JPS5826748B2 - アミノフェニルケテンメルカプタ−ルs−オキシド誘導体 - Google Patents

アミノフェニルケテンメルカプタ−ルs−オキシド誘導体

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JPS5826748B2
JPS5826748B2 JP15635776A JP15635776A JPS5826748B2 JP S5826748 B2 JPS5826748 B2 JP S5826748B2 JP 15635776 A JP15635776 A JP 15635776A JP 15635776 A JP15635776 A JP 15635776A JP S5826748 B2 JPS5826748 B2 JP S5826748B2
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克之 小倉
和孝 新井
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Sagami Chemical Research Institute
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Sagami Chemical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中、Xは水素又はハロゲンであり、Rはアルキル基
であり、R1及びR2は水素又はアルキル基又はアシル
基であり、R1とR2とは一体となってアルキレン基又
はアルケニレン基を形成し得る。
)で表わされるアミノフェニルケテンメルカプタールS
−オキシド誘導体に関するものである。
前記一般式(I)で表わされる化合物は新規化合物であ
るが、特に抗炎症及び鎮痛作用を有する医薬製造用中間
体として有用である。
例えば、前記一般式(I)においてR1、R2及びXが
水素であり、窒素原子がp位に置換している化合物はア
ルコール存在下0.5〜4Mの濃度のノ・ロゲン化水素
で処理してα〜メチルチオ(p−アミノフェニル)酢酸
エステルとしたのち、無水フタル酸と反応させ、次いで
メチル化、加水分解及び還元によってα−Cp−(1−
オキソ−2−イントリニル)フェニル〕プロピオン酸、
いわゆるインドプロフェン(Arzneim、−For
sch、 (Drug Res、 )、23.1090
(1973))を合成できる(下記参考側参照)。
又、上記の中間体であるα−メチルチオ(p−アミノフ
ェニル)酢酸エステルを2・5−ジメトキシテトラヒド
ロフランと反応させたのち、メチル化あるいはエチル化
、加水分解及び還元によって抗炎症、鎮痛作用を有する
α−(p−(ピリル−1)フェニル〕プロピオン酸ある
いはα−(p −(ピリル−1)フェニル〕酢酸(U、
S、P、第3673212号)を合成することもできる
更にR1とR2が一体となって(CH2)5−を形成し
、窒素原子がp位に置換し且つXが塩素である化合物は
上記と同様にしてアルコール存在下酸処理した後メチル
(IZ、加水分解及び還元脱硫によってα−〔3−クロ
ロ−4−(ピペリジノ−1)フェニル〕プロピオン酸(
U、S、P、第3641040号)を合成できる。
従来、これらp位に窒素置換基をもつα−フェニルプロ
ピオン酸等の合成法として種々知られているが、インド
プロフェンを例にとって説明すると次の通りである。
(式中、Xはカルボキシ、カルボアルコキシ又はシアノ
基である。
)で表わされるアニリン誘導体を0−シアノベンジルプ
ロミド、フタリド、チオフタリド又はフタルアルデヒド
を反応させたのち、塩基あるいは酸で加水分解する方法
(特公昭51−11627号)。
(2)前記一般式(I[)で表わされる化合物を無水フ
タル酸、フタル酸ジエステルあるいはN−スルホニルフ
タルイミドと反応させ、一旦、一般式 で表わされる化合物(Xはカルボキシ、カルボアルコキ
シ又はシアノ基である。
)としたのち適当な還元剤でイソインドリノン体に還元
、さらに所望により加水分解する方法(特公昭51−1
1627号及び特開昭51−65755号)(3)前記
一般式(■)で表わされる化合物をベンズアルデヒドと
反応させたのち還元し、さらにホスゲンとの反応によっ
て、一般式 とし、これにフリーデルクラフッ反応によって分子内閉
環を行なわせ、さらに所望によって加水分解することか
らなる方法(特開昭48−57965号)。
これらの従来法はいずれも前記一般式(n)で表わされ
る化合物を出発原料としているが、このものはトルエン
から多段階の工程を経て合成されるものである。
即ち、塩素化次いで青酸ソーダによる置換反応によって
ベンジルシアニドとしたのち、α一位をカルボエトキシ
化、メチル化さらに加水分解脱炭酸反応に附してα−フ
ェニルプロピオニトリルとする。
この化合物をニトロ化し、次いでニトリル部位を加溶媒
分解、さらにニトロ部位を還元して前記一般式(n)の
