JPS6356317B2 - - Google Patents
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- JPS6356317B2 JPS6356317B2 JP55182311A JP18231180A JPS6356317B2 JP S6356317 B2 JPS6356317 B2 JP S6356317B2 JP 55182311 A JP55182311 A JP 55182311A JP 18231180 A JP18231180 A JP 18231180A JP S6356317 B2 JPS6356317 B2 JP S6356317B2
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Landscapes
- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アルミニウム等の電気化学的方法に
より着色可能な金属材表面に任意の模様の着色皮
膜を形成する方法に関するものである。
より着色可能な金属材表面に任意の模様の着色皮
膜を形成する方法に関するものである。
金属に対する模様着色方法として、特開昭52−
61139号公報および特開昭52−61140号公報記載の
方法がすでに公知であるが、この公知の方法は、
第３図図示の如く電極板であるアルミ箔１１と被
転写体であるアルミ板１２との間に電解液１３の
存在下でシルク等の模様原版１４を介設して、ア
ルミ箔１１上をローラ１５で加圧しつつ通電する
ようにしている。この場合、一見するとローラ１
５によつて加圧している部分のみ通電し、鮮明な
転写模様が得られるように考えられるが、実際に
は他の加圧されていない部分も通電してしまうた
め、結局転写模様が不鮮明になるという問題があ
る。
61139号公報および特開昭52−61140号公報記載の
方法がすでに公知であるが、この公知の方法は、
第３図図示の如く電極板であるアルミ箔１１と被
転写体であるアルミ板１２との間に電解液１３の
存在下でシルク等の模様原版１４を介設して、ア
ルミ箔１１上をローラ１５で加圧しつつ通電する
ようにしている。この場合、一見するとローラ１
５によつて加圧している部分のみ通電し、鮮明な
転写模様が得られるように考えられるが、実際に
は他の加圧されていない部分も通電してしまうた
め、結局転写模様が不鮮明になるという問題があ
る。
本発明は、金属塩を含む水溶液からなる電解液
中で、電気化学的方法により着色可能な金属材と
電極板との間に模様付シルクスクリーンのように
部分的に異なる電気抵抗値を有する中間媒体を介
設せしめ且つ両者間全面に圧力を同時且つ均等に
加えつつ当接面全体に電圧を印加して、前記電気
抵抗値の変化に対応する模様を金属材表面に転写
した後、前記電解液中で中間媒体を介在させるこ
となく前記金属材と適宜の電極とを対向させて電
解処理を施して金属材表面に転写された模様の濃
淡を逆転させることを特徴とするものであり、上
記公知例の如く部分的に圧力を加えるのではなく
して、全体を均等に加圧して当接面全体に通電せ
しめ、原版である中間媒体と金属材とを全面に亘
つて密着させて得られた転写模様の濃淡を逆転せ
しめて、変化に富んだ転写模様を得ることを目的
とするものである。
中で、電気化学的方法により着色可能な金属材と
電極板との間に模様付シルクスクリーンのように
部分的に異なる電気抵抗値を有する中間媒体を介
設せしめ且つ両者間全面に圧力を同時且つ均等に
加えつつ当接面全体に電圧を印加して、前記電気
抵抗値の変化に対応する模様を金属材表面に転写
した後、前記電解液中で中間媒体を介在させるこ
となく前記金属材と適宜の電極とを対向させて電
解処理を施して金属材表面に転写された模様の濃
淡を逆転させることを特徴とするものであり、上
記公知例の如く部分的に圧力を加えるのではなく
して、全体を均等に加圧して当接面全体に通電せ
しめ、原版である中間媒体と金属材とを全面に亘
つて密着させて得られた転写模様の濃淡を逆転せ
しめて、変化に富んだ転写模様を得ることを目的
とするものである。
次いで、第１図に示す装置例を参照して本発明
における転写電解工程を説明する。第１図におい
て、符号１は電解槽、２は電解液、３は金属材、
４は金属材３の対極である電極板、５は部分的に
異なる抵抗値を有する中間媒体、６は金属材３上
