JPH0630635Y2 - 自転車用ディレーラー - Google Patents

自転車用ディレーラー

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JPH0630635Y2
JPH0630635Y2 JP1988023370U JP2337088U JPH0630635Y2 JP H0630635 Y2 JPH0630635 Y2 JP H0630635Y2 JP 1988023370 U JP1988023370 U JP 1988023370U JP 2337088 U JP2337088 U JP 2337088U JP H0630635 Y2 JPH0630635 Y2 JP H0630635Y2
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正士 長野
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島野工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自転車用ディレーラー、詳しくはフロントギヤ
と、リヤギヤとの間に掛設するチェンを掛換えて変速す
る自転車用ディレーラーに関する。
(従来の技術) 一般に、此種ディレーラーは、相対向する第1及び第2
取付壁をもったベース部材と、可動部材と、前記ベース
部材及び可動部材の前記各取付壁間に挿入して成る1対
のリンク部材との四つの部材から成るリンク機構と、チ
ェン案内具とを備え、操作ワイヤの操作により前記リン
ク機構を変形し、前記可動部材をベース部材に対し移動
させる如く成している。
所で、本考案出願人は、先に前記リンク部材を枢支する
枢支軸の周りに軸受を設けて、前記リンク部材の枢支部
における回転抵抗を小さくし、操作ワイヤの操作を軽く
行うことができるようにしたディレーラーを提案した
(実願昭62−149207号)。
(考案が解決しようとする課題) 所が、このディレーラーの場合、前記軸受を、該軸受が
軸方向に移動しないように組付けるのに多大の手間を要
し、組立作業性が悪かったのである。
本考案は以上の如き問題点に鑑み考案したもので、目的
は、軸受を用いて前記リンク部材の枢支部における回転
抵抗を小さくすることができながら、前記軸受を、該軸
受が軸方向に移動しないように簡単、容易に組付けるこ
とができるようにするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は、相対向する第1及び第2取付壁を
もったベース部材(3)と、可動部材(4)と、前記ベ
ース部材(3)及び可動部材(4)の前記各取付壁間に
挿入して枢支する1対のリンク部材(5)(6)との四
つの部材から成るリンク機構(A)と、チェン案内具
(7)とを備え、操作ワイヤの操作により前記リンク機
構(A)を変形し、前記可動部材(4)をベース部材
(3)に対し移動させる如く成した自転車用ディレーラ
ーにおいて、枢支軸(21)と該枢支軸(21)に対し
相対回転自由な軸受体(23)とを備えた軸受(20)
を形成する一方、相対向する前記取付壁の一方と、前記
各取付壁間に挿入するリンク部材とに、前記軸受(2
0)の軸受体(23)を挿嵌可能とした挿通孔(25)
(26)を設けて、前記リンク部材に前記軸受体(2
3)を支持すると共に、前記取付壁の他方に、前記枢支
軸(21)の一端を支持する支持孔(27)を設けて、
前記枢支軸(21)を前記取付壁に固定し、かつ、前記
取付壁の一方に設ける前記挿通孔(25)に、前記軸受
(20)の軸方向外方への移動を阻止する抜止体(2
8)を嵌合して固定したものである。
(作用) リンク部材の枢支部には軸受(20)があるため、操作
ワイヤを操作して前記リンク機構(A)を変形させる場
合、前記操作ワイヤの操作を軽く行うことができるので
あり、又、前記軸受(20)を組付ける場合、枢着軸
(21)を、一方側取付壁の挿通孔(25)からリンク
部材の挿通孔(26)に挿通して前記枢支軸(21)の
一端を、他方側取付壁の支持孔(27)に支持すると共
に、軸受筒(23)を前記挿通孔(25)から前記挿通
孔(26)に挿通して該挿通孔(26)に支持すること
により前記軸受(20)を容易に組付けることができ、
この組付後、抜止体(28)を前記挿通孔(25)に嵌
合して固定することにり前記軸受(20)の移動を阻止
できるのである。
(実施例) 図面に示したものは、リヤディレーラーであって、その
