JPS6335864A - パルプ成形体及びその製造方法 - Google Patents

パルプ成形体及びその製造方法

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JPS6335864A
JPS6335864A JP17336486A JP17336486A JPS6335864A JP S6335864 A JPS6335864 A JP S6335864A JP 17336486 A JP17336486 A JP 17336486A JP 17336486 A JP17336486 A JP 17336486A JP S6335864 A JPS6335864 A JP S6335864A
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JP
Japan
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pulp
defibrated
pulp molded
adhesive
molded product
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Pending
Application number
JP17336486A
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English (en)
Inventor
宇田 正
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Livedo Corp
Original Assignee
Toyo Eizai KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、吸水体やクツション材等として有用なパルプ
成形体並びにその製造方法に関し、詳細には形状安定性
が高く使用中に型層れし難いパルプ成形体並びに該成形
体を経済的に製造する方法に関するものである。
[従来の技術] パルプ成形体は、使い捨ておしめの吸水体や各種圧力緩
衝部材のクツション材等として広く利用されている。従
来のパルプ成形体は、解繊パルプを一定形状に圧縮成形
して製造されており、その形状はパルプ繊維同士の絡み
合いににって保持されている。しかるにパルプ繊維の絡
み合い力は余り強いものではないから該パルプ成形体の
形状保持性はそれ程高いとはいえず、吸水体やクツショ
ン材等として使用する間に種々の方向からの押圧力や引
張力を受けてパルプ繊維同士の絡み合いが部分的に解除
されてパルプ繊維の片寄り部を生じ吸水性やクツション
性の欠乏部を生成する。又ときにはパルプ成形体が団塊
状となって一部分に偏在し吸水体やクツション材として
の性能を十分に発揮できない事態をまねくことがある。
パルプ成形体のこうした欠点を解消する為に、パルプ繊
維同士の結合性を高める方向で種々研究がなされており
、例えばs、w、p、 と呼ばれるプラスチック製解繊
パルプを前記パルプと混合し、これを一定形状に圧縮成
形した後、S、W。
P、の軟化温度まで加熱し軟化したs、w、p。
の接合力によってパルプ繊維同士を接着する様なパルプ
成形体を製造する方法が提案されている。
しかるにこの方法ではs、w、p、が嵩高い為に解繊パ
ルプの均一混合が難しく、s、w、p、の分布にばらつ
きがあって成形体全体を均一に接着することができなか
った。即ち形状保持性は未だ十分とは言えなかった。又
この方法の場合S。
w、p、自体の材料コストが高いこともあって必ずしも
経済性の良い製造方法とは言えなかった。
一方メルトブローン方式と称し、溶融接着剤を圧縮成形
パルプのマットに向けて網状に吹付は該接着剤の接着力
によってパル成形体の結合性を高める方法も開発されて
いるが、この方式は溶融接着剤吹付装置等の装置規模が
大きく、設備コストが高くなる為に、パルプ成形体生産
者の全てが容易に採用することのできる方法ではなかっ
た。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
、パルプ繊維同士の結合性が高く、使用中にも成形々状
が安定して保持される様なパルプ成形体並びに該成形体
を経済的に製造することのできる方法を提供しようとす
るものである。
[問題点を解決するための手段] しかして上記目的を達成した本発明のパルプ成形体は、
解繊パルプがシート状に積層され、厚さ方向に圧縮成形
されてなるパルプ成形体であって、微細接着成分が成形
体全体に亘フて均一分散してなる点に要旨が存在し、又
その製造方法は、解繊パルプをシート状に積層し厚さ方
向に圧縮してパルプ成形体を製造するに当たり、解繊パ
ルプに粉状熱可塑性接着剤を分散すると共に、圧縮成形
後加熱して上記接着剤を軟化させ、解繊パルプ同士を接
着する点に要旨を有するものである。
[作用] 本発明においては、パルプ成形体全体に亘ってパルプ繊
維同士を均一に接着する為に粉末状熱可塑性接着剤を使
用する。即ち上記目的を達成するにはパルプ成形体中に
接着成分を微細分散させる必要があるが、圧縮成形後の
パルプ成形体中へこれらを緻密に分散させることは困難
であり、圧縮成形前に原料である解繊パルプと均一に混
合しておく必要がある。そこで本発明においては接着成
分としてs、w、p、の様な嵩高の繊維状物ではなく、
粉末状の微細物を採用している。即ち粉末状(微細繊維
を含む)の熱可塑性接着剤を解繊パルプに混合すること
によって解繊パルプの隙間へ容易に入り込ませ、混合過
程で広く分散されて均一な混合状態が得られる。従って
これをシート状に積層し、厚さ方向に圧縮成形すると接
着成分である熱可塑性接着剤均一分散されたパルプ成形
体を得ることができる。次いで得られたパルプ成形体を
所定の温度に加熱して粉末状熱可塑性接着剤を軟化又は
溶融させ周囲の解繊パルプ同士を接着させると微細接着
成分が成形体に亘って均一分散してなる本発明のパルプ
