JPH029013B2 - - Google Patents

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JPH029013B2
JPH029013B2 JP58005221A JP522183A JPH029013B2 JP H029013 B2 JPH029013 B2 JP H029013B2 JP 58005221 A JP58005221 A JP 58005221A JP 522183 A JP522183 A JP 522183A JP H029013 B2 JPH029013 B2 JP H029013B2
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JP
Japan
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formula
dimethyl
reaction
vinyl ether
cyclohexylacetaldehyde
Prior art date
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JP58005221A
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English (en)
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JPS59130831A (ja
Inventor
Tsuneo Kawanobe
Kunio Kojo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd filed Critical T Hasegawa Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、香料物質として重要なγ−ジヒドロ
イオノン、γ−ジヒドロイロン、γ−イロンなど
の合成中間体である2,2−ジメチル−あるいは
2,2,3−トリメチル−6−メチレン−1−シ
クロヘキシルアセトアルデヒドの製法に関し、従
来、触媒として提案されたことのないピバリン酸
の存在下に、3,3−ジメチル−あるいは3,
3,4−トリメチル−1−シクロヘキセニルメタ
ノールをアルキルビニルエーテルと接触反応せし
めることによつて顕著に改善された収率で且つ単
工程で一挙に2,2−ジメチル−あるいは2,
2,3−トリメチル−6−メチレン−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドを製造できる製法に関す
る。
更に詳しくは、本発明は、下記式(3) 但し式中、Rは水素原子もしくはメチル基を示
す、 で表わされる3,3−ジメチル−あるいは3,
3,4−トリメチル−1−シクロヘセニルメタノ
ールを、ピバリン酸の存在下に、下記式(2) 但し式中、R1は水素原子もしくは低級アルキ
ル基を示す、 で表わされるアルキルビニルエーテルと反応させ
ることを特徴とする下記式(1) 但し式中、Rは水素原子もしくはメチル基を示
す、 で表わされる2,2−ジメチルあるいは2,2,
3−トリメチル−6−メチレン−1−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドの製法に関する。
従来、上記式(1)に包含される2,2−ジメチル
−6−メチレン−1−シクロヘキシルアセトアル
デヒドの合成法に関して、本発明者らは、ジヒド
ロ−γ−イオノンの製法の中間工程として、上記
式(3)に包含される3,3−ジメチル−1−シクロ
ヘキセニルメタノールを酢酸水銀の存在下に上記
式(2)に包含されるエチルビニルエーテルと接触せ
しめて3,3−ジメチル−1−シクロヘキセニル
メチルビニルエーテルを形成せしめ、次いで該化
合物を加熱反応して上記式(1)に包含される2,2
−ジメチル−6−メチレン−1−シクロヘキシル
アセトアルデヒドを形成せしめる合成法を開発し
すでに提案した(特開昭58−203930)。上記合成
法の工程を示すと下記の如くである。
上記合成法においては、触媒として公害の恐れ
のある酢酸水銀を用いる点、上記式(2)′−1の3,
3−ジメチル−1−シクロヘキセニルメチルビニ
ルエーテルを合成し、該化合物を単離してから、
次の熱転位反応を行なう二工程反応である点、さ
らに収率の点でも一層の改善がのぞまれる。
本発明者らは、γ−ジヒドロイオノン、γ−イ
ロン、γ−ジヒドロイロンなどの合成中間体とし
て有用な上記式(1)化合物を一層有利に製造できる
方法を開発すべく研究を行つてきた。
その結果、従来全く提案されたことのないピバ
