JPS5931733A - 芳香族カルボン酸ベンジルエステル類の製法 - Google Patents

芳香族カルボン酸ベンジルエステル類の製法

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JPS5931733A
JPS5931733A JP14165782A JP14165782A JPS5931733A JP S5931733 A JPS5931733 A JP S5931733A JP 14165782 A JP14165782 A JP 14165782A JP 14165782 A JP14165782 A JP 14165782A JP S5931733 A JPS5931733 A JP S5931733A
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aromatic carboxylic
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disoxidizing
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Masakichi Yahagi
矢作 政吉
Tetsuo Igaki
井垣 哲夫
Masashi Enotani
榎谷 雅司
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Shin Nisson Kako Co Ltd
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Shin Nisson Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、有機合成反応における中間体としてかあるい
はそれ自体合成繊維の結合材、感熱記録紙における顕色
剤もしくは増感剤として有用な芳香族カルボン酸ベンジ
ルエステル類を簡便且つ有利に製造するための新しい方
法に関する。
遊離の芳香族カルボン酸とハロゲン化ベンジルまたはそ
の核置換誘導体(以下ハロゲン化ベンジル類と称する)
とを反応させて芳香族カルボン酸ベンジルエステル類を
製造する方法としては、(1)アセトンその他の有機溶
媒中でハロゲン化ベンジル類に対して数倍モルのカルボ
ン酸ならびにトリエチルアミンを使用する方法〔[J。
Org、 Ohem、 J 第21巻第820頁(19
5<S)]、(2)過剰のハロゲン化ベンジル類また紘
有機溶媒中におW−(ハロゲン化ベンジルとカルボン酸
とをエポキシ化合物と少量のア2ンの存在下に反応させ
る方法(特公昭46−5771号公報)などが知られて
いる。ま九カルボン酸をナトリウム塩などにしてハロゲ
ン化ベンジル類と反応させて芳香族カルボン酸ベンジル
エステル類を製造する方法も数多く報告されている〔例
えばドイツ特Iff第268,621号明細誉、[y、
 Am、 Ohsm、 Boo、 J第42巻第205
9頁(1920)、rJ、Am、Ohem、soo、J
第43巻第1672頁(1921)、rznd、Fin
g、Ohem、J第58巻第207頁(1946)、お
よび[工nd、 ’Kng。
Chem、 J第69巻第1600頁(1947)参照
〕。
これらの方法を工業的立場から考察すると、(1)の方
法はハロゲン化ベンジル類に対してカルボン酸およびト
リエチルアミンを大過剰に使用しており、(2)の方法
は酸化エチレンのような危険性の大きい物質を扱わねば
ならず、またカルボン酸を塩にして反応させる場合には
反応を高収率で進行させるためにその塩を充分乾燥しな
ければならないなどの難点がある。
発明者等はハロゲン化ペン・ジル類による芳香族カルボ
ン酸のエステル化を鋭意研究した結果、有機溶媒中にお
いて脱酸剤および少量の第3級アミンまたはトリブチル
ホスフィンの存在下に芳香族カルボン酸にハロゲン化ベ
ンジル類を反応させれば危険性の犬なる物質を使用する
ことなく、また塩の乾燥工程を必要とすることもなく、
きわめて容易に高収率をもって芳香族カルボン酸ベンジ
ルエステル類を製造することができることを見出して本
発明を達成したものである。
本発明の方法によってエステル化される芳香族カルボン
酸としては例えば安息香酸、0−lm−またはp−位に
ハロゲン原子、アルキル基、ヒドロキシ基、アル−キシ
基、リアルキルアミノ基またはニトロ基を有する安息香
酸、ベンゼンジカルボン酸、ベンゼントリカルボン酸、
ベンゼンテトラカルボン酸、ナフタレンモノカルボン酸
、ナフタレンジカルボン酸またはそれらの核置換体など
があるが、これらのみに限られるものではなり0 ハロゲン化ベンジル類としては例えば塩化ベンジル、臭
化ベンジル、沃化ベンジル、それらの0−lm−または
p−位に/)ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基ま
たはニトロ基を有する核置換体があるがこれらのみに限
られるものではない。
脱酸剤としては例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムまたは水酸化カルシウムなどがあるが
これらのみに限られるものではなり0 第3級アミンとして紘例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、トリエチルアミン、
N−メチルモルホリン、 N、N−ジメチルベンジルア
ミンなどがあるがこれらのみに限られるものではない。
有機溶媒としてはトルエン、キシレン、モノクロロベン
ゼン、アニソール、フエネトール、 6− 液体パラフィン類、パークレン、クロロセン、メチルイ
ソブチルケトン、ジブチルエーテルなどのそれ自体反応
に不活性のものがあげられるがこれらのみに限られるも
のではなく、ま九ハロゲン化ベンジル類を過剰に用いて
溶媒としての作用を兼ねることも可能である。
本発明の方法において使用する芳香族カルボン酸とハロ
ゲン化ベンジル類との使用割合は本質的には化学量瞼市
量で使用すればよいが両者の価額その他の要因により一
方を小過剰に使用することは任意である。また上記のよ
