JPS58164546A - dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法 - Google Patents

dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法

Info

Publication number
JPS58164546A
JPS58164546A JP57048648A JP4864882A JPS58164546A JP S58164546 A JPS58164546 A JP S58164546A JP 57048648 A JP57048648 A JP 57048648A JP 4864882 A JP4864882 A JP 4864882A JP S58164546 A JPS58164546 A JP S58164546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mandelate
salt
water
quaternary
soluble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57048648A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ebara
江原 徹郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKI KOSAN KK
Original Assignee
SANKI KOSAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKI KOSAN KK filed Critical SANKI KOSAN KK
Priority to JP57048648A priority Critical patent/JPS58164546A/ja
Publication of JPS58164546A publication Critical patent/JPS58164546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新たなa−マンデル酸ベンジルエステルの製造
法に関する。
a−マンデル酸ベンジルエステルは、融点93℃を示す
白色の固体で医薬(尿道殺菌剤)、またam*中間体と
して有用な物質である。
この物質は、1923年にa−マンデル酸ナトリウムと
塩化ベンジルを反応させる方法により初めて合成された
が、この方法によれば両原料が反応し離く、その上、原
料塩化ベンジルが分解して生ずる塩酸のために、折角生
成した該エステルが豪分解してその合成収率を低下さ姥
る欠点があった。
そのため、1’954年以降、a−マンデル酸とベンジ
ルアルコールを反応させて合成する方法が開発され、今
日ではこの方法が該エステル合成法の主流を示すに至っ
て−る。しかしこの方決の出発原料であるベンジルアル
コールは、一般に前記法の出発原料である塩化ベンジル
から製造されるので、塩化ベンジルの4〜5倍という高
価−である。
したがってこの方法も原料費の面から優れた該エステル
の製造法とはなり得なかった。
その他、文献的には、a−マンデル酸バリウム塩トペン
ジルスルホン酸とを反応させて該エステルを製造する方
法も存在するが、原料たるベンジルスルホン酸が得難く
て高価な上に、該エステルの分解が誘発され易いという
欠点があるので実用的な方法であるとは言−得ない。
荷、 それで、廉価なき料を用いて、効率よ〈a−マンデル酸
ベンジルエステルを製造する方法の出現が要望されるの
である。
本発明は、上記の要望に応えるべく為された屯の屯の)
の存在下で、水を媒体として塩化ベンジルと水溶性のd
i −−rンデル酸塩を反応させる方法である。この反
応において、本発明者は第四級塩蓋陽イオン表面活性剤
を触媒として作用するものと考えた。
すなわち、下式に示すように、先づ第(1)段階で、第
四級塩型陽イオン表面活性剤は、水中でdi−マンデル
酸根(陰イオン)と電気的に結合して分子化合物を作る
。この分子化合物は親油性であるために、親油性の塩化
ベンジルと均一に混じり合い、この状態で第(2)段階
として、塩化ベンジルとa−マンデル酸とが反応して、
dl−マンデル酸ベンジルエステルを作るので1.第四
級塩は分子化合物から離脱し、他のa−マンデル酸根と
再び水中で電気的に結合して第(υ段階に移行する。こ
のようにして、上述の挙動が何度も繰り返えされること
によって、a−マンデル酸ベンジルエステルが次第に生
成されてゆくのであろう、と考えた。
