JP2684524B2 - 浮沈分離機 - Google Patents
浮沈分離機Info
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- JP2684524B2 JP2684524B2 JP6248309A JP24830994A JP2684524B2 JP 2684524 B2 JP2684524 B2 JP 2684524B2 JP 6248309 A JP6248309 A JP 6248309A JP 24830994 A JP24830994 A JP 24830994A JP 2684524 B2 JP2684524 B2 JP 2684524B2
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- Japan
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- separation
- water
- tank
- separating
- screen
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- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分離用水に原料を投入
して沈澱物(例えば砂利や砕石等)と浮遊物(例えば木
材や紙類やプラスチック類等)とを自動的に分離する浮
沈分離機に関する。
して沈澱物(例えば砂利や砕石等)と浮遊物(例えば木
材や紙類やプラスチック類等)とを自動的に分離する浮
沈分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、河川敷から砂利や砕石を採掘し
たり、ダムや河川等を浚渫した場合、砂利や砕石や土砂
の中に、流木、埋木等の木材や紙類やプラスチック類な
どのゴミが少なからず混入している。従来、このような
場合のゴミを自動的に分離除去するのに適した装置がな
かったため、人手によることが多く、取り扱う砂利や砕
石や土砂が大量でしかも水分を多く含んでいるため、手
間のかかる重労働であった。
たり、ダムや河川等を浚渫した場合、砂利や砕石や土砂
の中に、流木、埋木等の木材や紙類やプラスチック類な
どのゴミが少なからず混入している。従来、このような
場合のゴミを自動的に分離除去するのに適した装置がな
かったため、人手によることが多く、取り扱う砂利や砕
石や土砂が大量でしかも水分を多く含んでいるため、手
間のかかる重労働であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、採掘
又は浚渫して得た砂利や砕石や土砂等から、流木、埋木
等の木材や紙類やプラスチック類などのゴミを、自動的
にかつ能率的にしかも的確に分離することができるばか
りでなく、その分離に使用する用水及び砂鉄を有効に再
利用できる浮沈分離機を提供することにある。
又は浚渫して得た砂利や砕石や土砂等から、流木、埋木
等の木材や紙類やプラスチック類などのゴミを、自動的
にかつ能率的にしかも的確に分離することができるばか
りでなく、その分離に使用する用水及び砂鉄を有効に再
利用できる浮沈分離機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端を原料投
入部、他端を分離排出部とした横長半円筒形又は横長円
筒形の分離槽と、この分離槽の原料投入部へ分離用水を
供給する分離用水供給系と、原料投入部から投入されて
分離用水に浮遊した浮遊物を一端から導入するため、分
離用水に下部を没入させるように分離槽内に配置された
横長円筒網状の回転スクリーンと、この回転スクリーン
を回転させるスクリーン回転駆動装置とを備え、分離槽
内の分離用水を他端の分離排出部からオーバーフローさ
せるため、分離槽の底面を他端の分離排出部へ向かって
上向きに傾斜させ、回転スクリーンの外周面に、沈澱物
を分離槽の底面に沿って分離排出部へ搬送する外スパイ
ラルフィンを設けるとともに、回転スクリーンの内周面
に、該回転スクリーンに入った浮遊物を分離排出部へ搬
送する内スパイラルフィンを設けた浮沈分離機におい
て、次のような手段を設けたことを特徴とする。 分離用水供給系に設けられ、比重調整のための砂鉄
を分離用水に混合させる比重調整槽。 分離槽の分離排出部から分離用水と共に排出された
沈殿物を、シャワー水により水洗しながら振動篩いによ
り分離するとともに、分離用水を回収する篩い分離装
置。 これにて回収された分離用水から砂鉄を磁力を利用
して回収する砂鉄回収器。 砂鉄回収後の分離用水から泥分を分離する泥分分離
器。 該泥分分離器の上澄水を前記比重調整槽に供給する
