JPS58165076A - 磁気記憶部付集塵濾紙用データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は集塵条件の書込照合装置、特に集塵用モニタに
用いられる集塵用濾紙に集塵条件を書き込み記録する集
塵条件の書込照合装置に関する。

一般に、病院、大学、研究所等のラジオアイソトープ取
扱施設や原子力発電所ユ核燃料工場、放射性廃棄物処理
工場等の原子力施設においては、空気中の放射能濃度を
測定するために放射性ダストモニタを備えている。

一般的な放射性ダストモニタとしては、集塵器に着脱自
在に装着された集塵用濾紙に測定個所から集塵器へ向け
て送られてくる所定量の空気を強制透過させ、空気中の
放射性ダストを濾紙に捕集させ、この濾紙の放射能を測
定することにより前記測定個所の放射性物質濃度を求め
る構造のものが知られている。周知のように、空気中の
放射性ダストを正確に測定するためには、Ｆ紙に捕集さ
れた放射性ダストの放射能測定のみでは不十分であり、
□これ以外に集塵を行う測定個所、時刻、空気量、温度
その他の集塵条件を考慮した上で濾紙の放射能測定値を
評価しなければならない。従って、放射性ダストを集塵
した濾紙の集塵器での集塵条件を何らかの形で記録し、
この集塵条件を考慮した放射能測定値の演算評価を行う
必要がある。

従来このような放射能測定値の評価は、濾紙を集塵器か
ら取り外す際、その集塵器での集塵条件を手書きで記録
しておき、放射能測定値の評価を行う際に、演算処理装
置に集塵条件を改めて入力し演算処理することにより行
われていた。このため、放射能測定値の評価を行うに当
たり、集塵条件の入力に手間がかかり迅速な演算処理作
業が行えず、しかも、集塵条件の入力ミスにより誤った
集塵条件、との組合せにより、濾紙の測定値の誤つぇ２
価請桔・ゎｈ６＠。間゛□８あつぇ。２゜ようヵ　゛問
題は集塵器の設置数が多く、１゛扱う濾紙の枚数が　−
多くなるほど顕著に現われ矛。５　。

今日、精度の高い放射線管理を行う必要から放射性ダス
トモニタには多数の集塵器を設置する場合も多く、この
ような観点からも前述した問題に対する有効な対策が望
まれ巧いる。

本発明はこのような従来の課題に鑑みなされたもので、
その目的は集塵用濾紙に集塵器での集塵条件を磁気的に
書き込み記録することにより、濾紙の放射能測定値の評
価を（伸動的に迅速かつ正確に行うことを可能とし、更
に多数の集塵器による１・ 精度の高い放射線管理を可能とする集塵用濾紙への集塵
条件の書込照合装置：を提供することにある。

：・す□・ 前記目的を遠慮するため、′本発明は放射性ダストモニ
タの集塵器に着脱自在に装着される集塵用濾紙に前記集
塵器での集塵条件を磁気的に書き込み記録するとともに
、濾紙に書き込み記録された集塵条件を前記書込に用い
た集塵条件のデータと照合（、濾紙に集塵条件が正確に
記録されたか否かを判別゛することを特徴とする。

次に本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。

集塵器での集塵用濾紙の集塵条件を、集塵用濾紙に磁気
的に直接書き込み記録しておけば、濾紙の放射能測定値
の評価を行う際、濾紙の集塵条件を自動読取装置を用い
て自動的に読み取９演算処理することができ、集塵器の
設置数が多く扱う濾紙の株数が多い場合にも、各濾紙の
放射能測定値の評価を迅速かつ正確に行い、精度の高い
放射線管理を行うことができる。

本発明に係る１書込層合装置はこのような点に着目し、
集塵用？′１紙に集塵条件を磁気的に書き込み：：： 記録し、かつｑ臀に集塵条件が正しく書き込み記録され
ていたか否かを照合判定する装置である。

なお本発明の装置に用いられる濾紙には、集塵条件が書
き込み記録される磁気記録部が形成されている。

第１図はこのような書込照合装置の実施例を示す外観斜
竺図である。本実施例の装置は、１紙へ集塵条件を書き
込み記録させる書込状態、濾紙に記録された集塵条件が
書き込み入力された集塵条件と一致しているか否かを照
合判定する照合状態、更に濾紙に記録された集塵条件を
読み出し表示する読出状態のいずれかにセットされる。

