JPS58204057A - 床および壁面コ−テイング用プライマ−組成物 - Google Patents

床および壁面コ−テイング用プライマ−組成物

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JPS58204057A
JPS58204057A JP8841882A JP8841882A JPS58204057A JP S58204057 A JPS58204057 A JP S58204057A JP 8841882 A JP8841882 A JP 8841882A JP 8841882 A JP8841882 A JP 8841882A JP S58204057 A JPS58204057 A JP S58204057A
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acid
unsaturated
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weight
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JP8841882A
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Kazumasa Kamata
釜田 和正
Katsumi Tamai
玉井 克巳
Teruaki Kadokawa
角川 輝明
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は床および壁面コーティング用プライマー組成物
に関する。
コンクリート、アスファルト、金属などの床面あるいは
壁面の塗装被覆に用いられる公知の樹脂としては溶剤系
、あるいはエマルジョン系の各種塗料があるが、これら
は厚塗りが困難であり、耐久性には限界がある。そこで
耐久性、耐薬品性などの要求の特に強い用途には従来か
らエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂など、液状樹脂を施工後に硬化させる合成樹脂塗
り床材が用いられている。また、近年同じ目的でアクリ
ル系の液状樹脂が開発されており、耐久性、耐薬品性、
耐候性の良好なことと同時に、硬化時間が短く、施工後
1〜2時間で使用可能であり、5℃以下の低温に於ても
硬化性よく施工可能であることが大きな%黴となってい
る。
これらの合成樹脂塗り床材をコンクリート、アスファル
ト、金属などの下地に塗布する場合には、下地との接着
性向上、下地の影響の抑制等の目的で、あらかじめプラ
イマーを塗布しその上に合成樹脂塗り床材を塗り重ねる
工法が一般に採用されている。プライマーとしてはエポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
、あるいはアクリル系樹脂などを溶剤に溶かしたもの、
水に分散させたもの、あるいはこれらの液状樹脂を施工
後硬化させるタイプ等がある。これらのプライマーは下
地の種類、上塗り用の合成樹脂塗り床材の種類に応じて
適宜便い分けて使用される。しかるに、従来のプライマ
ーは近年開発されたアクリル系硬化性液状樹脂用のクラ
イマーとしてはいずれも欠点を有しており、適切なプラ
イマーが無い状態であった。
コーティング用のアクリル系硬化性液状樹脂の特徴は硬
化時間が短いところにあり、また5℃以下の低温におい
ても硬化性のすぐれていることが大きな特徴となってい
る。しかるに、従来の硬化タイプのプライマーは硬化時
間が長(、特に低温での硬化性がきわめて悪く、かかる
プライマーを使用していたのでは施工に長時間を要する
ため、硬化時間の短いアクリル系硬化性液状樹脂の特徴
を十分に生かすことができない。
アクリル系硬化性液状樹脂は一般には硬化剤と促進剤の
組合せよりなるレドックス系触媒を用いてラジカル1合
を行わせることにより硬化させる。しかるに、例えばエ
ポキシ系プライマーを低温雰囲気下で塗布しその上にア
クリル系硬化性液状樹IJIを上塗りする場合には、エ
ポキシ系プライマー中の未反応アミンがアクリル系樹脂
のラジカル1合を阻害し、これの硬化を妨げることがあ
