JPS5835950B2 - α−サイアロン焼結体の製造法 - Google Patents
α−サイアロン焼結体の製造法Info
- Publication number
- JPS5835950B2 JPS5835950B2 JP55031374A JP3137480A JPS5835950B2 JP S5835950 B2 JPS5835950 B2 JP S5835950B2 JP 55031374 A JP55031374 A JP 55031374A JP 3137480 A JP3137480 A JP 3137480A JP S5835950 B2 JPS5835950 B2 JP S5835950B2
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- Japan
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- sialon
- sintered body
- pressure
- mixed
- production method
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高密度のα−サイアロン焼結体の製造法に関す
る。
る。
従来、サイアロンとしては、一般式
5ia−zA7zozNa−z (ただし、Zは0<2
≦4.2)で示されるβ−サイアロンが高温用機器材料
として注目されてきた。
≦4.2)で示されるβ−サイアロンが高温用機器材料
として注目されてきた。
該β−サイアロンはβ−5i3N4のSi位置にA、/
が、N位置にOが置換し、固溶したものであり、例えば
S 13 N4 *Al2O3及びA?Nとの混合物を
ホットプレスするか、または成形体を1気圧のN2雰囲
気中で加熱することによって製造されていた。
が、N位置にOが置換し、固溶したものであり、例えば
S 13 N4 *Al2O3及びA?Nとの混合物を
ホットプレスするか、または成形体を1気圧のN2雰囲
気中で加熱することによって製造されていた。
その反応式を示すと、次の通りである。
4Si3N4+2A1203+2AIN→3 S t
4 I’4202 N6最近、新しいサイアロンとして
、α−8i3N4のSi位置にA−1を、N位置にOを
置換すると同時に、格子間に他の元素が固溶したα−サ
イアロンが見出された。
4 I’4202 N6最近、新しいサイアロンとして
、α−8i3N4のSi位置にA−1を、N位置にOを
置換すると同時に、格子間に他の元素が固溶したα−サ
イアロンが見出された。
このα−サイアロンは一般式MX(Si、A?)1□(
o 、N ) 1 a、(ただし、XはOくX<2.M
はLi 、 Mg p CaまたはYを示す)で表わす
ことができる。
o 、N ) 1 a、(ただし、XはOくX<2.M
はLi 、 Mg p CaまたはYを示す)で表わす
ことができる。
このα−サイアロンの焼結法はまだ発表されていない。
本発明はα−サイアロンの高密度焼結体を製造する方法
を提供せんとするものである。
を提供せんとするものである。
本発明者は前記目的を達成すべく鋭意研究の結果、窒化
珪素、窒化アルミニウム及びα−サイアロンの格子間に
固溶する金属の酸化物若しくはこれらの金属酸化物を熱
分解により生成する金属塩をα−サイアロンを生成する
割合で混合し、該混合物を窒素雰囲気中で、1400〜
1800℃の温度、2〜1oookg/dの圧力下で焼
結することにより、気孔率15%以下の優れた性能を有
するα−サイアロン焼結体が得られることを明らかにし
た。
珪素、窒化アルミニウム及びα−サイアロンの格子間に
固溶する金属の酸化物若しくはこれらの金属酸化物を熱
分解により生成する金属塩をα−サイアロンを生成する
割合で混合し、該混合物を窒素雰囲気中で、1400〜
1800℃の温度、2〜1oookg/dの圧力下で焼
結することにより、気孔率15%以下の優れた性能を有
するα−サイアロン焼結体が得られることを明らかにし
た。
この知見に基づいて本発明を完成したものである。
α−サイアロンの格子間に固溶する金属としては、Li
tNa、Ca、Mg、Y希土類元素またはこれらの混合
物が酸化物として用いられる。
tNa、Ca、Mg、Y希土類元素またはこれらの混合
物が酸化物として用いられる。
また熱分解により、前記金属の酸化物を生成するそれら
の金属の炭酸塩、塩基性炭酸塩、しゆう酸塩等の有機酸
塩、水酸塩なども同様に用いられる。
の金属の炭酸塩、塩基性炭酸塩、しゆう酸塩等の有機酸
塩、水酸塩なども同様に用いられる。
原料粉末の混合化は、下記の化学式に示す割合である。
上記の化学式において、Si+k110+Nの元素の比
は常に×であり、α−8i3N4のSi位置にA、/が
、N位置にOが置換型固溶し、Mで示されるLi 、
Na 、Mg 、 Ca 、Y 、希土類元素は格子間
に固溶する。
は常に×であり、α−8i3N4のSi位置にA、/が
、N位置にOが置換型固溶し、Mで示されるLi 、
Na 、Mg 、 Ca 、Y 、希土類元素は格子間
に固溶する。
これらの塩類を使用する場合は酸化物に相当する量を混
合すればよい。
合すればよい。
これらの原料混合粉末を窒化硼素で被覆した黒船製型に
