JPS5834559B2 - アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法 - Google Patents

アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法

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JPS5834559B2
JPS5834559B2 JP15841180A JP15841180A JPS5834559B2 JP S5834559 B2 JPS5834559 B2 JP S5834559B2 JP 15841180 A JP15841180 A JP 15841180A JP 15841180 A JP15841180 A JP 15841180A JP S5834559 B2 JPS5834559 B2 JP S5834559B2
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JP
Japan
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aluminum
electrolytic treatment
aluminum alloy
pattern
aluminum material
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JP15841180A
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篤司 小林
哲郎 石井
智 藤岡
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Nippon Koki Co Ltd
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Nippon Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本願発明はアルミニウム又はその合金(以下アルミニウ
ム材という)上に任意模様の着色皮膜を形成する方法に
関し、さらに詳しくは一次電解処理によってアルミニウ
ム材表面に形威された陽極酸化皮膜上に、金属塩水溶液
中において任意の模様を電気的にプリントする方法に関
するものである。
本願発明のアルミニウム材に対する模様着色方法は、常
法による一次電解によって先ずアルミニウム材表面に陽
極酸化皮膜を形威し、さらにこの−次電解処理後のアル
ミニウム材と所望の模様状に形成した電極とを両者が直
接接触しない程度の微小隙間を隔てて近接対置させ、金
属塩を含む水溶液中において両者間に電圧を印加するこ
とによってアルミニウム材表面に電極模様と同一の着色
模様を形成することを基本工程とするものである。
又、本願第2発明のアルミニウム材に対する模様着色方
法は上記基本工程に続いてさらに金属塩水溶液中で電解
処理し、それによって前工程で発色形成された模様の濃
淡を逆転させる工程を付加するものである。
続いて第1図に示す装置例を参照して本願第1発明にお
ける二次電解工程を説明すると、第1図において符号1
は電解槽、2は電解液、3は一次電解処理によって表面
に陽極酸化皮膜を形成されたアルミニウム材、4は合成
樹脂製のプリント基板4aの上に電極用薄板金属4bを
積層した版状電極部材、5はアルミニウム材3と版状電
極部材4間に介装される透液性の薄膜状の絶縁体、6は
アルミニウム材3上に載置される重錘を示している。
上記装置例では電解液2として、N 1SO4・6H2
0の水溶液(濃度50 g/l )を常温で使用し、さ
らに電極用金属4bとしてニッケル、絶縁体5として厚
さ0.1 mrrtのシルク(絹布)を使用し、アルミ
ニウム材3と電極用金属4bとの間にIA/dm″で交
流電圧を印加するようにしている。
版状電極部材4は、所望の模様にエツチングしたプリン
ト基板4aにニッケルメッキ4bを施して形成されてい
る。
重錘6はアルミニウム材3をできるだけ電極用金属4b
に近接させるためのもので第1図の装置例ではこの重錘
6によって10 kg/ di”の圧力がアルミニウム
材3に加えられるようにしている。
但し、アルミニウム材3と電極用金属4bとの近接距離
を維持せしめる方法は、本実施例以外にも種々前えられ
、伺ら重錘6に限定されるものではない。
第1図の装置においてアルミニウム材3と電極用金属4
bの間に交流を通電したところ、電極用金属4bの反転
模様がアルミニウム材3の表面に発色形成された。
この方法で着色が行われる基本的な原理は、通電部分に
おいてアルマイト層の細孔底に金属粒子が析出し、これ
が光を散乱、吸収する結果着色してみえることによる。
これに対して非通電部分では金属粒子の析出がおこらな
いため着色することがない。
尚、版状電極と被転写アルミニウム材との間に存在する
液量はごく僅か(ldmあたりlcc以下)であるが、
析出金属粒子の量は極微量でも着色可能であるので十分
濃く着色することができる。
このことは本発明に到達する上での最も重要な技術的知
見であり、本発明はこの知見に基づいて、版状電極と被
転写アルミニウム材とを近接対置させるという技術的手
段に想到することを得たものである。
本願第1発明では、このように二次電解工程において、
金属塩を含む水溶液中でアルミニウム材3と版状電極部
材4とを近接させながら、両者間に電圧を印加すること
が最要点となっており、その具体化の一例として図に示
す装置例では、アルミニウム材3と版状電極部材4との
近接距離を維持せしめるために、両者間に透液性の薄膜
状の絶縁体5を介装させて重錘6によって強く押しつけ
ながら電圧を印加する方法をとっている。
このようにすることによって両者の近接間隔は、絶縁体
5の薄膜厚さに均一に保持され、アルミニウム材3上に
電極用金属4bの模様を鮮明に転写することができるの
である。
尚、アルミニウム材3と電極用金属4b間に絶縁体5を
使用する場合は両者間の絶縁が破壊されない限り薄い方
がよく(厚さ0.1 mm〜0.3關が適当)、又重錘
