JPH01312773A - スピンドルモータの停止制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、スピンドルモータの停止制御方法に関し、特
に高速にて回転動作をなすスピンドルモータの停止制御
方法に関するものである。

背景技術 第３図に示すように、例えばオーディオ情報がＰ　ＣＭ
　（Ｐｕｌｓｅ　Ｃｏｄｅ　Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）化
されて記録された内周側の第１の領域（以下、ＣＤ領域
と称する）ｌａと、周波数変調処理されたビデオ信号と
ＰＣＭ化されたオーディオ信号とが多重記録された外周
側の第２の領域（以下、ビデオ領域と称する）ｌｂとに
領域が区分されて情報が記録されたＣＤＶと称される複
合ディスクがある。

ところで、ビデオ信号にはＰＣＭ信号に比して高い周波
数成分が含まれており、ビデオ領域への信号の記録時に
はＣＤ領域の記録時に比してディスクの回転速度を高く
する必要があり、その結果当然のことながら、演奏時に
もＣＤ領域に比してビデオ領域ではディスクの回転速度
を非常に高くした状態で演奏しなければならない。その
回転速度は、ＣＤ領域１ａにおいては数百ｒｐｍ程度で
あるのに対し、ビデオ領域１ｂでは領域の最内周で２千
数百ｒｐｌＢ　％最外周で千数百ｒｐＨｌと非常に高い
回転速度となる。

かかる複合ディスクの演奏が可能なディスクプレーヤに
おいて、スピンドルモータを停止させる場合、ＣＤ領域
の演奏中では回転速度が低いことから、例えばストップ
指令が発せられた時点から一定時間だけスピンドルモー
タに対して逆転トルクブレーキを付与することによって
簡単に停止させることができるのであるが、ビデオ領域
の演奏中では回転速度が非常に高いことから、ＣＤ領域
の場合のように単に時間管理のみで停止制御を行なうこ
とはできない。

そこで、スピンドルモータの回転数に応じたレベルの回
転数信号を発生する回転数検出回路と、回転数信号の信
号レベルが零回転数に対応した基準レベルを下回ったこ
とを検出するレベルコンパレータと、回転数信号の信号
レベルが該基準レベルを中心レベルとする上限及び下限
基準レベルの範囲内に入ったことを検出するウィンドウ
コンパレータとを有し、レベルコンパレータ及びウィン
ドウコンパレータの各検出出力に基づいてスピンドルモ
ータの停止制御をなす装置が、本出願人により特願昭６
２−１５２４７４号にて提案されている。

しかしながら、例えば第４図に具体的な回路例を示す如
く、上記の回転数検出回路、レベルコンパレータ及びウ
ィンドウコンパレータを構成するとすれば多くの回路素
子を必要とし、回路構成が複雑となり、これらをビデオ
領域でのスピンドルモータの停止制御のためだけに設け
るのは、システム全体の低コスト化を図る上で不利とな
る。

発明の概要 本発明は、上述した点に鑑みなされたもので、回転数検
出回路、レベルコンパレータ及びウィンドウコンパレー
タを用いることなくビデオ領域での停止制御を可能とす
ることにより、システム全体の低コスト化に寄与し得る
スピンドルモータの停止制御方法を提供することを目的
とする。

本発明によるスピンドルモータの停止制御方法は、ＣＤ
領域及びビデオ領域を有する複合ディスクの演奏が可能
なディスクプレーヤにおいて、ビデオ領域の演奏中又は
演奏終了後にストップ若しくはイジェクト指令が発せら
れたとき、スピンドルモータに対して逆転トルクブレー
キを付与しつつ情報検出点をＣＤ領域に移動させ、この
ＣＤ領域でのデータの読取りを検知したらその検知時点
からＣＤ領域のストップシーケンスによりスピンドルモ
ータを停止させるべく制御することを特徴としている。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１図は、本発明によるスピンドルモータの停止制御方
法が適用されるディスクプレーヤの構成の一例を示すブ
ロック図である。図において、ディスク１はスピンドル
モータ２によって回転駆動され、その記録情報は光学式
ピックアップ３により読み取られる。このピックアップ
３には、光源であるレーザダイオード、対物レンズを含
む光学系、ディスク１からの反射光を受光する４分割光
検出器、さらにはディスク１の情報記録面に対する対物
レンズの光軸方向の位置制御をなすフォーカスアクチュ
エータ、ピックアップ３から発せられるメインビームス
ポットの記録トラックに対するディスク半径方向の位置
制御をなすトラッキングアクチュエータ等が内蔵されて
いる。ピックアップ３はディスク半径方向において移動
自在なキャリッジ（図示せず）に搭載され、キャリッジ
モータ１３を駆動源としている。ピックアップ３の読取
出力はＲＦアンプ４を介してビデオ情報復調系５及びデ
ィジタル情報復調系６に供給される。