化合物を得る方法が提案されている( G、 Nann
1ni等、Arzneim、 −Forsch、 (D
rug Res、 )、23.1090(1973)〕
このように上記の従来法はいずれも非常に数多くの工程
を必要とするものであるばかりでなく、猛毒物質である
青酸ソーダを使用しなげればならず工業的に極めて不利
な方法といえる。
本発明者等は斯様な従来の欠点を克服すべく検討の結果
、本発明の化合物を用いることにより特にp位に窒素置
換基を有するα−フェニルプロピオン酸及びその誘導体
の工業的合成が容易であることを見出した。
さらに一般式(I)で表わされる化合物で窒素原子が0
位またはm位に置換したものはアルコール存在下塩化水
素で処理することによって、農薬および医薬製造上の重
要中間体である(0−またはm−アミノフェニル)酢酸
エステル誘導体に導くことが出来る((m−アミノフェ
ニル)酢酸エステルを中間体とする農薬については西独
公開2423536号を、(0−アミノフェニル)酢酸
エステルを中間体とする医薬については特公昭51−4
5586号をそれぞれ参照〕。
また、一般式(I)で表わされる化合物で窒素原子がp
位に置換したものの場合にも、濃度4M以上の塩化水素
で処理することによって、これを医薬製造に有用な(p
−アミノフェニル)酢酸エステル誘導体に導くことが出
来る(U、S、P、第3669956号)ことを見出し
、本発明を完成するに至ったものである。
本発明の化合物は次の反応式に従い製造できる:上記反
応式で示した一般式(V)のアルデヒドと一般式 (式中、Rはアルキル基である。
)で表わされるホルムアルデヒドメルカプタールS−オ
キシドとを塩基の存在下反応させるものである。
この反応の際、反応溶媒としてはジメチルホルムアミド
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタ
ノール、ベンゼンなどの一般的有機溶媒を使用できる。
原料として用いるホルムアルデヒドメルカプタールS−
オキシドが液状物質である場合には特に溶媒を用いなく
ても反応は円滑に進行する。
また、塩基としては水素化ナトリウム、水素化カリウム
、トリトンB、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
比較的強い塩基が好ましい。
反応温度は室温〜150℃で進行するが、50〜110
℃が特に適当である。
さらに、本発明のアミノフェニルケテンメルカプタール
S−オキシドを製造する別法として次式に示す反応によ
る方法もある: A工程 この工程は一般式(■)で表わされるエステルと前記一
般式(VI)で表わされるホルムアルデヒドメルカプタ
ールS−オキシドとを塩基の存在下で反応させるもので
ある。
この実施にあたっては塩基の存在を必須の要件とするが
、塩基としては水素化ナトリウム、水素化カリウム、ブ
チルリチウム、メチルリチウム、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジエチルアミド等の如き強塩基が好
ましい。
反応は溶媒中で行うが溶媒としてテトラヒドロフラン、
ジエチルエーテル、ジオキサン、l・2ジメトキシエタ
ン、ベンゼン、トルエンの如キ反応に関与しない一般的
な有機溶媒を好適に用いることが出来る。
エステル(■)に対してホルムアルデヒドメルカプター
ルS−オキシド(VI)の使用量は1〜2モル量で十分
であり、また塩基の使用量は原料であるエステル(■)
に対して約2当量用いれば十分である。
B工程 このB工程は、前述の人工程で形成されるケトメルカプ
タールS−オキシド(■)を還元するものである。
この還元工程はスルフィニル基を還元することなく、カ
ルボニル基のみ選択的に還元することを特徴とするもの
である。
還元剤としては水素化硼素ナトリウム、水素化トリーt
−ブトキシアルミニウムリチウム、水素化トリイソプロ
ポキシアルミニウムリチウム等を好適に用いることが出
来る。
溶媒としてはベンゼン、メタノール、エタノール、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、■・2−ジメトキ
シエタンの如き一般的有機溶媒を用いることが出来る。
この工程の反応は特別な加熱又は冷却手段を用いること
なく室温下で円滑に進行するが、大量に行う場合には発
熱を伴う場合があるので冷却手段を用いて温度制御して
も良い。
C工程 この工程はB工程で形成されるヒドロキシメルカプター
ルS−オキシド(IX)をアシル化するものである。
アシル化剤としては無水酢酸の如き酸無水物、アセチル
クロリド、ベンゾイルクロリドの如き酸ハロゲン化物等
を例示することができる。
この工程の実施に当っては溶媒は必ずしも必要ではない
が、所望ならば塩化メチレン、クロロホルム、エーテル
等の非プロトン性溶媒を使用出来る。
またピリジン、トリエチルアミンの如き塩基を存在させ
ることにより反応を促進させることも出来る。
反応は特別な加熱または冷却手段を必要とせずO℃〜室