第四級塩 分子化合物 吻 +)−−一−−−−−−−−□−−−−−−−−−−−
(1)+(2)CsHiCH(OH)COOM + C
5HxCHxC1水溶性a−マンデル鹸塩 塩化ペンジ
ルー−一→ (aHgcH(OH)COOCHIC@H
@   +11cldl−Y>7”ル酸ベンジルエステ
ル   塊化物できる。
こ−に、Z:g素原またはリン原子 R1,R意、R3,R4,:アルキル、アルアルキル、
シクロアルキル、tたはアリ ール基 M:アルカリ金属またはアムモニウム基X:ハロゲンま
た祉酸根を現わす亀のとする。
本発明は本発明者の考察した上述の仮設的思考に誤りの
ないことが後述の多くの実験によって証な 明されへ後に完成された。
このような本発明の方法は、従来法に比べて次記の利点
をもっている。すなわち、従来の方法で製造する際には
、該エステル中に混入してくる無機塩を除去するために
、再結晶や溶媒抽出などの多大な労力を必要とするが、
本発明製造法によれば、反応媒体として水を用いている
ので、副生ずる無機塩はこの水の中に溶は来り、該無機
塩除去のための再結晶や溶媒抽出工程が省略され得るし
、を友無機塩を含有するdl−マンデル酸さえも、出発
原料として用い得ると言う大きな利点をもってψる。
本発明に使用される水溶性a−マンデル酸塩としては、
a−マンデル酸ナトリウム、 dl−マンデル酸カリウ
ムまたF1a−マンデル酸アンモニウムなどが挙げられ
る。これらの塩は、水中に懸濁しているa−マンデル酸
に、苛性アルカリ(または炭酸アルカリ)かアンモニヤ
を作用させてdi−マンデル酸塩の水溶液とすることに
よって容易に作ることがてき、それをその水溶液のまま
で本発明方法に用−得る。勿論、固体の上記塩を水溶液
の形にして用−ることもできる。なお、水溶性でありさ
えすれば、上記以外のa−マンデル酸塩を使用しても差
しつかえない。
本発明に係る陽イオン表面活性剤は、第四級塩型の陽イ
オン表面活性剤である。さらに評しく述べるならば、前
述の反応図式に示された第N級アンモニウム塩型、第四
級ホスホニウム塩mまたは第四級ピリジニウム塩欄の陽
イオン表面活性剤などが使−得る。たとえばステ了りル
トリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメ
チルアンモニウムクロライド、ペンジルトリメチルアン
モニw) k りoライド、テドラプチルアンモニ?A
^イドpジエンサルフェート、ラウリルトリメチルアン
モニウムクロライド、テトラメチルアンモニラムク四う
イド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド、ベ
ンジルトリブチルアンモニウムタロライド、テトラブチ
ルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアンモ
ニウムタロライド、テトラブチルホスホニウムブロマイ
ド、テトラブチルホスホニウムクロライド、ペンジルト
リフェニルホスホニウムクリライド、N−ラウリルピリ
ジニウムクロライド、N−ラウリルビコリニウムクaラ
イド、またrjN−ペンジルビコリニウ【− ムクpライドなどが挙けられるが、これらへ限定される
ものではなく、第四級塩型の陽イオン表面活性剤であれ
ば広範囲に使用することができる。
陽イオン表面活性剤の使用量は触媒量の使用でよい。一
般にはマンデル酸塩1モル当りO,OS〜o、oosモ
ルを用−る。
反応媒体としての水の使用量は、原料中に含まれるマン
デル酸の換算量値に対し、100〜250弧の量が適当
とされる。
塩化ベンジルの使用量は、理論的には水溶性a−マンデ
ル酸塩と略モル比の反応であるが、実際上は加水分解を
受は易−ので、水溶性dl−マンデル蒙環上りやや少な
く使用することが望ましい。
該酸塩1モル当り、塩化ベンジル約0.8〜0.9モル
の使用が適当とされる。
なお、反応温度F170〜110℃程度、反応時間け4
〜15時間が必要とされる。
以下に実施例および比較例を挙げて、具体的に説明する
が、本発明はその要旨に1とらぬ限り、下記の実施例に
限られるものではない。
実施例1゜ 水80s/中に、dl−4ンデル酸46.11 (0,
307モル)、および苛性ソーダ水溶液(73,9νo
l襲品) 16.6m/を加え、均一な溶液にした後、
テトラブチルアンモニウムブロマイド7.4 f (0
,023モル)と塩化ベンジル351 (0,276モ
ル)とをこれに加え、約100℃で10時間保温攪拌す
る。その1gn5られた反応液を静置して、水不溶性部
分84.5yヲ分掖し、コレラyt & /−# 40
