JPS5837429B2 - フエルト用結着剤 - Google Patents
フエルト用結着剤Info
- Publication number
- JPS5837429B2 JPS5837429B2 JP55112805A JP11280580A JPS5837429B2 JP S5837429 B2 JPS5837429 B2 JP S5837429B2 JP 55112805 A JP55112805 A JP 55112805A JP 11280580 A JP11280580 A JP 11280580A JP S5837429 B2 JPS5837429 B2 JP S5837429B2
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- JP
- Japan
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- binder
- felt
- fibers
- present
- mixed
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維物質を結着してフエルトを製造する際に用
いられる結着剤に関するものである。
いられる結着剤に関するものである。
従来、この種のフエルト組成物の繊維物質の結着剤とし
てはフェノール樹脂が用いられていた。
てはフェノール樹脂が用いられていた。
しかしフェノール樹脂は硬化温度が高く、したがってフ
エルト組成物を成形する際にエネルギー効率が悪く、か
つ繊維物質が熱劣化するおそれがあるし価格も高いもの
である。
エルト組成物を成形する際にエネルギー効率が悪く、か
つ繊維物質が熱劣化するおそれがあるし価格も高いもの
である。
本発明は上記従来のフエルト組成物の有する欠点を改良
して成形温度の低いフエルト組成物を提供することなら
びに製造原価を低減することを目的とするものであり、
繊維物質の結着剤としてポリスチロール発泡体の粉砕物
を用いることを骨子とするものである。
して成形温度の低いフエルト組成物を提供することなら
びに製造原価を低減することを目的とするものであり、
繊維物質の結着剤としてポリスチロール発泡体の粉砕物
を用いることを骨子とするものである。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明の結着剤はポリスチロール発泡体を材料とするも
のである。
のである。
上記発泡体は溶融、固化してから粉砕されるかもしくは
そのまま粉砕されて粉状の結着剤となる。
そのまま粉砕されて粉状の結着剤となる。
上記ホリスチロール発泡体はポリスチロール発泡体を材
刺とするトロ箱、包装容器、断熱材成形物等の廃品から
回収すれば極めて安価に仕入れることが出来る。
刺とするトロ箱、包装容器、断熱材成形物等の廃品から
回収すれば極めて安価に仕入れることが出来る。
上記結着剤は発泡体を原料とするが故に溶融、固化して
から粉砕したものも、あるいはそのまま粉砕したものも
内部に微細な気泡および／または発泡剤を含有するもの
であり、上記結着剤を繊維と混合して加熱した時上記結
着剤は急速に軟化して低粘度化するとともに内部に包含
されている気泡が膨脹し、あるいは発泡剤が分解してガ
スが発生することによって容易に破裂現象を起し繊維に
良好に付着して繊維相互を極めて良好に結着することが
見出された。
から粉砕したものも、あるいはそのまま粉砕したものも
内部に微細な気泡および／または発泡剤を含有するもの
であり、上記結着剤を繊維と混合して加熱した時上記結
着剤は急速に軟化して低粘度化するとともに内部に包含
されている気泡が膨脹し、あるいは発泡剤が分解してガ
スが発生することによって容易に破裂現象を起し繊維に
良好に付着して繊維相互を極めて良好に結着することが
見出された。
また上記結着剤がフェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂等と混合されている時には、上記破
裂現象は繊維に対する付着性のみならず上記合或樹脂と
の混和性も向上せしめるのである。
ポリプロピレン樹脂等と混合されている時には、上記破
裂現象は繊維に対する付着性のみならず上記合或樹脂と
の混和性も向上せしめるのである。
更に繊維の結着性および他の合成樹脂との混和性の点か
らみれば上記結着剤は、望ましくは粒子径を８０μ以下
、更に望ましくは粒子径を１００μ以下にする。
らみれば上記結着剤は、望ましくは粒子径を８０μ以下
、更に望ましくは粒子径を１００μ以下にする。
上記結着剤は単独で、あるいは上記したように他の合成
樹脂と混合して使用されるが、とりわけフエルト製造の
実施においてはフェノール樹脂カ混合の相手として多用
される。
樹脂と混合して使用されるが、とりわけフエルト製造の
実施においてはフェノール樹脂カ混合の相手として多用
される。
この際、上記結着剤とフェノール樹脂とは重量比で８５
：１５〜１５：８５程度、望ましくは７０：３０〜３０
：７０程度に混合せられる。
