JPS58208413A - 高強力・高弾性率ナイロン66繊維 - Google Patents
高強力・高弾性率ナイロン66繊維Info
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- JPS58208413A JPS58208413A JP8975582A JP8975582A JPS58208413A JP S58208413 A JPS58208413 A JP S58208413A JP 8975582 A JP8975582 A JP 8975582A JP 8975582 A JP8975582 A JP 8975582A JP S58208413 A JPS58208413 A JP S58208413A
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- Japan
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- fibers
- nylon
- fiber
- peak value
- average refractive
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高強力・高弾性率ナイロン66#雑に関する。
さらに詳しくは、in定周波数110H2Kおける力学
的損失正接(taIIδ)のピーク値(1−δ凡、えに
対応する温度(Tm□(’C))が下式1式% を満足し、かつピーク値(imδ)maxは0.095
以下であり、繊維の中心部分に於ける平均屈折率n /
(0)及びn工(。)がそれぞれ式1.5850≦nべ
。)≦1.6100および1.5100≦n上(。)≦
1.5300を満足することを特徴とする高強力・高弾
性率ナイロン66#維に関する。なお、ここで「nl」
および「n工」はそれぞれ繊維軸に平行な方向および垂
直な方向に振動面を持つ光に対する平均屈折率を意味す
る。また、「ナイロン66繊維」とは実質的にヘキサメ
チレンジアミンとアノピン酸より重合される?リヘキサ
メチレンアジノヘドで構成される繊維を意味し、?リヘ
キサメチレンアソハミドめ特性が実質的に損われない限
り、少量の他の共重合成分を含むコーリアミドの繊維で
あってもよいし、他の高分子との混合物で構成される繊
維であってもよい。ナイロン66繊維の重合度は高けれ
ば高いほど力学的破壊強度が増大するので望ましく、特
に数平均分子量が43,000以上であるものが望まし
い。
的損失正接(taIIδ)のピーク値(1−δ凡、えに
対応する温度(Tm□(’C))が下式1式% を満足し、かつピーク値(imδ)maxは0.095
以下であり、繊維の中心部分に於ける平均屈折率n /
(0)及びn工(。)がそれぞれ式1.5850≦nべ
。)≦1.6100および1.5100≦n上(。)≦
1.5300を満足することを特徴とする高強力・高弾
性率ナイロン66#維に関する。なお、ここで「nl」
および「n工」はそれぞれ繊維軸に平行な方向および垂
直な方向に振動面を持つ光に対する平均屈折率を意味す
る。また、「ナイロン66繊維」とは実質的にヘキサメ
チレンジアミンとアノピン酸より重合される?リヘキサ
メチレンアジノヘドで構成される繊維を意味し、?リヘ
キサメチレンアソハミドめ特性が実質的に損われない限
り、少量の他の共重合成分を含むコーリアミドの繊維で
あってもよいし、他の高分子との混合物で構成される繊
維であってもよい。ナイロン66繊維の重合度は高けれ
ば高いほど力学的破壊強度が増大するので望ましく、特
に数平均分子量が43,000以上であるものが望まし
い。
ナイロン66締維はその耐疲労性、強力、ゴムとの接着
性が他の繊維に比べて浸れているのでタイヤコード用繊
維または各種樹脂補強剤として広く使用されている。し
かるに、近年他の繊維の改できている。従って、接着性
の優れた特命を生かし、さらに高強力で高弾性率を有す
るナイロン66繊維の開発が要望されている。本発明の
目的は上述のような時代の要請に応えるため、特に高強
力・) 高弾性率の点で優れた物性値を示す
ナイロン66繊維を提供する点にある。
性が他の繊維に比べて浸れているのでタイヤコード用繊
維または各種樹脂補強剤として広く使用されている。し
かるに、近年他の繊維の改できている。従って、接着性
の優れた特命を生かし、さらに高強力で高弾性率を有す
るナイロン66繊維の開発が要望されている。本発明の
目的は上述のような時代の要請に応えるため、特に高強
力・) 高弾性率の点で優れた物性値を示す
ナイロン66繊維を提供する点にある。
本発明に係るナイロン66緻維の第一の特徴は、測定周
