JPS5838522Y2 - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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Publication number
JPS5838522Y2
JPS5838522Y2 JP1976050823U JP5082376U JPS5838522Y2 JP S5838522 Y2 JPS5838522 Y2 JP S5838522Y2 JP 1976050823 U JP1976050823 U JP 1976050823U JP 5082376 U JP5082376 U JP 5082376U JP S5838522 Y2 JPS5838522 Y2 JP S5838522Y2
Authority
JP
Japan
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funnel
panel
tube
cathode ray
ray tube
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Expired
Application number
JP1976050823U
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English (en)
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JPS52140763U (ja
Inventor
重樹 坂田
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
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Publication of JPS52140763U publication Critical patent/JPS52140763U/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパネルと、ファンネルを接合して真空外囲器を
構成する形式の陰極線管に関するものである。
色選択電極、例えばシャドウマスクを有するカラー受像
管では硝子容器内にシャドウマスク及び電子銃が組込ま
れ、シャドウマスクと対向して青、緑、赤の螢光体が配
列良く塗布されている。
電子銃から放射された3束の電子ビームはシャドウマス
クの細孔を通過後、それぞれ対応する色の螢光体を発光
させ、任意の色採画像を形成する。
前記硝子容器は通常第1図に示す様に、透明ガラス素材
から成るパネル1とファンネル2によって構成され、両
者は接着硝子3によって接合されている。
ところでこのような構成のカラー受像管は通常法のよう
な順序で製造されるのが普通である。
先ず、シャドウマスク4を組立ててパネル1内に着脱可
能な様に取付け、この組立体を数100℃の高温炉中に
通してパネル1及びシャドウマスク4の歪を取除く。
(この工程をペアベーキングと称している。
)次にパネル1の内面に3色の螢光体をドツト状あるい
はストライプ状に塗布して螢光面5を形成し、その後螢
光面5上にアルミニウムを蒸着する。
そしてこのパネル1を数100℃の高温炉中に数時間投
入することによって、パネル1内の不要な有機物質を分
解除去する。
(この工程をパネルベーキングと称する)次に内部導電
膜(図示せず)を塗布したファンネル2のシール面全周
にわたってフリット硝子と称する接着硝子3を塗布し、
適当な治具に固定せしめて前記パネル1をファンネル2
上にのせ、数100℃の高温炉中を通してパネル1とフ
ァンネル2を接合する。
(この工程をフリットシール工程と称し、約3〜4時間
の工程時間を必要とする)。
前記フリットシール工程の目的は主にパネル1とファン
ネル2を接合することにあるが、その他に管内特にファ
ンネル2の不要な有機物質を熱分解させて除去する作用
もある。
通常このフリ・人トシールに使用される接着硝子3は4
00〜500℃の高温中で凝結する無機接着剤であり、
炉温の設定は厳しく管理する必要がある。
なぜなられずかの温度変化がフリットシール部の耐電圧
特性耐気圧特性及び密封性に微妙な影響を与えるからで
ある。
その後ファンネル2のネック部6内に電子銃7を封止し
た後、周知の排気装置でガラス容器を加熱させながら管
内のガスを排気すると共に電子銃7の先端に取付けられ
たゲッター8を加熱飛散させ、管内を高真空に保つ。
その後電子銃7の陰極部を熱処理し、カラー受像管が完
成する。
カラー受像管は管内を高真空に保つことが長寿命を得る
必要条件であり、そのため前述の如く各種の加熱工程を
必要とし、パネル1とファンネル2の接合に無機接着剤
を使用するものであって、管内は電子ビームの衝撃ある
いは経年変化によるガス放出ができる限り少ないことが
望ましい。
このように従来のカラー受像管を得るには一般にそのフ
リットシール工程及び排気工程において高温炉を用いる
必要があるとともに、製造時間も長時間を要するため生
産性が非常に悪く価格上昇の一因となっていた。
従来よりフリットシール工程において高温炉を用いる必
要があったのは前述の如くパネル1とファンネル2を接
合する無機接着剤の接着硝子3は400〜500℃の高
温中でしか凝結せず、低温で凝結する無機接着剤がない
ためである。
しかるにエポキシ樹脂等で代表される有機高分子接着剤
は、上述の接着硝子3に比してはるかに低い温度及び短
い時間で、例えばエポキシ樹脂は約60℃で約1時間に
て凝結するので、これをパネル1とファンネル2の接合
に使用すれば上記フリットシール工程においても高温炉
を用いる必要がなく、シかも製造時間を短縮し得る。
ところが第2図に示すようにパネル1とファンネル2の
夫々のシール面の巾1及びmはほぼ同一であるので、フ
ァンネル2のシール面の全周に亙って有機高分子接着剤
13を塗布し、第3図に示すようにパネル1とファンネ
ル2を接合すると、有機高分子接着剤13が管の内外に
はみ出す。
カラー受像管に装着される偏向ヨーク(図示せず)によ
って走査される電子銃7からの電子ビームは過度に偏向
されることがあるので、上述の如く管内にはみ出した有
機高分子接着剤13があるとこれが上記過偏向電子ビー
ムによって刺激されてガスを放出し、その結果管内の真
空度が低下してカラー受像管の寿命に多大な影響を及ぼ
す。
この考案はこのような点に鑑みてなされたもので、パネ
ルとファンネルの接合に有機高分子接着剤を使用しても
電子ビームの射突によって不要なガスを放出することが
なく、その製造工程から高温炉を排除して生産性を向上
し得る陰曲線管を提供するものである。
第4図は本考案の一実施例を示す要部断面図である。
図において、パネル1は従来と同じく透明硝子を素材と
しているが、ファンネル2はセラミックを素材としてい
る。
又パネル1及びファンネル2は有機高分子接着剤13に
