JPS5817446B2 - アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウ - Google Patents
アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウInfo
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- JPS5817446B2 JPS5817446B2 JP50036124A JP3612475A JPS5817446B2 JP S5817446 B2 JPS5817446 B2 JP S5817446B2 JP 50036124 A JP50036124 A JP 50036124A JP 3612475 A JP3612475 A JP 3612475A JP S5817446 B2 JPS5817446 B2 JP S5817446B2
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、α、β−不飽和アルデヒドの水素化方法に関
するものである。
するものである。
さらに詳細に説明すると特定のα、β−不飽和アルデヒ
ドを水素化し、そのα、β一位の二重結合が飽和された
アルデヒド類を製造する方法に関するものである。
ドを水素化し、そのα、β一位の二重結合が飽和された
アルデヒド類を製造する方法に関するものである。
α、β−不飽和アルデヒドたとえば、シトロネラールは
シトロネラール種々の天然精油などから分離して得られ
るが、これらの油の供給ならびに品質にばらつきがあり
、信頼性がないので、高品質のシトロネラールの安定供
給のため他の原料の開発が必要となった。
シトロネラール種々の天然精油などから分離して得られ
るが、これらの油の供給ならびに品質にばらつきがあり
、信頼性がないので、高品質のシトロネラールの安定供
給のため他の原料の開発が必要となった。
この目的のため、従来種々の研究、たとえば香料中間体
あるいはそれ自体香料として重要であるシトロネラール
は、シトロネロールを硫酸の存在下重クロム酸カリウム
により酸化する方法(Rer e30.34(189N
)、シトラールを有機溶剤をも存在させることなく、少
量の水および強または弱塩基および有機アシンなどの塩
基性剤の存在下パラジウム触媒により水素添加する方法
等が知られている。
あるいはそれ自体香料として重要であるシトロネラール
は、シトロネロールを硫酸の存在下重クロム酸カリウム
により酸化する方法(Rer e30.34(189N
)、シトラールを有機溶剤をも存在させることなく、少
量の水および強または弱塩基および有機アシンなどの塩
基性剤の存在下パラジウム触媒により水素添加する方法
等が知られている。
しかし、前者の方法は多数の副生成物が生成するのみな
らず、収率も低い。
らず、収率も低い。
これに対し、後者の方法は多量の樹脂生成物およびター
ルを形成するうえにシトロネラールの収率も高々78係
程度と低く満足されるものではなく、反応時間も数時間
を要し、反応を促進させるためには加圧下に作業するこ
とが必要である。
ルを形成するうえにシトロネラールの収率も高々78係
程度と低く満足されるものではなく、反応時間も数時間
を要し、反応を促進させるためには加圧下に作業するこ
とが必要である。
本発明者らは、かかる従来法の欠点のない特定のα、β
−不飽和アルデヒドからα、β−飽和アルデヒドの製造
法について研究を進めた結果、ある特定の触媒と組合せ
て使用することにより、極めて高い選択率でかつ短時間
にα、β−飽和アルデヒドが得られることがわかった。
−不飽和アルデヒドからα、β−飽和アルデヒドの製造
法について研究を進めた結果、ある特定の触媒と組合せ
て使用することにより、極めて高い選択率でかつ短時間
にα、β−飽和アルデヒドが得られることがわかった。
すなわち、本発明は、下記一般式〔■〕
〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり、水素原子ま
たはアルキル基、R3は水素原子または脂肪族基を示す
。
たはアルキル基、R3は水素原子または脂肪族基を示す
。
〕で表わされるα、β−不飽和アルデヒドを、aパラジ
ウム金属(A成分)およびb亜鉛の無機酸塩或いは有機
酸塩またはコバルトの無機酸塩或いは有機酸塩(B成分
)の存在下、接触的に水素化せ(式中、R1,R2,R
3は前記定義と同じ)で表わされるアルデヒド類を形成
せしめることを特徴とするα、β−不飽和アルデヒドの
水素化方法である。
ウム金属(A成分)およびb亜鉛の無機酸塩或いは有機
酸塩またはコバルトの無機酸塩或いは有機酸塩(B成分
)の存在下、接触的に水素化せ(式中、R1,R2,R
3は前記定義と同じ)で表わされるアルデヒド類を形成
せしめることを特徴とするα、β−不飽和アルデヒドの
水素化方法である。
本発明の方法によれば、前記α、β−不飽和アルデヒド