温下で円滑に進行し、一般式(X)で表わされるアシロ
キシメルカプタールS−オキシドを形成出来る。
D工程 この工程においては前記一般式(X)で表わされる化合
物を単離し若しくは単離することなく脱カルボン酸処理
に附することが可能であり、この脱カルボン酸処理は塩
基で行うことを必須要件とするものである。
塩基としてはトリエチルアミンの如き有機塩基、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムの如き無機
塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウム上ブトキシドの如き金属アルコキシド、水素化
ナトリウムの如き金属水素化物、酢酸カリウムの如きカ
ルボン酸アルカリ金属塩等を例示することができる。
塩基の使用量は当モル量で十分である。溶媒としては非
プロトン性溶媒以外の溶媒の使用も可能であり、例えば
メタノール、エタノールを挙げることが出来る。
反応は室温下でも進行するが、加温することにより反応
が促進される傾向にある。
従って、溶媒の還流温度で反応を実施するのが、操作が
簡便である点で好ましい。
上記の反応条件下で一般式(I)で表わされるアミノフ
ェニルケテンメルカプタールS−オキシドを形成するこ
とができる。
さらに一般式(I)で表わされる化合物でR1およびR
2がともに水素である化合物をシスート4−ジクロロー
2−ブテン等と反応せしめることにより、R1およびR
2カ一体トナった(3−ピロリン−1−イルフェニル)
ケテンメルカプタールS−オキシド等の環状イミノ置換
体を、また酸無水物又は酸塩化物等と反応せしめること
によりイミド置換体あるいはアミド置換体を合成するこ
とができる。
以下参考例及び実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例 1 p−アミノベンズアルデヒド201■とホルムアルデヒ
ドジメチルメルカプクールS−オキシド798■の混合
物に粉末状水酸化ナトリウム55■を加え、80℃で3
0分攪拌した。
塩化アンモニウム飽和水溶液50m1を加えたのち、塩
化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化
メチレン)で分離してオイルを含んだ橙色結晶を得た。
このものをアセトンで洗浄することによって1−メチル
スルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−アミノフェ
ニル)エチレン235mg(62%)ヲ淡黄色結晶とし
て単離した。
分析用サンプルは更に再結晶することによって無色結晶
として得た。
実施例 2 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド12.9531を
テトラヒドロフラン30m1にとかし、ホルムアルデヒ
ドジメチルカブタールS−オキシド18.428S’と
水酸化トリメチルベンジルアンモニウムの40%メタノ
ール溶液12m1を加えて40時間加熱還流した。
水を添加したのち酢酸で酸性にしたのち塩化メチレンで
抽出した。
有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄したのち、
無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化
メチレン−酢酸エチル)で分離、さらにエーテルからの
再結晶によって1−メチルスルフィニル−1−メチルチ
オ−2−(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン13
.492 ’ifヲ得f、:。
参考例 l (原料合成) 4−(ピペリジノ−1)ベンズアルデヒド4.2081
をベンゼンtoomlにとかし、N−クロロコハク酸イ
ミド3.571fIを加えて6070℃で17時間攪拌
した。
減圧濃縮ののち残留物に四塩化炭素を加え、析出した結
晶を濾別した。
濾液を減圧下で濃縮することにより3−クロロ4−(ピ
ペリジノ−1)ベンズアルデヒド4.6972が油状物
質として得られた。
収率94%。分析用サンプルはさらに減圧蒸留で精製す
ることにより得た。
実施例 3 3−クロロ−4−(ピペリジノ−1)ベンズアルデヒド
3.011 fとホルムアルデヒドジメチルメルカプタ
ールS−オキシド67711の混合物に水酸化トリメチ
ルベンジルアンモニウムの40%メタノール溶液101
1Llを加えて室温で16時間攪拌した。
水を加えたのち塩化メチレンで抽出、有機層を飽和重炭
酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮することによって
1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2〔3″−
クロロ−4−(ピペリジノ−1)フェニル〕エチレン4
.039Pを油状物質として得た。
