JPS5824849B2 - キロクサイセイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は円盤状の記録媒体を使用した記録再生装置に関
するもので、一部情報の記録された記録媒体に、前記記
録情報に引続いて新たな情報が容易に記録できるよう構
成したものである。

第１図に示すような円盤状記録媒体１に同心円状的又は
渦巻状的に情報信号をトラック２の如く略々等ピツチで
記録し、再生する装置において、情報信号を連続して一
時に１つの円盤状記録媒体１の始端から終端まで記録す
る場合には問題がないが、記録すべき情報が短かく、記
録媒体１の途中で終了し、その後又別の情報を記録する
場合には、記録専用の装置で装置自体が前の記録の最終
位置から次の記録が行えるよう常に最終記録位置にセッ
トされていればよいが、記録再生を目的とする装置にお
いては、一旦記録が終了すれば、記録した信号を再生し
たり又別の記録された情報媒体を再生したりするために
、装置自体がどのような位置にセットされているか不明
であるため、新しい情報を記録する場合には前に記録さ
れている情報の最終位置を探さねばならない。

この探索は記録媒体を再生しながら手動にて行うことが
出来るが、時間がかかり面倒である。

本発明は、この新しい情報信号の記録開始位置を自動的
に選択する方法を提供するものである。

第２図に本発明の一実施例を示す。

円盤状記録媒体１（以下ディスクと略す）は回転駆動用
電動機３０回転軸に取付けられたターンテーブル４上に
載置されて一定方向に回転される。

記録時に於いてはスイッチＳＷ１ばＲ端子に接続され、
レーザー光源５よりの光ビーム６を、記録すべぎ信号７
を記録形体に適した信号（例えばＦＭ変調信号とかパル
ス変調信号など）に変調する変調回路８により駆動され
る光変調器９により強度変調し、ビームスプリッタ−１
０、トラッキング用ミラー１１、焦点制御用駆動体１２
に設けられた集光レンズ１３を経て、ディスク１０表面
に集光させる。

一方ディスク１を回転させる回転駆動用電動機３は移送
用ウオーム軸１６と螺合すべき螺合穴を有する支持装置
１４上に載置され１．前記ウオーム軸１６に直接、或は
間接的に回転力を与える移送用電動機１５０回転に応じ
て、矢印１７に示すような方向に移動される。

記録時においては、所定の一定速度で移送が行なわれ、
第１図の２に示すように情報信号をディスク１上に渦巻
状に記録する６デイスク１上への光ビーム６の集光は光
ビーム６０反射光を・・−７ミラー１８を経て光検出素
子１９により検出した焦点位置検出信号を焦点制御回路
２０に加え、焦点制御用駆動体１２を制御して行う。

尚、再生時においてはスイッチングＳＷ１はＰ端子に接
続され、必要に応じてレーザ光源５の出力を弱（して、
前述のような方法により光ビーム６をディスク１０表面
上に集光し、光検出素子１９により検出したトラッキン
グ誤差信号に基づいてトラッキング制御回路２１を経て
トラッキング用ミラー１１を制御し、記録された情報ト
ラック上を走査しながら、光検出素子２２により記録情
報信号を読出し、復調回路２３により再生信号を得る。

以上のような記録再生装置に於いて、第３図に示すよう
にディスク１の外周から内周の方に順次記録してい（場
合、既に２ａ、２ｂのように記録された信号に続いて２
ｃのように新たな信号を記録する場合には、ディスク１
を通常の速度で回転させ、再生時の状態と等しく必要に
応じてレーザー５のパワーを減少し、光ビーム６をディ
スク１上に集光させ、トラッキングサーボを動作させな
い状態で移送用電動機１５を通常の記録再生時よりも早
い速度で、光ビーム６がディスク１上を第４図１７ａの
矢印に示すように外周から内周に向って移動するよう駆
動する。

このディスク１の移送に従って、ディスク上に集光され
た光ビーム６は情報の記録トラック２を急速に横切るが
、光検出素子２２には記録トラック２を横切るたびに第
５図Ａの３０のような周波数信号が発生する。

この信号を増巾器２４により増巾し、検波回路２５によ
り検波（第５図Ｂ）した後、矩形波整形回路２６により
波形整形しく第５図Ｃ）、モノマルチバイブレータ２７
をトリガーする。

このモノマルチバイブレータ２７は時間巾Ｔを適当に長
く設計しておく。

モノマルチバイブレータ２７の出力（第５図Ｄ）を整流
回路２８により整流すれば第５図Ｅの如くなり、記録さ
れたトラックが無くなればモノマルチがトリガされな（
なるため零電圧に向って、整流回路の時定数によって放
電される。