上澄水供給系。 分離槽の一端へエアーを噴入し、前記原料投入部に
おいてエアーレーションするエアーレーション装置。
入部、他端を分離排出部とした横長半円筒形又は横長円
筒形の分離槽と、この分離槽の原料投入部へ分離用水を
供給する分離用水供給系と、原料投入部から投入されて
分離用水に浮遊した浮遊物を一端から導入するため、分
離用水に下部を没入させるように分離槽内に配置された
横長円筒網状の回転スクリーンと、この回転スクリーン
を回転させるスクリーン回転駆動装置とを備え、分離槽
内の分離用水を他端の分離排出部からオーバーフローさ
せるため、分離槽の底面を他端の分離排出部へ向かって
上向きに傾斜させ、回転スクリーンの外周面に、沈澱物
を分離槽の底面に沿って分離排出部へ搬送する外スパイ
ラルフィンを設けるとともに、回転スクリーンの内周面
に、該回転スクリーンに入った浮遊物を分離排出部へ搬
送する内スパイラルフィンを設けた浮沈分離機におい
て、次のような手段を設けたことを特徴とする。 分離用水供給系に設けられ、比重調整のための砂鉄
を分離用水に混合させる比重調整槽。 分離槽の分離排出部から分離用水と共に排出された
沈殿物を、シャワー水により水洗しながら振動篩いによ
り分離するとともに、分離用水を回収する篩い分離装
置。 これにて回収された分離用水から砂鉄を磁力を利用
して回収する砂鉄回収器。 砂鉄回収後の分離用水から泥分を分離する泥分分離
器。 該泥分分離器の上澄水を前記比重調整槽に供給する
上澄水供給系。 分離槽の一端へエアーを噴入し、前記原料投入部に
おいてエアーレーションするエアーレーション装置。
【0005】
【作用】採掘又は浚渫して得た砂利や砕石や土砂等を、
分離用水が入った分離槽の原料投入部へ投入すると、砂
利や砕石や土砂等は分離槽の底部に沈澱するのに対し、
木材や紙類やプラスチック類などのゴミは浮遊する。分
離用水は、砂鉄を混入して比重調整してあるので、通常
の水では沈澱してしまうゴミ(例えば埋木やプラスチッ
ク廃棄物など)でも浮遊する。分離槽内の分離用水は他
端の分離排出部へ向かって流れているため、浮遊したゴ
ミは横長円筒網状の回転スクリーン内に入る。そして、
このゴミは、回転スクリーンの回転に伴いその内周の内
スパイラルフィンによって撹拌されながら他端の分離排
出部へ搬送される。この間、ゴミに付着している砂利や
砕石や泥分等は、回転スクリーン内での撹拌水洗い作用
により分離され、回転スクリーンの網目を通り抜けて分
離槽の底部に沈澱する。
分離用水が入った分離槽の原料投入部へ投入すると、砂
利や砕石や土砂等は分離槽の底部に沈澱するのに対し、
木材や紙類やプラスチック類などのゴミは浮遊する。分
離用水は、砂鉄を混入して比重調整してあるので、通常
の水では沈澱してしまうゴミ(例えば埋木やプラスチッ
ク廃棄物など)でも浮遊する。分離槽内の分離用水は他
端の分離排出部へ向かって流れているため、浮遊したゴ
ミは横長円筒網状の回転スクリーン内に入る。そして、
このゴミは、回転スクリーンの回転に伴いその内周の内
スパイラルフィンによって撹拌されながら他端の分離排
出部へ搬送される。この間、ゴミに付着している砂利や
砕石や泥分等は、回転スクリーン内での撹拌水洗い作用
により分離され、回転スクリーンの網目を通り抜けて分
離槽の底部に沈澱する。
【0006】一方、分離槽の底部に沈澱した砂利や砕石
や土砂等は、回転スクリーンの回転に伴いその外周の外
スパイラルフィンにより、分離槽の底面の傾斜に沿って
押し上げられるように他端の分離排出部へ搬送され、ゴ
ミと分かれて分離用水と共に排出される。そして、砂利
や砕石や土砂等は振動篩いにより分離され、分離用水は
回収される。回収された分離用水は、砂鉄を回収してか
ら、更に泥分を分離して上澄水として比重調整槽へ戻さ
れ、回収した砂鉄と共に再利用される。
や土砂等は、回転スクリーンの回転に伴いその外周の外
スパイラルフィンにより、分離槽の底面の傾斜に沿って
押し上げられるように他端の分離排出部へ搬送され、ゴ
ミと分かれて分離用水と共に排出される。そして、砂利
や砕石や土砂等は振動篩いにより分離され、分離用水は
回収される。回収された分離用水は、砂鉄を回収してか
ら、更に泥分を分離して上澄水として比重調整槽へ戻さ
れ、回収した砂鉄と共に再利用される。
【0007】分離槽の一端へエアーを噴入し、原料投入
部においてエアーレーションするので、ゴミの浮遊が助
長されるとともに、浮遊したゴミを回転スクリーンの内
部へ押し流すことができるので、分離効率が上がる。
部においてエアーレーションするので、ゴミの浮遊が助
長されるとともに、浮遊したゴミを回転スクリーンの内