収率91%。
IR(neat) : 1063cm ’実施例 4
および5 N−N−ジメチルアントラニル酸メチル7.7LO1と
ホルムアルデヒドジメチルメルカプタールS−オキシド
5.602fをテトラヒドロンラン50TrLlにとか
し、水素化ナトリウム(50%含有)5、1191を添
加したのち50−55℃で15時間攪拌した。
塩化メチレン120m1を加えたのち水で抽出した(3
0wLlX3回)。
この水層を酢酸で酸性にしたのち塩化メチレンで抽出し
た。
この有機層を飽和重炭酸すt−+Jウム水溶液で洗浄し
たのち無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
減圧濃縮ののち残留物をエーテルから再結晶することに
よって1−オキソ−1−(o−ジメチルアミノフェニル
)−2−メチルスルフィニル−2−メチルチオエタン7
.452P(mp、107−108℃)を淡黄色針状晶
として得た。
収率63.8%。このものをメタノール60TLlにと
かし、水冷下撹拌しながら水素化硼素ナトリウム2.8
1を徐々に加えた。
室温で5時間攪拌したのち減圧濃縮した。
塩化メチレンを加え不溶物を劇1ルたのち再び減圧濃縮
して1−(o−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル
スルフィニル−2−メチルチオエタノールの立体異性体
混合物を得た。
このものにピリジン15TLlおよび無水酢酸15Tr
Llを加えて室温で17時間攪拌した。
減圧下過剰のピリジンと無水酢酸および酢酸を留去して
1−アセトキシ−1−(o〜ジメチルアミノフェニル)
−2−メチルスルフィニル−2−メチルチオエタンの立
体異性体混合物を得た。
このものをメタノール50献にとかし、トリエチルアミ
ン10TLlを加えて加熱還流を1時間行なった。
減圧濃縮ののち飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加え、塩
化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮お
よびカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチ
レン)で分離して1−メチルスルフィニル−1−メチル
f:)r −2−(o −ジメチルアミノフェニル)エ
チレン3.5561−得た。
このものは2種の幾何異性体混合物(E体:z一体−3
:2)であるが、カラムクロマトグラフィーおよび結晶
化によってそれぞれ純品として単離できた。
同様にしてm−ジメチルアミノ安息香酸メチルから1−
メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(m −ジ
メチルアミノフェニル)エチレンを合成した。
実施例 6 0−メチルアミノベンズアルデヒド483m9とホルム
アルデヒドジメチルメルカプタールS−オキシド4ml
をカリウムt−ブトキシドのt−ブタノール溶液(0,
651mol/ l ) 2mlに加え、室温で26時
間攪拌した。
反応液に飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加え塩化メチレ
ンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離し
て1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(o
−メチルアミノフェニル)エチレン205■を得た。
分析用サンプルはエーテルからの再結晶によって得た。
なお、このものは2種の幾何異性体のうちE一体が主成
分であった実施例 7 i−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−
7ミノフエニル)エチレン281mI?をジメチルホル
ムアミド2rrLlに溶かし、炭酸ナトリウム0.5P
およびcis−14−ジクロロ−2−ブテン250■を
加え3時間加熱還流した。
反応液に水40TLlを加え塩化メチレンで抽出(51
711X3回)したのち無水硫酸ナトリウムで乾燥し減
圧濃縮した。
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化
メチレン−酢酸エチル)で精製することにより1−メチ
ルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(p−(3−ピ
ロリン−1−イル)フェニル〕エチレン287■(66
%)カ淡黄色油状物として得られた。
実施例 8 p−アセチルアミノベンズアルデヒド3021nI?と
ホルムアルデヒドジメチルメルカプタールSオキシド3
10mI?の混合物にカリウムt−ブトキシドのt−ブ
タノール溶液(0,609mol/j? )2rIll
を加え55℃で7時間攪拌した。
反応液に水257dを加え塩化メチレン(101rlJ
