JPS5830228B2 - ボビンノ ジユンビセツビ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維の引伸、延伸機等の糸巻き用ボビンの
準備設備に関するものである。

さらに詳しくは未巻取用のボビンを１本ずつ垂直に保持
するトレイを載置し水平面に沿って循環する無端コンベ
アを設け、同コンベアに沿ってボビンの供給装置、品種
バッキング装着装置及びテールテープ貼付装置、ならび
にボビンの取出し装置を配設したボビンの準備設備を提
供するものである。

従来より合成繊維の引伸、延伸機等に使用する糸巻き用
ボビンは、糸巻き作業に先立って巻取り糸の品種を明示
する目的でボビン頭部に品種を表示したバッキングを作
業者が手作業で装着すると共に、糸の巻始めの端（テー
ルと呼ぶ）及び巻取り端を促えるためのテールテープを
貼付する。

（第１図） さらに前記ボビンにキズ、汚れ及び品種バ
ッキング装着、テールテープ貼付不良等について検査し
ている。

しかし前記、品種バッキングの装着、テールテープの貼
付等を作業員が手作業で行なっているため非常に多くの
人手を必要とすると共に、手作業のため装着不良を発生
する欠点があった。

さらに近年合成繊維の引伸、延伸機等に於いては自動化
、省力化が非常に進んでいるため、ボビンの準備工程の
みが手作業のため工程間の能力差が大きく生産効率を向
上できない欠点があった。

本発明は前記従来のボビン準備工程における欠点を解決
することを目的に検討の結果得られたものである。

すなわち本発明は、未巻取用のボビンを１本ずつ垂直に
保持するトレイを載置し水平面に沿って循環する無端ベ
ルトを設け、容器に収納されたボビンを前記トレイに夫
々供給するボビンの供給装置と糸の品種を表示したバッ
キングを前記トレイに保持されたボビンの頭部に装着す
る品種バッキング装着装置と、テールテープを前記ボビ
ンの下端周面に貼付けるテールテープ貼付装置と、バッ
キングの装着及びテールテープの貼付けの済んだボビン
をトレイから取出すボビンの取出し装置とを前記コンベ
アに沿って順次配設したボビンの準備設備を提供するも
のである。

第２図に本発明のボビン準備設備の１実施例の概略図を
示し７図向に基いて説明する。

１は矢印人力向にボビン保持用トレイ２を搬送する無端
コンベアであり、３は仕切り板で仕切られたケースｂに
収納した空ボビンａを同時に複数本を把持し前記各トレ
イ２に移載するボビン供給装置である。

４はケースａを搬送するコンベアであり、５はボビン検
査部である。

６はボビン搬送具と搬送具の上方に設けたバッキング押
込具とからなる品種バッキング装着装置である。

７はテールテープ貼付装置であり、８は品種バッキング
、テールテープ装着を確認する検出器である。

９は検出器８で品種バンキング、テールテープが装着さ
れていないことを検出したボビンをトレイ２と共に排出
する分岐コンベアーである。

１０は品種バッキング、テールテープを装着したボビン
ａ′を引伸、延伸機等に搬送する容器Ｃに移載するボビ
ン取出し装置であり、１１は容器Ｃの搬送コンベアであ
る。

前記のように構成する本発明のボビン準備設備における
動作について説明する。

空ポビンａを収納した容器すをコンベア４で搬送し、ボ
ビン供給装置３で位置決めされ停止する。

前記容器すが確認されると、供給装置３に設けた把持装
置で同時に複数取上げ、供給装置の下に並んだ８ケの各
トレイ２にそれぞれ降ろし垂直に立てる。

８本のボビンを各トレイ２に供給するとトレイ２は供給
装置３より排出され次のトレイ８ケが供給装置３の下に
供給され、このトレイにボビンを８本立てるという動作
を繰返し、容器すのボビンａを移載する。

