JP2623120B2 - 顧客管理装置 - Google Patents

顧客管理装置

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JP2623120B2
JP2623120B2 JP16367188A JP16367188A JP2623120B2 JP 2623120 B2 JP2623120 B2 JP 2623120B2 JP 16367188 A JP16367188 A JP 16367188A JP 16367188 A JP16367188 A JP 16367188A JP 2623120 B2 JP2623120 B2 JP 2623120B2
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  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、顧客サービスの一環として比較的規模の小
さな商店等で利用されるものであって、具体的には、顧
客の購入代金を顧客別に集計可能にした顧客管理装置に
関する。
〔従来の技術〕
規模の大きなスーパーマーケットとかガソリンスンタ
ンドと云った小売店では、コンピュータを利用したPOS
システム等の導入によって、顧客の購入代金をその都度
顧客別ファイルに記憶し、これ等ファイルからデータを
呼出して集計することにより、家計簿代りに使用可能な
代金の支払明細を出したり、集計額に従って代金の一部
無料とか割引、或は、景品プレゼントと云った各種のサ
ービスを行なっている。しかし、上記コンピュータ等の
装置を設備できない小規模小売店の場合は、顧客に予め
サービスカード(台紙)を手渡し、このカードに購入代
金に応じた数のシールを貼ったり、スタンプを押したり
することにより、これ等シール及びスタンプの数に応じ
て上述の如き各種のサービスを行なっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
所が、上述したシールとかスタンプを用いた集計サー
ビスの場合は、例えば500円で1個の様に購入代金に応
じてシールとかスタンプの数を計算し、且つ、これ等計
算した数のシール或はスタンプをサービスカードに並べ
て接着及び捺印する作業が非常に面倒であるとか、決め
られた金額の前後端数分はそのまま切捨てられてしまう
から、正確な金額を集計できないとか、切捨てられた分
だけ顧客が損をすると云った問題があると共に、これ等
シール及びスタンプを接着し、捺印したサービスカード
を見ても、何日にいくら使ったのかを正確に確認するこ
とができないから、これを家計簿代りに使用することは
不可能であった。
従って本発明の技術的課題は、シールを貼ったりスタ
ンプ押したりしなくても、キー入力操作だけで代金を顧
客別に記憶でき、且つ、その代金の支払日もカード上か
ら容易に判断できると共に、これ等代金データの記録を
比較的低コストで入手できる様にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するための本発明で講じた手
段を以下の如くである。
(1)顧客カードを記録したカードの裏面に、日曜から
土曜迄の1週間分の曜日欄に続けて、夫々金額マーク用
の印字欄を多段形成したカレンダー式印字表を設て成る
IDサービスカードを用いること。
(2)上記IDサービスカードに記録されている顧客コー
ドを読取る読取手段と、キー操作によって入力された金
額に相当する金額マークを上記IDサービスカードに形成
したカレンダー式印字表上の該当印字欄に印字する印字
手段と、上記キー入力された金額を顧客別ファイルの記
憶せしめる記憶手段とを備えた記録機を用いること。
(3)前記の記録機に、前記IDサービスカードに変えて
IDタイムカードが差込まれると、このIDタイムカードに
形成したカレンダー式就業データ印字表表の該当印字欄
に出退時刻を印字し、且つ、この出退時刻を個人別ファ
イルに記憶する就業データ記録手段を具備せしめるこ
と。
但しここに於いて顧客コードを記録したカードとは、
表面にバーコードとか磁気等で顧客コードを記録した例
