JPS58217229A - ワイヤカツト放電加工装置 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工装置

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JPS58217229A
JPS58217229A JP9847282A JP9847282A JPS58217229A JP S58217229 A JPS58217229 A JP S58217229A JP 9847282 A JP9847282 A JP 9847282A JP 9847282 A JP9847282 A JP 9847282A JP S58217229 A JPS58217229 A JP S58217229A
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潔 井上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワイヤカット放電加工装置に関し、特に加工部
分におけるワイヤ電極の張架形式に特徴を有するワイヤ
カット放電加工装置に関する。
ワイヤカット放電加工装置は、通常の放電加工装置の如
(加工形状に対応した電極を加工の都度作製する必要が
ないこと、数値制御装置t(NG装置)の発達に伴い長
時間の無人運転が可能であること等の理由により、現在
広く利用されるに至っている。
然しなから、この装置は、加工部番に一定の張力で直線
状に張架されたワイヤ電極で加工を行なうものであるた
め、加工可能な形状には一定の制限があった。即ち、通
常は、被加工体の表から裏へワイヤ電極を貫通させて抜
き型加工を行なうものが最も一般的である。これに対し
て、本願出願人は先に、特願昭52−44383号(特
開昭53−129400号公報参照)、特願昭52−6
9800号(特開昭54−5294号公報参照)、特願
昭52−81961号(特開昭54−17596号公報
参照)、特願昭54−100229号(特開昭’ 56
−266155号公報参照)、実願昭52−77153
号(実開昭54−5193号公報参照)等において、ワ
イヤ電極をU字型に張架することにより、押し出しダイ
のホロ一部分やトリムダイの切刃部分等の輪廓加工を可
能にする電極ユニットを開示した。然pながら、それら
の装置においては、ワイヤ電極をU字型に装着するユニ
ットは、複数の電極ガイドローラ等を取り付けた1本の
アームで構成されており、そのため押し出しダイのホロ
一部分やトリムダイの切刃部分等の輪廓加工には撓めて
有効であるが、例えば従来総量電極を用いて型彫りによ
り放電加工を行なっていたような大きな底イ]き穴の加
工などを行なうには必ずしも有利ではなかった。
本発明は、紅玉の観点に立ってなされたものであり、そ
の目的とするところは、従来は型彫りに頼っていたよう
な加工形状やその他各種の形状に対応し得る新規なワイ
ヤカット放電加工装置を提供することにある。
而して、本発明の要旨とするところは、内部にワイヤ電
極を通過させるための孔を有する互いに相対的に移動可
能な一対の細い棒状中空電極を設け、上記ワイヤ電極を
一方の棒状中空電極を通じてその先端から加工部分へ導
き出すと共に、加−工部分を通過後の上記ワイヤ電極を
もう一方の棒状中空電極を通じて回収することにより、
加工部分において上記ワイヤ電極が上記一対の棒状中空
電極の先端間に張架されるよう構成することにある。
加工は上記一対の棒状中空電極のそれぞれの先端と、画
先端間に張架されたワイヤ電極とによって行なわれる。
加工の一例を述べれば、上記の如くワイヤ電極を張架し
た一対の棒状中空電極を被加工体に対して接近させ、電
極と被加工体間に電圧パルスを印加して両者間に放電を
生じさせつつ電極を更に被加工体に向けて(棒状中空電
極の軸方向に)進出させることによりワイヤ電極と棒状
中空電極を被加工体の内部まで到達させ、然るのち棒状
