内で沈殿し移送される沈殿砂を掻上羽根で持ち上げ
搬出コンベヤ表どの搬出部材上に落下させてドラム外に
導出させるようになっている。

このロータリー分級機の砂分級の際、回転ドラム内の底
部に沈殿する砂は、回転ドラムの回転に伴いらせん羽根
の作用によ抄ある程度−み洗いされ、ごみや泥等の不純
物（比重が小さい）を離脱しながら砂採取口側へ搬送さ
れる。これらの不純物は浮上し排水口側へ移送され、水
とともに回転ドラム外へ排出されるが、砂の洗浄度が不
充分であるばかにでなく、沈殿砂は掻上羽根ですくい上
げられるだけなので砂の採取効率、砂の脱水状態も良好
でないなどの欠点があった。

本発明はこれら従来の問題点を解消するため原水から砂
を効率よく採取できるとともに、採取砂の洗浄度を著し
く向上した状態で且つ脱水状態も良好な砂として回収で
きるロータリー分級機を提供することにある。

すなわち本発明のロ−タリー分級機は、回転ドラム内の
沈殿砂をらせん羽根等によって砂採取口へ向けて搬送す
ると共に、該砂を多段式に水洗及び脱水する仁とによっ
て、洗浄度及び脱水度良好の砂を大量に得ることが出来
るように構成したものである。

本発明の実施例を図面を参照して説明する−と、水平に
′架設された回転ドラム１　（以下ドラムという）の一
端に第１環状仕切板２を設けて排水口３が、また他端に
第２環状仕切板４を設けて砂採取口５がそれぞれ開口さ
れている。前記排水口３と砂採取口５の間のドラム１内
壁に、３枚の中間環状仕切板を配設することによって、
ドラム１内に四つの区画室が形成されている。すなわち
、排水口３から砂採取口５に向かって順に、第１中間環
状仕切板６．第２中間環状仕切板７及び第３中間環状仕
切板８を配設することによって、第１区画室９．第２区
画室１０．第３区画室１１及び第４区画室１２が形成さ
れている。

これら中間環状仕切板ならびに前記第１環状仕切板２及
び第２環状仕切板４の開口部の径は、排水口３側から砂
採取口５儒に向かって順に小さくしてあシ、前記各区画
室内の水位が砂採取口５側から排水口３側に向かって順
に低くなるようになっている。

前記第１区画室９内のドラム１内壁に、沈殿砂を第１中
間環状仕切板６へ向けて移送するためのらせん羽根１３
が突設されていると共に、該らせん羽根１３終端部に、
かつ第１中間環状仕切１１［６に接して透水性材料から
なる板状の第１掻上羽根１４が放射状に配設され、さら
に原水投入シュー、ト１５がその原水投入口が前記第１
掻上羽根１４に接近するように、また該第１掻上羽根１
４から落下する砂を受けて前記第２区画室１０へ供給す
るための透水性材料からなる第１シユート１６がそれぞ
れ配設されている。

前記第１区画室９乃至第４区画室１２を形成するドラム
壁には全周にわたって弾性材料又は可撓性材料例えばゴ
ム板、プラスチック板、バネ鋼鋼板などが適用されてい
る（以下、この部分のドラム壁を弾性リング１７という
）。なお、第１区画室９については、この弾性リング１
７は第１掻上羽根１４の配設部位のみに設けられている
。

これら第２区画室１０乃至第４区画室１２内には、それ
ぞれ透水性材料（又は不透水性材料）からなる板状の第
２掻上羽根１８．第３掻上羽根１９及び第４掻上羽！Ｉ
！２０が前記各中間環状仕切板又は第２環状仕切板４に
接してかつ前記弾性リング１７内面との間に間隙を有す
るように配設されていると共に、前記それぞれの掻上羽
根から落下する砂を受けて隣接する前記区画室に供給す
るための又はドラムシュート２１．第３シユートｎ及び
第４シユート囚が配設されている。

また、前配四つの弾性リング１７のそれぞれの底部外面
に繰返し衝撃を与えるための衝撃部材として下部振動装
置Ｕ及びこれら下部振動装置Ｕの配役位置と反対側の弾
性リング１７の頂部外面に前記下部振動装置冴と基本的
に同一構造の上部振動装置２５（又は前記頂部を撓ませ
るための抑圧部材）が配設されている。