波数110 Hzに於ける力学的損失正接のピーク値(
−δ)maxに対する温度(T□8℃)が下式:%式% を満足し、かつぎ−ク値(tlIIIδ)ma工は00
95以下である点にある。なお、従来の衣料用締雄の(
taIIδ)m&Xは通常0.09〜013に分布し、
TmaXは120℃9上である。また、従来のナイロン
66タイヤコードでは、(−δ)rnaxが約0.14
4 、 ’rmaエ は約130℃で・ある。本発明者
らは、ナイロン66繊維の強力や弾性率と該繊維の微細
構造との関連を研究した結果、繊維が特殊な微IP構造
(即ち、結晶部及び非晶部に於いて延び切り分子相生体
型の構造)を有する際に著しく強力及び弾性率が増大す
ることを見い出し本発明に到った。即ち、繊維の強力及
び弾性率は、T’maxの数値に強く依存し、TmaX
が100℃以上であると著しく強力及び弾性率が増大す
る。例えば、’rmaXが95℃のナイロン66高速紡
糸紳維に対して、T11が109℃である本発明物の轍
椎は強度で約25倍、室温及び高温200℃での弾性率
が約2倍大きい。なお、TmaXが105℃以上であれ
ば強度の点で特に望ましい。
波数110 Hzに於ける力学的損失正接のピーク値(
−δ)maxに対する温度(T□8℃)が下式:%式% を満足し、かつぎ−ク値(tlIIIδ)ma工は00
95以下である点にある。なお、従来の衣料用締雄の(
taIIδ)m&Xは通常0.09〜013に分布し、
TmaXは120℃9上である。また、従来のナイロン
66タイヤコードでは、(−δ)rnaxが約0.14
4 、 ’rmaエ は約130℃で・ある。本発明者
らは、ナイロン66繊維の強力や弾性率と該繊維の微細
構造との関連を研究した結果、繊維が特殊な微IP構造
(即ち、結晶部及び非晶部に於いて延び切り分子相生体
型の構造)を有する際に著しく強力及び弾性率が増大す
ることを見い出し本発明に到った。即ち、繊維の強力及
び弾性率は、T’maxの数値に強く依存し、TmaX
が100℃以上であると著しく強力及び弾性率が増大す
る。例えば、’rmaXが95℃のナイロン66高速紡
糸紳維に対して、T11が109℃である本発明物の轍
椎は強度で約25倍、室温及び高温200℃での弾性率
が約2倍大きい。なお、TmaXが105℃以上であれ
ば強度の点で特に望ましい。
また、T’maxが−300(tanδ)max+ 1
38をこえると、強度及び弾性率の面では望ましいが糸
の耐疲労性が急激に劣化する場合が多い。無定形領域内
部の分子鎖の中で主鎖のミクロブラウン運動が可能々成
分の量を反映する(1−δ)marの値については0.
095以下であることが必要である。0.095を越え
ると強度の低下及び高温時の寸法安定性の低下が見られ
る。なお、従来のタイヤコード用綾維の場合には冷延伸
等で繊維の配向度を上昇させる手段が採用されていた。
38をこえると、強度及び弾性率の面では望ましいが糸
の耐疲労性が急激に劣化する場合が多い。無定形領域内
部の分子鎖の中で主鎖のミクロブラウン運動が可能々成
分の量を反映する(1−δ)marの値については0.
095以下であることが必要である。0.095を越え
ると強度の低下及び高温時の寸法安定性の低下が見られ
る。なお、従来のタイヤコード用綾維の場合には冷延伸
等で繊維の配向度を上昇させる手段が採用されていた。
そのため従来のタイヤコード用繊維のTm□は、120
℃以上で(−δ)maxは0.10〜0.15であシ、
該繊維はTmax<−300(−δ)maw + 13
8を満足せず、耐疲労性の面で十分な性能をもっていな
い。さらに(t、lδ)。。が(−δ)max > 0
.095 テあルタメコムとの高温接着時に強力の低下
や収縮が起こる場合が多い。なお、(tmδ)maxが
0.085以下、かつT’rna Xが105℃以上、
20℃、6(IRHにおける初期モジュラスが60 #
/d−以上であると糸の強度及び寸法安定性の面でよ)
望ましい。
℃以上で(−δ)maxは0.10〜0.15であシ、
該繊維はTmax<−300(−δ)maw + 13
8を満足せず、耐疲労性の面で十分な性能をもっていな
い。さらに(t、lδ)。。が(−δ)max > 0
.095 テあルタメコムとの高温接着時に強力の低下
や収縮が起こる場合が多い。なお、(tmδ)maxが
0.085以下、かつT’rna Xが105℃以上、
20℃、6(IRHにおける初期モジュラスが60 #
/d−以上であると糸の強度及び寸法安定性の面でよ)
望ましい。
本発明に係るナイロン66繊維の第二の特徴は、該繊維
の中心部分に於ける平均屈折率n /(o)及びnl(
o)がそれぞれ式1.5850≦n/(。)≦1.61
00および1.5100≦nL(o)≦1.5300を