よって全周を密封接合されている。
更にファンネル2のシール面部はパネル1のシール面に
対し、管内方向に適当な巾で突出している。
この突出部はシール部にまで過偏向された一部の電子ビ
ーム9が管内にはみ出した有機高分子接着剤13を直接
衝撃しない程度に選定されている。
このようなファンネル3のシール面の管内方向への突出
は、必ずしも全周にわたって設ける必要はなく一般に偏
向ヨークの特性から見て短形画面のコーナ一部近傍にお
ける偏向電子ビーム9が最も過度に偏向される傾向にあ
るので、コーナ一部近傍にのみ前述した突出部を設けて
もよい。
即ち、過偏向された電子ビーム9がシール面の全周にわ
たって管内の有機高分子接着剤13を衝撃しないように
すればよい。
このような構成のカラー受像管によれば、パネル1内の
有機物質は従来と同様にパネルベーキングによって熱分
解し、ファンネル2は吸着ガスが少ないという利点を有
するセラミックを素材としているため、高温加熱する必
要がなくこの特徴を生かしてパネル1及びファンネル2
を有機高分子接着剤13にて密封接合し得るため従来の
如く、高温加熱する必要もなく、その結果フリットシー
ル工程を除去又は大巾に簡略化することが可能である。
又、低温又は常温排気が期待できる。さらに従来ペアベ
ーキング炉の温度は、後工程すなわちパネルベーキング
、フリットシール排気工程の炉温まりも高くする必要が
あったがフリットシール工程及び排気工程を低温で行な
うことになれば、おのずとペアベーキング炉の温度も従
来より下げることができる。
もちろん、完成後の管内の真空度も過偏向の電子ビーム
によって低下する心配もなく、充分な寿命を保つことが
できる。
第5図は本考案の他の実施例を示す要部断面図で、ファ
ンネル2のシール部を管内方向に突出させて窪10を設
け、更に突出部をパネル1方向に延長した突起11を有
し、過偏向電子ビーム9に対し、有機高分子接着剤13
を更に安全に保護している。
第6図は本考案の更に他の実施例を示す要部断面図で、
一般にシャドウマスク4の底面にとりつけられているエ
レクトロンシールド12の一部をシール面側に大きく張
り出し、シール部分を保護したものである。
この他にも本考案の意図を満たす構造は種々考えられる
要は管内にはみ出した有機高分子接着剤13を過偏向電
子ビームから保護する構造であればよい。
なお以上はセラミックを素材としたファンネルについて
のべたが硝子ファンネルを使用する場合でも、ガス放出
量がカラー受像管の支障なき場合は本考案は有効である
ことはいうまでもない。
前述した如く本考案の骨子とするところは、パネルとフ
ァンネルの接合に有機高分子接着剤を用いても管内には
み出した前記有機高分子接着剤を過偏向電子ビームから
保護し得ることにより、陰極線管の製造工程中の一部の
加熱工程の除去又は大巾な簡略化による燃料費、加工費
の節減によって生産性を大巾に向上し得る陰極線管を提
供することにある。
なお、本考案はカラー受像管にかぎらず、蓄積管その他
の特殊受像管にも有効であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常のシャドウマスク式カラー受像管の一例を
示す一部破断図、第2図はパネルとファンネルの封着前
のシール部の要部断面図、第3図はパネルとファンネル
の封着後のシール部の要部断面図、第4図は本考案の一
実施例を示す要部断面図、第5図及び第6図は夫々本考
案の他の実施例を示す要部断面図である。 図において1はパネル、2はファンネル、5は螢光面、
6はネック部、7は電子銃、9は過偏向電子ビーム、1
0は窪、11は突起、12はエレクトロンシールド、1
3は有機高分子接着剤である。 なお、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)電子銃が収容されるネック部を有するファンネル
    と、上記電子銃から発射された電子ビームの射突により
    発光する螢光面を有するパネルとを接合して真空外囲器
    を構成し、上記電子銃を上記電子銃を上記ネック部に収
    容して密封封止するものにおいて、上記ファンネルとパ
    ネルを有機高分子接着剤で接合するとともに、その接合
    面近傍に上記有機高分子接着剤への上記電子ビームの射
    突を防止する電子ビームしや腋部を設けたことを特徴と
    する陰極線管。
  2. (2)ファンネルをセラミックで形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の陰極線管。
JP1976050823U 1976-04-20 1976-04-20 陰極線管 Expired JPS5838522Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976050823U JPS5838522Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 陰極線管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976050823U JPS5838522Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 陰極線管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52140763U JPS52140763U (ja) 1977-10-25
JPS5838522Y2 true JPS5838522Y2 (ja) 1983-08-31

Family

ID=28509963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976050823U Expired JPS5838522Y2 (ja) 1976-04-20 1976-04-20 陰極線管

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JP (1) JPS5838522Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2806165A (en) * 1954-08-18 1957-09-10 Rca Corp Cathode ray tube

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2806165A (en) * 1954-08-18 1957-09-10 Rca Corp Cathode ray tube

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JPS52140763U (ja) 1977-10-25

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