JPS5818295B2 - 互に入り合つて組込まれた２つの軌道を相互に持ち上げる装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、運送物品を２つの搬送方向に輸送するために
、互に入り合って組込まれた２つの軌道を相互に持ち上
げるための装置に関する。

運送貨物の輸送の際に、例えば平らな面に設けられた比
較的大きな倉庫を、積みかえるべき運送物品でいっばい
にするために、輸送すべき物品を比較的長い距離にわた
って移送し、そして元の搬送方向に対し垂直な方向に輸
送することが必要である。

このため、従来、一方向に到着する運送物品を持ち上げ
て他の方向に指向する搬送軌道に転換するために昇降機
が所定の場所で使用された。

昇降機９代りに、組立ラインとして形成されていて、送
り方向に可動なロールの軸心が元の搬送方向を示してい
る搬送装置を設けることも知られている。

この種の引渡装置は費用がかかりかつ故障しやすく、そ
の上着しい占有空間を必要とする。

さらに、切断鋸を垂直運動させるためにパーティクルボ
ード装置では、切断鋸が積重ねられたパーティクルボー
ド・マットと係り合いをもたないように、ロールと協働
する偏心輪により切断鋸を持ち上げることも知られてい
る。

この場合には、付加的構造を用いてささえなければなら
ない著しい水平方向の力が生ずる。

また、実公昭４０−２９６７８号公報に記載の包装機用
送り込み装置では、並列された送りローラの間に、送り
ローラの回転軸心に対し直角方向に回転軸心を有する浮
上りローラが配置されている。

そして、被包装物の方向変換のために、カムを回転させ
ると、これと接触しているローラが回転して、送りロー
ラより下っていた浮上りローラを上昇させるようになっ
ている。

しかしながら、この装置では、相互に接触しながら転動
するカムと小さなローラが凸面による接触を行うので、
特に負荷が大きいときに小さなローラとカムの間の圧力
が非常に高くなり、ヘルツの最大接触応力が限度を越え
て両部材のうちの一方が破壊されることになる。

これを防ぐためには、ローラの直径を非常に大きくしな
ければならず、装置全体の構造高さが必然的に高くなる
。

これらの周知技術から出発して、本発明は、他の水平搬
送方向にさらに輸送するために重い貨物の転換を行い、
その除虫ずる水平方向の力を無視できるほど小さくする
と共にローラ同志の接触を避けることを課題の基礎とす
る。

この課題は、本発明によれば次のようにして解決される
。

すなわち各偏心輪が、第１軌道に配置された軸に固定さ
れた偏心したボスと、ボスの外周に取りつけられた転り
軸受と、転り軸受の外輪に担持された走行リングとから
なり、第１軌道を第２軌道に対して第１軌道の軸の軸線
方向に変位しないように位置決めするために、偏心輪の
うちの二つの偏心輪の走行リングがその両縁にフランジ
を有し、各偏心輪の走行リングが、第２軌道に配置され
たレールに転勤可能に支持され、そして各偏心輪が、第
１軌道に配置された軸を介して駆動されるようにするの
である。

本発明により転り軸受を用いて偏心輪を固定レールに支
持することにより、転り軸受の外輪が予め与えられた偏
心率に相応してレールの上を往復し、かつ水平方向に加
えなければならない案内力は、確実な垂直運動を達成す
るために、転り軸受の摩擦の大きさの程度にしかすぎな
くなる。

その上、本発明により形成された昇降装置は、昇降機に
より昇降運動を垂直に行う装置よりも実質的に少ない出
力で動くし、また本発明による昇降装置では、正確なし
ゃ断点に関して高い費用を出費する必要がない。

というのは、偏心輪の作用の仕方により、最も低いゼ宅
位置または最も高い位置へ垂直なコンベヤと異なって連
続的な移行ができるからである。

さらに本発明では、ローラ同志の接触を偏心輪とレール
の接触により置き換えているので、従来技術のローラ同
志の接触に比べてヘルツの最大接触応力が小さくなると
共に装置の構造高さも低くなる。

また、偏心輪のうちの二つの偏心輪の走行リングの両縁
にフランジを設けることにより、第１軌道を第２軌道に
対して、第１軌道の軸の軸線方向に変位しないように位
置決めすることができる。

さらに、第１軌道をその軸の軸線に対し横方向に水平に
移動させずに第２軌道に対して昇降可能に案内するため
に、第１軌道と第２軌道のうちの一方に、垂直な案内部
を設けると共に、これらの垂直な案内部内に、第１軌道
と第２軌道のうちの残りの他方に設けられたロールを転
勤可能に係合させると、垂直な案内部およびロールと、
走行リングの両フランジとにより第１軌道を第２軌道に
対してＸＹ方向に正確に案内できるので、昇降運動の際
に持ち上げようとする軌道を制御できなくなることがな
い。

この手段は、軌道を持ち上げようとする際に、別のレー
ル形状に切目なく接続しなければならないレール軌道を
問題とする場合に特に有利である。

軌道を持ち上げる際の偏心輪の運動曲線によれば、既に
述べたように一負荷曲線が正弦曲線に相当するので一出
力の増大が直ちには必要でなく、モータの振動モーメン
トの形で貯えられたエネルギーを最大負荷を克服するた
めに使用することもできる。

以下、本発明を実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

図中、同一の部品には同じ符号を用いである。

第１図において、第１軌道１が第２軌道２と上下に移動
可能に連結されている。

この場合、第１軌道１は、矢印方向５，６乃至７，８に
配設されたレールと連結されているレール３，４を担持
しており、そのレールの上を車輪を備えた貨物容器を輸
送することができる。

