JPS5820941B2 - シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法 - Google Patents

シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法

Info

Publication number
JPS5820941B2
JPS5820941B2 JP50036911A JP3691175A JPS5820941B2 JP S5820941 B2 JPS5820941 B2 JP S5820941B2 JP 50036911 A JP50036911 A JP 50036911A JP 3691175 A JP3691175 A JP 3691175A JP S5820941 B2 JPS5820941 B2 JP S5820941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cis
unsaturated aldehyde
temperature
trans
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50036911A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51113802A (en
Inventor
山路禎三
市川弥太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP50036911A priority Critical patent/JPS5820941B2/ja
Publication of JPS51113802A publication Critical patent/JPS51113802A/ja
Publication of JPS5820941B2 publication Critical patent/JPS5820941B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シス型不飽和アルデヒドの製造法に関するも
のである。
更に詳細に説明するとトランス型不飽和アルデヒドを異
性化することによりシス型不飽和アルデヒドを製造する
方法に関するものである。
従来不飽和アルデヒドのシス−トランス異性化法として
、ヨードを触媒とし、空気の遮断下に光の存在で処理す
る方法(J、Amer 、Chem、 Soc 。
78.4662(1956) )、沃素と塩基性アミン
ヲ触媒とし、n−ヘキサンあるいはヒタリジンを溶媒と
する方法(特公昭43−12345号公報)等がある。
しかし、一般にヨードを用いる方法は、製品中に残留す
るヨードから容易に生成する痕跡の沃化水素が、製品を
分解するという欠截を有し工業的には有利な方法とは言
えない。
本発明者は、かかる従来法の欠点を克服すべ(不飽和ア
ルデヒドのシス−トランス異性化反応について研究を進
めた結果、トランス型不飽和アルデヒドを特定の反応温
度ならびに反応時間特定のpkaの酸触媒と接触せしめ
ると、高転化率、高選択率でシス型不飽和アルデヒドが
得られることを究明し得、本発明に到達した。
すなわち本発明はpkaが1より小さい酸触媒の存在下
、 (*) 3O℃より低い温度、或いは (ii)30℃より高く65℃以下の時は下記式(1)
%式%(1) (式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。
)或いは (iii) 65℃より高く150℃以下の時は下記
式(2)(式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。
)のいずれかを満足する条件下にトランス型脂肪族α・
β−不飽和アルデヒドを異性化せしめることを特徴とす
るシス型脂肪族α・β−不飽和アルデヒドの製造法であ
る。
本発明のトランス異性化の対象とするシス型不飽和アル
デヒドは、例えば下記一般式〔■〕で表わされる脂肪族
α・β−不飽和アルデヒドが好適に使用される。
〔但し、式中、R1、R2、R3は同−又は異なる水素
原子、飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基から選ば
れる原子又は基を示す。
そしてR1、R2、R3は、それぞれシス−トラジス型
不飽和アルデヒドを形成するように、前記の中から選択
される。
〕本発明における不飽和アルデヒドQζ特に前記一般式
CI)において、R1、R2、R3が水素原子、炭素数
30以下のアルキル基、アルケニル基、あるいはこれら
の少くとも2種が結合した基等が特に好ましい。
かかる不飽和アルデヒドの好ましい具体例を以下に説明
するが、本発明はこれらに何等制限を受けるものではな
い。
例えば3−エチル−ブテン−2−アール−1・3−プロ
ピルブテン−2−アール−■・3−フフルフテンー2−
アールト3・3−エチルプロピ#−7クロレイン、2−
エチルヘキセン−2−アール−1,2−エチルイソヘキ
セン−2−アール−1,2・6−ノナジェナール、2−
n−アミルクロトンテルデヒド、2−グロピリデンエナ
シトアルデヒド、2−オクチルクロトンアルデヒド、シ
トラールジイソパレラルデヒド、ジヒドロシトラール、
6−メチルシトラール、シトリリデンアセトアルデヒド
、シトリリデンプロピオンアルデヒド、ファルネサール
、ゲラニルゲラニアール前記した脂肪族α・β−不飽和
アルデヒドは、トランス型のものが本発明の異性化に供
せられるが、トランス型のもののみに限らず、シス型の
ものが反応温度における平衡濃度以下含有していても何
等差支えない。
また前記脂肪族α・β−不飽和アルデヒドは2種又はそ
れ以上の混合物であってもよい。
本発明における反応は一般に液相で実施するのカ好まし
い。
その際、溶媒を使用してもよくまた使用しなくてもよい
が、溶媒を使用するのが有利である。
溶媒を使用する場合、その例としては反応に悪影響を及
ぼさないものであればよく、例えば下記のものを使用す
ることができる。
(I) 脂肪族炭化水素: 例エバ、フロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等。
(II) 脂環族炭化水素: 例えば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチ
ルシクロヘキサン、デカリン等、叫 芳香族炭化水素: 例エバ、ベンゼン、トルエン、キシレン、(オルソ、メ
タ、パラ)、クメン、テトラリン等、 ■ ハロゲン化炭化水素: 例えば、四基炭素、メチレンクロライド、クロロホルム
、ジクロルメタン、トリクロロエタン、テトラクロロエ
タン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、パークロル
エチレン等。
(至)エーテル: ゛ 例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等。