6による押圧力も両者間の絶縁破壊が生じない範囲で大
きくする方がアルミニウム材3上に鮮明な模様を形成す
ることがでる。
第1図の装置例ではアルミニウム材3と電極用金属4b
との間には1種類の電圧しか印加されていないが、本願
発明では第2図に示すように電極用金属4bの模様を複
数のブロック(第2図では2つのブロックA、B)に分
割し、各ブロックごとに異なる電源(第2図では2つの
電源Ea、Eb)から電圧を印加するようにすることも
できる。
この場合、各電源Ea、Ebごとに電圧を異ならしめて
もよく、あるいは通電時間を異ならしめてもよい。
このように、各模様ブロックごとに印加する電源の条件
を異ならしめてやるとそれぞれの模様ブロックA、Bが
異なる色調でアルミニウム材3側に転写されさらに一層
意匠感の向上した製品を得ることができる。
本願第2発明は上記第1発明の二次電解工程を経たアル
ミニウム材3にさらに三次電解処理を施すものである。
尚、本願第1、第2各発明における二次電解処理のため
の電解浴、電源等は公地の電解着色方法(例えば浅田法
)で使用されるものをそのまま利用して行うことができ
る。
又、本願第2発明における三次電解処理も前記二次電解
処理と同一条件で行うこともできる。
本願第2発明において三次電解処理を二次電解処理後の
アルミニウム材3に施すと、該アルミニウム材3上に形
成されている模様の濃淡が逆転し、本願第1発明の方法
(即ち、二次電解処理まで)によって得られる製品と同
一パターンでしかも色調が全く異なる製品を得ることが
できる。
次に本願第1、第2各発明の具体的実施例について説明
する。
第1発明実施例 1 使用アルミニウム材 純アルミニウムー次電解処理 (1)電 解 液 15%硫酸液(20°C)(2
)電流密度 LA/di(直流) (3)陰 極 純アルミニウム板(4)通電時
間 40分 二次電解処理 (1)電解液 N r S04・66H2O50/1(
2)電流密度 IA/dm″(パターン面積)(3
)電極用金属 所望の模様にエツチングしたプリント基板にニッケルメ
ッキを施したもの (4)通電時間 約2分 (5)絶縁体 シルク (6)重錘重量 10 kg、/ di第1発明実施
例 ■ 使用アルミニウム材 純アルミニウムー次電解処理 (1)電 解 液 10係リン酸液(20℃)(2
)電流密度 1A/am(直流)(3)陰 極
純アルミニウム板(4)通電時間 40分 二次電解処理 (1)電解液 NiSO4・66H2O50/1(2)
電流密度 電極模様を2つのブロックにわけ、一方のブロックにl
O■、他方のブロックに20Vを印加(交流)したとこ
ろ低電圧印加部分が着色に、又高電圧印加部分がブ冶ン
ズに発色した。
(3)電極用金属 ステンレス鋼(SUS 30
4)(4)通電時間 約2分 (5)絶縁体 ミルク (6)重錘重量 10 kg/ dm”第2発明実
施例 使用アルミニウム材並びに−次電解処理及び二次電解処
理は第1発明実施例1と同様とし、次の要領で三次電解
処理を行った。
三次電解処理 (1)電解液 NiSO4・66H2O50/1(2)
電流密度 IA/dポ(パターン面積)(3)対
極 板 ステンレス鋼(SUS 304)(4)通
電時間 約5分 続いて本願発明の詳細な説明すると、本願第1、第2各
発明は、−次電解処理Oこよって陽極酸化皮膜を形成さ
れたアルミニウム材に、模様状電極を両者が直接接触し
ない程度の微小隙間を隔てて近接対置させた状態で二次
電解処理を施すことによってアルミニウム材に模様を着
色形成するようにしたものであるから模様着色工程を簡
易(こ行うことができるとともに、模様自体も鮮明に発
現するという効果がある。
又、本願第2発明では二次電解処理によって発色形成さ
れた模様の濃淡を三次電解処理によって逆転させ、もっ
て同一電極模様による製品の多様化を可能にしたもので
あり実用的価値の太きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明における二次電解処理工程の装置側説
明図、第2図は本願発明の一実施例における二次電解処
理説明図である。 1・・・・・・電解槽、2・・・・・・電解液、3・・
・・・・アルミニウム材、4・・・・・・電極ユニット
、4a・・・・・・プリント基板、4b・・・・・・電
極用金属、5・・・・・・絶縁体、6・・・・・・重錘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム又はアルミニウム合金に常法による一
    次電解処理を施して陽極酸化皮膜を形成した後、金属塩
    を含む水溶液中で前記アルミニウム又はアルミニウム合
    金と模様状電極とを両者が直接接触しない程度の微小隙
    間を隔てて近接対置させ且つ該アルミニウム又はアルミ
    ニウム合金に二次電解処理を施して前記模様状電極の反
    転模様を着色形成することを特徴とするアルミニウム又
    はアルミニウム合金番こ対する模様着色方法。 2 アルミニウム又はアルミニウム合金に常法による一
    次電解処理を施して陽極酸化皮膜を形成した後、金属塩
    を含む水溶液中で前記アルミニウム又はアルミニウム合
    金と模様状電極とを両者が直接接触しない程度の微小隙
    間を隔てて近接対置させ且つ該アルミニウム又はアルミ
    ニウム合金に二次電解処理を施して前記模様状電極の反
    転模様を着色形成するとともに、さらに前記二次電解処
    理後のアルミニウム又はアルミニウム合金に金属塩を含
    む水溶液中で適宜の電極を対極として三次電解処理を施
    して前記二次電解処理によって形成された着色模様の濃
    淡を逆転させることを特徴とするアルミニウム又はアル
    ミニウム合金に対する模様着色方法。
JP15841180A 1980-11-10 1980-11-10 アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法 Expired JPS5834559B2 (ja)

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