部へ押し流すことができるので、分離効率が上がる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明による浮沈分離機のシステ
ム構成を示す。このシステムは、分離機本体1と砂利・
砕石取出装置2と分離用水回収タンク3と砂鉄回収器4
と泥分分離器5と上澄水タンク6と比重調整槽7と砂鉄
投入ホッパ8と分離用水供給管路9とエアーレーション
装置10とを有している。
細に説明する。図1は本発明による浮沈分離機のシステ
ム構成を示す。このシステムは、分離機本体1と砂利・
砕石取出装置2と分離用水回収タンク3と砂鉄回収器4
と泥分分離器5と上澄水タンク6と比重調整槽7と砂鉄
投入ホッパ8と分離用水供給管路9とエアーレーション
装置10とを有している。
【0009】図2及び図3に分離機本体1を具体的に示
す。分離機本体1は、分離槽11と、この分離槽11内
に配置された回転スクリーン12と、この回転スクリー
ン12を分離槽11外から回転させるスクリーン回転駆
動装置13とで構成されている。分離槽11は上面が開
放した横長半円筒形で、その一端が端壁がある原料投入
部14、他端が端壁のない開放された分離排出部15と
なっている。分離槽11の底面11aは、分離槽11に
入れられた分離用水16が他端の分離排出部15へ向か
って自然に流れてオーバーフローするように、一端から
他端へ向かって上向きに傾斜している。その傾斜角度は
例えば10〜15度である。
す。分離機本体1は、分離槽11と、この分離槽11内
に配置された回転スクリーン12と、この回転スクリー
ン12を分離槽11外から回転させるスクリーン回転駆
動装置13とで構成されている。分離槽11は上面が開
放した横長半円筒形で、その一端が端壁がある原料投入
部14、他端が端壁のない開放された分離排出部15と
なっている。分離槽11の底面11aは、分離槽11に
入れられた分離用水16が他端の分離排出部15へ向か
って自然に流れてオーバーフローするように、一端から
他端へ向かって上向きに傾斜している。その傾斜角度は
例えば10〜15度である。
【0010】回転スクリーン12は横長円筒網状で、そ
の中心を貫通するシャフト17により、分離槽11の底
面11aの傾斜に合わせた傾斜をもって回転自在に軸受
けされており、回転スクリーン12の下部は分離槽11
内に入った分離用水16中に没入する。回転スクリーン
12は、シャフト17に対してその複数箇所でスポーク
18により連結されている。この回転スクリーン12の
内周面及び外周面には、帯状の内外のスパイラルフィン
19・20が、内外同じ螺旋の線上に沿ってそれぞれ回
転スクリーン12の一端から他端まで連続して設けられ
ている。
の中心を貫通するシャフト17により、分離槽11の底
面11aの傾斜に合わせた傾斜をもって回転自在に軸受
けされており、回転スクリーン12の下部は分離槽11
内に入った分離用水16中に没入する。回転スクリーン
12は、シャフト17に対してその複数箇所でスポーク
18により連結されている。この回転スクリーン12の
内周面及び外周面には、帯状の内外のスパイラルフィン
19・20が、内外同じ螺旋の線上に沿ってそれぞれ回
転スクリーン12の一端から他端まで連続して設けられ
ている。
【0011】スクリーン回転駆動装置13は、モータ2
1の回転をチェーン又はベルト22を介しシャフト17
の一端に伝達して回転スクリーン12を一定の方向に回
転させる。
1の回転をチェーン又はベルト22を介しシャフト17
の一端に伝達して回転スクリーン12を一定の方向に回
転させる。
【0012】エアーレーション装置10は、エアーコン
プレッサ23からの圧縮空気を複数本のエアーパイプ2
4を通じて分離槽11の一端へ噴入し、分離槽11内の
分離用水16を原料投入部14においてエアーレーショ
ンする。
プレッサ23からの圧縮空気を複数本のエアーパイプ2
4を通じて分離槽11の一端へ噴入し、分離槽11内の
分離用水16を原料投入部14においてエアーレーショ
ンする。
【0013】また、分離槽11の原料投入部14には、
比重調整槽7で砂鉄を混入して比重調整された分離用水
がポンプ25により分離用水供給管路9を通じて常時又
は随時に供給されるようになっている。
比重調整槽7で砂鉄を混入して比重調整された分離用水
がポンプ25により分離用水供給管路9を通じて常時又
は随時に供給されるようになっている。
【0014】上記のような分離機本体1において、原料
投入部14に原料、例えばゴミを含む砕石や砂利を投入
すると、砕石や砂利26は分離槽11の底部に沈澱する
のに対し、ゴミ27は浮遊する。このとき、分離用水1
6は原料投入部14でエアーレーションされているた
め、ゴミ27の浮遊が助長され、また分離槽11内の分