x2回)および酢酸エチル(10TrLl×2回)で抽
出した。
抽出液を合せ、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮
すると1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−
(p−アセチルアミノフェニル)エチレン3737/1
lp(75%)が黄色結晶として得られた。
mp、: 78〜79℃(アセトンより再結晶)IR(
Nujol):3200〜3500.1685(177
1” 実施例 9 ■−メチルスルフィニルー1−メチルチオ−2−(p−
アミノフェニル)エチレン150即を無水酢酸2TrL
lおよびピリジン2TfLlを加え室温で16時間攪拌
した。
減圧下過剰のピリジンと無水酢酸および酢酸を留去して
1−メチルスルフィニル1−メチルチオ−2−(p−ア
セチルアミノフェニル)エチレンを定量的に得た。
液(0,609mol/73 ) 1mA!を加え室温
で24時間攪拌した。
反応液に水20rulを加え塩化メチレン抽出した。
抽出液を水20m1で2回洗い、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後減圧濃縮すると1−メチルスルフィニル−1−メ
チルf:)r −2−(p −(1−オキソ−2−イソ
インドリニル)フェニル〕エチレンが粗生成物として7
61n9の黄色結晶として得られた。
これを薄層クロマトグラフィーで分取後アセトンで再結
晶することにより純品が無色結晶として得られる。
実施例 ll m−アセチルアミノベンズアルデヒド1217Qとホル
ムアルデヒドジメチルメルカプタールS−オキシド41
51nfIの混合液にカリウムt−ブトキシドのt−ブ
タノール溶液(0,609mol/J )1mA!を加
え室温で19時間攪拌する。
水を加えておき塩化メチレン抽出し、抽出液を飽和重炭
酸ナトリウム水溶液で5回洗い無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧濃縮すると1−メチルスルフィニル1−メチ
ルチオ−2−(m−アセチルアミノフェニル)エチレン
92Tn9(46%)が油状物として得られる。
実施例 12 m−アミノベンズアルデヒド重合体104■とホルムア
ルデヒドジメチルメルカプタールS−オキシド31Or
II?の混合物にカリウムt−ブトキシドのt−ブタノ
ール溶液(0,6imoi/A ) 1 mlを加えて
43時間室温で攪拌した。
水を加えて塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和重炭酸
ナトリウム水溶液で3回洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮することに
よりl−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2−(
m−7ミノフエニル)エチレン82mg(36%)カ得
られた。
実施例 13 ホルムアルデヒドジメチルメルカプタールSオキシド3
8.2?に粉末水酸化ナトリウム7.512を加え80
℃で5−10分間攪拌した。
同温でm−クロロ−p−アセチルアミノベンズアルデヒ
ド26.61’を10分間かけて加えたのち、50分間
攪拌した。
メタノール20−を加え、さらに30分間攪拌した。
塩化メチレン3omlを加え、塩化アンモニウム飽和水
401rLlで4回洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮するこ
とにより1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2
−(3−クロロ−4−アミノフェニル)エチレン30.
759を得た。
収率75%。分析用試料はカラムクロマトグラフィー(
シリカゲル、塩化メチレン)で精製することにより得た
実施例 14 m−クロロ−p−ジメチルアミノベンズアルデヒド17
3F+9とホルムアルデヒドジメチルメルカプタールS
−オキシド9.2 mlに水酸化トリメチルベンジルア
ンモニウム0.4mlヲ加*−148℃で15時間攪拌
した。
塩化メチレン10m1を加え、水洗した(8Q+711
X4)。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮し、1−メチルス
ルフィニル−lメチルチオ−2−(3−クロロ−4−ジ
メチルアミノフェニル)エチレンを淡黄色油状物質とし
て150■得た。
収率55%。参考例 2 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2(p−ア
ミノフェニル)エチレン8921n9ヲメタノール90
rrLlにとかし、塩化水素飽和メタノール1011L
lを加えて18時間加熱還流した。
減圧濃縮したのち残留物に重炭酸ナトリウム飽和水溶液
60m1を加え、塩化メチレンで抽出した( 20V!