に載置される重錘を示している。
における転写電解工程を説明する。第１図におい
て、符号１は電解槽、２は電解液、３は金属材、
４は金属材３の対極である電極板、５は部分的に
異なる抵抗値を有する中間媒体、６は金属材３上
に載置される重錘を示している。
上記装置例において、電解液２としては対象金
属に対して着色効果を有する電解液、例えば硫酸
ニツケル等の金属塩を含む水溶液を適切な温度範
囲で使用する。
属に対して着色効果を有する電解液、例えば硫酸
ニツケル等の金属塩を含む水溶液を適切な温度範
囲で使用する。
金属材３は、被転写体となるもので、電気化学
的方法で着色可能な金属であれば種々の金属を採
用し得る。
的方法で着色可能な金属であれば種々の金属を採
用し得る。
電極板４としてはステンレス板等の平板状電極
が採用される。
が採用される。
中間媒体５は転写原版として使用するものであ
り、部分的に異なる抵抗値を有し且つ電解液にお
かされない性質を有する素材例えば模様付シルク
スクリーンが採用される。この模様付シルクスク
リーン５は、シルク印刷用の材料であるシルクス
クリーンに感光性樹脂を塗布した後、パターンマ
スクをした状態で感光せしめて、第２図図示のよ
うに模様７を形成して製作される。ここに模様７
部分は感光性樹脂が洗い流されてシルクスクリー
ン素地が露出しており、他の部分に比べて電気抵
抗が小さくなつている。
り、部分的に異なる抵抗値を有し且つ電解液にお
かされない性質を有する素材例えば模様付シルク
スクリーンが採用される。この模様付シルクスク
リーン５は、シルク印刷用の材料であるシルクス
クリーンに感光性樹脂を塗布した後、パターンマ
スクをした状態で感光せしめて、第２図図示のよ
うに模様７を形成して製作される。ここに模様７
部分は感光性樹脂が洗い流されてシルクスクリー
ン素地が露出しており、他の部分に比べて電気抵
抗が小さくなつている。
このような中間媒体５を使用すると、木目等の
自然な模様から写真により製版したスクリーンを
も使用可能であり、又シルクスクリーン表面に塗
布する感光性樹脂の厚さを人為的にコントロール
すれば連続的な抵抗の変化をも得ることができ
る。
自然な模様から写真により製版したスクリーンを
も使用可能であり、又シルクスクリーン表面に塗
布する感光性樹脂の厚さを人為的にコントロール
すれば連続的な抵抗の変化をも得ることができ
る。
重錘６は、金属材３と電極板４との間に中間媒
体５を圧接するためのものであり、0.1〜１Kg／
ｄm2程度の圧力を金属材３に加え得るようにされ
ている。圧力は小さすぎると転写模様が不鮮明と
なり、大きすぎるとムラとなるため上記の値が適
当である。
体５を圧接するためのものであり、0.1〜１Kg／
ｄm2程度の圧力を金属材３に加え得るようにされ
ている。圧力は小さすぎると転写模様が不鮮明と
なり、大きすぎるとムラとなるため上記の値が適
当である。
第１図の装置において金属材３と電極板４との
間に交流電圧を印加すると、中間媒体５の抵抗値
の部分的差異に対応する濃淡模様が金属材３表面
に転写される。即ち、抵抗値の小さい部分は濃
く、抵抗値の大きい部分は淡く着色される。
間に交流電圧を印加すると、中間媒体５の抵抗値
の部分的差異に対応する濃淡模様が金属材３表面
に転写される。即ち、抵抗値の小さい部分は濃
く、抵抗値の大きい部分は淡く着色される。
なお、第１図の装置例において上記二次電解処
理後の金属材（アルミニウム）３を二次電解液を
用いて中間媒体を介在させることなく三次電解処
理を施すと、金属材３上に形成されている模様の
濃淡が逆転し、同一パターンで色調の全く異なる
転写模様を得ることができる。
理後の金属材（アルミニウム）３を二次電解液を
用いて中間媒体を介在させることなく三次電解処
理を施すと、金属材３上に形成されている模様の
濃淡が逆転し、同一パターンで色調の全く異なる
転写模様を得ることができる。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
実施例 １
使用金属材 A5052アルミニウム板
前処理
アルミニウム板を８％水酸化ナトリウム水溶液
で30秒間脱脂水洗後、16％硝酸水溶液中に数秒間
浸漬後水洗する。
で30秒間脱脂水洗後、16％硝酸水溶液中に数秒間
浸漬後水洗する。
一次電解処理
(1) 電解液 10％燐酸水溶液（20℃）
(2) 電流密度 1A／ｄm2（直流）