中空電極の軸と直角方向に被加工体を相対的に移動させ
てワイヤ電極により被加工体をスライスする如く切断し
、最後に電極を被加工体から引き離す方向へ移動させる
と、上記スライスされた部分が切断片として被加工体か
ら切り離され、被加工体には上記切断片に対応する形状
の凹部が形成されるものである。一対の棒状中空電極は
、互いに相対的に移動可能であるから、上記の如く被加
工体を棒状中空電極の軸と直角方向に相対的に移動させ
て切断する過程で、棒状中空電極を互いに相対的に移動
させれば、所望の輪廓の加工が行なわれる。また、加工
中に各棒状中空電極の加工深さを変更することも自由で
あり、これにより様々な凹凸起伏の底面を有する穴も加
工できる。両方の棒状中空電極の相対的な移動及びそれ
らの被加工体に対する相対的な移動は、数値制御装置或
いは倣い制御装置等によって制御する。
加工期間中、加工屑等の排出を促進し良好な放電状態を
維持するため、加工部分には常時新鮮な加工液を噴出供
給する必要があるが、上記棒状中空電極を加工液噴出ノ
ズルと兼用するように構成することも推奨される。また
、複雑な形状を短時間で効率良く加工するために、上記
一対の棒状中空電極を複数組設けて、複数の加工工程を
同時に並行して行ない得るようにすることも推奨される
以下、図面を参照しつつ、本発明の構成の詳細を説明す
る。
第1図は本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の一
実施例の要部を示す説明図、第2図は本発明ワイヤカッ
ト放電加工装置を用いて加工を行なう場合の電極送り及
びそれによって形成される加工形状の一例を示す説明図
である。
而して、第1図中、1はその内部に例えば約0.1〜0
.6鶴φのワイヤ電極2を挿通、通過させるための内孔
1aを有する棒状中空電極、ゴは加工液導入孔3aを有
する筒体、4は筒体3の下面に棒状中空電極lを固定す
るためのチャック、5はその中央にワイヤ電極通過孔5
aが明けられ筒体3の上端に嵌め合せられるキャップ、
6は筒体3内部に導入された加工液がキャップ5の電極
通過孔5aから漏れ出ないようにするためのゴム弁であ
る。これらの構成要素全体は、図では省略されたワイヤ
カット放電加工装置本体のカラムに支持して設けられた
電極駆動装置を有する電極ヘッド(図示せず)の1つに
取り付けられて、図中X、 Y及びZ軸方向へ、該ヘッ
ド内蔵の前記電極駆動装置により移動せしめられるよう
になっている。もう一方の棒状中空電極1′も同様に、
筒体3′、チャック4′、キャップ5′、ゴム弁6′と
共に、図では省略された電極駆動装置を有するもう1つ
の電極ヘッドに取り付けられて、棒状中空電極1とは別
個にやはり図中X、Y及びZ軸方向へ、該ヘッドに内蔵
された前記電極駆動装置によって移動せしめられるよ・
)になっ°Cいる。この場合、カラムに支持される電極
ヘッドを1個として、該1個の電極ヘッドに2つの電極
駆動装置を設けるように構成しても良く、カラムはアー
チ状等の門型カラムであっても良い。7はワイヤ電極供
給ドラム、9はワイヤ電極2を所定の更新速度で引き取
るためのキャプスタン、8はワイヤ電極2をキャプスタ
ン9に当接させるピンチローラ、9′は引き取られるワ
イヤ電極2に所定の張力を付与するためのローディング
ローラまたはブレーキローラ、8′はワイヤ電極2をロ
ーラ9′に当接させるピンチローラ、10はワイヤ電極
回収ドラム、11は図では省略されたワイヤカット放電
加工装置本体の加工テーブル上に載置された被加工体、
12.13及び14は棒状中空電極1を電極ヘッドに対
して移動させるため上記電極駆動装置内に設けられたそ
れぞれX、Y及びZ軸方向への駆動モータ、12’、1
3’及び14′は棒状中空電極1′を移動さセるため上
記もう1つの電極駆動装置内に設けられたそれぞれX、
Y及びZ軸方向への駆動モータ、15及び16は被加工
体11を載せた上記加工テーブルをそれぞれX、Y方向
