JPS5831701A - 内部応力を弱められた単板を用いた合板およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、　本発明は内部応力を弱めちれた合板およびその製造
方法に関するものである。

従来から単板の表裏に割れを形成し、その内部応力を弱
め、この単板を中板用として用い、内部応力の弱い合板
を製造することは多く行なわれている。

そしてこの割れを形成した単板に接着剤をロールコータ
−、フローツーターなどの塗布装置で塗布するとき、割
れの中に接着剤が圧入され、またはたとえ狂人されなく
ても、接着剤が割れの中に流入移動し、単板の接着界面
において接−着剤の保有量が減少し、接着力が低下した
り、甚だしいときは接着界面において一部の欠膠な生ず
る。

一方割れを形成した単板を表単板として用い、その表面
に化粧紙、布などをラミネートする場合も考えられるが
、単板の割れた接着剤ｂｓ圧入または流入移動し、接着
剤の保有量が少なくなり、前述したと同様の理由から接
着力が低下する。また表単板として割れのある単板を用
い、その表面を印刷して化粧面とするとき、該表面を平
滑にする必要がある。このため合板表面に目止め、シー
ラー塗装などの下地処理をする。

しかし表面の深い割れのため、口止剤、シーラーを多量
、に要するだけでなく、複数回塗り返さないと、充分に
割れを充填することができない。

このような理由から割れを形成した単板はほとんど生単
板として用いられていた。また割れを形成した単板を使
用した合板は、その割れと直角方向の引張力を受けたと
き、その割れ部を発端として裂断が発生する。

本発明は以上のような割れを形成した単板を用いた合板
の問題点を解決することを目的とする。

すなわち本発明は以下述べるように発泡性接着剤を用い
ることにより内部応力を弱められた単板を用いても接着
力の低下することなく、かつ強度の大きい合板を得るこ
とを企図したものである。ところでこの種発泡性接着剤
を用いて合板製造ないし補修に用いた例として次のよう
な方法が挙げられる。

泡剤を添加した目止剤を合板、単°板などの欠点凹部に
埋め込み、加熱その他適宜方法によって発泡固化し、平
滑な面どする。

■　基板と破損、抜は節などの貫通孔を有する銘木単板
とを発泡性接着剤または発泡剤を添加した接着剤を用い
て熱圧し、発泡接着する。

すると銘木単板の貫通孔に発泡接着剤の発泡によって充
填し、表面を平滑とする。

ノチをスライス、して単板を得る。

このようにフリッチをスライスして得られた単板に発泡
性接着剤層による木目模一様を形成する。

■　テンダー処理された中板単、板と表裏単板とを機械
的に発泡された接着剤を介して接着する。この場合は発
・泡された接着剤であるために単板への塗布時に単板の
割れに接着剤が、圧入され、または流入移動せず、接着
界面においてその保有量が変化せず、従来の塗布量、と
同情とすることができ、接着′力が低下することもない
。

本発明はどれらの発泡性口止剤、発泡性接着剤を用いた
合板を製造、補修する方法をさらに改良ないし発展せし
め　て合板の製造方法に適用したものである。

すなわち、本発明は内部応力を弱められた単板を含めて
、複数枚の単板を発泡性接着剤で積層板接着して半製品
としだ後゛、ホットプレスに挿入して合板を製造するこ
とに・より、内部応力を弱められた単板の割れに起因す
る合板の弱点を一挙に解消し、たちのである。

以下本発明の構成について説明する。

（構成の説明） テンダー処理され、表面または裏面に達する微細な割れ
を無数に形成された単板を表裏生単板として用い、３ブ
ライ合板とする。

こ＼でいうテンダー処理された単板とはゴムのような弾
性体からなる以下一対のロール、あるいはゴムめような
弾性体のロールと小径の硬質ロールと８の間Ｃ二単板を
挿入し、また他の方法によって表裏面あるいは表裏面を
貫通する゛微細な割れを無数に形成する、なおｑ−タリ
ーレース、スライサーなどにおいて原木より切削された
単板はその裏面に裏割れと呼ばれる割れが発生しし、表
裏に貫通する割れとなる。