満足する点にある。本発明の繊維の中心部分の平均屈折
率n/(o)が1.5850≦”/(o)≦1.610
0であり、かつ中心部分に於け゛る垂直方向の平均屈折
率n↓(0)が1.5100≦n↓≦1.5300で6
れば、強力カ大キく、室温と高温の弾性率の差が極めて
少ない、RIIち、ゴムとの高温接着時にも優れた寸法
安定性を示すナイロン66@維となる。n/(。)及び
nl(0)は繊維内部の分子鎖の充填度と配向を反映す
る。例えば、従来の代表的なナイロン66タイヤコード
のn/(。)及びnl(。)はそれぞれ15543及び
1.5229であり、これと比較すると本発明の繊維が
優れた結晶性と配向性を持つことが判る(後記実施例表
1参照)。’rma X及び(tanδ)1゜がほぼ等
しい試料に於いてn/(。)が1.5850未満である
か、nl(。)が1.5100未満の場合には、いずれ
も強度及び寸法安定性に著しい向上は見られない。また
、” /(o)が1.6100を越えるか、nl(0)
が1.5300を趙えるといずれの場合も高温接着処理
時に弾性率の低下が見られ、また、走行時の発着の際に
タイヤにかかる応力を十分緩和できずに熱を持ちゴムと
の接着が低下する。
の中心部分に於ける平均屈折率n /(o)及びnl(
o)がそれぞれ式1.5850≦n/(。)≦1.61
00および1.5100≦nL(o)≦1.5300を
満足する点にある。本発明の繊維の中心部分の平均屈折
率n/(o)が1.5850≦”/(o)≦1.610
0であり、かつ中心部分に於け゛る垂直方向の平均屈折
率n↓(0)が1.5100≦n↓≦1.5300で6
れば、強力カ大キく、室温と高温の弾性率の差が極めて
少ない、RIIち、ゴムとの高温接着時にも優れた寸法
安定性を示すナイロン66@維となる。n/(。)及び
nl(0)は繊維内部の分子鎖の充填度と配向を反映す
る。例えば、従来の代表的なナイロン66タイヤコード
のn/(。)及びnl(。)はそれぞれ15543及び
1.5229であり、これと比較すると本発明の繊維が
優れた結晶性と配向性を持つことが判る(後記実施例表
1参照)。’rma X及び(tanδ)1゜がほぼ等
しい試料に於いてn/(。)が1.5850未満である
か、nl(。)が1.5100未満の場合には、いずれ
も強度及び寸法安定性に著しい向上は見られない。また
、” /(o)が1.6100を越えるか、nl(0)
が1.5300を趙えるといずれの場合も高温接着処理
時に弾性率の低下が見られ、また、走行時の発着の際に
タイヤにかかる応力を十分緩和できずに熱を持ちゴムと
の接着が低下する。
本発明に係るナイロン66@維は、該繊維の中心部分に
於ける平均複屈折率Δn (o)が5.8X10−2以
上であれば、力学的性質(強度・弾性率)および寸法安
定性の点で望ましい。平均複屈折率I′i繊維の結晶部
分あるいは非晶部分の分子鎖の配向に強く依存する。本
発明の繊維は吻維軸方向に配向した延び切シ分子鎖結晶
主体型の構造であるので、平均複屈折率が5.8X10
以上であることが特徴であり、この時繊維の強度及
び弾性率は極めて大きくなる。平均複屈折率が5.8X
10 未満の場合には、延び切り分子鎖量が減シ強度
2弾性率いずれも低下する。
於ける平均複屈折率Δn (o)が5.8X10−2以
上であれば、力学的性質(強度・弾性率)および寸法安
定性の点で望ましい。平均複屈折率I′i繊維の結晶部
分あるいは非晶部分の分子鎖の配向に強く依存する。本
発明の繊維は吻維軸方向に配向した延び切シ分子鎖結晶
主体型の構造であるので、平均複屈折率が5.8X10
以上であることが特徴であり、この時繊維の強度及
び弾性率は極めて大きくなる。平均複屈折率が5.8X
10 未満の場合には、延び切り分子鎖量が減シ強度
2弾性率いずれも低下する。
本発明に係る鍮維は以下に示す新規な製法によってはじ
めて作製される。即ち、ナイロン66紡出繊維を4,0
00m/分以上の高い紡糸速度で引き取り、その後、糸
Kかかる張力が1.219/d以上2.1/d以下の状
態下で融点近傍の温度で局所加熱(Zone−melt
ing)することにより延び切シ分子鎖結晶以外の結晶
部分を融解し、分子鎖を非晶部分も含めて引キ砥ばす、
続いて、室温近傍以下の温度に急冷(Quenchin
g)することにより延び切シ分子鎖枦晶に再結晶化(自
己種付は結晶化)させる。この時同時に非晶部分の廷び
切った分子鎖も固定化される。なお、上記処理を真空中
または窒素雰囲気下で行うと試料の酸化分解を防ぐこと
ができ、特に真空中に於ける処理では高分子の重合度が
処理中に増大し、その結果、糸の強力及び弾性率が向上
するのでより望ましい。
めて作製される。即ち、ナイロン66紡出繊維を4,0