へ移動さ(るための駆動モータ、17は上記加工テーブ
ルをX、Y平面内で回転さ・Uる駆動モーフ、18は上
記駆動モータ12. 13.14.12’13’ 、 
14’ 、 15.’ 16.17の駆動時期、駆動量
及び速度を制御することにより棒状中空電極1及び1′
の相対的移動並びにそれらと被加工体11との相対的移
動を制御して被加工体に対する加工送りの全体を総括制
御するコンピュータ制御等の数値制御装置である。
ワイヤ電極2は、ワイヤ電極供給ドラム7から導き出さ
れ、筒体3内を通り棒状中空電極lの内孔1aを通って
その先端から引き出され、ここからもう一方の棒状中空
電極1′の先端までの間を空中で直線状に張架され、然
る後、棒状中空電極1′の内孔1a′を通り筒体3′内
を通り、ピンチローラ8とキャプスタン9で挾まれて引
き上げられ最終的に回収ドラム10に巻き取られるよう
になっている。図では省略したが、ワイヤ電極供給ドラ
ム7から筒体3までの間及び筒体3′から電極回収ドラ
ム10までの間にはワイヤ電極を常に適正な姿勢及び張
力で給送するためのガイドローラ等が幾つが設けられて
いる。加工のため、棒状中空電極1.1′及びワイヤ電
極2と被加工体11との間に印加される電圧パルスは、
図では省略されているワイヤカット放電加工用電源装置
から上記棒状中空電極1.1′及び/又はワイヤ電極2
と被加工体11との間に供給される。
また、加工部分に供給すべき加工液は、筒体3゜3′の
加工液導入孔3a、 3a’に接続された加工液供給ホ
ースから筒体3,3′内に導入され、棒状中空電極1.
1′の内孔1a、 la’を経てその先端から噴出され
る。場合によっては、被加工体11全体を加工タンク内
に満たした加工液の中に漬け、加工によって汚染した加
工液を上記棒状中空電極1.1′の内孔1a+  la
’を通じて吸引し、筒体3゜3′の加工液導入孔3a、
 3a’から逆に排出するようにしてもよい。
而して、この装置の棒状中空型ai1及び1′は、それ
ぞれのまたは1つの電極ヘッドに設け′た電極駆動装置
によって個別に図中x、y、z軸方向へ移動可能となっ
ており、従って、両電極の先端間に張架されたワイヤ電
極の長さ及びX−Y平面に対する傾斜角は自由に変更で
きるようになっている。この変更は、棒状中空電極1の
側の電極駆動装置の駆動モータ12.13.14及び棒
状中空電極1′の側の電極駆動装置の駆動モータ12’
 、 13’ 、 14’を数値制御装置18で制御す
ることによって行なわれる。また、このような電極の移
動とは別に、被加工体11自体もこれを載置した加工テ
ーブルを駆動モータ15.16.11を用いて駆動する
ことにより図中X、Y軸方向へ移動させ得ると共にX−
Y平面内で回転させ得るようになっている。
以下、この装置を用いて加工を行なう場合の電極送り及
びそれによって形成される加工形状の一例を第2図を参
照しつつ具体的に説明するー、。
第2図中、(A)図はX−Y平面内に水平に置かれた長
方形平板状の被加工体11を加工する状態を示す平面図
であり、 (B)図は(A>図中B−B線に沿った断面図、(C)
図は(A)図中C−C線に沿った断面図、(D)図は(
A)図中D−D線に沿った断面図、(E)図は(A)図
中E−E線に沿った断面図、(F)図は(A)図中F−
FwAに沿った断面図である。
而して、加工開始時には、ワイヤ電極2を水平に張架し
た状態で、棒状中空電極1と1′をそれぞれAll中2
1と21′の位置にセントし、電11gA(棒状中空電
極1,1′及びワイヤ電w12)と被加工体間に電圧パ
ルスを印加して放電を行なわゼつつ棒状中空電極1及び
1′をZ軸方向(第2図の紙面と垂直方向)へ送ること
により被加工体に対しlの深さくE図参照)まで到達さ
せる。
次に、「棒状中空電極1が21−22;棒状中空電極1
′が21’ −”22’ Jまでの区間については、Z
軸方向への電極送りを停止し、棒状中空型tf11はX
軸上負の方向へ送って22の位置まで、また棒状中空電