：１５〜１５：８５程度、望ましくは７０：３０〜３０
：７０程度に混合せられる。
本発明の結着剤を用いたフエルトの製造方法を以下に説
明する。
明する。
本発明の結着剤が対象とする繊維物質としては木綿、絹
、羊毛等の天然繊維、レーヨン、キュプラ、アセテート
、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリエステル等の化
学繊維、あるいは上記繊維物質からなる編織物、不織物
等をほぐして再生した再生繊維等一般的な繊維物質が用
いられる。
、羊毛等の天然繊維、レーヨン、キュプラ、アセテート
、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリエステル等の化
学繊維、あるいは上記繊維物質からなる編織物、不織物
等をほぐして再生した再生繊維等一般的な繊維物質が用
いられる。
該製造方法は犬別して上記繊維物質と本発明の結着剤と
の混合物を加熱しつつ押圧することにより戒形する方法
と、該混合物をまづ加熱し、次いで冷間で押圧すること
により或形する方法とがある。
の混合物を加熱しつつ押圧することにより戒形する方法
と、該混合物をまづ加熱し、次いで冷間で押圧すること
により或形する方法とがある。
先づ前者（加熱抑圧方式という）の方法を説明する。
第１図に示すのは該方法に用いられる装置の系統図であ
るが、まずベルトコンベア−２によって繊維物質１が移
送されつつ供給装置３によって結着剤４（本例の場合は
フェノール樹脂４ Ａと本発明の結着剤４Ｂとを別個に
供給する）が所定量供給され、ドラム式混合機５によっ
て繊維物質１と混合結着剤４とが均一に混合され、該混
合物１Ｂは格合機６によって繊維相互が絡合されフリー
ス１Ｃとなり、該フリース１Ｃはベルトコンベア−７，
８によって移送され加熱炉９中にセットされた一対の押
圧コンベア−９Ａ間にて押圧されマット状に成形される
。
るが、まずベルトコンベア−２によって繊維物質１が移
送されつつ供給装置３によって結着剤４（本例の場合は
フェノール樹脂４ Ａと本発明の結着剤４Ｂとを別個に
供給する）が所定量供給され、ドラム式混合機５によっ
て繊維物質１と混合結着剤４とが均一に混合され、該混
合物１Ｂは格合機６によって繊維相互が絡合されフリー
ス１Ｃとなり、該フリース１Ｃはベルトコンベア−７，
８によって移送され加熱炉９中にセットされた一対の押
圧コンベア−９Ａ間にて押圧されマット状に成形される
。
この際、一部もしくは全部硬化したフェノール樹脂およ
び軟化した本発明の結着剤４Ｂが繊維物質１を結着し、
かくしてフエルト組成物１Ｄが得られる。
び軟化した本発明の結着剤４Ｂが繊維物質１を結着し、
かくしてフエルト組成物１Ｄが得られる。
フエルト組成物ＩＤはベルトコンベア−１０によって移
送され裁断機１１に至って所定の寸法に裁断される。
送され裁断機１１に至って所定の寸法に裁断される。
次いで後者（冷間押圧方式という）の方法を説明すると
第２図に示すようにベルトコンベア−８を炉１２中に通
してフリース１Ｃを加熱し、フェノール樹脂４Ａの一部
もしくは全部を硬化させかつ本発明の結着剤４Ｂを軟化
させる。
第２図に示すようにベルトコンベア−８を炉１２中に通
してフリース１Ｃを加熱し、フェノール樹脂４Ａの一部
もしくは全部を硬化させかつ本発明の結着剤４Ｂを軟化
させる。
かくしてから押圧コンベア−９Ｂによってフリース１Ｃ
を冷間にて押圧すれば硬化かつ軟化した混合結着剤４は
繊維物質を結着してフエルト組戒物１Ｄが得られる。
を冷間にて押圧すれば硬化かつ軟化した混合結着剤４は
繊維物質を結着してフエルト組戒物１Ｄが得られる。
加熱抑圧方式、冷間押圧方式のいづれにおいても加熱工
程においてフェノール樹脂を完全ニ硬化させても（完全
キュアーと称する）、表面部のみ一部硬化させても（セ
ミキュアーと称する）いづれでもよい。
程においてフェノール樹脂を完全ニ硬化させても（完全
キュアーと称する）、表面部のみ一部硬化させても（セ
ミキュアーと称する）いづれでもよい。
以上に述べたように本発明においては結着剤として溶融
温度の低いポリスチロールが用いられるからフエルトの
成形に要する温度も１５０’Ｃ以下の低温でよく、エネ
ルギー効率が向上するとともに繊維物質の熱劣化が防止
される。
温度の低いポリスチロールが用いられるからフエルトの
成形に要する温度も１５０’Ｃ以下の低温でよく、エネ
ルギー効率が向上するとともに繊維物質の熱劣化が防止
される。
更にポリスチロールは発泡体を原刺としてこれを粉砕し
たモノであるから、フエルト製造時の加熱によってポリ
スチロールが急速に軟化、低粘度化するとともに内在す
る気体あるいは残存する発泡剤が膨脹もしくは分解し、
上記低粘度化した結着剤を容易に破裂せしめ、かかる破
裂現象は結着剤の繊維に対する付着性および他の合成樹
脂が混合された場合には、他の合成樹脂との混和性も著
るしく向上せしめるものである。
たモノであるから、フエルト製造時の加熱によってポリ
スチロールが急速に軟化、低粘度化するとともに内在す