(3) 陰 極 純アルミニウム板
(4) 通電時間 40分
上記条件で一次電解処理してアルミニウム板表
面に陽極酸化皮膜を形成する。
面に陽極酸化皮膜を形成する。
二次電解処理
(1) 電解液 50g／ｌ硫酸ニツケルと50g／ｌホ
ウ酸とを含む水溶液 (2) 通電条件 交流2A／ｄm2の電流密度で30秒
通電 (3) 中間媒体 シルク印刷用のシルクスクリーン
上に感光性樹脂を塗布した後、第２
図図示の如く感光模様を形成したも
のを使用 (4) 対 極 ステンレス板（SUS304） (5) 重 錘 １Kg／ｄm2 上記条件で二次電解処理を施すと中間媒体の模
様部分が濃く、他の部分が淡く、アルミニウム板
表面に転写された。
ウ酸とを含む水溶液 (2) 通電条件 交流2A／ｄm2の電流密度で30秒
通電 (3) 中間媒体 シルク印刷用のシルクスクリーン
上に感光性樹脂を塗布した後、第２
図図示の如く感光模様を形成したも
のを使用 (4) 対 極 ステンレス板（SUS304） (5) 重 錘 １Kg／ｄm2 上記条件で二次電解処理を施すと中間媒体の模
様部分が濃く、他の部分が淡く、アルミニウム板
表面に転写された。
三次電解処理
(1) 電解液 50g／ｌ硫酸ニツケルと50g／ｌホ
ウ酸とを含む水溶液 (2) 通電条件 交流0.3A／ｄm2の電流密度で２
分通電 (3) 対 極 ステンンレス板（SUS304） 上記条件で三次電解処理を施すと、上記二次電
解処理後の濃淡模様が逆転し、鮮明且つ独特の色
調を有する転写模様を得ることができた。
ウ酸とを含む水溶液 (2) 通電条件 交流0.3A／ｄm2の電流密度で２
分通電 (3) 対 極 ステンンレス板（SUS304） 上記条件で三次電解処理を施すと、上記二次電
解処理後の濃淡模様が逆転し、鮮明且つ独特の色
調を有する転写模様を得ることができた。
続いて本発明の金属に対する電気的模様転写方
法の効果を説明すると、金属塩を含む水溶液から
なる電解液中で、電気化学的方法により着色可能
な金属材と電極板との間に模様付シルクスクリー
ンのように部分的に異なる電気抵抗値を有する中
間媒体を介設せしめ且つ両者間全面に圧力を同時
且つ均等に加えつつ当接面全体に電圧を印加し
て、前記電気抵抗値の変化に対応する模様を金属
材表面に転写した後、前記電解液中で中間媒体を
介在させることなく前記金属材と適宜の電極とを
対向させて電解処理を施して金属材表面に転写さ
れた模様の濃淡を逆転させるようにしたので、中
間媒体の抵抗値を部分的に変化せしめて転写原版
とすることができるとともに、かくして得られた
転写模様の濃淡を逆転させることができることか
らあるゆる種類のパターンの転写が可能となると
いう優れた効果がある。
法の効果を説明すると、金属塩を含む水溶液から
なる電解液中で、電気化学的方法により着色可能
な金属材と電極板との間に模様付シルクスクリー
ンのように部分的に異なる電気抵抗値を有する中
間媒体を介設せしめ且つ両者間全面に圧力を同時
且つ均等に加えつつ当接面全体に電圧を印加し
て、前記電気抵抗値の変化に対応する模様を金属
材表面に転写した後、前記電解液中で中間媒体を
介在させることなく前記金属材と適宜の電極とを
対向させて電解処理を施して金属材表面に転写さ
れた模様の濃淡を逆転させるようにしたので、中
間媒体の抵抗値を部分的に変化せしめて転写原版
とすることができるとともに、かくして得られた
転写模様の濃淡を逆転させることができることか
らあるゆる種類のパターンの転写が可能となると
いう優れた効果がある。
又、金属材と電極板との間に中間媒体を介設し
た状態で両者を全面的に均等に加圧して、当接面
全体に電圧を印加するようにしたので、中間媒体
の模様を鮮明に金属材表面に転写することができ
るという効果もある。
た状態で両者を全面的に均等に加圧して、当接面
全体に電圧を印加するようにしたので、中間媒体
の模様を鮮明に金属材表面に転写することができ
るという効果もある。
更に、金属材と電極板との間に中間媒体を介在
せしめた状態で電解処理を施すだけで鮮明な模様
転写が可能となるので模様着色工程を簡易化でき
るという利点もある。
せしめた状態で電解処理を施すだけで鮮明な模様
転写が可能となるので模様着色工程を簡易化でき
るという利点もある。
第１図は本発明における電解処理工程の装置例
説明図、第２図は第１図の装置に使用する中間媒
体の具体例である模様付シルクスクリーンの平面
図、第３図は従来公知の転写電解工程の装置例を