からα、β−不飽和アルデヒドを短時間の反応でしかも
啄めて高い選択率で製造することができる。
からα、β−不飽和アルデヒドを短時間の反応でしかも
啄めて高い選択率で製造することができる。
さらに本発明によれば、カルボニル基に対スるα、β一
位の二重結合のほかに他の位置にも二重結合を有するα
、β−不飽和アルデヒドを接触的に水素化した場合、α
、β一位以外の二重結合およびカルボニル基の水素化が
抑制され、α、β一位の二重結合のみが選択的に水素化
されて、前記一般式〔旧で表わされるα、β−飽和アル
デヒドを実質的に数時間以内という極めて短時間で、は
ぼ90係またはそれ以上の選択率で得ることが出来ると
いう特徴を有している。
位の二重結合のほかに他の位置にも二重結合を有するα
、β−不飽和アルデヒドを接触的に水素化した場合、α
、β一位以外の二重結合およびカルボニル基の水素化が
抑制され、α、β一位の二重結合のみが選択的に水素化
されて、前記一般式〔旧で表わされるα、β−飽和アル
デヒドを実質的に数時間以内という極めて短時間で、は
ぼ90係またはそれ以上の選択率で得ることが出来ると
いう特徴を有している。
たとえば、本発明は下記式で示されるようなシトラール
からシトロネラールを得る方法に有用できるので、その
工業的意義は極めて大きい。
からシトロネラールを得る方法に有用できるので、その
工業的意義は極めて大きい。
本発明方法において出発物質として用いられる、α、β
−不飽和アルデヒドは下記一般式CI)式中R,,R2
は同一もしくは異なり、水素原子またはアルキル基、R
3は水素原子または脂肪族基を示す。
−不飽和アルデヒドは下記一般式CI)式中R,,R2
は同一もしくは異なり、水素原子またはアルキル基、R
3は水素原子または脂肪族基を示す。
で示される。
一般式CI’)においてR1およびR2は水素原子また
はアルキル基を示すが、アルキル基直鎖であっても分岐
鎖であってもよい。
はアルキル基を示すが、アルキル基直鎖であっても分岐
鎖であってもよい。
さらにアルキル基の炭素数は特に限定されないが、一般
に20以下、特に5以下が好んで用いられる。
に20以下、特に5以下が好んで用いられる。
かかるR1およびR2がアルキル基の場合その例として
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、3−ブチル、L−ブチル、イソブチル、アミ
ル、イソアミルおよびt−アミル等があげられる。
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、3−ブチル、L−ブチル、イソブチル、アミ
ル、イソアミルおよびt−アミル等があげられる。
また、前記一般式(II)中のR3は、水素原子または
脂肪族基であり、脂肪族基の場合炭素数1〜40のもの
が好ましい。
脂肪族基であり、脂肪族基の場合炭素数1〜40のもの
が好ましい。
かかるα、β−不飽和アルデヒドの好ましい具体例を以
下に説明するが、本発明はこれらに同等制限を受けるも
のではない。
下に説明するが、本発明はこれらに同等制限を受けるも
のではない。
すなわち、
たとえば、アクロレイン、メタクロレイン、プレナール
、3−エテル−ブテン−2−アール−1゜3−プロピル
ブテン−2−アール−1,3−ブチルブテン−2−アー
ル−1,3,3−エチルグロピルーアクロレイン。
、3−エテル−ブテン−2−アール−1゜3−プロピル
ブテン−2−アール−1,3−ブチルブテン−2−アー
ル−1,3,3−エチルグロピルーアクロレイン。
2−エテルヘキセン−2−アール−1,2−エチルイン
ヘキセン−2−アール−1°2,6−ノナジェナール、
2− n−アミルクロトンアルデヒド、2−ヘキシル−
クロトンアルデヒド、2−プロピリデンエナンアルデヒ
ド、2−オクチルクロトンアルデヒド、シトラール、ジ
イソパレラルデヒド、ジヒドロシトラール、6−メチル
シトラール、シトリリデンアセトアルデヒド、シトリリ
デンプロピオンアルデヒド、ファルネサール、ゲラニル
ゲラニアールを挙げることができる。
ヘキセン−2−アール−1°2,6−ノナジェナール、
2− n−アミルクロトンアルデヒド、2−ヘキシル−
クロトンアルデヒド、2−プロピリデンエナンアルデヒ
ド、2−オクチルクロトンアルデヒド、シトラール、ジ
イソパレラルデヒド、ジヒドロシトラール、6−メチル
シトラール、シトリリデンアセトアルデヒド、シトリリ
デンプロピオンアルデヒド、ファルネサール、ゲラニル
ゲラニアールを挙げることができる。
本発明における反応は、一般に液相で実施するのが好ま
しい。
しい。
その際、溶媒を使用してもよく、また使用しなくてもよ
いが、溶媒を使用するのが有利である。
いが、溶媒を使用するのが有利である。
溶媒を使用する場合その例としては反応に悪影響をおよ
ぼさないものであればよく、たとえば下記のものを使用
することができる。
ぼさないものであればよく、たとえば下記のものを使用