えば85.60mm×54mmの大きさのIDカードを意味する。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)で述べた要素は、顧客が支払った代金に
代わる金額マークを、各月のカレンダーに合わせて各曜
日順に並べて印字欄内に印字できるから、日付がなくて
も各月の曜日から日付を判断して、一目で支払った代金
を日付別に確認可能とすると共に、小さなスペースの中
に1ケ月の金額データを整然と、而も、確認し易く印字
することを可能とする。
上記(2)で述べた要素は、上記のIDサービスカー
ドの差込みを受けると、顧客コードが読取られて顧客が
特定化される一方、顧客の支払代金をキー入力すれば、
金額に代る各種形状の金額マークが該当日付欄に印字さ
れるため、いちいちカードにシールを貼ったりスタンプ
を押す必要がなく、金額の記録を極めて短時間で正確に
行なうことを可能にする。更に、カードの各印字欄には
金額マークが印字されて大まかな金額を速やかに確認可
能とする一方、正確な金額は顧客ファイルに記憶される
から、金額の間違いとか端数切捨による顧客の阻害を防
止可能とする。
上記(3)で述べた要素は、記録機を顧客のカード
サービス以外に、従業員の出退勤データを記録するタイ
ムレコーダとして使用することが可能であるため、タイ
ムレコーダを1台購入する金額で、実質的に顧客用カー
ドサービス機とタイムレコーダの相方を入手可能とする
ものであって、従って、顧客に対する代金のカードサー
ビスを比較的低コストで実施可能とする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した
技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消
することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本発明に係る顧客管理装置の好適な
実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本発明で使用する記録機の斜視図を示すもの
であって、顧客管理機能とタイムレコーダ機能を備えた
この記録機1には、時刻データ2aとか各種メッセージ2b
並びに購入代金等2cを切換えて表示する表示器2と、第
4図と第5図に示した顧客用のIDサービスカードSCと同
じ構造のIDタイムカードTCの差込口3と、各種データの
入力とか書替等に用いるテンキー4a、クリアキー4b、ト
ータルキー4cから成るキーボード4と、顧客サービスモ
ード表示5aと出退モード表示5bとを切換えて表示するモ
ード切換表示器6と、モード切換キースイッチ6と、ホ
ストコンピュータ等に接続可能な外部通信ターミナル7
が形成され、上記キースイッチ6にキー6kを差込んで顧
客目盛(図示せず)に合わせると、この記録機1のモー
ドを上記のIDサービスカードSCに購入代金等に相当する
金額マークを印字したり、この購入代金を顧客別ファイ
ルに記憶する顧客サービスモードにセットし、また、上
記のキースイッチ6を出退目盛(図示せず)に合わせた
場合には、この記録機1を上記のIDタイムカードTCに各
従業員の出退時刻を印字し、且つ、これ等の就業データ
を各従業員のファイルに記憶せしめるタイムレコーダモ
ードに切換える仕組に成っている。
第2図は上述した記録機1の電気的構成を示したブロ
ック図で、制御部の中心を成すCPU8には基準時計信号を
発信する時計回路9と、システムプログラムを格納した
ROMと顧客別並びに従業員別のメモリファイルを備えたR
AMとによって構成される記憶部10と、I/Oポート11が接
続され、更にこのI/Oポート11には、前述した表示器2
とキーボード4とモード切換表示器5とモード切換スイ
ッチ6と外部通信ターミナル7に加えて、各IDカードS
C,TCの差込みを検知するカード検知器12と、各IDKカー
ドSC,TCを記録機1の内部印字段位置に送り込んだり、
逆に返送(排出)するカード送りローラ用のモータ13
と、両IDカードSC,TCに記録した顧客コード並びに従業
員コードを読取る読取器14と、IDサービスカードSCの印
字欄に第5図の如く金額マーク等を印字したり、IDタイ