り好ましくない。
各種ポリマーを溶剤に溶かした溶剤型プライマーを使用
する場合には、十分に溶剤を蒸発させたのちに上塗りす
る必要があるが、冬期低温雰囲気下では溶剤の蒸発に長
い時間を要する。
浴剤が残存した状態で上塗りを行うと上塗りした塗膜に
フクレを生ずることがあり好ましくない。各種ポリマー
を水に分散させたエマルジョン型クライマーを使用する
場合にも、水分を十分に蒸発させプライマー塗膜を乾燥
させてから上塗りする必要があるが、気温の低い場合に
は乾燥に長時間を要し、水分が残っていると上塗り塗膜
にフクレを生ずることがあり、また接着性不良の原因と
もなり好ましくない。
本発明は上述の如き従来のプライマーの欠点を改良した
新規なプライマー組成物を提供するものである。
本発明のプライマー組成物の第一の特徴は短時間で硬化
し上塗りかり能になることである。
本発明のブライマー組成物はアクリル系硬化性液状樹脂
を上塗りする場合のプライマーとして特に好ましいもの
であるが、アクリル系以外のエポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等を上塗りする場合の
プライマ゛−として使用することもでき、クライマーの
硬化時間が短いために施工時間な短縮することが可能と
なる。
本発明のプライマー組成物の第二の特徴は5℃以下の低
温においても硬化性がすぐれていることである。従って
、冬期の施工においてすぐれた%*V発揮することがで
き、特にアクリル系硬化性液状樹脂を上塗りする場合の
プライマーとして好ましい。
本発明は下肥f、AJ〜fl))より成る床および壁面
コーティング用プライマー組成物ケ提供する。
(AJ  ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを基
礎とし、分子1soo〜300’0及びエボー?シ)”
当11400〜2500を有するエポキシ樹脂を、a)
メメクリル酸及び/又はアクリル酸74〜64モルチと
、b)8〜20個の炭素原子を有する飽和モノカルボン
散歩なくとも1種100〜80モルチと8〜20個の炭
素原子を有する不飽和モノカルボン散歩なくとも1橿O
〜20モルチとからなるモノカルボン#t26〜36モ
ルチとの混合物とを反応させることによって得られた不
飽和β−ヒドロキシエステル30〜60重1% (B)  メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸メ
チルを80重t%以上含有する重合性不飽和単量体70
〜403!t% (C140℃以−ヒの融点を有するパラフィン及び/又
はワックス、(A)、 (B)の合計量100重量部に
対し0.1〜5重量部 (D+  第3級アミン、(Al、 (Blの合計量1
00重量部に対し0.1〜51it部 本発明の1ライマ一組成物は、硬化剤を添加混合したの
ちスプレー、ローラー、刷毛、コテ等を用いて丁地四塗
布される。塗布されたプライマーは、硬化剤とプライマ
ー組成物中の促進剤との組合せよりなるレドックス系触
媒の作用により、プライマー組成物中の重合性不飽和化
合物が1合し、硬化する。
成分囚は不飽和β−ヒドロキシエステルであり、上記1
合性不飽和化合物の一成分を構成する。成分囚はビスフ
ェノールAとエビノロルヒドリンを基礎とするエポキシ
樹脂、すなわち分子量800〜3000及びエポキシド
当量400〜2500を有するポリグリシドエーテル少
なくともl檀を用いて製造される。特に平均分子量13
00〜1800及びエポキシド当量750〜1000を
有するエポキシ樹脂又はその混合物が好ましい。該エポ
キシ樹脂は、a)メタクリル酸及び/又はアクリル酸7
4〜64モルチと、b)少なくとも[1の長鎖モノカル
ボ/酸26〜36モルチとの混合物と反応して不飽和β
−ヒドロキシエステルを生成する。成分a)としてはメ
タクリル酸50モルチ以上を有する混合物、特にメタク
リル酸だけを使用するのが有利である。成分b)として
は8〜20個の炭素原子な有する飽4目モ/ IJ/+
ポ“ン酸、例えばカグリル酸、ペラルゴン酸、〃プリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルばチン酸、マルガ