基本構造は、第2,3図に示した通り相対向する第1及
び第2取付壁(1)(2)をもったベース部材(3)
と、相対向する第1及び第2取付壁(1)(2)をもっ
た可動部材(4)と、前記ベース部材(3)の各取付壁
(1)(2)間及び前記可動部材(4)の各取付壁
(1)(2)間に挿入して枢支する1対のリンク部材
(5)(6)との四つの部材から成るリンク機構(A)
と、チェン案内具(7)とにより構成されている。
前記ベース部材(3)は、自転車フレームのバックホー
クに固定するブラケット(8)に水平軸(9)を介して
固定されるのであり、又、前記チェン案内具(7)は、
前記水平軸(9)と同方向に延びる横軸(10)を介し
て可動部材(4)に枢着されるのである。
又、前記リンク部材(5)(6)の何れか一方と、前記
ベース部材(3)又は可動部材(4)との間には、巻回
部(11a)と該巻回部(11a)の両端から外方に向
って突出する1対のばね足(11b)(11c)とから
成るリターンばね(11)を介装している。
又、前記第1リンク部材(5)の中間には、操作ワイヤ
(W)の固定具(12)を設け、又、前記ベース部材
(3)には前記ワイヤ(W)を案内するアウター筒
(O)のアウター受(13)を設けて、前記ワイヤ
(W)の牽引操作により前記リターンばね(11)に抗
して前記リンク機構(A)を変形させ、前記可動部材
(4)を第2図矢印(X)方向に往動させるのであり、
又、前記ワイヤ(W)の弛緩操作により前記リターンば
ね(11)のばね反力で前記リンク機構(A)の変形を
戻し、可動部材(4)を復動させるのであって、この可
動部材(4)の往復移動により、前記チェン案内具
(7)のプーリーに掛設したチェンを多段スプロケット
装置の一つのスプロケットに掛換えるのである。
しかして、図に示した実施例では、一端部に嵌合軸部
(21a)を、他端部にねじ部(21b)をそれぞれも
ち、前記嵌合軸部(21a)の内方部位にボールレース
(21c)をもった枢支軸(21)の前記ねじ部(21
b)に、ボールレース(22a)をもった玉押し(2
2)を螺着して、前記枢支軸(21)の外周に、前記各
ボールレース(21c)(22a)と対向するボールレ
ース(23a)(23b)をもった円筒状の軸受体(2
3)を、前記各ボールレース(21c)(23a)間及
び(22a)(23b)間に介装する多数のボール(2
4)(24)を介して相対回転自由に支持して成る軸受
(20)を形成する一方、相対向する前記取付壁(1)
(2)のうち、第1取付壁(1)と前記リンク部材
(5)の端部とに、前記軸受(20)の軸受体(23)
を挿嵌可能とした挿通孔(25)(26)を設けて、前
記リンク部材(5)の挿通孔(26)に、前記軸受体
(23)を相対回転不能に支持すると共に、前記第2取
付壁(2)に、前記枢支軸(21)の嵌合軸部(21
a)を支持する支持孔(27)を設けて、前記嵌合軸部
(21a)を前記支持孔(27)に圧入により固定し、
かつ、前記第1取付壁(1)の挿通孔(25)に、該挿
通孔(25)を閉鎖し、かつ、前記軸受(20)の軸方
向外方への移動を阻止する抜止体(28)を前記玉押し
(22)と一体に形成し、前記抜止体(28)を前記挿
通孔(25)に圧入して固定したのである。
以上の構成において、前記枢支軸(21)は、前記嵌合
軸部(21a)とボールレース(21c)との間に径大
部(21d)を設けて、この径大部(21d)と前記嵌
合軸部(21a)との間の段部を前記第2取付壁(2)
の内側面に当接させて軸方向内方への移動を阻止してい
る。
又、前記軸受体(23)は、前記リンク部材(5)の幅
寸法より若干短寸の円筒上に形成して、その両端部内面
に前記ボールレース(23a)(23b)を設けてい
る。又、前記軸受体(23)は、前記挿通孔(26)内
に接着剤で固定するのである。
又、前記抜止体(28)は、前記挿通孔(25)の内径
よりやゝ大径に形成して、その外周に、軸方向に延びる
微小凹凸条(28a)を周設し、前記挿通孔(25)に
圧入するのである。尚、この抜止体(28)は、前記挿
通孔(25)を閉鎖するように形成するのが好ましいの
であるが、閉鎖する形状になっていなくともよい。
しかして、前記軸受(20)を組付ける場合、好ましく
は、この軸受(20)を予めユニットにするのである。
即ち、枢支軸(21)の外周に、該枢支軸のねじ部(2
1b)側端縁から軸受体(23)を挿通して、該軸受体
(23)のボールレース(23a)と前記枢支軸(2
1)のボールレース(21c)との間に多数のボール
(24)を介装すると共に、前記枢支軸(21)のねじ