ムカードTCの印字欄に出退時刻等を印字するプリンタ15
が接続されていて、夫々が前記記憶部10のROMの格納さ
れているシステムプログラムに従って作動する仕組に成
っている。
第3図は上記記憶部10のROMに格納されている金額メ
モリを示した構成図であって、この実施れでは購入代金
等が500〜1,000円の場合に金額マーク「*」が用いら
れ、同じく3,000円の場合は「●」、5,000円の場合は
「◆」、10,000円の場合は「★」が用いられて、これ等
各マークの組合せによって購入代金が表わされる。即
ち、例えば、購入代金が6,000円の場合は「◆*」のマ
ークか使用され、18,500円の場合は「★◆●*」のマー
クで表わされる様にプログラムされている。
第4図と第5図は本発明で用いる顧客用のIDサービス
カードSCの表面図と裏面図を示したものであって、全体
を印字可能な材料(例えば紙等)を用いて例えば85.60m
m×54mmの大きさに形成したこのカードの表面Smには、
その上縁部分にバーコードで印刷された顧客コードSx
と、使用年月度と顧客名(コードナンバー)を表示する
各表示欄Sy,Szが横一列に形成されている。カード作成
に当っては、このカードSCを前記の記録機1に差込むこ
とにより、プリンタ15が上記顧客コードSx等を一度で印
字することが可能に成っている。
尚、上記のバーコードに変えて顧客カードSxを磁気に
よって形成することも可能であるが、この選択は任意と
する。また、IDタイムカードTCの場合は、上記顧客カー
ドSxの部分に従業員コードが印字され、また、表示欄Sz
には従業員名(コードナンバー)が印字されて使用され
る。
第5図に於いて、Rは上記IDサービスカードSCの裏面
Snに印刷形成したカレンダー式印字表であって、この印
字表Rは最上段に日曜から土曜迄の文字を表示した1週
間分の曜日欄R1〜R7を備え、更にこれ等各曜日欄R1〜R7
の下段に夫々計6段の金額マーク用印字欄Rn…を連続形
成した構成であって、各印字欄Rnの内部は1日2回の来
店を予想して点線によって上下2段に区画されている。
また、Rtは上記印字欄の最下段に形成した集計欄であっ
て、ここには顧客が支払った1ヶ月分の購入代金が集計
されて印字されるが、場合によっては、毎日の印字欄Rn
に印字されている金額マークMの種類別総数量が印字さ
れることもある。
本発明に係る顧客管理装置は、顧客が来店して商品を
購入する都度、その購入代金を、第5図に示した様にカ
レンダー式印字表Rの当日の印字欄Rnに金額マークMに
代えて印字すると共に、この購入代金を記録機1に設け
た記憶部10の顧客別ファイルに記憶せしめ、月末にこの
購入代金を集計して、集計金額に応じた各種のサービス
を行なうものであるが、次に、上記記憶部10のROMに格
納されているプログラムに従って実行される顧客購入代
金の記録処理手順を第6図に示したフローチャートに従
って説明する。
顧客の購入代金を記録するには、先ず第1のステップ
S1で記録機1のモードをキースイッチ6にキーkを差込
んで顧客モードに切換回動してから行なう。
尚、記録機1がキースイッチ6によってタイムレコー
ダモード(出退モード)に切換っている場合には、IDタ
イムカードTCの差込みによって、カレンダー式印字表の
該当印字欄に出退時刻が印字され、且つ、この就業デー
タが従業員別ファイルに記憶されることは前述の通りで
ある。
上記第1のステップS1で顧客モードにセットされる
と、次のステップS2ではモード切換表示器5の表示が顧
客サービスモード表示5aに切換える。
次いで、ステップS3で顧客からIDサービスカードSCを
受取って差込口3に差込むと、次のステップS4ではカー
ド検知器12のカード検知に従って送りローラによるカー
ド送り(引込み)が開始される。
次のステップS5では、コード読取器14がIDサービスカ
ードSCの顧客カードSxを読取り、次いで、ステップS6で
は差込まれたIDサービスカードSCが正規なものであるか
否かが判断される。
ステップS6でIDサービスカードSCが正規なものでない
と判断されると、前記カード送りローラがIDサービスカ
ードSCを差込口3に排出し、加えて、表示器2に不許可