リン酸触媒を用いることによつて、上記式(2)′−
1化合物を単離する必要なしに一工程で一挙に且
つ約90%以上の高収率で、前記式(1)化合物を製造
できることを発見した。
又、本発明者らは、後に比較例で示した様に、
他の触媒、例えば、リン酸、硫酸、塩酸などの如
き無機酸の存在下での反応では、高分子量の重合
物と思われる副生成物が多く生成し、上記式(1)の
収率は約30%と低く、上記反応の触媒として上記
の無機酸類は適当でないことを知つた。更に酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、iso酪酸など
の如き他の有機酸の存在下での反応に於いては、
該反応がほとんど進行せず、本発明の触媒ピバリ
ン酸のみが、特異的に反応を進行させる有効な触
媒であることを知つた。
従つて、本発明の目的は、例えばγ−ジヒドロ
イオノン、γ−イロン、γ−ジヒドロイロンの合
成中間体として有用な上記式(1)2,2−ジメチル
あるいは2,2,3トリメチル−6−メチレン−
シクロヘキシルアセトアルデヒドを製造する改善
方法を提供するにある。
本発明の上記式(1)2,2−ジメチルあるいは
2,3,3−トリメチル−6−メチレン−シクロ
ヘキシルアセトアルデヒドは、例えば下掲反応工
程図に示すようにして、工業的に有利に製造する
ことができる。
式中、RおよびR1は上記したと同義 上記態様に於いて、式(3)化合物から式(1)化合物
の製造は、例えば、有機溶媒中で若しくは溶媒不
存在下に、ピバリン酸の存在下で、式(1)化合物と
式(2)化合物とを反応、好ましくは加熱反応せしめ
ることにより行うことができる。反応は、たとえ
ば密閉容器中で、例えば、約50゜〜約300℃程度の
温度、より好ましくは、約150゜〜約250℃程度の
温度範囲で行うことができる。反応時間も適当に
選択でき、例えば、約0.5〜約10時間、より好ま
しくは、約1〜約5時間程度の範囲で接触反応し
て容易に式(1)化合物を合成することができる。上
記反応は、例えば、窒素ガスの如き不活性ガス中
で行なう方が好ましい。
上記反応に於いて、式(2)アルキルビニルエーテ
ルの使用量は適宜に選択でき、たとえば、式(3)化
合物に対して約1〜約10モル倍程度、より好まし
くは約1.2〜約2.0モル倍程度の範囲の使用量を例
示することができる。式(2)化合物の具体例として
は、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、プロピルビニルエーテル、イソプロ
ピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、n−アミルビニ
ルエーテル、などを例示することができる。又、
ピバリン酸は市場で容易に入手できる化合物であ
つて、該化合物の使用量としては、式(3)化合物に
対して、例えば、約0.1〜約50重量%程度、より
好ましくは約10〜約30重量%程度の範囲の使用量
を例示できる。
又、上記反応に於いて、有機溶媒の存在下に実
施する場合は、式(1)化合物に対して、例えば、約
10〜約500重量%、好ましくは約50〜約20重量%
程度の範囲の使用量が例示できる。かかる有機溶
媒の具体例としては、例えば、トルエン、キシレ
ン、ベンゼン、石油エーテル、ペンタン、ヘキサ
ン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジグライムなどの如き有機溶媒が例示でき
る。
反応終了後は、反応生成物を例えば炭酸水素ナ
トリウム水溶液で洗浄し、溶媒を留去し、減圧下
に蒸留して、式(1)化合物の2,2−ジメチルある
いは2,3,3−トリメチル−シクロヘキシルア
セトアルデヒドを容易に高収率で得ることができ
る。以下、実施例により更に詳細に述べる。
実施例 1 2,2−ジメチル−6−メチレン−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドの合成。
100ml耐圧オートクレーブ中に3,3−ジメチ
ル−1−シクロヘキセニルメタノール10g、エチ
ルビニルエーテル10g、ピバリン酸3gおよびト
ルエン10mlを入れ、220℃に昇温して3時間反応
させた。反応後内容物を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄し、水洗後、減圧蒸留して2,2−
ジメチル−6−メチレンシクロヘキシルアセトア
ルデヒド11g(収率93%)を得た。沸点80゜〜83
℃/3mmHg 実施例 2 2,2,3−トリメチル−6−メチレン−シク
ロヘキシルアセトアルデヒドの合成。
100ml耐圧オートクレーブ中に3,3,4−ト