■ エステル; 例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フ
タル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル
等。
(4)ケトン; 例えば、アセトン、メチルエチルケトン、ジブチルケト
ン、シクロヘキサノン等。
(2)アルコール; 例えば、メタノール、エタノール、n−クロパノール、
インブタノール、n−ブタノール、インブタノール、t
−ブタノール、n−アミルアルコール、イソアミルアル
コール、シクロヘキサノール、フェニルエチルアルコー
ル等。
これらの溶媒のうち特に好ましいのは、(I)脂肪族炭
化水素、(II)脂環族炭化水素、圃芳香族炭化水素、
■・・ロゲン化炭化水素、(vIII)アルコール、M
エステル類で殊に炭素数20以下のものである。
上記溶媒を使用する際は、出発物質である脂肪族α・β
−不飽和アルデヒド1重量部に対し、0.01〜200
重量部、好ましくは0.1〜100重量部が用いられる
本発明に使用される酸触媒としてはpkaが1より小な
る強酸である。
かかる強酸を用い、反応温度、反応時間を上記特定条件
下に、異性化反応を行うことにより環化、反応等の副反
応をMlル、高選択率でトランス型不飽和アルデヒドか
らシス型不飽和アルデヒドを製造することが出来る。
かかる酸の具体例を示すと無機酸として塩酸、臭化水素
酸、沃化水素酸、臭素酸、塩素酸、ヨウ素酸、過塩素酸
、硝酸、硫酸、各種シリカアルミナ、強酸性イオン交換
樹脂(例えばアンバーリス)−15)等を挙げることが
出来る。
また有機酸としては、例えばメタンスルフォン酸、エタ
ンスルフォン酸、ベンゼンスルフォン酸、トルエンスル
フォン酸等の如き有機スルフォン酸が挙げられる。
しかし上記具体例のみに本発明は限定されるものではな
い。
これら酸触媒は、1種でも或いは2種以上組合せても使
用し得る。
本発明において使用される酸触媒の量は、反応温度、反
応時間等により適宜用いられるが、一般に脂肪族α・β
−不飽和アルデヒド1モルに対し、10−5モル以上、
好ましくは10−4モル、特に好ましくは10−3モル
以上が用いられる。
触媒の使用上限量は特に限定されないが、経済的見地か
ら10モル以下、特に1モル以下が好んで用いられる。
本発明者の研究によれば、本発明の異性化は(1)反応
温度が30℃よりも低い場合は反応時間は反応温度、触
媒量等により異なり、特に限定されるものではないが、
一般に1分から100時間、好ましくは5分から50時
間、特に好ましくは10分から30時間の範囲が用いら
れる。
しかるに、反応温度が30℃を越える場合θは前記のご
とく、 (ii) 30℃より高く65℃以下の時は下記式(
1)%式%(1) (式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。
)(111)65℃より高く150℃以下の時は下記式
(2)(式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。
)のいずれかを満足する反応時間と反応温度の範囲にお
いてのみ本発明の目的を達成することが出来、上記式を
満足することの出来ない範囲では環化反応が生起し、好
ましい結果を与えることは出来ない。
更に本発明は常圧、加圧、減圧のいずれにおいても実施
することが出来る。
又、本発明の反応は連続法、バッチ法のいずれの方法で
も行うことが出来る。
以上実施例を掲げて本発明を詳述する。
なお実施例において部は特にことわらない限り重量部で
ある。
実施例 1−1〜1−6 トランス−シトラール0.25部、インプロパツル1容
量部、及び酸触媒をトランス−シトラールに対し71モ
ルパーセントに相当する量、ガラス製の封管に仕込み、
窒素雰囲気下O℃で20時間攪拌下異性化反応によりシ
ス−シトラールを合成した。
しかるのち、反応生成物をガスクロマトグラフィーによ
り分析し、トランス−シトラール転化量並びにシス−シ
トラールの生成量を求め、トランス−シトラールの転化
率、シス−シトラールの選択率を次式(3)、(4) により計算した。
結果を第1表に示す。実施例 2−1〜2−3 実施例1−3において反応時間と反応温度を変える他は
実施例1−3と同様にしてトランス−シトラールを異性
化し、シス−シトラールを合成した。
結果を第2表に示す。実施例 3−1〜3−5 実施例1−3においてイングロパノールのかわりに各種
溶媒を使用する他は実施例1−3と同様にしてトランス
−シトラールの異性化反応によりシス−シトラールを合
成した。
その結果を第3表に示す。
実施例 4 実施例1−3において、硫酸触媒をトランス−シトラー
ルに対し弄モルパーセントとする他は実施例1−3と同
様にしてトランス−シトラールの異性化を行った所トラ
ンスーシトラールの34%カ転化し、シス−シトラール
が82%の選択率で得られた。
比較例 1 実施例1〜3において反応温度を60℃、反応時間を1
20分とする以外は実施例1〜3と同様にしてトランス
−シトラールの異性化反応を行なったが、主に環化反応
による副生物が生じさらに重合あるいは脱水反応等によ
る茶褐色の高沸点副生物等が生じ、シス−シトラールは
得られなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 pkaが1上り小さい酸触媒の存在下、(i)
    30℃より低い温度、或いは (ii) 30℃より高く65℃以下の時は下記式(
    1)%式%(1) (式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。 )或いは (en)65℃より高く150°C以下の時は下記式(
    2)(式中Xは温度℃、Yは時間(分)を示す。 )のいずれかを満足する条件下にトランス型脂肪族α・
    β−不飽和アルデヒドを異性化せしめることを特徴とす
    るシス型脂肪族α・β−不飽和アルデヒドの製造法。
JP50036911A 1975-03-28 1975-03-28 シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法 Expired JPS5820941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50036911A JPS5820941B2 (ja) 1975-03-28 1975-03-28 シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50036911A JPS5820941B2 (ja) 1975-03-28 1975-03-28 シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51113802A JPS51113802A (en) 1976-10-07
JPS5820941B2 true JPS5820941B2 (ja) 1983-04-26