離用水16は分離排出部15側へ流れているので、ゴミ
27はスクリーン回転駆動装置13で回転されている横
長円筒網状の回転スクリーン12内に誘導される。この
ゴミ27は、回転スクリーン12の回転に伴いその内周
の内スパイラルフィン19によって撹拌されながら他端
の分離排出部15へ搬送される。この間、ゴミ27に付
着している砂利や砕石や砂鉄や泥分は、回転スクリーン
12内での撹拌水洗い作用により分離され、回転スクリ
ーン12の網目を通り抜けて分離槽11の底部に沈澱す
る。
投入部14に原料、例えばゴミを含む砕石や砂利を投入
すると、砕石や砂利26は分離槽11の底部に沈澱する
のに対し、ゴミ27は浮遊する。このとき、分離用水1
6は原料投入部14でエアーレーションされているた
め、ゴミ27の浮遊が助長され、また分離槽11内の分
離用水16は分離排出部15側へ流れているので、ゴミ
27はスクリーン回転駆動装置13で回転されている横
長円筒網状の回転スクリーン12内に誘導される。この
ゴミ27は、回転スクリーン12の回転に伴いその内周
の内スパイラルフィン19によって撹拌されながら他端
の分離排出部15へ搬送される。この間、ゴミ27に付
着している砂利や砕石や砂鉄や泥分は、回転スクリーン
12内での撹拌水洗い作用により分離され、回転スクリ
ーン12の網目を通り抜けて分離槽11の底部に沈澱す
る。
【0015】一方、分離槽11の底部に沈澱した沈澱物
(砂利や砕石や砂鉄や泥分)26は、回転スクリーン1
2の回転に伴いその外周の外スパイラルフィン20によ
り、分離槽11の上向き傾斜した底面11a上を押し上
げられるように他端の分離排出部15へ搬送される。
(砂利や砕石や砂鉄や泥分)26は、回転スクリーン1
2の回転に伴いその外周の外スパイラルフィン20によ
り、分離槽11の上向き傾斜した底面11a上を押し上
げられるように他端の分離排出部15へ搬送される。
【0016】従って、ゴミ27と沈澱物26及び分離用
水16とは分離排出部15から上下に分かれて排出され
る。そして、ゴミ27はゴミ搬出用コンベア28により
ゴミ回収場所へ搬出され、また沈澱物26及び分離用水
16は、分離排出部15から延長するシュータ29を通
じて図1に示した砂利・砕石取出装置2へ投入される。
水16とは分離排出部15から上下に分かれて排出され
る。そして、ゴミ27はゴミ搬出用コンベア28により
ゴミ回収場所へ搬出され、また沈澱物26及び分離用水
16は、分離排出部15から延長するシュータ29を通
じて図1に示した砂利・砕石取出装置2へ投入される。
【0017】砂利・砕石取出装置(振動篩い装置)2
は、沈澱物26をシャワー水により水洗しながら振動篩
器30により砂利及び砕石を取り出して砂利・砕石搬出
用コンベア31で砂利・砕石回収場所へ搬出する。一
方、砂利及び砕石を分離されて砂鉄と泥分のみを含むも
のとなった分離用水は、砂利・砕石取出装置2を通り抜
けて分離用水回収タンク3に投入される。
は、沈澱物26をシャワー水により水洗しながら振動篩
器30により砂利及び砕石を取り出して砂利・砕石搬出
用コンベア31で砂利・砕石回収場所へ搬出する。一
方、砂利及び砕石を分離されて砂鉄と泥分のみを含むも
のとなった分離用水は、砂利・砕石取出装置2を通り抜
けて分離用水回収タンク3に投入される。
【0018】分離用水回収タンク3に回収された分離用
水はポンプ32により管路33を通じて砂鉄回収器4へ
送られる。この砂鉄回収器4は分離用水中から磁力を利
用して砂鉄を公知のように分離回収する。回収された砂
鉄は砂鉄投入ホッパ8に送られて再利用される。砂鉄を
分離された分離用水は泥分分離器5により泥分を分離さ
れる。この泥分分離器5として図1ではいわゆるシック
ナーを示しているが、泥分が多い場合にはフイルタプレ
スを使用すればよい。
水はポンプ32により管路33を通じて砂鉄回収器4へ
送られる。この砂鉄回収器4は分離用水中から磁力を利
用して砂鉄を公知のように分離回収する。回収された砂
鉄は砂鉄投入ホッパ8に送られて再利用される。砂鉄を
分離された分離用水は泥分分離器5により泥分を分離さ
れる。この泥分分離器5として図1ではいわゆるシック
ナーを示しているが、泥分が多い場合にはフイルタプレ
スを使用すればよい。
【0019】泥分分離器5からの上澄水は上澄水タンク
6に貯蔵され、更にこの上澄水タンク6からポンプ34
により比重調整槽7へ送られ、この比重調整槽7により
砂鉄投入ホッパ8からの砂鉄を加えられて比重調整され
てから、分離用水供給管路9を通じて再び分離用水とし
て循環使用される。
6に貯蔵され、更にこの上澄水タンク6からポンプ34
により比重調整槽7へ送られ、この比重調整槽7により
砂鉄投入ホッパ8からの砂鉄を加えられて比重調整され