極1′はY軸上正の方向へ送つ°C22′の位置まで加
工を進める。この期間中、被加工体ll自体は移動させ
ない。
次に、「棒状中空電極lが22−”23;棒状中空電極
1′が22’ −・23’ sまでの区間みついては、
被加工体11を載置した加工テーブルを駆動して被加工
体をY軸上正の方向へ送りつつ、棒状中空電極1′のみ
をY軸上正の方向へ移動させる(棒状中空電極1は動か
さない)。然るときは、棒状中空電極1及び1′の先端
間に水平に張架されたワイヤ電極によって被加工体11
がその内部で水平面に沿って切断(B図及びE図中40
で示す部分)される。
次に、r棒状中空電極1が23−24.棒状中空電極1
′が23’ −211’ Jまでの区間については、被
加工体をY軸上正の方向へ送りつつ、棒状中空電極1及
び1′を被加工体に対する深さがβからm68図参照)
までの範囲内においてZ軸方向に往復移動させる。これ
によって例えばE図、落びE図に示すような波状の凹凸
面が形成される。この形状は被加工体のY軸方向への送
り速度に対する電極のZ軸方向への往復速度を適宜変更
することにより任意に変更することができる。
次に、T棒状中空電極1が24→25;棒状中空電極1
′が24′→25′」までの区間については、被加工体
をY軸上正の方向へ送り9つ、棒状中空電極1を深さl
の位置でY軸上正の方向−・移動させるに棒す中空電極
1′は深さlの位置で停止したすまにしておく。
次に、「棒状中空電極1が25→26;棒状中空電極1
′が25’ −=26’ Jまでの区間については、被
加工体をY軸上正の方向へ送りつつ、棒状中空電極1を
深さlの位置でY軸上正の方向へ移動させる。棒状中空
電極1′は深さlの位置で停止したままにしておく。
次に、「棒状中空型4i1が26−27i棒状中空電極
1′が26’ =21’ Jまでの区間については、被
加工体をY軸上正の方向へ送りつつ、棒状中空型@1は
深さlの位置で停止させた状態で棒状中空電極1′のみ
を2軸方向へ深さn (D図参照)まで進行させる。ま
た「棒状中空電極1が27−28;棒状中空電極1′が
27′→28’Jまでの区間については、棒状中空電極
1は深さlの位置に停止させたままの状態で棒状中空電
極1′のみを再び深さlの位置まで引き上げる。これに
ょっ“cSχ軸方軸方向側へ向かうにつれて次第に深く
なる溝42(E図及び11図参照)が形成される。
次に、「棒状中空電極1が28−29−30.棒状中空
電極1′が28’ −”29’ −=30’ Jまでの
区間については、被加工体をY軸上正の方向へ送りつつ
、棒状中空電極1は深さlの位置で停止させた状態で棒
状中空電極1′のみを深さlの位置に保ちつつX軸上負
の方向へ移動さセる。
次に、「棒状中空電極1が3O−=31Jの区間につい
ては、被加工体のY軸方向への移動は停止し、棒状中空
電極1′も30′の位置で深さlの状態で停止させたま
ま、棒状中空電極1のみを深さlの位置に保ちつつY軸
上負の方向へ31の点まで移動させる。
次に、r棒状中空電極1が31−32.棒状中空電極1
′が30′→32′jまでの区間については、被加工体
のY軸方向への移動は停止したまま、棒状中空電極lは
深さlの位置に保ちつつX軸上正の方向且つY軸上正の
方向へ、また棒状中空電極1′は深さlの位置に保ちつ
つX軸上負の方向且つY軸上負の方向へそれぞれ移動さ
せる。
最後に、それぞれ32と32′の位置にある棒状中空電
極1と1′をZ軸方向に同時に持ち上げて両電極を被加
工体から遠ざけ、これによって両者間のワイヤ電極で点
32と32′との間を切断する。
以上によって加工が終了したことになり、その結果、被
加工体11からA図中の輪郭線43に囲まれた部分が切
断片11′として枠切りの状態で切り離され、被加工体
11にはこれに対応する輪郭を有し且つその底面にはり
、’E、F図に示すような凹凸模様を有する底付穴が形
成される。
なお、上記の加工例においては、被加工体をY軸上負の
方向へ移動させたり、これを回転させたりするような加
