JPS5815097B2 - インスタント粥の製造方法 - Google Patents
インスタント粥の製造方法Info
- Publication number
- JPS5815097B2 JPS5815097B2 JP56021666A JP2166681A JPS5815097B2 JP S5815097 B2 JPS5815097 B2 JP S5815097B2 JP 56021666 A JP56021666 A JP 56021666A JP 2166681 A JP2166681 A JP 2166681A JP S5815097 B2 JPS5815097 B2 JP S5815097B2
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- JP
- Japan
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- rice grains
- rice
- water
- minutes
- porridge
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、熱湯または温水を加えるだけで、数分間以
内に可食状態に復元することのできるインスタント粥(
雑炊をも含む)の製造方法に関するものである。
内に可食状態に復元することのできるインスタント粥(
雑炊をも含む)の製造方法に関するものである。
従来、米を主原料とするインスタント食品は、種々考案
されてはいるが、熱湯または温水を加えるだけで、数分
間以内に完全に復元され、しかも米粒を蒸煮して作られ
る通常の雨上同様の原形を保った粥状のものが得られる
インスタント食品は未だ市販されていない。
されてはいるが、熱湯または温水を加えるだけで、数分
間以内に完全に復元され、しかも米粒を蒸煮して作られ
る通常の雨上同様の原形を保った粥状のものが得られる
インスタント食品は未だ市販されていない。
粥は、いわゆる重湯の中に柔らかい飯粒が分散し、まろ
やかな口当りのする流動食であり、乳幼児、老人、病人
等の主食になるほか、朝食、レジャー食、美容食または
非常食等としても格好の食品であるが、通常、米に対し
て、たとえば10倍量程度の水を加え、これを長期間(
約1〜2時間がけて弱火を調節しながら、ゆっくりと煮
ることによって作られるため、この間に多大の手間と経
験とを必要きするものである。
やかな口当りのする流動食であり、乳幼児、老人、病人
等の主食になるほか、朝食、レジャー食、美容食または
非常食等としても格好の食品であるが、通常、米に対し
て、たとえば10倍量程度の水を加え、これを長期間(
約1〜2時間がけて弱火を調節しながら、ゆっくりと煮
ることによって作られるため、この間に多大の手間と経
験とを必要きするものである。
また、得られた粥の状態は、良好な食感(粘度、濃度等
)および風味が不可欠の要素である。
)および風味が不可欠の要素である。
最近の日本人の食生活は、時代と共に変化し、長時間を
かけて調理する古来の日本食を敬遠し、パン類を始めと
する洋風加工食品を好み、インスタント化されて手間の
かからない物を利用しようとする傾向にある。
かけて調理する古来の日本食を敬遠し、パン類を始めと
する洋風加工食品を好み、インスタント化されて手間の
かからない物を利用しようとする傾向にある。
この発明は、このような現状に着目し、今や忘れ去られ
ようとしている日本古来の粥(または雑炊)をインスタ
ント化して、余剰米の有効利用とともに、日本人の食生
活の改善をも図ろうとするものであり、さきに特許出願
したインスタント粥の製造方法(特願昭54−1532
01号)をさらに改良して、米粒を予め炒り、直ちに沸
騰水中に投入して、100±2℃で約1分間の煮沸、9
5±2℃で10〜15分間保持、および、85±5℃で
10〜15分間放置して得られる膨潤米をさらに100
±2°Cで10〜20分間蒸した後、水または調味液に
浸漬して冷却し、水切りをして凍結真空乾燥を行なうこ
とを特徴とするインスタント粥の製造方法を提供するも
のである。
ようとしている日本古来の粥(または雑炊)をインスタ
ント化して、余剰米の有効利用とともに、日本人の食生
活の改善をも図ろうとするものであり、さきに特許出願
したインスタント粥の製造方法(特願昭54−1532
01号)をさらに改良して、米粒を予め炒り、直ちに沸
騰水中に投入して、100±2℃で約1分間の煮沸、9
5±2℃で10〜15分間保持、および、85±5℃で
10〜15分間放置して得られる膨潤米をさらに100
±2°Cで10〜20分間蒸した後、水または調味液に
浸漬して冷却し、水切りをして凍結真空乾燥を行なうこ
とを特徴とするインスタント粥の製造方法を提供するも
のである。
以下にこの発明の詳細を述べる。
まず、この発明に用いる米は、通常の梗(うるち)米を