入れ、1気圧の窒素中で加圧焼成する。
入れ、1気圧の窒素中で加圧焼成する。
焼成圧力は2〜lo o o kg〆i1好ましくは1
50〜500kvcI?である。
50〜500kvcI?である。
この焼成圧力を2 kg/ai:より小さくすると、高
密度の焼結体が得られない。
密度の焼結体が得られない。
また1000に’;l/at?を超えると型が圧力に耐
え難くなり実用的でない。
え難くなり実用的でない。
焼成温度は1400〜1800℃、好ましくは1650
〜1750℃で、約15〜60分焼成する。
〜1750℃で、約15〜60分焼成する。
焼成温度が1400℃より低いと反応が起らず焼結体が
得られず、1800℃を超えると原料のS is N4
が熱分解を起こす。
得られず、1800℃を超えると原料のS is N4
が熱分解を起こす。
また窒素雰囲気中で行うのは、原料Si3N4. kl
Nが熱分解、酸化反応を起すのを防止するためである。
Nが熱分解、酸化反応を起すのを防止するためである。
本発明の方法によるときは、気孔率15%以下の高密度
の焼結体が容易に得られ、高温用機器材料、耐火材料と
して優れた性能を有するものが得られる効果を有する。
の焼結体が容易に得られ、高温用機器材料、耐火材料と
して優れた性能を有するものが得られる効果を有する。
実施例 1
窒化珪素(平均粒径0.5μ扉、不純物FeO,25%
、A? 0.1.8%、01.2%ただし%は重量%を
示す、以下同じ)、窒化アルミニウム(平均粒径2pm
、不純物SiO,2%、01.8%)及び炭酸リチウム
(純度98%)を、それぞれモル比で、20 : 9
: 3の割合に混合した。
、A? 0.1.8%、01.2%ただし%は重量%を
示す、以下同じ)、窒化アルミニウム(平均粒径2pm
、不純物SiO,2%、01.8%)及び炭酸リチウム
(純度98%)を、それぞれモル比で、20 : 9
: 3の割合に混合した。
この混合物2gを窒化硼素粉末で表面を被覆した内径1
5朋の黒船製治具に入れた。
5朋の黒船製治具に入れた。
窒化硼素で表面を被覆したのは、黒船と原料粉末との反
応を防ぐためである。
応を防ぐためである。
この黒船製治具を加圧焼成装置に入れ、窒素で空気を置
換した後、1気圧の窒素ガスを通じながら、300に9
/dの加圧下で昇温し、1750℃で10分保った。
換した後、1気圧の窒素ガスを通じながら、300に9
/dの加圧下で昇温し、1750℃で10分保った。
得られたα−サイアロンはLi104(Si1o、4A
71,6 ) (00,5N15.5 )の組成を持つ
焼結体であり、その気孔率は15%であった。
71,6 ) (00,5N15.5 )の組成を持つ
焼結体であり、その気孔率は15%であった。
実施例 2
実施例1に使用したものと同じ窒化珪素、窒化アルミニ
ウムと炭酸カルシウム(純度98%)を、それぞれ、モ
ル比で31:27:9の割合で混合した。
ウムと炭酸カルシウム(純度98%)を、それぞれ、モ
ル比で31:27:9の割合で混合した。
この混合物約2gを使用し、実施例1と同様の手順で、
150 kg/dの圧力下で、1700℃で1時間加圧
焼成した。
150 kg/dの圧力下で、1700℃で1時間加圧
焼成した。
得られたα−サイアロンはCaoog (S1g、3
A72.7 ) (000g N15.1 )の組成を
持つ焼結体であり、その気孔率は4%である。
A72.7 ) (000g N15.1 )の組成を
持つ焼結体であり、その気孔率は4%である。
実施例 3
実施例1に使用したものと同じ窒化珪素、窒化アルミニ
ウムと酸化イツトリウム(純度99.9%)を、それぞ
れモル比で、50:27:3の割合で混合した。
ウムと酸化イツトリウム(純度99.9%)を、それぞ
れモル比で、50:27:3の割合で混合した。
この混合物を使用し、実施例1と同じ方法及び条件下で
30分加圧焼成した。
30分加圧焼成した。
得られたものは、Yo、41 (5ito、2A’t、
s ) (00,6N15.4 )の組成のα−サイア
ロンであり、その気孔率は1%であった。
s ) (00,6N15.4 )の組成のα−サイア
ロンであり、その気孔率は1%であった。
実施例 4
実施例1と実施例2において出発原料として用いた混合
粉末を、lfづつ混合した。
粉末を、lfづつ混合した。
得られた混合原料を使用して、実施例1と同じ手順で、
200に9/dの圧力下で、1700℃で30分間加圧
焼焼成た。
200に9/dの圧力下で、1700℃で30分間加圧
焼焼成た。
得られたものは、(LiO,53CaO,44) (S
io、sA?2.2)(Oo、7Nts、2)の組成の
α−サイアロンであり、その気孔率は8%であった。
io、sA?2.2)(Oo、7Nts、2)の組成の
α−サイアロンであり、その気孔率は8%であった。
実施例 5
実施例1に使用した窒化珪素、窒化アルミニウムと、炭
酸ナトリウム(純度98%)及び酸化エルビウム(純度
99.9%)を、それぞれモル比で、70:36:3:
3の割合で混合した。
酸ナトリウム(純度98%)及び酸化エルビウム(純度
99.9%)を、それぞれモル比で、70:36:3:
3の割合で混合した。
この混合物約2gを実施例1と同じ手順で、400 k
g/aiの圧力下で、1650℃で30分間加圧焼焼成
た。