工送りは行わなかったが、それらを組み合せることによ
って更に複雑な形状の加工が可能なことは容易に理解さ
れよう。
而して、放電加工によって上記の如き加工形状を得るた
めに従来は上記切断片11′と略同形の締型電極を用意
し、これを被加工体に対向させた状態でZ軸方向に送っ
て次第に彫り下げてゆくという手段をとっCいた。然し
なから、その場合には、加工形状に合わせた締型電極を
作製する必要がある詐りでなく、上記切断片11’の全
体積を放電によって除去しなければならないから、それ
に要する電力も多大なものとならざるを得なかった。こ
れに対して、本発明装置によるときは、数値制御装置1
8によって予め用意されたプログラムに従いワイヤ電極
を移動させることにより、加工形状の外形に沿って被加
工体を枠切り切断するものであるから、その消費電力は
格段に少なくて済むのである。そこで、例えば球状曲面
の如く本発明装置で加工が困難な曲面を含む形状の場合
にも、本発明装置を用いて予めこれに近位する曲面を形
成しておき、然るのち締型電極を用いて最終形状に仕上
げ加工するという手段をとることも電力節約上大いに推
奨されるところである。
なお、上記の実施例装置においては、棒状中空電極を1
対しか設けなかったが、互いに対をなす棒状中空電極を
複数組設けて、′ワイヤ電極の1回の通過では加工が困
難な形状を他の1対の電極で追いかけながら引き続き第
2段階目、第3段階目の加工を同時に進行させるように
して加工時間の短縮を図ることも推奨される。また、そ
のように互いに対をなす棒状中空電極を複数組設けてお
けば、成る1対の棒状中空電極が消耗したときに、他の
1対の棒状中空電極で加工を継続させることが可能とな
って有利である。
而して、上記棒状中空電極は、その先端にワイヤ電極を
一定の張力を保って張架し得るだけの強度を有する必要
があり、その材質としてはCu 、 Zn 。
Ag、Pe、G、W、Mo等或いはそれらのうちから選
ばれた2@以上のものから成る合金等を用いることが推
奨される。勿論、放電加工用電極材は、棒状中空電極1
及び1′の先端部分のみに設けるように構成しても良い
。また、加工中に各棒状中空電極を公知の手段によりそ
の軸を中心として自転させるように構成して、ワイヤ電
極の張力に基づく応力によって棒状中空電極が片方に曲
るのを防止するようにしてもよい。或いはまた、棒状中
空電極の軸直角断面を単純な円形とするのではなく、特
定方向の曲げに強い例えば楕円とか矩形とかその他の特
殊な形状にして、所望の強度を持たせるようにすること
も推奨される。
一方、用いられるワイヤ電極は、棒状中空電極の先端部
において略90°に曲げられながら給送されなければな
らないから、なるべく柔軟なものであることが望ましい
。そのためには、本願出願人が特願昭56−16862
2号中で開示した如(、純度が99.99%以上である
FeやCu等の単一金属から成る線材若しくはそれらの
表面にZnメッキを施したものを使用することが好まし
い。或いはまた、本発明出願人が特願昭56−1686
23号中で開示した如、く、Co−Zn合金、 Cu−
A#金合金 Cu−W合金、 Sn−へ1合金。
醐−合金等から成るワイヤ電極に対して可塑性を付与す
べく、これを加工部分に送る前の段階で、Ga若しくは
肴土頬元素等の超塑性材の溶融浴内を通過させ、これら
の元素を重量百分率でlO%程度以下混合させるように
してもよい。
本発明は紅玉の如く構成されるから、本発明によるとき
は、従来のワイヤカット放電加工装置をもってしては加
工が困難であった各種の形状に対応し得る新規なワイヤ
カット放電加工装置が提供されるものである。
なお、本発明の構成は紅玉の実施例に限定されるもので
なく、例えば棒状中空電極や被加工体の加工送りを制御
する制御装置としては数値制御装置のみでなく倣い制御
装置も利用することができ、棒状中空電極の取り付は方
法や加工液の供給方法、或いは電極ヘッドに設ける電極