この書込照合装置の本体１０の上面には、操作パネル１
２と表示パネル１４とが設けられており、これら各パネ
ル１２．１４に隣接して、集塵用濾紙１６をスライドし
濾紙１６への集塵条件の書込・照合・続出をする溝状の
カードスルー１８が設けられている。

そして、前記操作パネル１２上には、第２図に示す各４
種スイッチが設けられている。これら各スイッチを説明
すると、２０は電源のオン・オフを行う電源スィッチ、
２２は集塵条件等の書込データをセットするデジタルス
イッチ、２４は装置を書込状態にセットするデータセッ
トスイッチ、すなわち、前記デジタルスイッチ２２でセ
ットされた集塵条件をカードスルー１８でスライドする
濾紙１６の記録部に磁気記録させるスイッチである。２
６は装置にトラブルが生じた際に使用するリセットスイ
ッチであり、書込状態、照合状態で本装置にトラブルが
生じた際、このリセットスイッチ２６を操作することに
より、本装置の状態は読出状態にリセットされる。また
本装置にはトラブルが生じた際、それを知らせる警報ブ
ザーが取り付けられているが、前記リセットスイッチ２
６・の操作により、この警報ブザーのブザー音も停止さ
れる。２８は゛表示パネル１４にて表示するデータ項目
を選択するディスプレイスイッチである。

また前記表示パネル１４．上には、第３図に示すように
、各種表示機構が設けられている。これら各表示機構を
説明すると、３０は本装置が読出状態にセットされてい
る間点灯するＲＥＡＤランプ、３２は本装置が書込状態
にセットされている間点灯するＷＲＩＴＥランプ、讃は
本装置が照合状態にセットされている間点灯するＶＥＲ
ＩＦＹランプであり、３６は装置が書込状態にセットさ
れている際、濾紙１６に書き込まれる集塵条件を、また
は、装置が読出状態にセットされている際、濾紙１６か
ら読み取った集塵条件を表示するデータ表示器である。

このデータ表示器３６には集塵条件の各項目、例えば時
刻。

空気量等が表示されるが、これらいずれの項目の集塵条
件を表示するかは、操作パネル１２上に設けたディスプ
レイスイッチあの操作により決定される。羽はデータ表
示器側に表示されている集塵条件のデータ項目を表示す
る項目表示ランプである。

第４図は装置の内部構造の実施例を示すブロック図であ
る。

操作パネル１２からは各種キー操作により、各種入力信
号が制御回路４０内に入力される。この制御回路４０は
、マイクロコンピュータおよびＲＡ　Ｍ、ＲＯＭ等の記
憶素子等により形成−されており、外：： 部から読み込まれたデータを一時パ的にＲＡＭ等の記憶
素子に記憶するとともに　、ｍＩ□種キー操作等に応じ
て装置を書込・照合・読出のいずれかの状態に制御する
。そして、この制御回路４０は、磁気ヘッド４２を介し
て濾紙１６への集塵条件の書込記録作業および濾紙１６
に記録された集塵条件の読出作業を行う。前記磁気ヘッ
ド４２はカードスル−１８内部の濾紙１６の記録部と対
向する位置に取り付けられている。

またカードスルー１８の内部には、濾紙１６の送り機構
４４が設けられている。この送り機構４４は濾紙１６を
手動によってカードスルー１８内でスライドさせること
もできるが、制御回路４０により制御されカードスルー
１８内に挿入された濾紙１６を自動送りする構造として
もよい。

また表示パネル１４は制御回路４０により制御され、各
種データが表示される。

なお制御回路４０は、第５図に示すように、内部に設け
られた各種インターフェイス４６．４８．５０を介して
操作パネル１２φ各種キー、表示パネル１４の１ 各種表示機構、磁気全、ラド４２等にそれぞれ接続さ１
： れている。　　　　１旨１．１゜ 本発明は以上の構成から成り、次にその作用を、本装置
が（１）書込状態　（２）照合状態　（３）読出状態の
それぞれにセットされる場合に分けて説明する。

（１）書込状態 本装置が読出状態等にあるとき、濾紙１６に例えば次の
（ａ）〜（ｆ）に示す集塵条件を書き込み記録させる場
合には、次のように、装置およ・び濾紙１６を操作すれ
ばよい。