00m/分以上の高い紡糸速度で引き取り、その後、糸
Kかかる張力が1.219/d以上2.1/d以下の状
態下で融点近傍の温度で局所加熱(Zone−melt
ing)することにより延び切シ分子鎖結晶以外の結晶
部分を融解し、分子鎖を非晶部分も含めて引キ砥ばす、
続いて、室温近傍以下の温度に急冷(Quenchin
g)することにより延び切シ分子鎖枦晶に再結晶化(自
己種付は結晶化)させる。この時同時に非晶部分の廷び
切った分子鎖も固定化される。なお、上記処理を真空中
または窒素雰囲気下で行うと試料の酸化分解を防ぐこと
ができ、特に真空中に於ける処理では高分子の重合度が
処理中に増大し、その結果、糸の強力及び弾性率が向上
するのでより望ましい。
本発明に係る繊維を特徴づける構造及び物性値は次のよ
うに測定される。
うに測定される。
〔力学的損失正接(−δ)および動的弾性率(E’))
力学的損失正接(−δ)及び動的弾性率(E’)の測定
には、東洋が一ルドウィン社製レオ・・ぐイブロン(R
heo−Vtbron) DDV−tie型を用いる。
力学的損失正接(−δ)及び動的弾性率(E’)の測定
には、東洋が一ルドウィン社製レオ・・ぐイブロン(R
heo−Vtbron) DDV−tie型を用いる。
測定周波数110Hz、昇温速度I G ℃/ mt
n %乾燥空気中で−δ一温度(T)特性、E′一温度
(T)特性を測定する。−δ一温度曲線から−δビーク
高さく一δ)maXと−δピーク温度Tmax(’C)
とを読取る。なお、測定前に試料は48時時間上相対湿
度Oチの雰囲気下で調整される。
n %乾燥空気中で−δ一温度(T)特性、E′一温度
(T)特性を測定する。−δ一温度曲線から−δビーク
高さく一δ)maXと−δピーク温度Tmax(’C)
とを読取る。なお、測定前に試料は48時時間上相対湿
度Oチの雰囲気下で調整される。
〔平均屈折率n/ + nl及び平均屈折率分布〕東独
カールツアイスイエナ社展干渉卵微鏡インターフアコを
使用して得られた干渉縞によって、繊維の狽11面から
観察した平均屈折率と局所的な平均屈折率分布を測定で
きる。ここで説明する測定はすべて緑色光線(波長λ=
= 549’mμ)を使用した。浸液はオリーブ油とα
−ブロモナフタレンとを混合することによって作製され
た。
カールツアイスイエナ社展干渉卵微鏡インターフアコを
使用して得られた干渉縞によって、繊維の狽11面から
観察した平均屈折率と局所的な平均屈折率分布を測定で
きる。ここで説明する測定はすべて緑色光線(波長λ=
= 549’mμ)を使用した。浸液はオリーブ油とα
−ブロモナフタレンとを混合することによって作製され
た。
平均屈折率n/は、繊維軸に平行な電場ベクトルを有す
る偏光に対する平均屈折率である。得られた干渉縞から
、光路差rはr =−52= (nl−N)tで表わさ
れる。ここで、dは繊維による干渉縞のずれ、Dは平行
干渉縞の間隔、λは使用光線の波長(549mμ)、N
はm維の封入剤の屈折率、tは厚みである。繊維の半径
をRとすると#維の中心を0とした時の棒維軸方向に垂
直な方向に沿った床桟をXとすると、繊維の中心(X=
O)から外周(X=R)までの各位置での光路差から、
各位置での局所的な平均屈折率の分布を求めることがで
きる。ダ維の中心(X=O)に於ける屈折率が、平均屈
折率”/(o)である。また、平均屈折率n上は、繊維
軸に垂直゛な電場ベクトルを有する偏光に対する平均屈
折率で、nl(。)はX=Oにおける平均屈折率で”/
(olと同様にして求められる。なお、X=oにおけ
る複屈折率Δn0はnl(0) n上(0)で足脚
される。
る偏光に対する平均屈折率である。得られた干渉縞から
、光路差rはr =−52= (nl−N)tで表わさ
れる。ここで、dは繊維による干渉縞のずれ、Dは平行
干渉縞の間隔、λは使用光線の波長(549mμ)、N
はm維の封入剤の屈折率、tは厚みである。繊維の半径
をRとすると#維の中心を0とした時の棒維軸方向に垂
直な方向に沿った床桟をXとすると、繊維の中心(X=
O)から外周(X=R)までの各位置での光路差から、
各位置での局所的な平均屈折率の分布を求めることがで
きる。ダ維の中心(X=O)に於ける屈折率が、平均屈
折率”/(o)である。また、平均屈折率n上は、繊維
軸に垂直゛な電場ベクトルを有する偏光に対する平均屈
折率で、nl(。)はX=Oにおける平均屈折率で”/
(olと同様にして求められる。なお、X=oにおけ
る複屈折率Δn0はnl(0) n上(0)で足脚
される。
東洋ゴールドウィン社製、T ENS I LONUT
M ト20型引張試験機により、20℃60チR,H,
(相対湿度)の条件下で、初長2 cm *引張速度1
00+m/minで測定した。