ビデオ情報復調系５では、ＲＦアンプ４からの再生ＲＦ
信号がビデオ信号に復調され、時間軸補正等の信号処理
が行なわれると共に、ビデオ信号中から得られる再生水
平同期信号と基準水平同期信号との位相誤差に応じたエ
ラー信号が生成される。一方、ＣＤ領域及びビデオ領域
に記録されるＰＣＭオーディオ信号は例えばＥ　Ｆ　Ｍ
　（Ｅｉｇｈｔ　ｔ。

Ｆｏｕｒｔｅｅｎ　Ｍｏｄｕｌａｔｌｏｎ）信号であり
、ディジタル情報復調系回路６では、ＣＤ領域の演奏時
には再生ＲＦ信号がそのまま再生ＥＦＭ信号として、ま
たビデオ領域の演奏時には再生ＲＦ信号から抽出された
再生ＥＦＭ信号が復調・訂正回路（図示せず）に供給さ
れて復調及びエラー訂正が行なわれると共に、再生ＥＦ
Ｍ信号中のフレーム同期信号と基準クロックとの周波数
及び位相誤差に応じたエラー信号が生成される。

ビデオ情報復調系５及びディジタル情報復調系６で生成
された各エラー信号は第１．第２のスピンドルサーボ回
路７，８にそれぞれ供給される。

第１．第２のスピンドルサーボ回路７，８の各出力は切
換えスイッチ９により選択されて、スピンドルモータ２
を駆動するためのモータ駆動回路１０に択一的に供給さ
れる。切換えスイッチ９は複合ディスクの演奏領域に応
じてビデオ領域の演奏時にはａ入力を、ＣＤ領域の演奏
時にはｂ入力をそれぞれ選択する。

ピックアップ３のディスク半径方向における移動路近傍
には、ピックアップ３から発せられるメインビームスポ
ット（情報検出点）のディスク半径方向における移動位
置を検出する位置検出器１１が設けられており、この位
置検出器１１で検出された位置情報はシステムコントロ
ーラ１２に供給される。この位置情報に基づいてメイン
ビームスポットがＣＤ領域及びビデオ領域の境界近傍に
到来したことを検出することができるのである。

システムコントローラ１２はマイクロコンピュータから
なるもので、ビデオ情報復調系５、ディジタル情報復調
系６等の各部との間でのデータのやり取り、切換えスイ
ッチ９の切換え制御、モータ駆動回路１０を介してのス
ピンドルモータ２の駆動・停止制御、キャリッジモータ
１３の駆動制御等を行なう。

次に、システムコントローラ１２のプロセッサによって
実行される、スピンドルモータ２の停止制御の手順につ
いて第２図のフローチャートに従って説明する。なお、
本サブルーチンは演奏モードでのみ実行されるものとす
る。

複合ディスクのビデオ領域の演奏中又は演奏終了後にス
トップ（ＳＴＯＰ）指令が発せられる（ステップＳｌ）
と、プロセッサは先ず、演奏領域がビデオ領域か否かを
判断しくステップＳ２）、ビデオ領域であれば、スピン
ドルモータ２の負極性の大なる駆動電圧を印加すること
によってスピンドルモータ２に対して逆転トルクブレー
キをかけるべくモータ駆動回路１０を制御する（ステッ
プＳ３）と共に、ピックアップ３をＣＤ領域に移動させ
るべ（キャリッジモータ１３を駆動制御しくステップＳ
４）、同時に切換えスイッチ９をａ側からｂ側へ切換え
制御する（ステップＳ５）。

スピンドルモータ２に対して逆転トルクブレーキが付与
されていることにより、ディスクの回転速度が減速され
るが、その回転数がＣＤ領域の回転範囲（約２００〜５
００　ｒｐｔｘ）内に低下するまで、ピックアップ３の
読取ＲＦ比出力復調して得られる復調出力からデータを
読み取ることは不可能である。ディスクの回転数がＣＤ
領域の回転範囲に近くなると、メインビームスポットの
記録トラックに対するディスク半径方向の位置制御をな
すトラッキングサーボがいわゆるラフサーボ状態となり
、当該サーボをクローズすることにより、オーディオ情
報復調系６におけるビット同期クロック生成のためのＰ
ＬＬ回路（図示せず）がロックする。この時点から、第
２のスピンドルサーボ回路８の制御により、オーディオ
情報復調系６におけるＣＤ領域のデータの読取りが可能
となる。

プロセッサはデータを読み取れたと判定すると（ステッ
プＳ６）、所定時間のタイマーをセットしくステップＳ
７）、スピンドルモータ２に対する逆転トルクブレーキ
の付与を継続する（ステップ３８）。そして、所定時間
が経過したと判定すると（ステラ・ブＳ９）、スピンド
ルモータ２に対する逆転トルクブレーキの付与を解除す
べくモータ駆動回路１０を制御する（ステップ５１０）
。