■　まず次の（ａ）〜（ｆ）に示す各項目に対応した集
塵条件をデジタルスイッチ２２によりセットする。

（ａ）　　集塵器の番号（ＳＡＭＰＬＢＲＮｏ、　”）
最大値９９（ｂ）　　濾紙の番号（ＳＡＭＰＬＥ　ＮＯ
，）　　００〜９９（Ｃ）　　集塵開始時刻（ＳＡＭＰ
ＬＩＮＧ　５ＴＡＲ，Ｔ　ＴＩＭＥ　）月・日・時・分 （ｄ）　　集塵時間（ＳＡＭＰＬＩＮＧ　ＴＩＭＥ　）
　　最大値９９９時間５９分　− （ｅ）　　集塵空気容量（ＳＡＭＰＬＩＮＧ　ＡＩＲＶ
ＯＬ、）　　最大値９．９９　Ｅ９　（ｌ　） （ｆ）　　ＥＸＴ、ＡＩＲＶＯＬ、　　最大値９．９９
　Ｅ９　（ｍ３）■　以上のデジタルスイッチ２２によ
る集塵条件のセットが終了した時点でデータ・セットス
イッチ２４をオンする。これにより、制御回路４０は書
込状態に切り替わり、表示パネル１４のＷＲ，ＩＴＥラ
ンプ３２が点□灯し、前記（ａ）〜（ｆ）の項目に対応
する集塵条件は制御回路４０内の記憶素子に一時的に読
み込み記憶される。

■　このようにしてセットされた集塵条件は、各項目ご
とに表示パネル１４のデータ表示器３６に表示して確認
することができる。これを第６図に基づき説明すると、
データ表示器３６にはディスプレイスイッチ四をオンす
るごとに集塵開始時刻（８ＡＭ−ＰＬＩＮＧ　５ＴＡＲ
Ｔ　ＴＩＭＥ　）、集塵時間（ＳＡＭＰＬＩＮＧ　ＴＩ
　−ＭＥ）、集塵空気容量（ＳＡＭＰＬＩＮＧ　ＡＩＲ
ＶＯＬ、）、外部空気容量（ＥＸＴ、　ＡＩＲＶＯＬ、
）の各項目が順次表示される。そして、データ表示器３
６にいずれの項−目の集塵条件が表示されているかは、
これら各項目と対応して設けられた項目表示ランプ３８
の点灯により理解される。

■　なお前記デジタルスイッチ２２の操作を誤り異なっ
た集塵条件をセットした場合には、リセットスイッチ２
６をオンすればよい。このリセットスイッチ２６により
、本装置は読出状態に切り替わるため、集塵条件を再入
力する場合には、前記■。

■の操作を再度行えばよい。

また本実施例の装置にあっては、前記（Ｃ）　、　（ｄ
）に示す集塵条件の項目、すなわち集塵開始時刻と集塵
時間とが、ありえない時間にセットされ、これがデータ
セットスイッチ２４の操作により制御回路４０に読み込
まれると、エラーと判断され、警報ブザーが鳴る。この
ような場合にも、リセットスイッチ２６をオンすれば、
ブザーは停止し、装置は読出状態に切り替わる。従って
、集塵条件を再入力する場合には、前記■、■の操作を
再度行えばよい０ ■　そして、前記■、■の操作により、本装置は書込状
態にセットされており、この状態で第７図に示すように
、カート１スルー１８内にｐ紙１６を挿入し、図中矢印
で示す方′：向に一定速度でスライドさせれば、Ｆ紙１
６の磁気記録部に磁気ヘッドを介して制御回路４０内に
−１１９憶されている前記（ａ）〜（ｆ）の項目に対応
すｊ集塵条件が書き込み記録される。

（２）照合状態 前記書込状態の■の操作、すなわちＦ紙１６の磁気記録
部への集塵条件の書込記録操作が終了すると、制御回路
４０はこれを判別し自動的に照合状態に切り替わり、表
示パネル１４ＯＶＥＲ，ＩＦＹランプ３４が点灯し、Ｗ
ＲＩＴＥランプ３２は消灯する。この状態で、集塵条件
が書き込み記録された濾紙１６を、第７図に示すように
、カードスルー１８内に挿入し、図中矢印で示す方向に
スライド操作することにより、ν紙１６の磁気記録部に
記録された集塵条件は磁気ヘッド４２を介して読み出さ
れ、制御回路４０において記憶素子に一時記憶されてい
る集塵条件と照合され、両者が一致すると判断された場
合には、本装置は自動的に照合状態から続出状態に切り
替わり、表示パネル１４のＶＥＲＩＦＹランプ３４は消
灯し、ＲＥＡＤランプ３０が点灯する。