第２軌道２は、例えば、概略図示したようにレール３，
４に対して直角方向にかつこれらのレールの側方へ延び
ている一連のロールを有しているが、フランジロールか
らもなることができる一連のロール９，１０が輸送すべ
き容器と係合することができる。

一方の搬送方向から他方の搬送方向に移行するために、
駆動モータ１１、チェン駆動部１２゜１３を介して、第
１軌道１に配設された軸１４゜１５を駆動することがで
き、それらのそれぞれの端部には、第２軌道２と連結さ
れたレール１７の上に偏心輪１６が支持されている。

第１軌道１が垂直な案内部２０を有し、この垂直な案内
部が、第２軌道側にホルダ１８を介して回転可能に配設
されたロール１９の両側に接触していることにより第１
軌道が昇降可能に案内されている。

第２図で、本発明による昇降装置の作用の仕方を詳細に
説明する。

駆動される軸１４乃至１５が軸受２１で第１軌道に支承
されかつ偏心したボス２２と結合されている。

偏氾七たボスには転り軸受２３．２４が配設され、それ
らの外輪２５゜２６が、レール１７の上に支持されてい
る両フランジ付走行リング２７を担持している。

ところで、軸１４乃至１５が駆動されて第１軌道１が垂
直案内部２０内を転勤可能なロール１９により垂直に運
動するときに、両フランジ付走行リング２７が転り軸受
の回転に依り、例えは第２図の静止ゼロ位置から第２軌
道２の一連のロール９，１０の方向にレール１７の上を
左右にｅ″の大きさだけ運動して再びそのゼロ位置に戻
ることができる。

第１図に示したように、一方の２つの偏心輪１６がそれ
ぞれ両フランジ付走行リングを有するのに対し、他方の
両方の偏心輪１６がフランジのない走行リングを有する
。

第１軌道１と第２軌道２を案内するために１つの両フラ
ンジ付走行リング２７だけ垂直案内部２０と協働するこ
とも考えられる。

第１図に示したように、本発明による配置は、一連のロ
ールを有する第２軌道からレールを有する第１軌道に移
行する場合にきわめて良好に使用可能であり、また一方
の搬送方向から他方の搬送方向に移行できるようにする
ために、一連のロールを有スる２つの軌道またはレール
からなる２つの軌道を昇降により相互に運転させなけれ
ばならない場合にも使用可能である。

本発明によれば、偏心したボス２２により担持される転
り軸受２３．２４に走行リングを配置することにより、
レール１７と作用し合った際にできる限りわずかな摩耗
しか生じないような材料で両フランジ付走行リング２７
を作ることができるし、また走行リングとレール１７の
間で運動が起る場所で両者を硬化することも本発明の範
囲内にある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による昇降装置の平面図、第２図は本
発明による偏心装置の拡大部分図である。 １・・・・・・第１軌道、２・・・・・・第２軌道、１
４，１５・・・・・・軸、１７・・・・・・レール、２
２・・・・・・偏心輪、２３゜２４・・・・・・転り軸
受、２７・・・・・・走行リング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 第１軌道が第２軌道に偏心輪を介して支持されかつ
   偏心輪が駆動可能である、運送物品を２つの搬送方向に
   輸送するために互に入り合って組込まれた２つの軌道を
   相互に持ち上げるための装置において、各偏心輪１６が
   、第１軌道１に配置された軸１４，１５に固定された偏
   心したボス２２と、ボス２２の外周に取りつけられた転
   り軸受２３．２４，２５，２６と転り軸受の外輪に担持
   された走行リンクとからなり、第１軌道を第２軌道に対
   して第１軌道の軸１４，１５の軸線方向に変位しないよ
   うに位置決めするために偏心輪のうちの二つの偏心輪の
   走行リング２７がその両縁番こフランジを有し、各偏心
   輪１６の走行リングが、第２軌道２に配置されたレール
   １７に転勤可能に支持され、そして各偏心輪１６が、第
   １軌道に配置された軸１４，１５を介して駆動されるこ
   とを特徴とする装置。 ２ 第１軌道が第２軌道に偏心輪を介して支持され、各
   偏心輪１６が、第１軌道１に配置された軸１４．１５に
   固定された偏心したボス２２と、ボス２２の外周に取り
   つけられた転り軸受２３゜２４．２５，２６と、転り軸
   受の外輪に担持された走行リングとからなり、第１軌道
   を第２軌道に対して第１軌道の軸１４．１５の軸線方向
   に変位しないように位置決めするために偏心輪のうちの
   二つの偏心輪の走行リング２７がその両縁にフランジを
   有し、各偏心輪１６の走行リングが、第２軌道２に配置
   されたレール１７に転勤可能に支持され、そして各偏心
   輪１６が、第１軌道に配置された軸１４，１５を介して
   駆動されるようになっている、運送物品を２つの搬送方
   向に輸送するために互に入り合って組込まれた２つの軌
   道を相互に持ち上げるための装置において、第１軌道と
   第２軌道のうちの一方に、垂直な案内部２０を設けると
   共に、これらの垂直な案内部内に、第１軌道と第２軌道
   のうちの残りの他方に設けられたロール１９を転勤可能
   に係合させ、以て垂直な案内部と前記走行リングの両フ
   ランジにより第１軌道を第２軌道に対して水平に移動さ
   せずに昇降可能に案内したことを特徴とする装置。