することができる。
(I) 脂肪族炭化水素;
f、トエハ、7’ロパン、フタン、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン、オクタン等、 (II) 脂環族炭化水素: たとえば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エ
チルシクロヘキサン、デカリン等、■ 芳香族炭化水素
: タトエハ、ベンゼン、トルエン、キシレン(オルソ、メ
タ、バラ)、タメン、テトラリン等、 ■ ハロゲン化炭化水素: たとえば、四基炭素、メチレンクロライド、クロロホル
ム、ジクロルエタン、トリクロロエタン、テトラクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、パークロ
ルエチレン等、(■ エーテル; たとえば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等、 ■ エステル; たとえば、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプチ
ル等、 ■ケトン; たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、ジブチルケ
トン、シクロヘキサノン等、 (眉)アルコール: たとえば、メタノール、エタノール、n−グロパノール
、インブタノール、n−ブタノール、インブタノール、
L−ブタノール、n−アミルアルコール、イソアミルア
ルコール、シクロヘキサノール、フェニルエチルアルコ
ール等。
、ヘプタン、オクタン等、 (II) 脂環族炭化水素: たとえば、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エ
チルシクロヘキサン、デカリン等、■ 芳香族炭化水素
: タトエハ、ベンゼン、トルエン、キシレン(オルソ、メ
タ、バラ)、タメン、テトラリン等、 ■ ハロゲン化炭化水素: たとえば、四基炭素、メチレンクロライド、クロロホル
ム、ジクロルエタン、トリクロロエタン、テトラクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、パークロ
ルエチレン等、(■ エーテル; たとえば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等、 ■ エステル; たとえば、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプチ
ル等、 ■ケトン; たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、ジブチルケ
トン、シクロヘキサノン等、 (眉)アルコール: たとえば、メタノール、エタノール、n−グロパノール
、インブタノール、n−ブタノール、インブタノール、
L−ブタノール、n−アミルアルコール、イソアミルア
ルコール、シクロヘキサノール、フェニルエチルアルコ
ール等。
これらの溶媒のうち、特に好ましいのは、(I)脂。
肪族炭化水素、(II)脂環族炭化水素、側芳香族炭化
水素、幡アルコール、Mエステル類で殊[炭素数20以
下のものである。
水素、幡アルコール、Mエステル類で殊[炭素数20以
下のものである。
上記溶媒を使用する場合は、出発物質であるα。
β−不飽和アルデヒド1重量部に対し、0.01〜。
200重量部、好ましくは0.1〜100重量部が用い
られる。
られる。
本発明によれば前記α、β−不飽和アルデヒド〔I〕を
以下に説明するような条件下で水素化することにより一
般式〔旧なる対応するアルデヒドを。
以下に説明するような条件下で水素化することにより一
般式〔旧なる対応するアルデヒドを。
得ることが出来る。
本発明における水素による接触還元はaパラジウム金属
(A成分)およびb亜鉛の無機酸塩或いは有機酸塩また
はコバルトの無機酸塩或いは有機酸塩(B成分)の存在
下に行なうことにより高選択率で一般式CI)のα、β
−不飽和アルデヒドから一般式(n)の対応するアルデ
ヒドをうろことが出来る。
(A成分)およびb亜鉛の無機酸塩或いは有機酸塩また
はコバルトの無機酸塩或いは有機酸塩(B成分)の存在
下に行なうことにより高選択率で一般式CI)のα、β
−不飽和アルデヒドから一般式(n)の対応するアルデ
ヒドをうろことが出来る。
本発明方法においては、触媒としてパラジウム金属(A
成分)のみでは、カルボニル基の水添によるアルデヒド
のアルコール化、その他出全物質中のα、β−不飽和結
合以外の不飽和結合の水添反応の生起による目的物の選
択率の低下等がおこり1本発明の目的は達成されない。
成分)のみでは、カルボニル基の水添によるアルデヒド
のアルコール化、その他出全物質中のα、β−不飽和結
合以外の不飽和結合の水添反応の生起による目的物の選
択率の低下等がおこり1本発明の目的は達成されない。