まだこの照゛′□合操作において、ν紙１６から読み出
された集塵−と制御回路４０に一時記憶されている集塵
条件とが一致しないと判断された場合には、警報ブザー
が鳴９不一致を知らせる。この場合には、リセットスイ
ッチ２６をオンし、゛本装置をいつたん読出状態に切り
替え、次に述べる続出作業を行い、濾紙１６に書き込み
記録された集塵条件をチェックする。

（３）読出状態 本装置が読出状態にセットされるのは、前記照合状態で
Ｆ紙１６に記録された集塵条件が制御回路４０内に一時
記憶されている集塵条件と一致すると判断された場合、
あるいは前記書込状態または照合状態において、リセッ
トスイッチ２６がオン操作された場合である。このよう
にして１本装置が続出状態にセットされている場合には
、表示パネル１４のＷＲＩＴＥランプ３０が点灯し、こ
れを表示する〇この状態で、第７図に示すように、集塵
条件が書き込み記録されたｐ紙１６をカードスルー１８
内に挿入し、図中矢印で示す方向へスライド操作するこ
とにより、Ｆ紙１６の磁気記録部に記録された集塵条件
は磁気ヘッド４２を介して読み出され、表示パネル１４
のデータ表示器３６に表示される０このデータ表示器あ
に表示される集塵条件の項目の選択は、ディスプレイス
イッチ四のオン操作によって行われる０すなわち、デー
タ表示器３６に表示される集塵条件の項目は、前記書込
状態の（１）の■に述べたと同様に、第６図に示すよう
に、ディスプレイスイッチ四をオン操作するごとに切り
替わって表示される。

また前記読出作業にエラーが生じると、警報ブザーが鳴
り、これを知らせる。この場合には、リセットボタン２
６をオンし、警報ブザーを止め、カードスルー１８内に
濾紙１６を挿入し、再度読出操作を行えばよい。

また前述した書込照合装置では、Ｆ紙１６への集塵条件
の書込記録作業と照合作業とを別々に分けて行う必要が
ある。第８図はこのような作業を１回で行うよう改良し
九書込照合装置の説明図であり、図に示すように、本実
施例においては、Ｆ紙１６への集塵条件書込用磁気ヘッ
ド４２ａと書き込まれた集塵条件の読出用磁気ヘッド４
２ｂとを設けた点に特徴がある。すなわち、本実施例の
装置は前記各磁気ヘッド４２ａ　、　４２ｂがカードス
ルー１８内に設置され、カードスルー１８内に第７図に
示すように挿入された濾紙１６を図中矢印で示す方向に
スライドする際、書込用磁気ヘッド４２ａを介して濾紙
１６の磁気記録部に集塵条件を書き込み記録し、書き込
まれた集塵条件を読出用磁気ヘッド４２ｂを介して読出
制御回路４０内に記憶されている集塵条件と一致するか
否かを照合判定する構造に形成されている。

以上本発明によれば、集塵器の集塵条件を集塵用濾紙に
磁気的に正確に書き込み記録することにより、ｖ紙の放
射能測定値の評価を行う際、濾紙の集塵条件を自動読取
装置を用いて自動的に読み取り演算処理することを可能
とし、特に多数の集塵器を用いて放射性ダストモニタを
行う場合にも。

各集塵器に取り付けられた各濾紙の放射能測定値の評価
を迅速かつ正確に行うと：、トができ、精度の高７放射
線管理を可能とす６−．１：１−用Ｆ紙何集塵条件の書
込照合装置を提供する′チとができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る集塵条件の書込照合装置の実施例
を示す外観斜視図、第２図は第１図の装置の平面図、第
３図は第１図の表示パネルの説明図、第４図および第５
図は本発明の実施例のブロック図、第６図はデータ表示
器に表示される表示内容の説明図、第７図はカードスル
ー内に濾紙を挿入した状態の説明図、第８図は本発明の
他の実施側番示すブロック図である。 １６・・・集塵用濾紙。 出願人　アロヵ株式会社 ：１′ ：：。 ・、、、′。 牙１図 才３図 才４図 オフ図 第５　目 オ６図 、才８妬

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　放射性ダストモニタの集塵器に着脱自在に装
   着される集塵用濾紙に、前記集塵器での集塵条件を磁気
   的に書き込み記録するとともに、濾紙に書き込み記録さ
   れた集塵条件を前記書込に用いた集塵条件のデータと照
   合し、Ｆ紙に集塵□条件が正確に書き込み記録されたか
   否かを判定することを特徴とする集塵条件の書込照合装
   置。