駆動装置の構成等も従来公知の各種の構成及び手段を利
用することが可能であって、本発明はそれらのすべてを
包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるワイヤカット放電加工装置の一
実施例の腎部を示す説明図、第2図は本発明ワイヤカッ
ト放電加工装置を用いて加工を行なう場合の電極送り及
びそれによって形成される加工形状の一例を示す説明図
である。 1.1’−−−・−−−−−一−−=−棒状中空is極
2−−−−−−−一〜−−−−−−−−〜−−−−−ワ
イヤTL極3 、 3 ’ −−−、−−−一−−−−
・−−−一筒体3a、 3a’−−−−−−−−−−−
・−加工液導入孔4.4′−・−・−・−−−一−−・
−チャック6.6’−−−−一・−−−−一−・−ゴム
弁7−−−−−・−・−−−−−・−−−−ワイヤ電極
供給ドラノ・10−−・−・−−一−−・−−一−−〜
−−−−−ワイヤ電極回収ドラム11−−一・−・−−
−一−−・−−−−m=−・−−−m−被加工体12、
 13.14.12’ 、  13’ 、 14’−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−一棒状中空電極駆
動モータ15、16.17−−−−−−−・−・−加工
テーブル、駆動モータ特許出願人 株式会社井上ジャパ
ックス研究所代理人(7524) I&上正太部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)加工部分にワイヤ電極を給送し、上記ワイヤ電極と
    被加工体間に電圧パルスを印加して両者間に生じる放電
    により加工を行うワイヤカット放電加工装置において、
    上記被加工体を載置する加工テーブルに相対向して配置
    される電極ヘッドに設けられる電極であって、内部に上
    記ワイヤ電極を通過させるための孔を有する互いに相対
    的に移動可能な一対の細い棒状中空電極と、上記ワイヤ
    電極を一方の棒状中空電極を通じてその先端から加工部
    分へ導き出すと共に、他の一方の棒状中空電極の先端か
    ら導入し中空部を通じて回収する装置とを具備すること
    を特徴とするワイヤカット放電加工装置。 2)上記一対の棒状中空電極が、それぞれ牽X。 Y及びZ軸方向へ移動させる駆動装置とその制御装置を
    具備する特許請求の範11Ili1項記載のワイヤカッ
    ト放電加工装置。 3)上記制御装置が数値制御装置である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のワイヤカット放電加工装置。 4)上記制御装置が倣い制御装置である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のワイヤカット放電加工装置。 5)上記一対の棒状中空電極が複数組設けられた特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のうちいずれかlに記載の
    ワイヤカット放電加工装置。 6)上記棒状中空電極が加工液噴出ノズルを兼ねる特許
    請求の範囲第1項ないし第5項のうちいずれか1に記載
    のワイヤカット放電加工装置。
JP9847282A 1982-06-10 1982-06-10 ワイヤカツト放電加工装置 Granted JPS58217229A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS644520U (ja) * 1987-06-26 1989-01-12

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JPS5226503U (ja) * 1975-08-15 1977-02-24
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