JPS6327238Y2 - - Google Patents

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JPS6327238Y2
JPS6327238Y2 JP2883584U JP2883584U JPS6327238Y2 JP S6327238 Y2 JPS6327238 Y2 JP S6327238Y2 JP 2883584 U JP2883584 U JP 2883584U JP 2883584 U JP2883584 U JP 2883584U JP S6327238 Y2 JPS6327238 Y2 JP S6327238Y2
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JP2883584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、タイムレコーダの技術分野で利用さ
れるものであつて、具体的には、タイムカードに
代えて使用者(各個人)を識別できる情報を記録
したカード(以下単にIDカードと云う)を使用
して、各個人別就業データの記録及び集計を行な
うことができる所謂カード式タイムレコーダに実
施して好適な印字データ表示部に関する。
〔従来の技術〕 タイムカードに代えてIDカードをレコーダに
挿入して就業データの記録を行なうカード式タイ
ムレコーダは、カードにいちいち就業データをプ
リントアウトする必要が無く、記録は全てレコー
ダ用のメモリにフアイルして必要に応じて読出す
仕組に成つている関係上、タイムカード方式の様
な面倒なカードの段位置制御が不要と成り、ま
た、プリンタの印字制御も簡単な横移動制御だけ
で済むから、その分構成を簡単にできると共に、
1回の記録操作時間を短縮できる利点を備えてい
る。
しかし、この種形式のタイムレコーダでは、出
社時刻とか残業時間等の各種就業データが正しく
記録されているかどおかを活字によつて直接目視
確認できない不安があり、また、入力操作の間違
い等が原因で記録に誤りが生じた場合、これを見
分けて発見することが容易でないといつた問題が
あつた。
そこで従来は、現在時刻とか月、日等を表示す
るレコーダの表示部に就業データ専用のデータ表
示部を設け、IDカードの挿入に従つてこのデー
タ表示部に記録する就業データをセグメント表示
(電気表示)したり、或は、データ保存のために
その都度レコーダ内部のプリンタがロール状の記
録紙にプリントアウトする就業データを、レコー
ダに設けた表示窓を透して使用者に目視確認させ
ることによつて前述の問題に対処していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが、長年タイムカード上に直接プリント
アウトした活字を確認することに慣れ親しんでい
る者にとつて、単なる電気的な表示だけでは不安
感が強くて即座に信頼性を得ることが難しい問題
があり、また、記録紙上にプリントアウトして目
視確認させる方法は、単に現在時刻を記録紙上に
順番に並べてプリントアウトする形式を採用して
いるため、そのプリント表示がどの勤務項目(就
業内容)に属しているのかを判断することが難し
かつた。
また、上記の項目内容を確認させるために、記
録紙上に現在時刻と共に「出社」「退社」等の各
項目文字をその都度一諸に印字したり、内容確認
用のレシート等を別途発行したりすることも考え
られたが、これ等項目印字やレシート発行を行な
うと、1回の記録に要する時間が長く掛つてしま
つて、忙しい出退勤時間帯の印字にそぐわない問
題があり、加えて、複雑な制御機構とか、レシー
ト発行器等を附加する必要性が生じて、タイムレ
コーダの製造コストが高く成つてしまい、且つ、
レコーダの使用操作も面倒に成つてしまうと云つ
た問題があつて、今だに製品化されていないのが
現状である。
従つて、本考案の技術的課題は、IDカードの
挿入に従つて記録紙上に順次プリントアウトされ
る就業データを、レコーダに設けた表示窓を透し
てそのデータ表示がどの就業項目に属するのかを
直ちに目視確認できる様にすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に於
いて講じた手段は以下の如くである。
(1) 個人識別情報を備えたカードを挿入すると、
出退勤の時刻とかイレギユラー勤務データ、或
は、実働時間と云つた各種の就業データを演算
して、これ等の就業データを当該個人のメモリ
にフアイルし、更に、プリンタがレコーダ内部
にセツトしたロール状の記録紙にプリントする
と共に、このプリントした就業データをレコー
ダに設けた表示窓を透して目視確認できる様に
構成したタイムレコーダに於いて、上記プリン
タによる各就業データのプリントを、当該個人
の識別情報と一緒に一度に上記表示窓の範囲内
に表示できる様に記録紙上の決められた位置に
配列してプリントせしめること。
(2) 上記の各就業データが表示される上記表示窓
の面には、各データの表示位置に近接させて各
データの項目を表わしたインデツクスを設ける
こと。
但しここに於いてイレギユラー勤務データと
は、残業とか早出或は遅刻、外出と云つた通常勤
務以外の就業データを意味する。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、当該個人の各就業データ
を、個人名とか社員番号と云つた個人識別情報
と一緒に、表示窓を透して一枚の画面として目
視確認できる様にプリント表示するから、表示
窓に表示されたプリントデータが自分の就業デ