リン酸又はステアリン酸、及びこれらの混合物が使用さ
れ、8〜20個の炭′、JA原子乞有する不飽和モノカ
ルボン散歩なくとも1al’aj20モル嗟以下の範囲
で混合することもできる。このよ′5な不飽和モノカル
ボン酸とし”Cは、例えばラクロレイン酸。
ミリストレイン酸、パルミトレイン散、オレイン酸、リ
ンチノール酸又はその混作物を挙げることができる。
成分子B)は成分(A)と工(に、本発明のプライマー
組成物中の重合性不飽和化合物の一成分を構成するもの
であり、メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸メチ
ルを80重tチ以上含有する重合性不飽和単量体より成
る。このような単量体としては、例えばアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリルfin−ブチル、アク
リル酸1−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリルvn−ブチル、メタクリル!!ff2−エチル
へ!?フル、メタクリル識ラウリル等のアクリル酸また
はメタクリル酸エステル類が挙げられる。また成分(B
)は公知の架橋剤を含有することもできる。架橋剤とし
ては、−分子中に少なくとも2個のビニル基及び/又は
アリル基を含有する化合物、例えばジメタクリル酸エチ
レングリコール、ジメタクリル酸トリエチレングリコー
ル、ジメタクリル酸テトラエチレンクリコール、ジアク
リル[1,4−ブタ/ジオール、ジアクリル# 1.6
−ヘキサンジオール、ジアクリル酸ネオペンチルグリコ
ール、ジアクリル酸ジエチレングリコール、トリアクリ
ル酸ペンタエリトリット及びテトラアクリル酸ペンタエ
リトリットのようなアクリル酸fたはメタアクリル酸の
多官能性エステル、又はシアヌル酸トリアリルのような
トリアリル化合物があげられる。
成分(C1としてはパラフィンワックス、ポリエチレン
ワックスやステアリン酸、l、2−ヒドロキシステアリ
ン酸等の高級脂肪酸が挙げられるが、好ましくはパラフ
ィンワックスが用いbれる。成分(C)はプライマー塗
膜表面における硬化反応中の空気遮断作用を目的として
添加される。
融点の異なる二種以上のものを併用すると好ましいこと
がある。成分(C)の多量の添加はプライマー組成物と
上塗り用樹脂との接着性を悪くするので、成分(A)、
 fB)の合計量100重量部に対して061〜5M址
部、好ましくは0.2〜2重量部が使用される。
成分(Diはレドックス触媒系の促進剤である。
第3級アミンとしては窒素原子に直接食なくとも1個の
芳香族残基が結合しているものが好ましく、特にN、N
’−ジメチルアニリン、N、N’−ジメチル−p−トル
イジン、N、N’−ジ(ヒドロキシエチル)−p−)ル
イジン、N、N’−ジ(2−ヒドロキシプロピル)−p
−)ルイジンノ一種又は二種以上の租合せが好ましい。
成分(DJの多着の添加は硬化時間を極端に短くし塗工
作業性を悪くするので、成分(A)、 (Blの合計量
100重1部に対して0.1〜5’!量部の範囲で添加
される。
本発明の1ライマ一組成物は適切な厚み、例えば0.1
 = 1 wi、の厚みにローラー、刷毛、コテ等を用
いて下地に塗布されるが、プライマーとしての性能及び
塗工作業性を考慮して適切な粘度であることが好ましい
。粘度を低(すると下地への浸造性が向上し、下地との
接着性は向上するが、硬化性が悪くなり硬化に長時間′
ljt要する。粘度が高すぎると下地との接着性が低下
し、又塗工作業性も悪くなる。これらの要因から求めら
れる適切な粘度範囲は5O−1000cpaである。こ
の粘度範囲を得るためには、本発明の組成物中の成分体
)を30〜60重量%、成分(B)ya1′70〜40
1量囁の比率で用いることが必要である。
本発明のプライマー組成物は下記の如き方法で有利に製
造することができる。
即ち、メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸メチル
を80重重量板上含有する重合性不飽和単量体(B)の
一部又は全量中に、ビスフェノールAとエピクロルヒド
リンを基礎とし、分子it8 o o〜3000及びエ