M ト20型引張試験機により、20℃60チR,H,
(相対湿度)の条件下で、初長2 cm *引張速度1
00+m/minで測定した。
相対粘度(VR)35(25℃、溶媒二お硫酸)のナイ
ロン66を孔径0.23wx、孔数43の紡糸口金よシ
295Cで溶融紡糸し、冷却し、油剤付与によって東京
性を与えた彼、引取り速g 5,500 m/minで
引き取った試料を真空条件下、張力2.O(?/a)の
状態下、処理温度255℃(±1℃)で15秒間局所加
熱(7111熱帯1 m )後15Cまで急冷処理する
ことによって不発明繊維(試料&6)を得た。
ロン66を孔径0.23wx、孔数43の紡糸口金よシ
295Cで溶融紡糸し、冷却し、油剤付与によって東京
性を与えた彼、引取り速g 5,500 m/minで
引き取った試料を真空条件下、張力2.O(?/a)の
状態下、処理温度255℃(±1℃)で15秒間局所加
熱(7111熱帯1 m )後15Cまで急冷処理する
ことによって不発明繊維(試料&6)を得た。
同様の条件下で糸に加える荷重及び処理温度を変えて比
較例42 、3 、4 、7および実施例憲5を得た。
較例42 、3 、4 、7および実施例憲5を得た。
これらの試料について(12IIIδ)m!LjCI
Tlna4 ’”7(o)’ n上(oj−Δn 、強
i(J/d)、pnwモジュラス、室温及び高温(20
0℃)に於ける弾性率E(dy n e/i )の6数
1を測定した。結果は表1に示すとおシである。
Tlna4 ’”7(o)’ n上(oj−Δn 、強
i(J/d)、pnwモジュラス、室温及び高温(20
0℃)に於ける弾性率E(dy n e/i )の6数
1を測定した。結果は表1に示すとおシである。
なお、比較例として、未処理系(/IIILI )、脂
化1 成市販ナイロン66衣料用繊維75
d/36f) を50′Cで1.8倍(延伸・S度5
0チ/分)に延伸した繊維(&8)と市販旭化成ナイロ
ン66タイヤコード(1,2600/21of)ム9の
構造と物性の6数1−をI)111足し、その垢来も表
1にのせた。
化1 成市販ナイロン66衣料用繊維75
d/36f) を50′Cで1.8倍(延伸・S度5
0チ/分)に延伸した繊維(&8)と市販旭化成ナイロ
ン66タイヤコード(1,2600/21of)ム9の
構造と物性の6数1−をI)111足し、その垢来も表
1にのせた。
表1かられかる様に本発明品に相当する試料墓5.6は
従来にないすぐれた強力と室温高温時いずれにも高い弾
性率を保持している。
従来にないすぐれた強力と室温高温時いずれにも高い弾
性率を保持している。
なお、本発明物と未処理系の強伸度測定曲線を図1に、
動的粘弾性−製置曲線を−2に掲げる。
動的粘弾性−製置曲線を−2に掲げる。
以下余白
衣IK見るごとく、比戦カ屋1.2.3.4は、n上、
。)については請求範囲内に入っているが、n7゜”m
aX(C)については同範囲より低く、(mJ )ma
、については鍋い。従って、強度および弾性率共に低い
。また、比較例A8,9はT1工≦(―δ)1工+13
8かつ(−’)mlLよ≦0.095を瀾たしておらず
、高温時の弾性率が低い。さらに、請求範囲のすべてに
はすれる比較例A7は強度・弾性率共に低い。これに対
し、すべての請求範囲を満足する本発明物の&5,6は
強度および弾性率が非常に尚い。
。)については請求範囲内に入っているが、n7゜”m
aX(C)については同範囲より低く、(mJ )ma
、については鍋い。従って、強度および弾性率共に低い
。また、比較例A8,9はT1工≦(―δ)1工+13
8かつ(−’)mlLよ≦0.095を瀾たしておらず
、高温時の弾性率が低い。さらに、請求範囲のすべてに
はすれる比較例A7は強度・弾性率共に低い。これに対
し、すべての請求範囲を満足する本発明物の&5,6は
強度および弾性率が非常に尚い。
第1図は、本発明繊維と未処理繊維の瓢伸度測定曲線を
比較して示したものである。曲線(実#1l)Aは本発
明繊維に対応し、曲#(点務)Bは未処理繊維に対応す
る。 第2図は、本発明繊維と未処理繊維の力学的損失正接−
1度(Wδ−T)白金を示した本のである。 曲線(実線)Aは本発明繊維に対応し、曲線(点線)B
は未処理繊維に対応する。
比較して示したものである。曲線(実#1l)Aは本発
明繊維に対応し、曲#(点務)Bは未処理繊維に対応す
る。 第2図は、本発明繊維と未処理繊維の力学的損失正接−
1度(Wδ−T)白金を示した本のである。 曲線(実線)Aは本発明繊維に対応し、曲線(点線)B
は未処理繊維に対応する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ナイロン66#維に於いて測定周波数110Hzに