のメッセージ(図示せず)を表示する。
一方、ステップS6で正規なカードでありと判断された
場合には、次のステップS7に進んで送りローラによる印
字段送り制御が行なわれ、更に、次のステップS8で表示
器2に金額入力の指示メッセージ2bが表示される。
次のステップS9で店員等がキーボード4を操作して購
入代金の金額をキー入力すると、ステップS10では表示
器2に上記IDサービスカードSCから読取られた顧客のコ
ードナンバーと購入金額並びに金額マークから成るメッ
セージ2cが表示され、更に、次のステップS11でプリン
タ11が作動し、カレンダー式印字表Rの当日の印字欄Rn
に上記の金額マークMを印字する。
次いで、ステップS12では上記のキー入力された購入
金額を記憶部10に設けた各顧客のファイルに記憶し、最
後にステップS13で上記印字済みIDサービスカードSCを
送りローラで差込口3に排出して処理を終了する。
尚、購入金額を集計する場合には、IDサービスカード
SCを差込んだ後、集計キー4tをオンすることによって記
憶部10に記憶されている各顧客の購入金額が集計され、
カード下段に形成した集計印字欄Rtに印字出力される。
〔効果〕
本発明に係る顧客管理装置は以上述べた如くであっ
て、顧客の購入代金をその都度メモリに記憶し、且つ、
IDサービスカードの印字欄に金額マークとして印字する
ため、いちいちカードにシールを貼ったりスタンプを押
す手間を省くことができ、また、最終的な集計金額はメ
モリから呼出して集計するから、端数の切捨による顧客
の不利益を無くすことができる。また、毎日の購入代金
はカレンダー式印字欄に印字された金額マークを見るこ
とによって、大凡の金額と、何日(何曜日)に購入した
ものかを容易に確認可能とするものであるから、単にシ
ールとかスタンプを端から順番に貼ったり捺印していた
従来のサービスカードに比較して、毎日の購入金額が明
確化され、家計簿代りの機能も発揮できる利点を備える
ものであって、1台でタイムレコーダと併用できる経済
性を備える点と相俟って、比較的小規模な小売店とかガ
ソリンスタンド等で用いて洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる記録機の一例を示した斜視図
で、第2図はその電気的構成を示したブロック図、第3
図は金額マークのプログラム構成図、第4図と第5図は
IDサービスカードの表面図と裏面図、第6図は購入金額
の記録処理手順を説明したフローチャートである。 1は記録機、2は表示器、4はキーボード、6はモード
切換用キースイッチ、8はCPU、10は記憶部、14はコー
ド読取器、15はプリンタ、SCはIDサービスカード、Sxは
顧客コード、Rはカレンダー式印字表、R1〜R7は曜日
欄、Rnは印字欄、Rtは集計欄、Mは金額マーク、TCはID
タイムカード。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客コードを記録したカードの裏面に、日
    曜から土曜迄の1週間分の曜日欄に続けて、夫々金額マ
    ーク用の印字欄を多段形成したカレンダー式印字表を設
    けて成るIDサービスカードと、 上記IDサービスカードに記録されている顧客コードを読
    取る読取手段と、キー操作によって入力された金額に相
    当する金額マークを上記IDサービスカードに形成したカ
    レンダー式印字表上の該当印字欄に印字する印字手段
    と、上記キー入力された金額を顧客別ファイルに記憶せ
    しめる記憶手段とを備えた記録機とによって構成したこ
    とを特徴とする顧客管理装置。
  2. 【請求項2】前記の記録機に、前記IDサービスカードに
    変えてIDタイムカードが差込まれると、このIDタイムカ
    ードに形成したカレンダー式就業データ印字表の該当印
    字欄に出退時刻を印字し、且つ、この出退時刻を個人別
    ファイルに記憶する就業データ記録手段を具備せしめた
    ことを特徴とする請求項(1)記載の顧客管理装置。
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