うにハロゲン化ベンジル類を大過剰に用いて溶媒を兼ね
てもよい。
脱酸剤の使用量は反応に使用する芳香族カルボン酸に対
して尚tオfc抹小過剰の量が好ましい。
第3級アミンまた嬬トリブチルホスフィンの 6− 使用量は反応に使用する芳香族カルボン酸1モル当り0
.05モル程度で効果が現れるが好ましくは[L1〜c
1.5モルを使用する。さらに大量使用しても著しい効
果の向上は見られず、経済的に不利である。
本発明において反応容器中に有機溶媒、芳香族カルボン
酸、・・ロゲン化ベンジル類、脱酸剤および第6級アミ
ンを仕込む順序は全く任意であり、これらの物質の混合
物を攪拌加熱することによって反応が進行する。必要に
応じてハロゲン化ベンジル類を数回に分けて反応系に加
えてもよい。適当な反応温度は100〜200℃である
。有機溶媒中に芳香族カルボン酸と脱酸剤(例えば炭酸
ナトリウム)とを加えて攪拌しても芳香族カルボン酸塩
の生成はみられず(発熱も炭酸ガスの発生もみられない
)、ハロゲン化ベンジル類を加え、さらに少量の第3級
アミンを添加して加熱することによって反応は進行する
注目すべきことはこの反応によって生成する水はそれを
とくに反応系外に除去する必要のないことである。
実施例 1 攪拌機、水ぬきトラップを備えだ還流冷却器および温廣
計を備えたフラスコにトルエン50mg、テレフタル酸
16.6fi、塩化ベンジル215.3Ji’。
無水炭酸ナトリウム10.6.@およびトリエチルアミ
ン1、Ogを仕込み、攪拌しつつ加温して15時間還流
を続けたのちトルエン50−を加え、今後析出物を戸去
した。トルエン母液を炭酸水素す) IJウムのl5c
IJ水f#淑お↓び温湯で洗ったのちトルエンを留去し
、残留物にメタノール5〇−を加え、析出する白色針状
結晶を洲取して乾燥し、融点94.8〜96.5℃のテ
レフタル酸ジベンジルエステル31. I Ii(収率
90チ)を得た。
実施例 2 実施例1におけるテレフタル酸の代りニイソフタル酸1
6.611を用いて実施例1と同様に実験ヲ行って融点
86.0〜84.5℃のイソフタル酸ジベンジルエステ
ル51.911C収率92係)を得た。
実施例 3 実施例1における塩化ベンジルの代りに沃化ベンジル4
3.61を使用して実施例1と同様に反応を行った。5
時間後に社反応杖終結した。実施例1と同様の処理を行
いテレフタル酸ベンジルエステル52.911C収率9
5優)を得た。
実施例 4 実施例1におけるトルエンの代りにn−オクタンを溶媒
として使用して実施例1とほぼ同様の結果を得た。
実施例 5 実施例1におけるトリエチルアミンの代りに 9− N−メチルモルホリン2.0gを使用して実施例1とほ
ぼ同様の結果を得た。
実施例 6 実施例1におけるトリエチルアミンの代りにトリブチル
ホスフィン2.09を用い、フラスコ内に窒素ガスを通
じつつ実施例1と同様に反応を行った。反応の終了後ト
ルエン50−を加え、析出する食塩を戸去し、水50−
を加えて4時間煮沸したのち冷却して水層を分離し、計
ルエン層を炭酸水素ナトリウムの5チ水溶液および温湯
で洗ったのちトルエンを留去した。残留分をメタノール
で処理してテレフタル酸ジベンジルエステル29.4 
、P (収率85チ)を得た。
実施例 7 実施例1に用いたフラスコにノルマルオクタン100−
1安息11酸12.1.p−二トロベンジルクロライド
17.1.炭酸ナトリウム5.31お10− よびN−メチルモルホリン1.Olを仕込み、攪拌しつ
つ加温して5時間還流を続けた。今後析出物を戸去し、
母液含炭酸水素ナトリウムの5饅水溶液および温湯で洗
ったのちノルマルオクタンを留去し、残留物にメタノー
ルを加えて析出する結晶を戸数し、乾燥して安息香酸p
−二トロベンジルエステル24.7.9(収率96チ)
を得り。
実施例 8 トルエン50−1安息香酸12.2&、塩化ベンジル1
2.7&、炭酸水素ナトリウム5.39およびトリエチ
ルアミン1.0gを実施例1と同様のフラスコに仕込み
、攪拌しつつ加温して5時間還流を続けた時点において
ガスクロマトグラフィーにより収率97%で安息香酸ベ
ンジルエステルが生成していることを確認した。
実施例 9 実施例8における安息香酸の代りにp−ヒドロキシ安息
香酸13.8JFを用い実施例8と同様に操作し5時間
後にガスクロマトグラフィーにより収率96チでp−ヒ
トqキシ安息香酸ベンジルエステルが生成してbること
を確認し九。
実施例 10 実施例1にお−て還流冷却器の下に装備した水抜トラッ
プを使用せず、フラスコに直接に還流冷却器をとりつけ
て実施例1と同様の実験を行い、実施例1とほとんど同
じ結果を得た。
実施例 11 実施例10と同様に水抜トラップを用いず、また溶媒と
してメチルイソブチルケトンを用いて実施例1と同様の
実験を行い、テレフタル酸ジベンジルエステル51.9
N(収率92饅)を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機溶媒中において、脱酸剤および少量の第3級アミン
    また紘トリブチルホスフィンの存在下に芳香族カルボン
    酸と・・ロゲン化(ンジルまたはその核置換誘導体とを
    反応させることを特徴とする、芳香族カルボン酸ベンジ
    ルエステル類の製法。
JP14165782A 1982-08-17 1982-08-17 Hokozokukarubonsanbenjiruesuteruruinoseiho Expired - Lifetime JPH0235743B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59135550A (ja) * 1983-01-21 1984-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd アドレス修飾装置
JPS6491236A (en) * 1987-09-30 1989-04-10 Takeshi Sakamura Data processor

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