おける力学的損失正接のピーク値(−δ)maKに対応
する温度(Tm*x ’C)が下式:%式% を満足し、かつ、ピーク値(−δ)max l’l:
0.095以下であり、該耀維の中心部分に於ける平均
屈折室n/(0)及びnlら)がそれぞれ式1式% を満足することを特徴とする高強力・高弾性率ナイロン
66#碓。 2、20℃、 60 % R−H−に於ける初期モジュ
ラスが60 g/d以上であり、Tm&Xが105℃以
上でかつ(−δ)、3工が0.085以下であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のナイロン66繊
維。 3 ナイロン669@の中心部分に於ける平均複屈折率
Δn(o) 7j:5.8 X 10−2以上であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1頂または第2項記軟
のナイロン66便碓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8975582A JPS58208413A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 高強力・高弾性率ナイロン66繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8975582A JPS58208413A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 高強力・高弾性率ナイロン66繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58208413A true JPS58208413A (ja) | 1983-12-05 |
Family
ID=13979541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8975582A Pending JPS58208413A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 高強力・高弾性率ナイロン66繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58208413A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6241354A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | 旭化成株式会社 | ナイロン66経編地 |
JPH01168913A (ja) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | Toray Ind Inc | 高強力ポリヘキサメチレンアジパミド繊維 |
JPH01168914A (ja) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | Toray Ind Inc | ポリテトラメチレンアジパミド系繊維 |
WO1994019517A1 (en) * | 1993-02-23 | 1994-09-01 | Toray Industries, Inc. | High-strength polyamide fiber |
-
1982
- 1982-05-28 JP JP8975582A patent/JPS58208413A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6241354A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | 旭化成株式会社 | ナイロン66経編地 |
JPH01168913A (ja) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | Toray Ind Inc | 高強力ポリヘキサメチレンアジパミド繊維 |
JPH01168914A (ja) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | Toray Ind Inc | ポリテトラメチレンアジパミド系繊維 |
WO1994019517A1 (en) * | 1993-02-23 | 1994-09-01 | Toray Industries, Inc. | High-strength polyamide fiber |
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