ポキシド当1400〜2500ン有するエポキシ樹脂を
溶解して溶i#:(1)となし、該浴液(1)中に畠)
メタクリル酸及び/又はアクリル酸74〜64モル饅と
、b)8〜20個の炭素原子を有する飽和モノカルボン
散歩なくとも1種100〜80モルチと、8〜20個の
炭素原子を有する不飽和モノカルボ′ン散歩なくとも1
楕0〜20モルチとからなるモノカルボン酸26〜36
モルチとのi合物’v添加し、適当な触媒の存在下に該
エポキシ樹脂と酸とを反応させることによって中底した
不飽第1]β−ヒドロキシエステル(A)を含有する溶
液(If)となし、該溶液(It)中に第3級アミン(
D)と40℃以上の融点を有するパラフィン及び/又は
ワックス(Clン浴溶解しくは分散させることによりト
記(Al−(DJより成る本発明のプライマー組成物が
製造されろ。1jお溶液(1)irつくるとぎに、不飽
和単瀘体(13+の一部を用いたとさ&r−は、tB)
の残部は、例六−ば(1))、及び/又は(C)の添加
時に同時しこυ11えられる。
囚 不飽和β−ヒドロキシエステル30〜601量囁 (Bl  メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸メ
チルを80重量−以上含有する1合性不飽和単量体70
〜40重量% (C)40℃以上の融点を有するパラフィン及び/又は
ワックス、囚、(B)の合計f100重l[[対し O
,t 〜s 1に18 (D)  第3級アミン、(A)、 (Blの合計量1
00重量部に対し0.1〜5重量部 エポキシ樹脂と酸混合物との反応は、公知の触媒の存在
下に行われる。適当な触媒としては例えばエチレンジア
ミンのような1級アミン、トリメチルアミン、ジメチル
ベンジルアミン、トリエチルアミン、ジメチル=p−)
ルイジンのような3級アミン; 8nO!、 84、L
IF のような無機塩類;トリフェニルホスフィンのよ
うな3級かスフィン;ジエチルアミン塩酸塩のような2
級アミンの酸付加塩;塩化テトラメチルアンモニウムの
ような4級アンモニウム塩;又はピリジン、モルホリン
のような窒素含有複素環式化合物である。
エポキシ樹脂と酸混合物との反応は、溶剤の不存在下又
は不活性浴剤の存在下で行うこともできるが、上述の如
(本発明のプライマー組成物の成分+B)を構成する単
量体の一部又は全量中で反応させることが有利である。
エポキシ樹脂と酸混合物との反応中の重合を阻止するた
めに、ラジカル重合抑制剤乞添加することが好ましい。
適当な抑制剤としては、例えばヒドロキノン、ヒドロキ
ノンモノメチルエーテル、2.4−ジメチル−6−t−
ブチルフェノールを挙げることができる。
エポキシ樹脂と酸混合物との反応は50〜100℃の温
度で有利に行なわれる。この反応はほぼ化学を論的綾で
、すなわち例えばエポキシ)’ 0.8〜1.2当トこ
対してi1モルヲ用いて竹なわれる。
好ましい製造方法は下記の如(である。即ち成分(Bl
の一部又は全量中に重合抑制剤を添加しエポキシ樹脂を
これに混合し、全体を加熱してエポキシ樹脂を溶解せし
め、溶液(1)とする。
該溶液(1) Kエポキシ樹脂と酸との反応用触媒?添
加する。この酸は約30分〜4時間で連続的又は回分的
に溶液(1)中に供給される。この反応混合物は2〜1
0時間反応温度に保持され十分反応を行わせる。生成し
た不飽和β−ヒドロキシエステルを含有する溶液(II
)中に、必要に応じて成分(B)の残量を加え、第3級
アミン及び40℃以上の融点を有するパラフィン及び/
又はワンクスを添加することによって本発明のプライマ
ー組成物を得る。
本発明のプライマー組成物に公知の有機過酸化物を硬化
剤として添加することにより一20〜40℃の温度範囲
で2時間以内で硬化させることができる。有機過酸化物
の好ましい例としては過酸化ベンゾイルが挙げられる。
過酸化ベンゾイルは取扱い上の危険を!けるために不活
性の液体又は固体で濃度50%程度に稀釈されたぺ〜ス
ト状又は粉末状のものを用いることが好ましい。塗工作
業性を考慮した好ましい硬化時間10〜60分を得るた
めにはプライマーの温度、あるいは塗工時の気温に応じ
て硬化剤量馨詞節する必要があり、有機過酸化物(濃度
50qb)は本発明の組成物100電蓋部に対して0.