リメチル−1−シクロヘキセニルメタノール16
g、エチルビニルエーテル16g、ピバリン酸4.8
gおよびトルエン16mlを入れ、220℃に昇温して
3時間反応させた。反応後内容物を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で洗浄し、水洗後、減圧蒸留し
て2,2,3−トリメチル−6−メチレンシクロ
ヘキシルアセトアルデヒド15.5g(収率83%)を
得た。沸点90゜〜94℃/0.2mmHg 実施例 3 2,2−ジメチル−6−メチレン−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドの合成。
実施例1に於いて、トルエンを省略した他は実
施例1と全く同一方法により、2,2−ジメチル
−6−メチレン−シクロヘキシルアセトアルデヒ
ド9.2g(収率、79%)を得た。
比較例 1 2,2−ジメチル−6−メチレン−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドの合成。
100ml耐圧オートクレーブ中に3,3−ジメチ
ル−1−シクロヘキセニルメタノール5g、エチ
ルビニルエーテル5g、リン酸0.2gを入れ200℃
に昇温し、2時間反応した。反応後内容物を常温
で処理し減圧蒸留したところ得られた2,2−ジ
メチル−6−メチレンシクロヘキシルアセトアル
デヒドは1.2g(収率20%)であつた。
比較例 2 2,2,3−トリメチル−6−メチレン−シク
ロヘキシルアセトアルデヒドの合成。
100ml耐圧オートクレーブ中に3,3,4−ト
リメチル−1−シクロヘキセニルメタノール2
g、エチルビニルエーテル4g、酢酸0.5gを入
れ、210℃に昇温し、5時間反応した。反応後内
容物を常法で処理したところ2,2,3−トリメ
チル−6−メチレンシクロヘキシルアセトアルデ
ヒドはほとんど得られなかつた。
比較例 3 2,2−ジメチル−6−メチレン−シクロヘキ
シルアセトアルデヒドの合成。
100ml耐圧オートクレーブ中に3,3−ジメチ
ル−1−シクロヘキセニルメタノール2g、エチ
ルビニルエーテル4g、プロピオン酸0.5gを入
れ、220℃に昇温し3時間反応した。反応後内容
物を常法により処理したところ2,2−ジメチル
−6−メチレン−シクロヘキシルアセトアルデヒ
ドはほとんど得られなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(3) 但し式中、Rは水素原子もしくはメチル基を示
    す、 で表わされる3,3−ジメチルあるいは3,3,
    4−トリメチル−1−シクロヘキセニルメタノー
    ルを、ピバリン酸の存在下に、下記式(2) 但し式中、R1は水素原子もしくは低級アルキ
    ル基を示す、 で表わされるアルキルビニルエーテルと反応させ
    ることを特徴とする下記式(1) 但し式中、Rは水素原子もしくはメチル基を示
    す で表わされる2,2−ジメチルあるいは2,2,
    3−トリメチル−6−メチレン−シクロヘキシル
    アセトアルデヒドの製法。
JP58005221A 1983-01-18 1983-01-18 2,2−ジメチルあるいは2,2,3−トリメチル−6−メチレン−シクロヘキシルアセトアルデヒドの製法 Granted JPS59130831A (ja)

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JP58005221A JPS59130831A (ja) 1983-01-18 1983-01-18 2,2−ジメチルあるいは2,2,3−トリメチル−6−メチレン−シクロヘキシルアセトアルデヒドの製法

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JPS59130831A JPS59130831A (ja) 1984-07-27
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US4848636A (en) * 1987-04-20 1989-07-18 Sankyo Manufacturing Company, Ltd. Roll feed apparatus
DE3844149A1 (de) * 1988-12-28 1990-07-12 Sankyo Mfg Walzenzufuehrungseinrichtung
JPH0536190U (ja) * 1991-10-22 1993-05-18 川崎製鉄株式会社 管路切換装置

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