る気体あるいは残存する発泡剤が膨脹もしくは分解し、
上記低粘度化した結着剤を容易に破裂せしめ、かかる破
裂現象は結着剤の繊維に対する付着性および他の合成樹
脂が混合された場合には、他の合成樹脂との混和性も著
るしく向上せしめるものである。
ポリスチロールは他の熱可塑性合或樹脂に比し溶融粘度
が低くしたがって内存する気体あるいは残存する発泡剤
の膨脹、分解により極めて容易に破裂する。
が低くしたがって内存する気体あるいは残存する発泡剤
の膨脹、分解により極めて容易に破裂する。
第１図は加熱押圧力式の製造装置の系統図、第２図は冷
間押圧方式の製造装置の炉一押圧コンベア一部分の系統
図である。 図中、１・・・・・・繊維物質、４・・・・・・結着剤
、４Ａ・・・・・・フェノール樹脂、４Ｂ・・・・・・
本発明の結着剤、９・・・・・・加熱炉、９Ａ，９Ｂ・
・・・・・押圧コンベアー１２・・・・・・炉。
間押圧方式の製造装置の炉一押圧コンベア一部分の系統
図である。 図中、１・・・・・・繊維物質、４・・・・・・結着剤
、４Ａ・・・・・・フェノール樹脂、４Ｂ・・・・・・
本発明の結着剤、９・・・・・・加熱炉、９Ａ，９Ｂ・
・・・・・押圧コンベアー１２・・・・・・炉。
Claims (1)
- １ ポリスチロール発泡体を溶融、固化、粉砕するか、
もしくはポリスチロール発泡体をそのまま粉砕すること
によって粉末状としたフエルト用結着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55112805A JPS5837429B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | フエルト用結着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55112805A JPS5837429B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | フエルト用結着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5739270A JPS5739270A (en) | 1982-03-04 |
| JPS5837429B2 true JPS5837429B2 (ja) | 1983-08-16 |
Family
ID=14595963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55112805A Expired JPS5837429B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | フエルト用結着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5837429B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6167839U (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-09 | ||
| JPH0630635Y2 (ja) * | 1988-02-23 | 1994-08-17 | 島野工業株式会社 | 自転車用ディレーラー |
| JPH0733357U (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-20 | 株式会社竹中工務店 | 排煙口装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3140026B2 (ja) * | 1990-02-28 | 2001-03-05 | 株式会社シマノ | 自転車用多段スプロケット装置 |
| JP3111072B2 (ja) * | 1990-02-28 | 2000-11-20 | 株式会社シマノ | 自転車用多段スプロケット装置 |
-
1980
- 1980-08-15 JP JP55112805A patent/JPS5837429B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6167839U (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-09 | ||
| JPH0630635Y2 (ja) * | 1988-02-23 | 1994-08-17 | 島野工業株式会社 | 自転車用ディレーラー |
| JPH0733357U (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-20 | 株式会社竹中工務店 | 排煙口装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5739270A (en) | 1982-03-04 |
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