したがって、パラジウムは、前記B成分と組合せること
によって初めて本発明の目的が達成されるのである。
によって初めて本発明の目的が達成されるのである。
本発明に使用するパラジウムは、パラジウム単独または
反応に不活性な担体上に、担持されたものが用いられる
。
反応に不活性な担体上に、担持されたものが用いられる
。
使用されるパラジウムは塩化物、硝酸塩または酸化パラ
ジウムのような高原子価のパラジウム化合物な種々の還
元剤、たとえば水素ガス等により還元することにより得
ることができる。
ジウムのような高原子価のパラジウム化合物な種々の還
元剤、たとえば水素ガス等により還元することにより得
ることができる。
また、パラジウムを担持させる不活性担体としては、た
とえば活性炭、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、珪酸塩
、粘土、アルミナ等の通常知れたものを挙げることがで
きる。
とえば活性炭、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、珪酸塩
、粘土、アルミナ等の通常知れたものを挙げることがで
きる。
本発明においては、出発物質であるα、β−不飽和アル
デヒド1モルに対し、パラジウムは、1X10〜0.5
グラム原子、好ましくは1×10−4〜0.1グラム原
子の範囲で使用するのが有利である。
デヒド1モルに対し、パラジウムは、1X10〜0.5
グラム原子、好ましくは1×10−4〜0.1グラム原
子の範囲で使用するのが有利である。
本発明において使用されるB成分それ自体は、これを単
独で(A成分と組合せないで)使用しても、実質的に水
添活性を示さず、後述する比較例から明らかなように水
素の吸収は認められない。
独で(A成分と組合せないで)使用しても、実質的に水
添活性を示さず、後述する比較例から明らかなように水
素の吸収は認められない。
しかしB成分はA成分のパラジウム金属と組合せて使用
することにより、前述したようにパラジウム金属の水素
化活性に選択性を与える。
することにより、前述したようにパラジウム金属の水素
化活性に選択性を与える。
か−るB成分の亜鉛またはコバルトとしては、反応系に
少なくとも部分的に可溶性のものが好ましく無機酸塩、
有機酸塩のいずれであってもよい。
少なくとも部分的に可溶性のものが好ましく無機酸塩、
有機酸塩のいずれであってもよい。
たとえば□硫酸塩、硝硫塩、リン酸塩、ノ・ロゲン化物
(たとえば塩化物)、炭酸塩、酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩
等があげられるが、就中塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩が好ま
しい。
(たとえば塩化物)、炭酸塩、酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩
等があげられるが、就中塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩が好ま
しい。
本発明において用いられるB成分の量は、金属に換算し
て使用するパラジウム1グラム原子に対し、1×10〜
50グラム原子、好ましくは5×10〜20グラム原子
、特に好ましくは1X10−2〜10グラム原子の範囲
が用いられる。
て使用するパラジウム1グラム原子に対し、1×10〜
50グラム原子、好ましくは5×10〜20グラム原子
、特に好ましくは1X10−2〜10グラム原子の範囲
が用いられる。
前記亜鉛化合物の亜鉛の原子価は通常0またνは2価、
特に2価が好ましい。
特に2価が好ましい。
またコバルト化合物”のコバルトの原子価は通常0,4
,2.3価のいずれでもよいが、好ましくは2または3
価、特[2価が好ましい。
,2.3価のいずれでもよいが、好ましくは2または3
価、特[2価が好ましい。
本発明における触媒の調製法としては、例えばB成分の
金属塩等を反応原料液中に混入し、別途A成分を添加す
る方法が好ましい。
金属塩等を反応原料液中に混入し、別途A成分を添加す
る方法が好ましい。
本発明は、たとえば連続反応により前記触媒を連続して
繰返し使用する場合、常に上記の量を満足するよう維持
することによりα、β−不飽和アルデヒド(1)シ接触
的に水素添加し、一般式〔■〕で表わされる不飽和アル
デヒドを高転化率、高選択率で得ることができる。
繰返し使用する場合、常に上記の量を満足するよう維持
することによりα、β−不飽和アルデヒド(1)シ接触
的に水素添加し、一般式〔■〕で表わされる不飽和アル
デヒドを高転化率、高選択率で得ることができる。
前記パラジウム触媒は、反応系罠概して不溶であり、そ
の使用形態は固定層式、流動層式、移動層式、懸濁1式
等のいずれであってもよい。
の使用形態は固定層式、流動層式、移動層式、懸濁1式
等のいずれであってもよい。
本発明における水素化反応は一30〜300℃、好まし