11tk−60℃で溶解さぜた俵、約20℃に冷却する
。そうすると、白色の結晶沈澱を生ずるので、これを濾
過し、乾燥させて、融点93℃のdl−マンデル酸ベン
ジルエステル49f(収率73.2%/理論値)を得た
また、反応液を静置したときに生ずる水溶性部分を1夜
常温で放置すると、a−マンデル酸の酸性ナトリウム塩
(乾燥換算値3g )が析出するので、これを単離し得
る。
実施例2゜ 苛性ソーダ水溶液(73,9won 8品) 16.6
 g/の代りに、苛性カリ17.2yを用い、実施例1
に示した処決をおこなうと、a−マンデル酸ベンジルエ
ステル50.21 (収率75.θ%/理論値)を得る
実施例3゜ マンデル酸ニトリルを塩酸で加水分解して得た溶液1l
Of(dl−マンデル@46.711.塩化アンモニウ
ム16.1pおよび塩酸若干を含む水溶液)を、濃アン
モニア水でP)17.0となる迄中和した後、これにテ
トラブチルアンモニウムブロマイド7.4tと塩化ベン
ジル359とを加え、90〜95℃で9時間保温攪拌す
る。
その後、得られた反応液に実施例1の処決を施し、分液
およびメタノール処理を行えば、dl−マンデル酸ヘン
シルエステル46.8II(収率69.9 %/理論値
)を得る。
実施例4〜18 テトラブチルアンモニウムブロマイド7.41の代りに
、下表記載の陽イオン表面活性剤を、該表所載の量だけ
用い、実施例1に示された処決をおこなうと、dt−マ
ンデル酸ヘンシルエステルが、表示の通り得られた。
比較例1゜ 第四級塩脂陽イオン表面活性剤を全く使用することなく
□実施例1の処決をおζなったところ、a−マンデル酸
ベンジルエステル3.3f(収率5%/理論値)を得た
比較例2゜ dl〜マンデル酸ソーダ53.5!(0,307モル)
とil化ベンジル35 f (0,276モル)とを混
合し、約179℃で10時間加熱攪拌した後、未反応の
塩化ベンジルを溜去し、こ−に得られた残渣にメタノー
ル80g/を加え、60℃でメタノール可溶性成分を抽
出した。得られた抽出液からメタノールを舗夫するとd
l−マンデル酸ベンジルエステル6.71 (収率10
弧/Jl!論値)が得られた。
帥述の説明ならびに実施例かも判るように、本発明は、
第四級塩型陽イオン表面活性剤を反応の触媒とし、本番
反応の媒体として、水溶性マンデル酸埴と塩化ベンジル
とを原料としたa−マンデル酸ベンジルエステルの新た
な製造法であって、従来の該エステル製造方法に比べ、
その操作が簡単であるに奄かかわらず、経済的な製造法
であるということがてきる。
出願人 三喜興産有限★社 代理人 弁理土石関壬生弥

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第四級埴型陽イオン表面活性剤の存在下に、水を反
    応媒体として、水溶性a−マンデル酸塩と塩化ベンジル
    を反応させることを特徴とするa−マンデル酸ベンジル
    エステルの製造法 2)水溶性a−マンデル酸埴は、a−マンデル酸ナトリ
    ウム、a−マンデル酸アンモニウムまたFi dl−マ
    ンデル酸カリな人から運ばれた1種以上の亀のである特
    許請求の範l1l)記載の製造法3)第四級塩型陽イオ
    ン表面活性剤は、第四級アンモニウムm型陽イオン表面
    活性剤、第四数本スホニウ^塩蓋陽イオン表面活性剤ま
    たFifsvg級ピリジニウム塩薯陽イオン表向活性剤
    から遥ばれた1種以上のものである特許請求の範III
    )記載の製造法 4)水溶性a−マンデル酸塩F1a−マンデル酸ナトリ
    ウム、a−マンデル酸アンモニウムまたはa−マンデル
    酸カリウムから選ばれた1種以上のものであり、第四級
    埴型陽イオン表面活性剤は、第四級アンモニウム塩漏陽
    イオン表面活性剤、第四級ホスホニウム塩11陽イオン
    表面活性剤または第四級ピリジニウム塩型陽イオン表面
    活性剤から選ばれた1種以上のものである特許請求の範
    囲l)記載の製造法
JP57048648A 1982-03-25 1982-03-25 dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法 Pending JPS58164546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57048648A JPS58164546A (ja) 1982-03-25 1982-03-25 dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57048648A JPS58164546A (ja) 1982-03-25 1982-03-25 dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58164546A true JPS58164546A (ja) 1983-09-29