g/aiの圧力下で、1650℃で30分間加圧焼焼成
た。
得られたものは、
(Nap、53 ErO,20XS ito、3 A?
t、7) (Oo、5N15.5 )ノ組成のα−サイ
アロンでアリ、 %であった。
t、7) (Oo、5N15.5 )ノ組成のα−サイ
アロンでアリ、 %であった。
その気孔率は7
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 窒化珪素、窒化アルミニウムとLi 、 Na 、
Ca。 Mg 、 Yおよび希土類元素から選ばれた金属酸化物
若しくはこれらの金属酸化物を熱分解により生成する金
属塩類の1種または2種以上とを、一般式MX(Si
、 kl ) 1□(0,N)16(Mは前記金属、X
はO<X<2を表わす)で示されるα−サイアロンを生
成する割合で混合し、該混合物を窒素雰囲気中で140
0〜1800℃の温度で、 2〜100 o#/dの圧
力条件下で加圧焼結することを特徴とするα−サイアロ
ン焼結体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55031374A JPS5835950B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | α−サイアロン焼結体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55031374A JPS5835950B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | α−サイアロン焼結体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129667A JPS56129667A (en) | 1981-10-09 |
JPS5835950B2 true JPS5835950B2 (ja) | 1983-08-05 |
Family
ID=12329469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55031374A Expired JPS5835950B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | α−サイアロン焼結体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835950B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58213678A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 切削工具および耐摩耗工具用サイアロン基焼結材料 |
JPS5926977A (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 切削工具用サイアロン基セラミツク焼結材料 |
JPS5954677A (ja) * | 1982-09-21 | 1984-03-29 | タテホ化学工業株式会社 | α−サイアロン焼結体の改良 |
JPS59182276A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-17 | 株式会社東芝 | 窒化ケイ素焼結体 |
JPS59199579A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 耐摩耗性のすぐれたサイアロン基セラミツクス |
JPH0625039B2 (ja) * | 1988-07-08 | 1994-04-06 | 日本タングステン株式会社 | 窒化珪素質焼結体及びその製造方法 |
DE69224068T2 (de) * | 1991-09-04 | 1998-05-14 | Shinagawa Refractories Co | alpha-SIALON SINTERAGGLOMERAT HOHER KORROSIONSBESTÄNDIGKEIT UND SEINE HERSTELLUNG |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314717A (en) * | 1975-07-24 | 1978-02-09 | Lucas Industries Ltd | Ceramic products and manufacture |
-
1980
- 1980-03-12 JP JP55031374A patent/JPS5835950B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314717A (en) * | 1975-07-24 | 1978-02-09 | Lucas Industries Ltd | Ceramic products and manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129667A (en) | 1981-10-09 |
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