さらに、前記第１シユー）　１６乃至第４シー〜ト幻、
前記第２掻上羽根１８乃至第４掻上羽根加の直上部には
それぞれ洗浄用水の散水管部、２７が配設されている。

なお、例えば第４区画室１２０弾性リング１７に配設し
た前記上部振動装置筋について説明すると（第４図及び
第５図参照）、これは、バイブレータなどの発振機３１
．フレーム羽、軸受蕊、軸３３′、ロールＵ、ボルトオ
、ばね蕊、ナラ）３７及びばね蕊の固定用部材などから
形成されてお〕、発振機３１の振動はフレーム３２→軸
３３′→ロール蕊→弾性リング１７の順に伝わるように
構成されている。このロールＵはドラム１の回転に従動
して回転するようになっている。第４図及び第５図中、
易は吊架台である。

しかして、ドラム１の第１区画室９内に投入された原水
中の砂はドラム１底部に沈殿すると共にらせん羽根１３
によって第１掻上羽根１４まで移送され、次いで該第１
掻上羽根１４によって天井部に移送されたのち第１シユ
ート１６内に次いで第２区画室１０に落下する。以下、
この沈殿砂は第２掻上羽根１８．第２シュート２１．第
３掻上羽根１９．第３シュートｎ、第４掻上羽根加、第
４シユート囚を経てドラム１外に排出される。前記第１
シユート１６乃至第３シユー）２２内において、及び第
２区画室１０乃至第４区画室１２内において、それぞれ
散水管力、２７からの清水によって多段式に洗浄される
と共に、該洗浄によって分離した浮遊性の不純物等は第
１区画室９を経て排水口３からドラム１外へ排出される
が、この場合水洗と並行して各区画室内底部の沈殿砂は
下部振動装置スによって振動脱水及び洗浄作用を受ける
。

ここで、例えば第４区画室１２内における洗砂作用を更
に詳細に説明すると、第４区画室１２には砂が洗浄水と
共に落下するが、泥分、浮遊性不純物は比重小のため直
ちに第３中間環状仕切板８から第３区画室１１内に溢流
すると共に、洗浄砂は比重大のため第４区画室１２底部
に向かって沈降する。

この場合、散水管ｒからの洗浄水によって向流式に洗浄
されながら沈殿するが、仁の洗浄水は前記と同様にして
第３区画室１１に溢流し、前記沈ａｔは弾性リング１７
に与えられる繰返し衝撃によって、該沈殿砂に付着して
いる不純物を離脱すると共に締ま夛状態に脱水されなが
ら第４掻上羽根加によって天井部に向けて移送される。

天井部まで移送された沈ＷＮ費は第４掻上羽根加。

加間でしっかシ保持されているので通常は天井部へ来て
も落下しないが、ζこで上部振動装置筋により弾性リン
グ１７を介して与えられる繰返し衝撃により効果的な落
下作用を受け、円滑に第４シエ−）２３に落下したのち
ドラム１外に排出される。

前記第４掻上羽根加上の沈殿砂は（従来装置では多量の
水分を同伴するものであったが）、脱水されかつ締まシ
状態になっているから皺羽根１枚轟た９の掻上量すなわ
ち搬送容量が着しく増大する利点があり、したがって大
量処理に効果的である。

このように、この実施例においては砂は、散水管圀によ
って３度、散水管ｒによって３度、前記掻上羽根によっ
て３度水洗乃至不純物離線作用を受ける。しかも、各区
画室において下部振動装置必によって脱水されたのち洗
浄されるので、極めて効果的な水洗が行なわれる。

本発明においては、第３図のように前記各区画室内に掻
上羽根によシ掻き上げられた沈殿砂が落下するのを防止
するためのガードプレート部をその下端部がドラム１の
液面下に浸漬された状態で設け、仕切板として機能させ
るようにすれば、浮遊物が掻き上げられつつある砂に付
着するのを防止するのに効果的である。

また、排水口３近辺の水面下に傾斜板沈降装置を配設し
たり、前記シュートの代わりに透水性材料からなるベル
トコンベヤを適用したり、シュート内に回転撹拌棒など
の攪拌部材を配設したシ、上部振動装置郷又は下部振動
装置Ｕの代わりに槌打装置を配設することもできる。

さらに、前記実施例において前記上部振動装置怒の代わ
りに加圧水又は加圧空気の噴出機構を前記各掻上羽根間
に配設したり、各区画室内底部に加圧空気噴出機構を配
設するの本効果的であり、洗浄用水の供給機構を散水管
２６又はコのみとした沙、散水管２６は第１シユート１
６及び第２シユート２１のみに、散水管２７は第４区画
室１２のみに配設しても同様の効果が得られる。

なお、各区画室で生じた沈殿砂の洗浄排水の排出を迅速
に行なうことができるようにするために、各区画室間に
洗浄排水の溢流水排出室を設けて４よい。その構造の具
体例としては、２枚の環状仕切板とドラム壁によって区
画室を形成すると共に、該ドラム壁に放射状に排水孔を
開口すればよい。