空になった容器は供給装置より排出し次に新しい容器ｂ
′が供給される。

ボビンａを垂直に保持したトレイ２は矢印人力向に進み
検査台５部で搬送を一時停止し、その位置で回転する。

ボビンの回転中に作業員が目視でキス、汚れを検査し、
不良ボビンは摘出する。

検査を合格したボビンは品種バッキング装着装置に搬送
し、所定の品種パツキングイを押込む。

前記品種バッキング装着の済んだボビンはテールチープ
ロ貼付装着７の前を通る時台紙よりはがし押付はロンド
先端に真空吸着したテールテープをボビン下部所定位置
に貼付する。

テールテープを貼付したボビンは次に品種バッキング、
テールテープの検出器８を通過してパツキングイ、テー
ルチープロの有無を検出し、一方又は双方が無いことを
検出すると、不良ボビンとしてトレイ２は分岐コンベア
９に排出する。

検出器８で合格したボビンａ′は無端コンベア１でボビ
ン取出し装置１０に搬送位置決めされ、ボビン把持装置
でボビンを把持しトレイより抜き取り容器Ｃに移載する
。

ボビンの移載動作は容器すよりボビンをトレイに移載す
る時と逆の動作を行なう。

容器すに所定数のボビンを収納すると容器すはコンベア
１１で次工程（保管庫等）に搬送する。

一方ボビン取出し装置１０で空になったトレイは無端コ
ンベアで搬送されボビン供給装置３に再び供給される。

本発明は前記のように実施することができるが実施例に
限定されるものではない。

ボビン供給装置及び取出し装置は単一のボビンを把持す
る機構でもよいが複数ボビンを同時に把持する機構の方
が容量への搬出、収納が確実であると共に作業効率がよ
い。

把持機構は内側を把持する機構でもよいが、搬出装置に
於いては外側を把持する機構の方が品種バッキングの破
損を生じない。

テールテープ貼付装置は台紙よりテールテープをはがし
て押付はロンド先端に真空吸着しておきボビン通過時に
押付は貼付する装置でもよく、又一連の帯状となったテ
ールテープをボビン通過時に打抜き貼付する装置を使用
することもできる。

本発明は前記のようにボビンの準備設備としてボビン保
持用トレイを載置し水平面に沿って循環する無端コンベ
アを設け、同コンベアに沿ってボビンの供給装置、品種
バッキング装着装置及びテールテープ貼付装置ならびに
ボビン取出し装置を配設することにより次のような効果
を奏する。

■）ボビンをトレイに立てて搬送し、各装置での位置決
停止等を行なうためボビンにキズがつかない。

２）トレイを無端コンベアで各装置間を順々につないで
いるため途中の余分なハンドリングが不用となり処理能
力を大きくできる。

３）人手によって行なわれていた品種バッキングの押込
み作業、テールテープの貼付は作業力拍動的に行なわれ
るためバラツキがなくなる。

４）自動化、省力化されている引伸、延伸機等の能力に
対応することができ生産効率を上げるこことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は糸巻用ボビンの概略図である。 第２図は本発明の１実施例を示す概略図である。 １；無端コンベア、２；トレイ、３；ボビン供給装置、
６；品種バッキング装着装置、７；テールテープ貼付装
置、 出装置。 ８；検出器、 １０：ボビン取

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 未巻取用のボビンを１本ずつ垂直に保持するトレイ
   を載置し水平面に沿って循環する無端ベルトを設け、容
   器に収納されたボビンを前記トレイに夫々供給するボビ
   ンの供給装置と、糸の品種を表示したバッキングを前記
   トレイに保持されたボビンの頭部に装着する品種バッキ
   ング装着装置と、テールテープを前記ボビンの下端局面
   に貼付けるテールテープ貼付装置と、バッキングの装着
   及びテールテープの貼付けの済んだボビンをトレイから
   取出すボビンの取出し装置とを前記コンベアに沿って順
   次配設せしめたことを特徴とするボビンの準備装置。