てから、分離用水供給管路9を通じて再び分離用水とし
て循環使用される。
【0020】なお、図の例では分離槽11を横長半円筒
形としたが、回転スクリーン12を覆う横長円筒形とし
てもよい。
形としたが、回転スクリーン12を覆う横長円筒形とし
てもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明による浮沈分離
機によれば次のような効果がある。 分離用水に浮遊したゴミは横長円筒網状の回転スク
リーン内に入れ、この回転スクリーンの回転に伴いその
内周の内スパイラルフィンによって撹拌しながら他端の
分離排出部へ搬送し、一方、沈澱した砂利や砕石等は、
回転スクリーンの回転に伴いその外周の外スパイラルフ
ィンにより、分離槽の底面の傾斜に沿って押し上げるよ
うに他端の分離排出部へ搬送するので、砂利や砕石等と
ゴミとを能率的にかつ的確に分離できる。
機によれば次のような効果がある。 分離用水に浮遊したゴミは横長円筒網状の回転スク
リーン内に入れ、この回転スクリーンの回転に伴いその
内周の内スパイラルフィンによって撹拌しながら他端の
分離排出部へ搬送し、一方、沈澱した砂利や砕石等は、
回転スクリーンの回転に伴いその外周の外スパイラルフ
ィンにより、分離槽の底面の傾斜に沿って押し上げるよ
うに他端の分離排出部へ搬送するので、砂利や砕石等と
ゴミとを能率的にかつ的確に分離できる。
【0022】 分離槽の底面を他端の分離排出部へ向
かって上向きに傾斜させて分離用水を分離排出部からオ
ーバーフローさせることにより、分離排出部への自然の
流れをつくるので、浮遊したゴミを回転スクリーン内に
誘導できる。 回転スクリーン内に入ったゴミを、内スパイラルフ
ィンによって撹拌しながら搬送するので、ゴミに付着し
ている砂利や砕石や泥分等は、回転スクリーン内での撹
拌水洗い作用により分離され、回転スクリーンの網目を
通り抜けて分離槽の底部に沈澱するので、分離効率がよ
い。
かって上向きに傾斜させて分離用水を分離排出部からオ
ーバーフローさせることにより、分離排出部への自然の
流れをつくるので、浮遊したゴミを回転スクリーン内に
誘導できる。 回転スクリーン内に入ったゴミを、内スパイラルフ
ィンによって撹拌しながら搬送するので、ゴミに付着し
ている砂利や砕石や泥分等は、回転スクリーン内での撹
拌水洗い作用により分離され、回転スクリーンの網目を
通り抜けて分離槽の底部に沈澱するので、分離効率がよ
い。
【0023】 砂鉄によって分離用水の比重調整をす
るので、通常の水では沈澱してしまうゴミ(例えば埋木
やプラスチック廃棄物など)でも浮遊するため、このよ
うなゴミも容易に分離できる。比重調整材として砂鉄を
使用すると、磁力を利用して砂鉄を容易に回収すること
ができる。 ゴミと分かれて分離用水と共に排出される砂利や砕
石や土砂等を、振動篩いにより分離用水と分離し、分離
用水から砂鉄を回収してから、更に泥分を分離して上澄
水として比重調整槽へ戻すので、回収した砂鉄と共に有
効に再利用できる。
るので、通常の水では沈澱してしまうゴミ(例えば埋木
やプラスチック廃棄物など)でも浮遊するため、このよ
うなゴミも容易に分離できる。比重調整材として砂鉄を
使用すると、磁力を利用して砂鉄を容易に回収すること
ができる。 ゴミと分かれて分離用水と共に排出される砂利や砕
石や土砂等を、振動篩いにより分離用水と分離し、分離
用水から砂鉄を回収してから、更に泥分を分離して上澄
水として比重調整槽へ戻すので、回収した砂鉄と共に有
効に再利用できる。
【0024】 分離槽の一端へエアーを噴入し、原料
投入部においてエアーレーションするので、ゴミの浮遊
が助長されるとともに、浮遊したゴミを回転スクリーン
の内部へ押し流すことができるので、分離効率が上が
る。
投入部においてエアーレーションするので、ゴミの浮遊
が助長されるとともに、浮遊したゴミを回転スクリーン
の内部へ押し流すことができるので、分離効率が上が
る。
【図1】本発明による浮沈分離機のシステム構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の要部の斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