5〜10]11i部の使用が好ましい。
本発明の組成物は通常は硬化剤のみを添加して塗工に供
されるが、塗工個所を明示するために着色剤を添加した
り、壁面塗布に際し、組成物に[洪変性を付与するため
にアスベスト、セビオライト、アエロジルのような揺変
剤を添加したつすることができる。また心安に応じて珪
砂、珪砂粉、炭酸カルシウムなどの骨材−充填剤を本発
明の組成物と混合して塗工に供することも司能である。
本発明の組成物は下地との接着性にすぐれた特徴を有し
℃いるが、更に接着性を安定化させる目的で、本発明の
組成物中にγ−メタクリロキシプロピルトリメト中ジシ
ラン、r−グリシドキシフ゛ロビルトリメトキシシラン
等のシランカップリング剤を添加することができる。
本発明の組成物は、レドックス触媒系を用いたラジカル
1合によって硬化する機@を有しているにもかかわらず
、空気その他の重合阻害要因の影響を受けにくい特徴を
有しており、この特徴はプライマーとして極めて好まし
いものである。即ち、一般に下地は種々の汚れをその表
面に持っており、これら汚れの中にはラジカル1合阻害
要因も含まれている可能性が大きいが、本発明の組成物
はいかなる下地にも安心して使用することができる。
特に下地がコンクリートの場合に、本発明の組成物は極
めて好ましいプライマーとして使用することができる。
即ち、コンクリート下地に1ライマーY:*工する場合
、コンクリート表面に存在する小孔の中(空気がトラッ
プされ、この空気がラジカル重合阻害の要因となりうる
しかし、本発明のプライマー組成物はかかる場合にもそ
の1合は阻害されず、短時間で硬化させることができる
下記実施例中の部はすべて11部を示し、また硬化時間
はプライマー組成物中に硬化剤を添加した時点を起点と
する。
実施例1 攪拌機と加熱ジャケットを備えた反応釜に室温にてメタ
クリル酸メチル975部と2,4−ジメチル−6−t−
ブチルフェノール5部を仕込み、室温上攪拌しながらビ
スフェノールAとエピクロルヒドリンを基礎とし分子量
1600及びエポキシド当、1925’に有するエポキ
シ樹脂2000部を少しずつ添加した。反応釜を加熱し
内温70℃にてエポキシ樹脂をメタクリル酸メチルに溶
解させたのちトリエチルアミン27部を添加した。次い
で反応釜内温を80℃に上昇し、メタクリル酸112部
とラフリン酸130部の混合物を2時間で滴下した。内
温な80℃に保持したまま8時間攪拌を続は反応させた
のち冷却した。次いでメタクリル酸メチル250部を添
加混合したのち反応混合物の酸価およびエポキシド当i
tを測定したところ、酸価4.5およびエポキシド当量
5600Y:得た。
このようにして生成した不飽和β−ヒドロキシエステル
を含有する反応混合物68部を攪拌機と加熱ジャケット
を備えた溶解釜に仕込み、メタクリル酸メチル31部を
混合攪拌した。次いでこれを50℃に加熱し、融点50
〜52℃のパラフィン0.5部およびN、N’−ジ(2
−ヒドロキシプロピル)−p−)ルイジン1部ヲ添加し
溶解した。これを冷却することにより20℃icおける
粘度300 cp@のプライマー組成物を得た。
このプライマー組成物100部に硬化剤として濃度50
チの過酸化ベンゾイル粉末(以下BPOパウダーと略す
)3部′tr:m加しよく混合して硬化させたところ、
20℃において26分で硬化した。この硬化物’g J
ISK 6301に基づいて引張り試験を行ったところ
、破断強度560 kg/eが、伸び率3チを示した。
またこのプライマー組成物100部にBPOパウダー3
部を添加し、よく混合して、ローラーヲ用いてコ/クリ
−ドブミック(5X20X20 cm )上に約0.5
 +uの厚みに塗布したところ室温(24℃)において
18分で硬化し強固な塗膜となった。2日後に建研式接
着試験機を用いて接着強度ケ測定したところ、23.8
 ky/an”にてコンクリートプロシフ部分が破壊し
、接着性良好であることを示した。
実施例2 実施・例IVこて製造したプライマー組成物100部に
BPOパウダー2部を添加しよ(混合してヘラな用いて
アスファルトブロック(日本テストパネル製、5×20
×20cuL)上に約0.3絽の厚みに塗布したところ
、気温30℃において18分で硬化し強固な塗膜を形成
した。建研式接着試験機を用いて接着強度を測定したと
ころ7、5 ky、/引2にてアスファルトから破壊し
、接着強変人なることを示した。
実施例3 実施レリ1にて製造したプライマー組成物100部にB
POパウダー5部を添加し、よく混合して刷毛を用いて
軟鋼板(6X300X300龍)上に約0.4 wsの
厚みに塗布したところ、気温10℃において35分で硬
化し強固な塗gXを形成した。建研式接着試験機を用い
て接着強度を測定したところ、8.3 kg/α3であ
った。
実施例4 第3級アミンとしてN、N’−ジ(2−ヒドロキシプロ