Family

ID=12482946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50036911A Expired JPS5820941B2 (ja) 1975-03-28 1975-03-28 シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5820941B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3340517B2 (ja) * 1993-07-21 2002-11-05 信越化学工業株式会社 シス−アルケニル化合物からトランス体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS51113802A (en) 1976-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6145611B2 (ja)
JPS5820941B2 (ja) シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法
JPS5819653B2 (ja) トランス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法
US4145366A (en) Process for isomerizing one of the geometric isomers of an α,β-unsaturated aldehyde to its corresponding other geometric isomer
JPS5842175B2 (ja) 2− アルキル−シクロペンテノンノ セイゾウホウ
JP3885497B2 (ja) 1,2,4−ブタントリオールの製造方法
JPS5820937B2 (ja) シス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法
JP3904854B2 (ja) 含フッ素脂環式ジカルボン酸化合物の製造方法
JPS628113B2 (ja)
JPS6320221B2 (ja)
JPS5820936B2 (ja) トランス型脂肪族α,β−不飽和アルデヒドの製造法
JP2683088B2 (ja) アルキルアダマンタンの製造方法
JPH0413643A (ja) クロロアセタール類の製造方法
JP2848709B2 (ja) 酢酸3−エトキシブチルエステル化合物とその製造方法
JPH029013B2 (ja)
JPH10237019A (ja) トリメチルカテコールジエステルおよびその製造方法
JPS5950656B2 (ja) 不飽和カルボニル化合物の製造法
JPS58194843A (ja) N−アルキル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミンの製造法
JPS59118739A (ja) アンゲリカ酸エステルの製造法
JPS5828854B2 (ja) アルケン−3−オ−ル−1の異性化方法
JPS5817446B2 (ja) アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウ
JPH0597778A (ja) 2−アミノインダンおよびその塩類の製造方法
JPS6137741A (ja) 三重結合の選択的還元方法
JPS6039661B2 (ja) 不飽和カルボニル化合物の製造法
JP2980742B2 (ja) 2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オンの製造方法