整流回路２８の出力は移送用電動機１５の駆動制御回路
２９に加えられ、整流回路２８の出力がほぼ零電圧にな
れば移送用電動機１５０回転方向を逆転し、次に第４図
１７ｂの方向にディスク１を移送する。

この１７ａから１７ｂの方向への逆転位置ハモノマルチ
バイブレーク２７０時間巾及び整流回路２８の時定数等
により決定されるが、ディスクの偏心等を考慮して記録
時に必要とされる余裕スペース（第３図２ａと２ｂ間の
スペース）等を考慮し、周波数信号３０が無くなった位
置から充分な行き過ぎ量となるよう設定する。

１７ｂ方向に逆転後の移送速度は１７ａ方向時より遅（
するのが好ましい。

１７ｂ方向に移送後、再度記録トラックと交叉するため
、再び周波数信号３１が得られ、矩形波整形回路２６か
ら矩形波出力が現われるが、この最初の矩形洩出により
駆動制御回路２９を制御して直ちに移送用電動機１５を
停止し、更に最初の記録トラックの交叉から移送用電動
機１５の停止までの移送量及び前述した如き、偏心等の
ために見込まねばならぬ余裕スペース相当分を第４図１
７Ｃ方向に微少移送する。

この移送量は移送用電動機１５の停止指令信号（矩形波
出力）から所定の一定微少時間、即ちウオーム軸１６の
一定回転発行なえばよいので、モノマルチバイブレータ
等を使用して簡単に行うことが出来る。

この１７ｃの移送完了後、装置を記録モードと切換え新
しい信号の記録を開始する。

以上述べた本発明によれば短時間の正確な記録頭出しを
行うことができ、装置の操作性の向上をはかることがで
きる。

以上の実施例においては装置の使用後又は使用開始時の
光ビーム位置がディスクの外周側にある場合について説
明したが、使用開始時の位置がディスクの内周側にある
場合には最初の第４図における１７ａ方向の移送及び制
御動作が無（なり、１７ｂ方向以降の動作だけでよい。

又この事は使用開始時の光ビーム位置がディスク外周側
にある装置でも、いったん最内周側に急速に移送し、前
述の１７ｂ方向の移送から録音頭出し制御動作を行って
もよいことを意味する。

以上の実施例ではディスクの外周から内周に向って信号
を記録する場合について説明したが、逆に内周から外周
に向って信号を記録する場合にも同様に考えられること
は明らかである。

又、本発明は第２図〜第５図に述べた実施例により限定
されることなく種々の変形が考えられることは云うまで
もなく、例えばディスク及びその駆動用電動機を移送す
るのではなく、レーザー、光変調器、集光レンズ等の光
学系をディスクの径方向に移送するシステムとしてもよ
い。

また、以上の実施例として、光学的に情報を記録再生す
る装置について説明してきたが、円盤状の磁気媒体に磁
気ヘッドを用いて情報を記録再生する装置にも適用でき
ることは明らかである。

以上のように、本発明によれば予じめその一部に信号の
記録されている円盤状記録媒体に、前記記録信号に続い
て新たな信号を容易に記録できるものであり、記録開始
位置の検索に時間を要しないものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は円盤状記録媒体上の記録軌跡の一例を示す図、
第２図は本発明の一実施例を示すブロック図、第３図、
第４図、第５図はそれぞれ同動作説明である。 １・・・・・・円盤状記録媒体、２・・・−・記録トラ
ック、１３・・・・・・集光レンズ（再生手段）、１５
・・・・・・移相用電動機、２２・・・・・・光検出素
子、２４・・・・・・増巾器、２５・・−・・検波回路
、２６・・・・・・矩形波整形回路、２７・・・・・・
マルチバイブレータ、２８・・−・・・整流回路、２９
・・・・・・駆動制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 回転駆動される円盤状記録媒体と、その円盤状記録
   媒体に信号を記録する記録状態と再生する再生状態とに
   選択的に切換え可能な信号記録再生手段と、前記信号記
   録再生手段を相対的に前記円盤状記録媒体の径方向に可
   逆的に駆動する駆動手段と、前記信号記録再生手段が前
   記円盤状記録媒体上の記録トラックをその記録方向とは
   略々直角方向に交叉するときに発生する再生信号を検出
   する検出手段と、その検出手段の検出出力が予じめ定め
   られた所定の期間存在しないことを検知して未記録領域
   であることを検知する未記録領域検知手段とを有し、記
   録開始に先達って前記信号記録再生手段を再生状態にし
   て前記駆動手段により所定の方向に一定速度で駆動せし
   め、その状態における前記未記録領域検知手段の未記録
   領域検知後における前記検出手段の出力により記録領域
   の端部を検出することを特徴とする記録再生装置。