ピル)−p−)ルイジン1部とN、N’−ジメチル−p
−°トルイジン2部を併用した以外は実施例1と同様な
方法で20℃における粘度300 cpsのプライマー
組成物を製造した。
このブライマー組成物100/KBPOパウダー5/會
添加しよ(混合して低温下で硬化させたところ、表−1
の如(良好な硬化性を示したO 表−1 18 −1037 −2090 実施例5 実施例1と同様な手法で、メタクリル酸メチル984部
と2,4−ジメチル−6−t−ブチル7、lT、/−ル
5 部’& 仕込み、ビスフェノールAとエピクロルヒ
ドリンを基礎とし分子量1350及びエポキシド当、1
1850を有するエポキシ樹脂2000部を添加し、加
熱して70℃でトリエチルアミン27部を添加した。内
温80℃にてメタクリル酸86部、アクリル酸30部、
およびラウリン酸141部の混合物を2時間で滴下し、
80℃で8時間反応させ、た。これを冷却したのちメタ
クリル酸メチル252部を添加し、反応混合物の酸価お
よびエポキシド当量を測定したところ、酸1曲4.9お
よびエポキシド当量6500を得た。
このようにして虫取した不飽和β−ヒドロキシエステル
を含有する反応混合物を実施例1と同様の方法で処理し
、20℃における粘度270cpsのプライマー組成物
を得た。
このプライマー組成物100部にBPOパウダー6s’
に添加して、気温3℃にて表面温度4℃のコンクリート
床に0.4 wxの厚みにヘラな用いて塗布したところ
、44分で硬化して強固な塗膜を形成した。
実施例6 ラウリン酸130部の代りに下記の組成を有する工業用
ヤシ油脂肪酸136部を使用した以外は実施例1の手法
に従って反応を行い、不飽和β−ヒドロキシエステルを
含有する反応混合物を製造した。
工業用ヤシ油脂肪#R: c6c、。CII CI4 c、。CII C18(二
重結合Y有する)874818829(重量qb> 該不飽和β−とドロキシエステル含有反応混合物70部
ケ攪拌機と加熱ジャケットを備えた溶解釜に仕込みtメ
タクリル酸メチル29部を混合攪拌した。次いでこれY
50’Cに加熱し、融点54〜56℃のパラフィン0.
5 部およびN。
N′−ジメチル−p−トルイジン1部を添加し溶解した
。これを冷却することにより20 ’Cにおける粘度3
50 cpsのプライマー組成物を得た。
このプライマー組成物100部にBPOパウダー5部を
添加して、気温5℃にてコンクリート床にローラーを用
いて0.3 mの厚みに塗布したところ、50分で硬化
して強固な塗膜を形成した。
実施例7 実施例6に用いたものと同じ不飽和β−ヒドロキシエス
テル含有反応混合物70部を溶解釜に仕込み、メタクリ
ル酸メチル23部、アクリル酸2−エチルヘキシル5部
、およびジメタクリル酸エチレングリコール1部を混合
攪拌した。
矢いでこれを50℃に加熱し、融点54〜56℃のパラ
フィン0.5部およびN、N’−ジメチル−p−)ルイ
ジ/1部乞添加し溶解した。これを冷却することにより
20℃における粘度350eplのプライマー組成物を
得た。
このプライマー組成物100部にBPOパウダー5部を
添加して気温5℃にてコンクリート床に刷毛を用いて0
.4 xm、の厚みに塗布したところ、約45分で硬化
して強固な塗膜を形成した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 下記(A)〜(D)より成る床および壁面コーテ
    ィング用プライマー組成物 (A)  ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを基
    礎とし、分子量800〜3000及びエポキシド当[4
    00〜2500を有するエポキシ樹脂を、畠)メタクリ
    ル酸及び/又はアクリル酸74〜64モルチと、b) 
    8〜20個の炭素原子を有する飽和モノカルボン酸少な
    (ともl橿100〜80モル囁と8〜20個の炭素原子
    を有する不飽和モノカルボ/酸少な(とも1種O〜20
    モルチとからなるモノカルボン酸26〜36モルチとの
    混合物とを反応させることによって得られた不飽和β−
    ヒドロキクエステル30〜601L量チ (BJ  メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸メ
    チルを80東量饅以上含有する1合性不飽和単量体70
    〜401量チ (C’)40℃以上の融点を有するパラフィン及ヒ/又
    ハワックス、(A)、(81(7)合計量100重量部
    に対しO,1〜5重量部 (DJ  第3級アズン、(A)、 (B)の合計量1
    00重量部に対し0.1〜51量部
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