逆転トルクブレーキが解除された後は、スピンドルモー
タ２は慣性で少し回転を続け、しかる後停止する。

ステップＳ２でＣＤ領域と判定した場合には、直接ステ
ップＳ７に移行し、ＣＤ領域でのストップシーケンスに
よりスピンドルモータ２を停止させるべく制御する。

なお、本例では、ビデオ領域の演奏中又は演奏終了後に
ストップ指令が発せられた場合の制御手順について説明
したが、イジェクト（ＥＪＥＣＴ）指令が発せられた場
合にもステップＳ１０までは同様の手順となるが、その
後にスピンドルモータ２が完全に停止するまで時間を時
間管理によって求め、しかる後イジェクト動作に移行す
るようにすれば良い。

このように、ビデオ領域の演奏中又は演奏終了後にスト
ップ若しくはイジェクト指令が発せられたとき、スピン
ドルモータ２に対して逆転トルクブレーキを付与しつつ
メインビームスポットをＣＤ領域に移動させ、このＣＤ
領域でのデータの読取りを検知したらその検知時点でＣ
Ｄ領域のストップシーケンスによってスピンドルモータ
２を停止させるべく制御することにより、第４図に示す
如く複雑な回路構成となる回転数検出回路、レベルコン
パレータ及びウィンドウコンパレータを用いなくてもビ
デオ領域での停止制御が可能となる。

なお、回転数検出回路、レベルコンパレータ及びウィン
ドウコンパレータを不要としたことにより、ビデオ領域
の演奏中に電源がオフされ、その直後に電源がオンされ
かつイジェクト指令が発せられた場合、ディスクが高速
回転したままイジェクトされてディスクに傷が付く危険
性がある。そこで、メモリーバックアップを設けること
により、ビデオ領域の演奏中に電源がオフされたことを
判別できるので、電源オン直後のイジェクト指令に対し
ては、時間管理によりスピンドルモータ２の回転が十分
遅くなるまで待った後にディスクをイジェクトするよう
にすれば、ディスクの損傷を防止できることになる。

また、メモリーバックアップを設けなくても、ピックア
ップ３がイニシャル位置にないことを確認することによ
り電源オン前の状態がストップ状態でないことを判別で
きるので、その場合にも時間管理によりディスクをイジ
ェクトするまでの時間を長くとれば、ディスクに傷が付
くようなことはなくなる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によるスピンドルモータの停
止制御方法によれば、複合ディスクのビデオ領域の演奏
中又は演奏終了後にストップ若しくはイジェクト指令が
発せられたとき、スピンドルモータに対して逆転トルク
ブレーキを付与しつつ情報検出点をＣＤ領域に移動させ
、このＣＤ領域でのデータの読取りを検知したらその検
知時点でＣＤ領域のストップシーケンスによりスピンド
ルモータを停止させるべく制御することにより、回転数
検出回路、レベルコンパレータ及びウィンドウコンパレ
ータを用いなくてもビデオ領域での停止制御が可能とな
るので、システム全体の低コスト化に寄与できることに
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスピンドルモータの停止制御方法
が適用されるディスクプレーヤの構成の一例を示すブロ
ック図、第２図は第１図におけるシステムコントローラ
のプロセッサによって実行されるスピンドルモータの停
止制御の手順を示すフローチャート、第３図は複合ディ
スクの記録領域の区分を示す図、第４図は従来用いられ
ていた回転数検出回路、レベルコンパレータ及びウィン
ドウコンパレータの具体的回路構成を示す回路図である
。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・複合ディスク ２・・・・・・スピンドルモータ ３・・・・・・光学式ピックアップ ５・・・・・・ビデオ情報復調系 ６・・・・・・ディジタル情報復調系 １２・・・・・・システムコントローラ出願人　　　パ
イオニア株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディジタル信号が記録された第１の領域と周波数
   変調信号が記録された第２の領域とを有する情報記録デ
   ィスクの演奏が可能なディスクプレーヤにおけるスピン
   ドルモータの停止制御方法であって、前記第２の領域の
   演奏中又は演奏終了後にストップ若しくはイジェクト指
   令が発せられたとき、前記スピンドルモータに対して逆
   転トルクブレーキを付与しつつ情報検出点を前記第１の
   領域に移動させ、この第１の領域でのデータの読取りを
   検知したらその検知時点から前記スピンドルモータを停
   止させるべく制御することを特徴とするスピンドルモー
   タの停止制御方法。
2. （２）前記スピンドルモータに対する逆転トルクブレー
   キの付与を前記検知時点から所定時間だけ継続すること
   を特徴とする請求項１記載のスピンドルモータの停止制
   御方法。