1 分離機本体 2 砂利・砕石取出装置 3 分離用水回収タンク 4 砂鉄回収器 5 泥分分離器 6 上澄水タンク 7 比重調整槽 8 砂鉄投入ホッパ 9 分離用水供給管路(分離用水供給系) 10 エアーレーション装置 11・11a 分離槽及びその底面 12 回転スクリーン 13 スクリーン回転駆動装置 14 原料投入部 15 分離排出部 19 内スパイラルフィン 20 外スパイラルフィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−100761(JP,A) 実開 昭59−24152(JP,U) 実開 昭63−20959(JP,U) 実開 昭60−108353(JP,U) 実開 昭60−67149(JP,U) 特公 昭57−30648(JP,Y2) 特公 平4−61692(JP,B2) 特公 昭57−52867(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】一端を原料投入部、他端を分離排出部とし
た横長半円筒形又は横長円筒形の分離槽と、この分離槽
の原料投入部へ分離用水を供給する分離用水供給系と、
前記原料投入部から投入されて分離用水に浮遊した浮遊
物を一端から導入するため、分離用水に下部を没入させ
るように分離槽内に配置された横長円筒網状の回転スク
リーンと、この回転スクリーンを回転させるスクリーン
回転駆動装置とを備え、前記分離槽内の分離用水を他端
の分離排出部からオーバーフローさせるため、分離槽の
底面を他端の分離排出部へ向かって上向きに傾斜させ、
前記回転スクリーンの外周面に、沈澱物を分離槽の底面
に沿って分離排出部へ搬送する外スパイラルフィンを設
けるとともに、回転スクリーンの内周面に、該回転スク
リーンに入った浮遊物を分離排出部へ搬送する内スパイ
ラルフィンを設けた浮沈分離機において、 前記分離用水供給系に設けられ、比重調整のための砂鉄
を分離用水に混合させる比重調整槽と、 前記分離排出部から分離用水と共に排出された沈殿物
を、シャワー水により水洗しながら振動篩いにより分離
するとともに、分離用水を回収する篩い分離装置と、 これにて回収された分離用水から砂鉄を磁力を利用して
回収する砂鉄回収器と、 砂鉄回収後の分離用水から泥分を分離する泥分分離器
と、 該泥分分離器の上澄水を前記比重調整槽に供給する上澄
水供給系と、 前記分離槽の一端へエアーを噴入し、前記原料投入部に
おいてエアーレーションするエアーレーション装置とを
備えたことを特徴とする浮沈分離機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248309A JP2684524B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 浮沈分離機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248309A JP2684524B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 浮沈分離機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0889839A JPH0889839A (ja) | 1996-04-09 |
JP2684524B2 true JP2684524B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17176163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6248309A Expired - Lifetime JP2684524B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 浮沈分離機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Family Cites Families (8)
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JPS58198622A (ja) * | 1982-05-13 | 1983-11-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JPS61113546A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-31 | Honda Motor Co Ltd | 車両用ブレ−キ油圧制御装置 |
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-
1994
- 1994-09-19 JP JP6248309A patent/JP2684524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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