くは0〜200℃、特に好ましくは10〜100℃の温
度で有利に実施される。
くは0〜200℃、特に好ましくは10〜100℃の温
度で有利に実施される。
反応温度が一30℃より低くなるとα、β−不飽和アル
デヒドの転化率が低下し、一方300℃を越えると水素
化分解等の副反応が活発に起り目的とするアルデヒドの
選択率が低下する。
デヒドの転化率が低下し、一方300℃を越えると水素
化分解等の副反応が活発に起り目的とするアルデヒドの
選択率が低下する。
また本発明における水素分圧は0.5〜3ooKy/c
rti、好ましくは0.8〜200 Kg/cniの範
囲が好。
rti、好ましくは0.8〜200 Kg/cniの範
囲が好。
適である。
かかる範囲より水素分圧が低いα、β−不飽和アルデヒ
ドの転化率が低下し、また上記範囲よりも高い水素分圧
のときは目的とするアルデヒドの選択率が低くなる。
ドの転化率が低下し、また上記範囲よりも高い水素分圧
のときは目的とするアルデヒドの選択率が低くなる。
また水素は、純水素のみならず、不活性ガスと水素との
混合ガスであってもよい。
混合ガスであってもよい。
本発明は、回分式、連続式のいずれでも実施することが
でき、水素ガスの触接方法は向流、並流のいずれであっ
てもよい。
でき、水素ガスの触接方法は向流、並流のいずれであっ
てもよい。
以下実施例を掲げて本発明方法を詳述するが本発明はこ
れらに同等限定されるものではない。
れらに同等限定されるものではない。
本発明者らの研究によれば、本発明の反応系中に、前記
α、β−不飽和アルデヒドに対して20モt(、fp5
を越えざる量の水、特に0.5〜5モル倍の量の水を存
在せしめることにより対応するアルデヒドの選択率を向
上せしめることが出来る。
α、β−不飽和アルデヒドに対して20モt(、fp5
を越えざる量の水、特に0.5〜5モル倍の量の水を存
在せしめることにより対応するアルデヒドの選択率を向
上せしめることが出来る。
前記水の量が20モル倍を越えると、該α、β−不飽和
アルデヒドの転化率は向上するが対応するアルデヒドの
選択率が低下するので好ましくない。
アルデヒドの転化率は向上するが対応するアルデヒドの
選択率が低下するので好ましくない。
以下、実施例な掲げて本発明方法を詳述するが本発明は
これらに限定されるものではない。
これらに限定されるものではない。
実施例 1
内容量100の振とう式接触還元装置に、シトラール7
.6部、95係メタノール(5係H20)30容量部、
5幅パラジウム−カーボン0.5部および酢酸亜鉛(Z
n(ACO)2・2H20)0.084部を仕込み、反
応温度15℃に保ちながら、常圧水素雰囲気下、シトラ
ールに対し、はぼ等モル水素ガスの吸収のあった時(2
0分)に反応を停止し触媒を濾過したのち、反応混合物
をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、シトラ
ールの91係が転化し、99.7%の選択率でシトロネ
ラールが得られた。
.6部、95係メタノール(5係H20)30容量部、
5幅パラジウム−カーボン0.5部および酢酸亜鉛(Z
n(ACO)2・2H20)0.084部を仕込み、反
応温度15℃に保ちながら、常圧水素雰囲気下、シトラ
ールに対し、はぼ等モル水素ガスの吸収のあった時(2
0分)に反応を停止し触媒を濾過したのち、反応混合物
をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、シトラ
ールの91係が転化し、99.7%の選択率でシトロネ
ラールが得られた。
実施例 2
実施例1と同様の反応装置にシトラール7.6部、95
係メタノ一ル30容量部および各種触媒を仕込み、反応
温度15℃、常圧水素雰囲気のもとに、シトラールに対
し、はぼ等モル水素ガスの吸収のあった時、反応を停止
した。
係メタノ一ル30容量部および各種触媒を仕込み、反応
温度15℃、常圧水素雰囲気のもとに、シトラールに対
し、はぼ等モル水素ガスの吸収のあった時、反応を停止
した。
触媒を濾過したのちの反応混合物を分析した結果を表1
に示す。
に示す。
なお、A成分のみ、またはB成分のみを使用した実験結
果を比較例として2−8〜2−10に示した。
果を比較例として2−8〜2−10に示した。
実施例 3
実施例1と同様の反応装置を用い、用いる酢酸亜鉛の量
を0.021部とし、溶媒をかえる他は実施例1と同様
にして反応を行なった結果を第2表に示す。
を0.021部とし、溶媒をかえる他は実施例1と同様
にして反応を行なった結果を第2表に示す。
実施例 4
実施例3−2において、反応温度を40℃とする他は、
実施例3−2と全く同様にして反応を行なったところ反
応時間130分で、シトラール転化率83係に達し、8
8係の選択率でシトロネラールが得られた。
実施例3−2と全く同様にして反応を行なったところ反
応時間130分で、シトラール転化率83係に達し、8