または小中のナイフを複数個設けた回転ナイフあるいは
突刺体を設けたロール１：よって単板の繊維方向に無数
の切れ目（割れ）を形成し、内（ 布ロール間に挿入し、その表裏面：二発泡性接着゛剤ま
たは発泡剤を混入きれた接着剤を塗布する。

■　中板単板を予めテンダー処理された表単板（あるい
は裏単板）上に互層に繊維方向が直交するように積層す
る。。

■　つぎに中板ｒｐ根板上テンダー処理きれた裏単板（
または表単板）をその繊維方向が直交するように積層゛
し、半製品を形成する。

（・Ｉ）前記半製品を複数枚重ね合せ２、積層体とした
後、該積層体をコールドプレスにて仮圧締′する。

（、；）仮圧締した後、単位半製品をホントブレスに挿
入し、熱圧成形し、求むる合板を得る。

このどき各単板の層間または割れに圧入し、流入ｔ（動
した発泡性接着剤または接着剤中に混入さｉｔだ発泡剤
が熱千時発泡される。

発泡した接着剤は単板の層間および単板に）形成された
割れに発泡充填される。

各ｔｐ板の割れ部分においては、発泡した接着剤が割れ
部を消し、表裏に貫通する割れ部分においては表面また
は裏面に達するよ°うに発泡充填され、表単板または裏
単板の深い割れは埋められる。またテン夛−処理による
割れ、裏割れ、以外の単板の裂断、抜は節などの゛３貫
通孔をも接着剤が発泡充填し、■止作用をもなし、そ９
表裏面の平滑性を附与する。

中板単板では単板の割れ、および貫通する割れ部分にお
いても発泡した接′着剤が発泡充填するとともに、中板
の表裏の発泡した接着剤層が前記斑通すノる゛部分に表
面および裏面から発泡した接着剤が進入し、充填する。

以」−のように、発泡接會剤によって単板の割れが充填
接着されるため、接着剤自体の接着力、投錨効果または
単板表裏の接着層間の連結密着により、その接着力は強
力なものとな名。

そのために熱圧成形後の合板における単板の割れと直角
方向へ、の引張力に対する引張強度も大きいものとなる
。

また割れとその他の貫通孔をも接着剤が発泡充填され、
表裏面ともに平滑面を呈する。

後述する実施態様においては、表単板：あるいは中板単
板をテンダー処理した場合を示したが、これらの単板の
いづれか１枚のみをテンダー処理を施こ−たもの、また
３プライ合板に限らず、。

゛複数ブライの合板または平行合板においても同様に発
泡性接着剤または発泡剤を混入した接着剤を用いること
により、同様の作用効果を得るととができる。

（実施態様）１ テンダー処理し゛た中板単板の表裏に発泡接着剤を塗布
し、この中板単板の表裏面に表裏ｔ＋−ｉ　、ｂをｔｒ
ｉ　’Ｍ　（ｈＬ　Ｉｊ締した後、ホットプレスにて熱
圧する。

熱１１時の加熱によって接着剤が発泡し、中ｈ　ｔｉｔ
板に形成された裏割れ、および表裏単板の割れ、小穴、
などのｒｉ通孔に接着剤を発泡充填する。

り （実施態様）・２　　　　　　　　、、板表裏に発泡接
着剤を塗布した中板の裏面に裏単板、表面にテンダー処
理した表単板を積層し、（Ｉｉ　ｆ”Ｅ締した後、ホッ
トプレスにて熱圧する。

熱圧時の加熱によって接着層１が発泡し、表ｔｌｔ板に
形成されたテンダー処理による割れ、表裏にｔ’を通す
る割れ、および表裏単板の割れ、小穴などのｖ１通孔に
接着剤が発泡充填される。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　内部応力を弱められた単、板を含めて複数枚
   の単板を積層接着した合板において、 発泡接着剤または発砲剤を添加した接着剤が発泡した状
   態で内部応力を弱められた単板の割れを充填している、 ことを特徴とする合板。
2. （２）　　内部応力を弱められた単板を含め発泡接着剤
   または発泡剤を添加した接着剤により単板を複数枚積層
   し、半製品とした後、　　°′＃８に、内部応力を弱め
   られた単板に形成された割れを発泡した前記発泡性接着
   剤または接着剤中の発泡剤にて充填する、 ことを特徴とする合板−の製造方法。