ータであり、また、就業データに間違いがある
か否かの確認を一目で容易に、且つ、正確に行
なうことを可能にする。
上記(2)の要素は、表示窓の部分に表示される
プリントデータの項目内容を、表示窓面に設け
たインデツクスと照合することによつて容易に
確認できるため、タイムレコーダによる就業デ
ータの記録をいちいちシートとかタイムカード
等を見なくても正確に把握可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によつて上
述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の
問題点を解消することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案の好適な一実施例を、
添附した図面と共に詳細に説明する。
第1図並びに第2図に於いて、1はタイムレコ
ーダの本体であつて、2はレコーダ本体1の上面
1aに設けたIDカードTの差込口を示し、この
差込口2の内奥にはカードガイド通路3が連設さ
れている。4aと4bはガイド通路3の入口両側
に設けた検知素子で、この等の素子4a,4bが
IDカードTの挿入を検知すると、カード送り用
モータ(図示せず)が起動してカード送りローラ
5,6を回転し、IDカードTをガイド通路3の
内側に設けたカードリーダ7に向けて送り込み、
カードリーダ7がIDカードTに磁気記録した使
用者の個人コード(社員コード)を読取ると、上
記モータがローラ5,6を逆回転してIDカード
Tを差込口2に送り戻す仕組に成つている。
また、第2図に於いて8は表示器で、この表示
器8はレコーダ本体1の上部前面に設けた一方の
表示部9に差込まれたIDカードTに記録されて
いる個人コード番号9aと、必要に応じて氏名9
bとか所属部所等をセグメント表示すると共に、
他方の表示部10には、月、日10aと現在時刻
10bをセグメント表示する仕組に成つている。
11はレコーダ本体1の平面部1bに設けた表
示窓で、これには透明板11Gが嵌込まれてい
る。第2図に於いて、12は表示窓11の内側に
間隔13をあけて並設したガイド板で、この間隔
13には一端を繰出しリール14に巻装し、他端
を巻取リール15に巻装したロール状の記録紙Y
が、印字面を表示窓11に向けて間欠的に通過す
る様に構成されている。16は記録紙Y上に就業
データをプリントするドツトプリンタで、17は
プラテン、18はドツトプリンタ16をプリント
移動せしめるカム軸、19はカム軸18を制御回
転するモータ、20は前記巻取リール15を回転
する用紙送りモータである。
第4図は上述した表示窓11の一実施例を示し
た平面図であつて、透明板11Gの略中央にはイ
ンデツクス部21が形成され、このインデツクス
部21を挾んでその上下が夫々透明な表示部11
a,11bに成つている。インデツクス部21は
大きく上下2段に区画され、上段の左側には
「月、日」のインデツクス22が、右側には「個
人コード」と「氏名」のインデツクス23が表示
され、また下段部には、左から「出社」、「退社」、
「シフト」、「残業」、「トータル」の各インデツク
ス24,25,26,27,28が順番に表示さ
れている。また、第1図に於いて、29は勤務シ
フトの種別等、各種必要な情報を入力するキーボ
ードである。
第3図は本考案のプリントデータ表示部を実施
するタイムレコーダの電気的構成を示したブロツ
ク図で、このタイムレコーダは所謂マイクロコン
ピユータを中心に構成されている。図中、30は
中央演算処理部(以下CPUと云う)を示し、前
述したカード送り用モータ(図示せず)、カード
リーダ7、表示器8、移動用のモータ19を含む
プリンタ16、用紙送りモータ20、及び、キー
ボード29の各機構と、プログラムメモリ、ワー
キングメモリ、設定テーブルメモリ、並びに、個
人のフアイルメモリ等から成るメモリ31、更に
は、時計回路(図示せず)が夫々バスを介してこ
のCPU30に接続されている。CPU30はメモ
リ31のプログラムに従つて各種の就業データを
演算し、且つ、これ等の各データを個人別フアイ
ルに記憶させると共に、プリンタ16を制御して
上記の各就業データを一度に上記表示窓11の範
囲内に表示できるように、記録紙Y上の決められ
た位置に配列してプリントアウトし、更に、用紙
送りモータ20を制御して上記のプリント部分が
丁度表示窓11の内側に位置する様に記録紙Yを
送る作業を行なう仕組に成つている。
上記タイムレコーダの作用を更に詳しく説明す
れば、カードリーダ7が挿入されたIDカードT
の個人コードを読取ると、当該個人の就業データ
が演算され、且つ、当該個人のフアイルにこれ等
の就業データが記憶されると共に、表示器8が該
当の個人コード9aと氏名9bを表示部9に表示
し、現在が出社時の場合は、プリンタ16が記録
紙Y上の決められた位置に第5図Bの様に月、日
Y1、個人コードと氏名Y2、出社時刻Y3をプ
リントし、プリント終了後は直ちに用紙送りモー
タ20が巻取リール15を回転して記録紙Yを巻
取り移送し、上記プリント部分を表示窓11の内
側にセツトする。
上記の各プリントY1〜Y3は表示窓11の各
インデツクス22,23,24に対応した位置に
行なわれる様に制御され、従つて、第5図Aの様
にこれ等の各インデツクスと対象することによつ
てプリントされた出社時のプリントデータを正確
に確認することができる。
同様に、第6図AとBは退社時の表示例であつ
て、退社時には上記のプリントY1〜Y3が行な
われると共に、退社時刻と一日の勤務トータル時