部(21b)に玉押し(22)を螺合し、この玉押し
(22)のボールレース(22a)と前記軸受体(2
3)のボールレース(23b)との間に多数のボール
(4)を介装し、前記玉押し(22)の回転操作により
前記軸受体(23)の枢支軸(21)に対する回転性を
調節して軸受ユニットとするのである。
そして、前記各取付壁(1)(2)間にリンク部材
(5)の一端部を挿入した状態で、前記軸受(20)を
前記第1取付壁(1)の挿通孔(25)からリンク部材
(5)の挿通孔(26)に挿嵌して、枢支軸(21)の
嵌合軸部(21a)を支持孔(27)に圧入すると共
に、抜止体(28)を前記挿通孔(25)に圧入するこ
とにより前記枢支軸(21)を前記各取付壁(1)
(2)に移動及び回転不能に支持できると共に、前記軸
受体(23)をリンク部材(5)に移動及び回転不能に
支持できるのである。従って、前記軸受(20)の組付
けが非常に簡単・容易であり、しかも、この軸受(2
0)の軸方向移動を確実に防ぐことができるのである。
尚、前記軸受(20)は、軸受ユニットにすることなく
組付けてもよいことは勿論である。この場合、前記各取
付壁(1)(2)間にリンク部材(5)の一端部を挿入
した状態で、前記挿通孔(25)から挿通孔(26)内
に枢支軸(21)を挿通し、この枢支軸(21)の嵌合
軸部(21a)を前記支持孔(27)に圧入して支持
し、次に、前記挿通孔(26)内に多数のボール(4)
を挿入して、これらボール(4)を前記枢支軸(21)
のボールレース(21c)に支持した後、軸受体(2
3)を前記挿通孔(25)から挿通孔(26)内に嵌挿
して支持し、この軸受体(23)のボールレース(23
b)に多数のボール(4)を支持して、玉押し(22)
を前記枢支軸のねじ部(21b)に螺合して、この玉押
し(22)と一体に形成した抜止体(28)を前記挿通
孔(25)に圧入することにより、軸受(20)を移動
不能に組付けることができるのである。
又、以上説明した実施例では、玉押し(22)を設け
て、軸受体(23)の枢支軸(21)に対する回転性を
調整できるように構成したが、その他、第4図の如く玉
押し(22)を設けることなく軸受体(23)の回転性
を調整できるようにしてもよい。
この第4図に示したものは、両端部に嵌合軸部(21
a)(21e)をもち、これら嵌合軸部(21a)(2
1e)の内方部位にボールレース(21c)(21f)
をもった枢支軸(21)の外周に、一端部内面にボール
レース(23a)(23b)をもち、他端部に嵌合部
(23c)(23d)をもった1対の軸受体(23)
(23)を、多数のボール(4)を介して回転自在に支
持し、これら軸受体(23)(23)の嵌合部(23
c)(23d)を嵌合して、その嵌合量を変えることに
より軸受体(23)(23)の枢支軸(21)に対する
回転性を調整できるようにしたものである。そして、前
記軸受体(23)(23)の嵌合部(23c)(23
d)は接着剤で結合するのであり、又、前記枢支軸(2
1)の嵌合軸部(21e)に、前記抜止体(28)に設
ける支持孔(28b)に挿嵌して支持するのである。
この実施例の場合も、前記第1図の場合と同様、前記軸
受(20)を、前記挿通孔(25)から挿通孔(26)
に挿嵌して簡単・容易に組付けることができるのであ
り、又、抜止体(28)を前記挿通孔(25)に圧入し
て、この抜止体(28)の支持孔(28b)を前記嵌合
軸部(21e)に挿嵌することにより、前記軸受(2
0)の軸方向移動を確実に防止できるのである。
尚、前記軸受(20)は、前記固定具(12)を設ける
第1リンク部材(5)のベース部材(3)への枢支部に
組付けて、操作ワイヤ(W)の牽引操作時、牽引荷重が
集中的に作用する第1リンク部材(5)のベース部材
(3)に対する回転抵抗を減少できるようにするのであ
る。
即ち、操作ワイヤ(W)の操作によりリンク機構(A)
を変形させる場合、先ず、前記ワイヤ(W)を支持する
第1リンク部材(5)がベース部材(3)に対し第2図
時計方向に強制的に回転させられ、この第1リンク部材
(5)の回転に前記第2リンク部材(6)が追従して、
前記可動部材(4)がベース部材(3)に対し平行移動
することになるため、前記リンク部材(5)のベース部
材(3)への枢支部に前記ワイヤ(W)の牽引荷重が集
中的に作用することになり、この結果、第1リンク部材
(5)のベース部材(3)に対する回転抵抗が、第2リ
ンク部材(6)のベース部材(3)に対する回転抵抗及
び各リンク部材(5)(6)の可動部材(4)に対する