以上述べたように本発明によれば、大量の沈殿砂を多段
式に極めて効果的に洗浄及び搬送でき良質な砂が得られ
ると共に、砂に繰返し衝撃が与えられるため分級効率も
大幅に向上でき、かつ洗浄効果もあｉられ、脱水状態も
良好でそのまま使用場所への搬送が４鮪であ賦などの利
益が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は右側面図、第３図は第１図１−１ｍによる断面図、
第４図及び第５図はそれぞれ上部振動装置の正面図及び
側面図である。 １・・・ドラム、２・・・！Ｊ１環状仕切板、３・・・
排水口、４・・・第２環状仕切板、５・・・砂赫取晶、
６・第１中間環状仕切板、７・・・第２中間環状仕切板
、８・・・第３中間環状仕切板、９・・・第１区画室、
１０・・・第２区画室、１１・・・第３区画室、１２・
・・第４区画室、１３・・・らせん羽根、１４・・・第
１掻上羽根、１５・・・原水投入゛シェ−）、１６・第
１シユート、１７・・・弾性リング、１８・・・第２掻
上羽゛根、１９・・第３掻上羽根、（至）・・・第４掻
上羽根、２１・・・第２シユート、ｎ・・・第３シユー
ト、２３・・・第４シユート、冴・・・下部振動装置、
δ・・・上部振動装置、２６　、２７・・・散水管、銘
・・・ガードプレート。 特許出願人　荏原工機株式会社 代理人弁理士　端　　山　　五　　− 同　　弁理士　千　　１）　　　　稔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　砂を含む混合水を投入し底部に砂を沈殿させる回転
   ドラムの両側開口部の一方が排水口。 他方が砂採取口とされ、前記回転ドラム内の・沈殿砂を
   前記砂採熾口備へ搬送させ水中よ〉すくい上げて天井部
   まで搬送し落下可能とされ、さらに落下する砂を受けて
   曽記−転ドラム外へ伊を搬出する搬送部材が配設された
   ロータリー分級機において、前記ドラム内に仕切板を設
   けて少なくと４二つの区画室を形成し、これら区画室の
   それぞれに沈殿ｐのすくい上げ部材と皺すくい上は部材
   から落下する沈殿砂を隣接する前記区画室又は前記ドラ
   ム外へ搬送するための搬送部材を配設すると共に、前記
   各区画室の下方部に沈１０の繰返し衝撃による脱水機構
   、前記各区画室の頂部に前記すくい上げ部材によ）すく
   い上けられた脱水砂の落下促進機構をそれぞれ配設し、
   吉らに前記各区画室の少なくとも一つに費の洗浄用水の
   供給機構を配設したことを４Ｉ像とするロータリー分級
   機。 ２　前記脱水機構が、前記ドラ＾鷹部外両に設けられた
   加振部材又は槌打部材である特許請求の範囲第１項記載
   のロータリー分級機。 五　前記落下促進機構が、前記ドラム頂部外画に設けら
   れた加振部材、＠打部材又は抑圧部材であ□る特許請求
   の範囲第１）ｊ［又は第２項記載のロータリー分級機。 ４、　前記各区画室を形成するドラム壁のうち前記脱水
   機構又は落下°促進機構の配゛設部“位が、ドラムの全
   周にわたって弾性材料又は回部性材料によつて形成され
   ているものである特許請求の範囲第１項、第２項叉は第
   ３項記載のロータリー分級機。　　　　　′ ＆　前記仕切板が環状′のものでありて、前記砂採歳口
   直近の区画室内の水が履次前記排水口ヘ向かって溢流す
   るように配設されたものである特許請求の範囲第１項、
   第２項、第３項又は第４項記載のロータリー分級機。 瓜　前記各区画室が、該区画室内の溢流水の排出室を介
   して連設されているものである特許請求の範囲第１項、
   第２項、第３項又は第４項記載のロータリー分級機。 ｌ　前記洗浄用水の供給機構が、前記各区画室の搬送部
   材に、及び／又は前記各区画室の底部に配設された亀の
   である特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項
   、第５項又は第６項記載のロータリー分級機。 ａ　前記すくい上げ部材が、透水性材料からなる板状掻
   上羽根であって、前記ドラム内面に沿って放射状に配設
   されたものである特許請求の範囲第１項、第２項、第３
   項、第４項。 第５項、第６項又は第７項記載のロータｔＪ　−分級機
   。 ９　前記搬送部材が、透水性材料からなるシュートであ
   る特許請求の範囲第１項、第２項。 は第８項記載のロータリー分級機。