間の各プリントY4,Y5が該当インデツクス2
5,28に対応してプリントアウトされ、更に、
例えば残業の様な各種のイレギユラー勤務時間の
場合は、第7図A,Bの如く上記の各プリントY
1〜Y5に加えてイレギユラーの種別とその所要
時間の各プリントY6,Y7が該当インデツクス
26,27に対応させてプリントアウトされる。
また、早退とか遅刻と云つたその他各種のイレギ
ユラー勤務データも同様に表示できることは勿論
である。
尚、図示したインデツクス22〜28の種類、
配列は実施の一例であつて、使用目的に応じて適
宜設計変更されることは当然である。
〔効果〕
本考案に係るタイムレコーダに於けるプリント
データ表示部は以上述べた如くであるから、表示
窓の位置に向けて送られて来るプリント済就業デ
ータを、表示窓に設けたインデツクスに照して読
むことにより、そのデータが自分のものであるか
否かの点と、そのプリントデータがどの勤務項目
に属するデータであるか点を容易に、且つ、正確
に判断でき、またデータの間違いも簡単に発見で
きる利点を備えるものであつて、退社時等にその
日の就業データを確認させるためにレシート発行
する手間も省くことができるものであつて、構成
が簡単で実施が容易である点と相俟つて、カード
式のタイムレコーダに実施して洵に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプリントデータ表示部を実施
したカード式タイムレコーダの一例を示す斜視図
で、第2図はその一部断面側面図、第3図はカー
ド式タイムレコーダの電気的構成を示したブロツ
ク図、第4図はインデツクスが設けられた表示窓
の平面図、第5図Aは出社就業データが示されて
いる表示窓の平面図で、第5図Bは出社就業デー
タがプリントされている記録紙の平面図を示し、
第6図Aと第6図Bは退社時の就業データが表示
及びプリントされている表示窓と記録紙の各平面
図、第7図Aと第7図Bは残業時の就業データが
表示及びプリントされている表示窓と記録紙の各
平面図である。 T……IDカード、Y……記録紙、1……レコ
ーダ本体、11……表示窓、16……プリンタ、
22〜28……インデツクス、30……CPU、
31……メモリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 個人識別情報を備えたカードを挿入すると、出
    退勤の時刻とかイレギユラー勤務データ、或は、
    実働時間と云つた各種の就業データを演算して、
    これ等の就業データを当該個人のメモリにフアイ
    ルし、更に、プリンタがレコーダ内部にセツトし
    たロール状の記録紙にプリントすると共に、この
    プリントした就業データをレコーダに設けた表示
    窓を透して目視確認できる様に構成したタイムレ
    コーダに於いて、上記プリンタによる各就業デー
    タのプリントを、当該個人の識別情報と一緒に一
    度に上記表示窓の範囲内に表示できる様に記録紙
    上の決められた位置に配列してプリントせしめる
    と共に、これ等のデータが表示される上記表示窓
    の面には、各データの表示位置に近接させて各デ
    ータの項目を表わしたインデツクスを設けたこと
    を特徴とするタイムレコーダに於ける印字データ
    表示部。
JP2883584U 1984-02-29 1984-02-29 タイムレコ−ダに於ける印字デ−タ表示部 Granted JPS60144168U (ja)

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JP2883584U JPS60144168U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 タイムレコ−ダに於ける印字デ−タ表示部

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JP2883584U JPS60144168U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 タイムレコ−ダに於ける印字デ−タ表示部

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Publication Number Publication Date
JPS60144168U JPS60144168U (ja) 1985-09-25
JPS6327238Y2 true JPS6327238Y2 (ja) 1988-07-22

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JP2883584U Granted JPS60144168U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 タイムレコ−ダに於ける印字デ−タ表示部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02110684A (ja) * 1988-10-19 1990-04-23 Fujitsu Kiden Ltd タイムレコーダ

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JPS60144168U (ja) 1985-09-25

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