回転抵抗よりも大きくなるので、前記牽引荷重が集中的
に作用する第1リンク部材(5)のベース部材(3)へ
の枢支部に前記軸受(20)を設けて、第1リンク部材
(5)のベース部材(1)に対する回転抵抗を減少でき
るようにするのである。
又、前記リターンばね(11)は、前記第1リンク部材
(5)とベース部材(3)との間に介装して、前記第1
リンク部材(5)が前記リターンばね(11)のばね反
力で回転する場合のベース部材(3)に対する回転抵抗
を、前記第1リンク部材(5)のベース部材(3)への
枢支部に設けた軸受(20)により減少できるように、
即ち、操作ワイヤ(W)の牽引操作により前記リンク機
構(A)を変形させた場合、前記リターンばね(11)
が弛み、そのばね反力が前記第1リンク部材(5)に集
中的に作用して、一般には、前記ワイヤ(W)の牽引操
作で前記リンク機構(A)の変形を前記リターンばね
(11)のばね反力により戻す場合、前記第1リンク部
材(5)のベース部材(3)に対する回転抵抗が、第2
リンク部材(6)のベース部材(3)に対する回転抵抗
及び各リンク部材(5)(6)の可動部材(4)に対す
る回転抵抗よりも大きくなるので、前記第1リンク部材
(5)のベース部材(3)への枢支部材に軸受(20)
を設けて、前記リターンばね(11)のばね反力でリン
ク機構(A)の変形を戻す場合における前記第1リンク
部材(5)のベース部材(3)に対する回転抵抗を減少
できるようにするのである。
因みに、第1リンク部材(5)に操作ワイヤ(W)を支
持すると共に、ベース部材(3)と第1リンク部材
(5)との間にリターンばね(11)を介装したものに
おいて、前記第1リンク部材(5)のベース部材(3)
への枢支部に玉軸受(20)を設けた場合の操作ワイヤ
(W)の牽引及び弛緩操作力を実験した結果、前記牽引
操作力を従来の場合に比べて比較的大幅に小さくできた
のであり、又、前記弛緩操作力を、従来の場合に比べて
比較的大幅に小さくできたのである。
又、実験の結果では、各リンク部材(5)(6)のベー
ス部材(3)及び可動部材(4)への枢支部に軸受(2
0)を設けた場合と、前記第1リンク部材(5)のベー
ス部材(3)への枢支部にのみ軸受(20)を設けた場
合とにおける前記ワイヤの操作力はほゞ同等であった。
尚、以上説明した実施例では、第1リンク部材(5)の
ベース部材(3)への枢支部にのみ軸受(20)を設け
たが、その他第1及び第2リンク部材(5)(6)のベ
ース部材(3)及び可動部材(4)への枢支部にそれぞ
れ前記軸受(20)を設けてもよいし、又、前記リンク
部材(5)又は(6)のベース部材(3)への枢支部
と、前記リンク部材(5)又は(6)の可動部材(4)
への枢支部との2箇所に前記軸受(20)を設けてもよ
い。
斯くすることにより、前記ワイヤの牽引荷重及びリター
ンばね(11)のばね反力による第1リンク部材(5)
の回転抵抗を小さくできながら、しかも、前記チェン案
内具(7)に、該チェン案内具(7)のプーリーに掛設
するチェンのチェンテンションにより上下方向上方(第
3図矢印Y方向)への突上力が作用して、前記各リンク
部材(5)(6)の枢支部における軸に曲げ荷重が作用
する場合、前記リンク機構(A)における相対運動する
二つの部材間の回転抵抗を、軸受が設けられていない従
来のものに比べて小さくできるので、それだけ操作ワイ
ヤ(W)の操作力を小さくできるのである。
又、前記軸受(20)は、前記第1リンク部材(5)の
ベース部材(3)への枢支部を除く残り三つの枢支部、
即ち、第1リンク部材(5)の可動部材(4)への枢支
部と第2リンク部材(6)のベース部材(3)及び可動
部材(4)への枢支部とのうち、一つの枢支部に組付け
てもよい。
又、以上の実施例では、第1及び第2取付壁(1)
(2)のうち、第1取付壁(1)に挿通孔(25)を設
け、第2取付壁(2)に支持孔(27)を設けたが、反
対に設けてもよい。
又、前記軸受(20)は、ボール(4)を備えたボール
軸受構造である他、前記ボール(4)がなく、前記軸受
体(23)を枢支軸(21)に相対回転自由に支持した
メタル軸受構造であってもよい。
又、前記固定具(12)は、第1リンク部材(5)に設
ける他、第2リンク部材(6)又は可動部材(4)或い
はベース部材(3)に設けてもよい。
又、前記リターンばね(11)は、第1リンク部材
(5)とベース部材(3)との間に介装する他、第2リ
ンク部材(6)とベース部材(3)との間、又は第1リ
ンク部材(5)又は第2リンク部材(6)と可動部材