示す説明図である。 １…電解槽、２…電解液、３…金属材、４…電
極板、５…中間媒体、６…重錘。
説明図、第２図は第１図の装置に使用する中間媒
体の具体例である模様付シルクスクリーンの平面
図、第３図は従来公知の転写電解工程の装置例を
示す説明図である。 １…電解槽、２…電解液、３…金属材、４…電
極板、５…中間媒体、６…重錘。
Claims (1)
- １ 金属塩を含む水溶液からなる電解液中で、電
気化学的方法により着色可能な金属材と電極板と
の間に模様付シルクスクリーンのように部分的に
異なる電気抵抗値を有する中間媒体を介設せしめ
且つ両者間全面に圧力を同時且つ均等に加えつつ
当接面全体に電圧を印加して、前記電気抵抗値の
変化に対応する模様を金属材表面に転写した後、
前記電解液中で中間媒体を介在させることなく前
記金属材と適宜の電極とを対向させて電解処理を
施して金属材表面に転写された模様の濃淡を逆転
させることを特徴とする金属に対する電気的模様
転写方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18231180A JPS57104693A (en) | 1980-12-22 | 1980-12-22 | Electrically transferring method for pattern onto metal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18231180A JPS57104693A (en) | 1980-12-22 | 1980-12-22 | Electrically transferring method for pattern onto metal |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57104693A JPS57104693A (en) | 1982-06-29 |
| JPS6356317B2 true JPS6356317B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=16116074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18231180A Granted JPS57104693A (en) | 1980-12-22 | 1980-12-22 | Electrically transferring method for pattern onto metal |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57104693A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57107881A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-05 | Nippon Koki Kk | Electric pattern transferring method for aluminum or aluminum alloy |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511757A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-26 | Hitachi Ltd | Pendulum-type travelling shearer |
-
1980
- 1980-12-22 JP JP18231180A patent/JPS57104693A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511757A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-26 | Hitachi Ltd | Pendulum-type travelling shearer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57104693A (en) | 1982-06-29 |
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