Family

ID=12809175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57048648A Pending JPS58164546A (ja) 1982-03-25 1982-03-25 dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58164546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211574A (ja) * 1987-12-23 1989-08-24 Pfizer Inc 生物吸収性ポリデプシペプチド、その製造および用途
JP2005519898A (ja) * 2001-12-27 2005-07-07 アストラゼネカ・ユーケイ・リミテッド 2−(6−置換−1,3−ジオキサン−4−イル)酢酸誘導体の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211574A (ja) * 1987-12-23 1989-08-24 Pfizer Inc 生物吸収性ポリデプシペプチド、その製造および用途
JP2005519898A (ja) * 2001-12-27 2005-07-07 アストラゼネカ・ユーケイ・リミテッド 2−(6−置換−1,3−ジオキサン−4−イル)酢酸誘導体の製造方法
US7718812B2 (en) 2001-12-27 2010-05-18 Astrazeneca Uk Limited Process for the preparation of 2-(6-substituted-1,3-dioxane-4-yl) acetic acid derivates
JP2010132690A (ja) * 2001-12-27 2010-06-17 Astrazeneca Uk Ltd 2−(6−置換−1,3−ジオキサン−4−イル)酢酸誘導体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6318951B2 (ja)
JPH0587079B2 (ja)
JPS58164546A (ja) dl−マンデル酸ベンジルエステルの製造法
CN115572272B (zh) 非布司他及其醛基酯类中间体的制备方法
JP2002003428A (ja) 水および有機溶媒を使用しない条件下でのグリシジルエーテル化合物の合成方法
JP2002275132A (ja) 高純度四級アンモニウム無機酸塩の製造方法
JP2001139586A (ja) 有機りん化合物及びその金属塩の製造方法
JPH0278656A (ja) 2―ヒドロキシ―3―(2―アミノフェニルチオ)―3―(4―メトキシフェニル)―プロピオン酸ラセミ混合物からの(2s,3s)―トレオ型光学的対象体の分割方法
JP3836518B2 (ja) 3−メルカプトプロピオニトリルおよび3−メルカプトプロピオン酸の製造方法
JP2683106B2 (ja) N‐ヒドロキシピラゾールの製法
JP4592158B2 (ja) カルボン酸アリールエステルの製造方法
JP3310104B2 (ja) 2−アミノチオフェノール類の製造方法
JP2007169163A (ja) ホスホリルコリン基含有化合物及びその製造方法
JPS60139627A (ja) 水溶性vic‐ジオールの製造方法
JP2602068B2 (ja) 新規分解性界面活性剤
JP4719446B2 (ja) dl−1,2−ジフェニルエチレンジアミンの製造方法
JPS635037A (ja) 2,3−ジクロル−1−プロペンの製法
JP4397579B2 (ja) 1−置換−4−カルバモイル−1,2,4−トリアゾール−5−オン誘導体の製造方法
KR0182594B1 (ko) 2-브로모-2-니트로프로판-1,3-디올의 제조방법
JPS5931733A (ja) 芳香族カルボン酸ベンジルエステル類の製法
JP2640822B2 (ja) イソオキサゾリジン類の製造方法
KR0183512B1 (ko) 1-히드록시 이소프로필 페닐 케톤의 제조방법
JP2906187B2 (ja) フルオロフェノール類の製造法
JPS58216159A (ja) キノリン誘導体の製造方法
JPS641465B2 (ja)