8係の選択率でシトロネラールが得られた。
実施例 5
電磁攪拌装置を備えた内容100のオートクレーブにシ
トラール7.6部、95%エタノール(5係H20)3
0容量部、5係pti −A72030.5部および酢
酸亜鉛0.021部を仕込み、反応温度12℃、水素圧
力15に9部cmGで、27分反応を行なったところ、
シトラールの77係が転化し、99係の選択率でシトロ
ネラールが得られた。
トラール7.6部、95%エタノール(5係H20)3
0容量部、5係pti −A72030.5部および酢
酸亜鉛0.021部を仕込み、反応温度12℃、水素圧
力15に9部cmGで、27分反応を行なったところ、
シトラールの77係が転化し、99係の選択率でシトロ
ネラールが得られた。
実施例 6
出発物質として、3−メチル−2−ブチメール4.2部
、95係メタノール(5係H20)30容量部、触媒と
して第3表のごとき組成のものを用い、水素ガスにより
常圧、15℃で水素添加反応を行なった。
、95係メタノール(5係H20)30容量部、触媒と
して第3表のごとき組成のものを用い、水素ガスにより
常圧、15℃で水素添加反応を行なった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式〔I〕 〔式中、R1,R2は同一もしくは異なり、水素原子ま
たはアルキル基、R3は水素原子または脂肪族基を示す
。 〕で表わされるα、β−不飽和アルデヒドを、aパラジ
ウム金属およびb亜鉛の無機酸塩或いは有機酸塩または
コバルトの無機酸塩或いは有機酸塩の存在下、接触的に
水素化せしめ、下記一般式〔旧(式中、R1,R2,R
3は前記定義と同じ)で表わされるアルデヒド類を形成
せしめることを特徴とするα、β−不飽和アルデヒドの
水素化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50036124A JPS5817446B2 (ja) | 1975-03-27 | 1975-03-27 | アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50036124A JPS5817446B2 (ja) | 1975-03-27 | 1975-03-27 | アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51113801A JPS51113801A (en) | 1976-10-07 |
JPS5817446B2 true JPS5817446B2 (ja) | 1983-04-07 |
Family
ID=12461021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50036124A Expired JPS5817446B2 (ja) | 1975-03-27 | 1975-03-27 | アルフア ベ−タ − フホウワアルデヒドノ スイソカホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817446B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2929340A1 (de) * | 1979-07-20 | 1981-02-12 | Haarmann & Reimer Gmbh | 3-methyl-aldehyde, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als riechstoffe |
JPS57120543A (en) * | 1981-01-19 | 1982-07-27 | Maruzen Sekiyu Kagaku Kk | Liquid branched-chain higher aliphatic aldehyde |
CN109499574A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-03-22 | 怀化学院 | 非晶态合金催化剂及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496290A (ja) * | 1972-04-17 | 1974-01-19 |
-
1975
- 1975-03-27 JP JP50036124A patent/JPS5817446B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496290A (ja) * | 1972-04-17 | 1974-01-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51113801A (en) | 1976-10-07 |
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