成形体を得ることができる。こうして得られたパルプ成
形体における解繊パルプは適度な空隙を残しつつ接着剤
によって緻密且つ均一に接着されて解繊パルプ同士の結
合性の高いパルプ成形体となる。
本発明において使用される熱可塑性接着剤は、外観が粉
末状でありさえすればその目的を達成することができる
が、解繊パルプ中への分散性を考慮すると粒度50〜2
00メツシユ、より好ましくは50〜200メツシユで
あって比重0.85〜0.9より好ましくは0,8〜0
.9であるものが推奨される。又解繊パルプ内への浸透
性を考慮すると軟化時にある程度の流動性を示すものが
望ましく、又粉末状接着剤を製造するに際して主として
噴霧法が採用されることもあって粉末化に適した軟化時
流動性を有するものが要望される。即ちこうした要請に
対応する為に本発明における熱可塑性接着剤は140℃
で50〜500cps、より好ましくは50〜100c
ps程度の粘度を有することが望まれる。さらに本発明
においては軟化融着時の加熱コストを低減する上で、使
用時には粘着性を示さない範囲でできる限り低い軟化温
度を有する熱可塑性接着剤が望ましく、例えば軟化温度
が50〜100℃、より好ましくは60〜70tである
ものが要望される。一方軟化融着後は速やかに固化する
ことが要求され、好ましいオーブンタイムは5秒程度で
ある。
上記要請を全て溝足する熱可塑性接着剤としては例えば
パラフィンワックス:タラキーファイアが10=1より
好ましくは7:1であるホットメルト型接看剤が挙げら
れるが、本発明が上記接着剤に限定されるものではない
ことは言う迄もない。そして該接着剤の解繊パルプに対
する配合量は、解繊パルプ14〜15重量部に対して当
該接着剤1〜4重量部の割合で調整することが推奨され
る。尚解繊パルプ同士の接着に関し、本明細書では融着
の用語を用いることもあるが、要はパルプ同士の離脱を
防止し得る限り全て本発明範囲に含まれる。
その他本発明においてはパルプ成形体の形状をシート状
物と記載したが、該シート状物としては単なる平板状物
の他、長さ方向及び/又は幅方向断面形状が波形、凹凸
形、ノコギリ形等種々の形状のものを挙げることができ
、さらに3角柱や4角柱、更には球体であって本発明を
適用することができる。
尚本発明に係るパルプ成形体は前述した通り法本体やク
ック3ン材として使用し得る他、断熱材や保温材等とし
ても有用であり、形状保持性能が優れているのでパルプ
の持つ優れた熱遮断性能を十分に生かすことができる。
[実施例] 第1図は本発明に係るパルプ成形体の製造工程を示す断
面説明図で、1は積繊機、2は搬送コンベア、3は吸引
ブロワ、4は加熱室を夫々示ず積繊機1には解繊パルプ
A及び粉末状熱可塑性接着剤[バラフィンワックス:タ
ラキーファイア=i4:2(重量比)IBが導入され、
両者はここで混合されながら下方へ送給され、矢印方向
へ走行している搬送コンベア上へ散布される。搬送コン
ベア上に散布・積層された混合物は加熱室4に入るが、
加熱室4内を転回走行する搬送コンベア2に囲まれたそ
の中央部空間には室外の吸引ブロワ3に連絡された吸入
口5が配設されているので加熱室外から導入された熱風
は吸入口5へ吸込まれる様に解繊パルプ等混合物層及び
網目状の搬送コンベアを通過する。この結果混合物層が
およそ70℃に加熱され、粉末状熱可塑性接着剤が解繊
パルプに軟化融着する。次いで加熱室4を出た混合物層
は外気によって冷却され接着剤が固化して目的とするパ
ルプ成形体の長尺物を適当な間隔毎に幅方向に切断する
とパルプ成形体を得ることができる。
こうして得たパルプ成形体は接着成分が成形体全体に亘
って微細且つ均一に分散されており、強い形状保持性を
示した。
[発明の効果] 本発明パルプ成形体は以上の様に構成されており、微細
接着成分が解繊パルプ成形体全体に亘って均一に分散さ
れているので解繊パルプ同士の接着が強固であり、成形
体としては種々の方向の引張力、せん断力、圧縮力等が
加わっても容易に破断あるいは団塊化することはない。
又上記パルプ成形体を製造するに当たっては、従来のパ
ルプ成形体製造工程に対して粉末状熱可塑性接着剤配合
ライン及び圧縮成形体を加熱処理する工程を加えるだけ
で良いので、メルトブローン方式の様に大規模な設備に
変更することを考えると既存設備の改造だけで対処する
ことができる。即ち破断や団塊化の恐れのないパルプ成
形体を経済的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパルプ成形体の製造工程を示す断
面説明図である。 1・・・積繊機     2・・・搬送コンベア3・・
・吸引ブロワ   4・・・加熱室5・・・吸引口 出願人  トーヨー衛材株式会社 パ′−1・′コ′ UIf

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)解繊パルプがシート状に積層され、厚さ方向に圧
    縮成形されてなるパルプ成形体であって、微細接着成分
    が成形体全体に亘って均一分散してなることを特徴とす
    るパルプ成形体。
  2. (2)解繊パルプをシート状に積層し厚さ方向に圧縮し
    てパルプ成形体を製造するに当たり、解繊パルプに粉状
    熱可塑性接着剤を分散すると共に、圧縮成形後加熱して
    上記接着剤を軟化させ、解繊パルプ同士を接着すること
    を特徴とするパルプ成形体の製造方法。
JP17336486A 1986-07-23 1986-07-23 パルプ成形体及びその製造方法 Pending JPS6335864A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069006A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fujita Corp 植物繊維系断熱マットの製造方法
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