!×3回)。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮す
ることによってα−メチルチオ(p−アミノフェニル)
酢酸メチル786■(95%)が淡黄色油状物質として
得られた。
参考例 3 α−メチルチオ(p−アミノフェニル)酢酸メチル76
01n9と無水フタル酸533■を酢酸8mlにとかし
、4時間加熱還流した。
減圧濃縮ののち重炭酸ナトリウム水溶液1001rLl
を加え、塩化メチレンで抽出した(20rILl×1回
、10m1X2回)。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮す
ることによってα−メチルチオ(p−フタルイミドフェ
ニル)酢酸メチル1.222 f(99,5%)を無色
結晶として得た。
参考例 4 α−メチルチオ(p−フタルイミドフェニル)酢酸メチ
ル978■を無水DMFIO−に溶かし、水冷下、水素
化ナトリウム(65%含有)120■を加えて10分間
かきまぜた。
次にヨウ化メチル0.25 rulを徐々に加えた後室
温にもどして5分間かきまぜた。
塩化アンモニウム水溶液(500■/3c)ml)を加
えて塩化メチレン抽出(20ml×4回)したのち有機
層を水洗(lomoした。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。
残渣をn−ヘキサン201rLlで洗い、α−メチルチ
オα−(p−フタルイミドフェニル)プロピオン酸メチ
ル788mgを無色結晶として得た。
収率77%。
融点:142〜145℃(エタノールから)。
IR(KBr): 1790.1770.1735、参
考例 5 α−メチルチオ−α−(p−フタルイミドフェニル)プ
ロピオン酸メチル178■にメタノール1m7及び水1
mlを加え水酸化ナトリウム80■を加えて室温で1
時間、次に50〜60℃で30分間攪拌した。
濃塩酸を加えてpH1とすると無色結晶が析出した。
これを濾取し水151rllで洗い乾燥した。
収量1501r1g。このもの130mg、亜鉛末30
01rIllおよび無水硫酸201r1gを酢酸1.5
rrtl中でかきまぜながら5時間加熱還流した。
冷却後、塩化メチレン30m1および水20rrtlを
加えて不溶の沈殿物を濾別し、濾液を濃塩酸でpH1と
したのち塩化メチレン抽出(3回、60yd)t、、水
洗(207710した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧にて溶媒を留去し
てα−(p−(1−オキソ−2−イソインドリニル)フ
ェニル〕プロピオン酸86■を得た。
収率78%。
参考例 6 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2(m−ジ
メチルアミノフェニル)エチレン119mgに塩化水素
飽和のメタノール2rulを加えて室温で15時間攪拌
した。
減圧濃縮ののち飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加えて塩
化メチレンで抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧濃縮す
ることによって(m−ジメチルアミノフェニル)酢酸メ
チル85■が油状物質として得られた。
参考例 7 1−メチルスルフィニル−1−メチルチオ−2(p−ア
ミノフェニル)エチレン6131ru;jニ塩化水素を
飽和したメタノール(11N)61711を水冷下で加
えたのち、水冷下で1時間攪拌した。
さらに室温で1.5時間攪拌したのち減圧濃縮し、残留
物に飽和重炭酸す) IJウム水溶液と塩化メチレンを
加えたのちしばらく攪拌した。
有機層を分液し、無水硫酸す) IJウムで乾燥したの
ち減圧濃縮することによって橙色油状物質395■を得
た。
NMRの定量の結果(p−アミノフェニル)酢酸メチル
が333q;+含有されていることが明らかとなった。
収率76%。さらにカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル塩化メチレン)で分離および単蒸留(油浴温度13
0−150℃10.3關Hg )によって(pアミノフ
ェニル)酢酸メチルを純品として得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 で表わされるアミノフェニルケテンメルカプタールS−
    オキシド誘導体〔式中、Xは水素又はハロゲンであり、
    Rはアルキル基であり、R1及びR2は水素又はアルキ
    ル基又はアシル基であり、R1とR2とは一体となって
    アルキレン基又はアルケニレン基を形成し得る。 〕。2 Xが水素又は塩素、Rが低級アルキル基、R1
    及びR2が水素又は低級アルキル基又はアシル基であり
    、R1とR2とは一体となって炭素数2〜6個のアルキ
    レン基又はアルケニレン基を形成し得る、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。
JP15635776A 1976-12-27 1976-12-27 アミノフェニルケテンメルカプタ−ルs−オキシド誘導体 Expired JPS5826748B2 (ja)

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