(4)との間に介装してもよい。
又、本考案のディレーラーは、リヤディレーラーである
他、フロントディレーラーであってもよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、相対向する第1及び第2取付壁を
もったベース部材(3)と、可動部材(4)と、前記ベ
ース部材(3)及び可動部材(4)の前記各取付壁間に
挿入して枢支する1対のリンク部材(5)(6)との四
つの部材から成るリンク機構(A)と、チェン案内具
(7)とを備え、操作ワイヤの操作により前記リンク機
構(A)を変形し、前記可動部材(4)をベース部材
(3)に対し移動させる如く成した自転車用ディレーラ
ーにおいて、枢支軸(21)と該枢支軸(21)に対し
相対回転自由な軸受体(23)とを備えた軸受(20)
を形成する一方、相対向する前記取付壁の一方と、前記
各取付壁間に挿入するリンク部材とに、前記軸受(2
0)の軸受体(23)を挿嵌可能とした挿通孔(25)
(26)を設けて、前記リンク部材に前記軸受体(2
3)に支持すると共に、前記取付壁の他方に、前記枢支
軸(21)の一端を支持する支持孔(27)を設けて、
前記枢支軸(21)を前記取付壁に固定し、かつ、前記
取付壁の一方に設ける前記挿通孔(25)に、前記軸受
(20)の軸方向外方への移動を阻止する抜止体(2
8)を嵌合して固定したから、前記リンク部材の枢支部
における回転抵抗を小さくできて、操作ワイヤの操作を
軽く行うことができながら、しかも、前記軸受(20)
を、相対向する取付壁の一方側から前記挿通孔(25)
(26)に挿嵌して抜止体(28)を前記挿通孔(2
5)に嵌合するだけの非常に簡単な操作で容易に組付け
ることができると共に、この軸受(20)の移動を防ぐ
ことができるのである。従って、軸受(20)を設ける
割にディレーラー全体の組立作業性を向上でき、コスト
ダウンを図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ディレーラーの一実施例を示す要部のみ
の拡大断面図、第2図は底面図、第3図は正面図、第4
図は別の実施例を示す要部のみの拡大断面図である。 (1)(2)……取付壁 (3)……ベース部材 (4)……可動部材 (5)(6)……リンク部材 (7)……チェン案内具 (20)……軸受 (21)……枢支軸 (23)……軸受体 (25)(26)……挿通孔 (27)……支持孔 (28)……抜止体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する第1及び第2取付壁をもったベ
    ース部材(3)と、可動部材(4)と、前記ベース部材
    (3)及び可動部材(4)の前記各取付壁間に挿入して
    枢支する1対のリンク部材(5)(6)との四つの部材
    から成るリンク機構(A)と、チェン案内具(7)とを
    備え、操作ワイヤの操作により前記リンク機構(A)を
    変形し、前記可動部材(4)をベース部材(3)に対し
    移動させる如く成した自転車用ディレーラーにおいて、
    枢支軸(21)と該枢支軸(21)に対し相対回転自由
    な軸受体(23)とを備えた軸受(20)を形成する一
    方、相対向する前記取付壁の一方と、前記各取付壁間に
    挿入するリンク部材とに、前記軸受(20)の軸受体
    (23)を挿嵌可能とした挿通孔(25)(26)を設
    けて、前記リンク部材に前記軸受体(23)を支持する
    と共に、前記取付壁の他方に、前記枢支軸(21)の一
    端を支持する支持孔(27)を設けて、前記枢支軸(2
    1)を前記取付壁に固定し、かつ、前記取付壁の一方に
    設ける前記挿通孔(25)に、前記軸受(20)の軸方
    向外方への移動を阻止する抜止体(28)を嵌合して固
    定したことを特徴とする自転車用ディレーラー。
JP1988023370U 1988-02-23 1988-02-23 自転車用ディレーラー Expired - Lifetime JPH0630635Y2 (ja)

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JP1988023370U JPH0630635Y2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23 自転車用ディレーラー

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