主なものとするが、儒(もち)米を専用または併用して
もよく、粥本来の使用目的からは精米を終わったものが
好ましい。
主なものとするが、儒(もち)米を専用または併用して
もよく、粥本来の使用目的からは精米を終わったものが
好ましい。
このような米は、通常、10%またはそれ以上の水分を
含有しているが、この水分量が5〜7係程度になるまで
弱火で炒る。
含有しているが、この水分量が5〜7係程度になるまで
弱火で炒る。
これは、米粒に細孔または微細な亀裂を作り、つぎの工
程で米をよく膨潤させるために行なうものであって、後
述する米飯粒に多孔組織を与え、凍結真空乾燥後の製品
の復元性を良くするための処理である。
程で米をよく膨潤させるために行なうものであって、後
述する米飯粒に多孔組織を与え、凍結真空乾燥後の製品
の復元性を良くするための処理である。
炒り方が不充分で含有水分が7%を越える状態のものは
、米粒が充分に膨張せず復元性は悪くなり、一方、炒り
過ぎて含有水分が5%未満になったものは、米粒が膨張
し過ぎて米粒に胴割れを生じ、原形保持が困難となり、
焦げ臭が出たりするので、原形を保ち、かつ、焦げ臭の
ないものを得たいときは特に好ましいものとはならない
。
、米粒が充分に膨張せず復元性は悪くなり、一方、炒り
過ぎて含有水分が5%未満になったものは、米粒が膨張
し過ぎて米粒に胴割れを生じ、原形保持が困難となり、
焦げ臭が出たりするので、原形を保ち、かつ、焦げ臭の
ないものを得たいときは特に好ましいものとはならない
。
このようにして炒り終わった米粒を直ちに沸騰水中に投
入する。
入する。
この処理は、米粒の表面層にα化澱粉の薄層をまず最初
に形成させ、後続する工程中における米粒の損壊を防止
する効果を得ようとするために行うものであり、炊米の
重量のほぼ4倍量の沸騰水に熱い炊米を投入する。
に形成させ、後続する工程中における米粒の損壊を防止
する効果を得ようとするために行うものであり、炊米の
重量のほぼ4倍量の沸騰水に熱い炊米を投入する。
投入の際シュという音と共に激しく泡立つが、適宜蓋等
で覆いをし100±2℃で1分間煮沸する。
で覆いをし100±2℃で1分間煮沸する。
ここで、1分よりも長い時間煮沸することは米粒の破壊
を招き、また1分よりも短い時間では、米粒表面に形成
されるα化澱粉層が不充分であって好ましくない。
を招き、また1分よりも短い時間では、米粒表面に形成
されるα化澱粉層が不充分であって好ましくない。
このような操作が終われば、引き続いて、95±2℃の
温度で10〜15分間程度加熱を継続する。
温度で10〜15分間程度加熱を継続する。
これは、米粒をさらに膨潤させ、損壊することなく澱粉
のα化を促進させるために行なうのであって、93℃未
満ではα化の進行が不充分で米粒に芯が残り、97℃を
越える温度では損壊が起る。
のα化を促進させるために行なうのであって、93℃未
満ではα化の進行が不充分で米粒に芯が残り、97℃を
越える温度では損壊が起る。
また、時間も10分未満ではα化が不充分であり、15
分よりも長くすると損壊が起って好ましくない。
分よりも長くすると損壊が起って好ましくない。
なお、この除用いる熱湯の量は、多過ぎると温度上昇を
招き米粒の損壊が起り、また、少な過ぎると米粒の吸水
不足によるα化の進行が阻害され、焦げたりするので、
通常米1重量部に対して4重量部前後の水量とすること
が適当である。
招き米粒の損壊が起り、また、少な過ぎると米粒の吸水
不足によるα化の進行が阻害され、焦げたりするので、
通常米1重量部に対して4重量部前後の水量とすること
が適当である。
すなわち、この工程においては、95±2℃、10〜1
5分の力ロ熱によって、米粒が損壊することなく、熱湯
のほとんど全部を吸収してしまう状態に膨潤させるもの
である。
5分の力ロ熱によって、米粒が損壊することなく、熱湯
のほとんど全部を吸収してしまう状態に膨潤させるもの
である。
′つぎに、先に使用したと同量で90℃の熱湯を加え、
加熱することなく約10〜15分間放置する。
加熱することなく約10〜15分間放置する。
この間に温度は次第に低下して、80〜90℃程度にま
で降下させる。
で降下させる。
この操作は米粒を損壊させずにさらに膨潤させるために
行なうものであり、放置時間が10分未満では膨潤が不
充分であり、15分を越えると損壊を生じる。
行なうものであり、放置時間が10分未満では膨潤が不
充分であり、15分を越えると損壊を生じる。
熱湯中に放置して膨潤させた米粒を、損壊させることな
くさらに膨張させるために、100±2℃にて15分間
蒸す。
くさらに膨張させるために、100±2℃にて15分間
蒸す。
この工程によって、米粒中に含まれる栄養分を損うこと
なく余剰水分を除去することにもなる。
なく余剰水分を除去することにもなる。
余剰水分が除去されると、つぎの工程で調味液に浸漬し
て冷却するとき米粒中に調味液が滲透しやすくなって調
味上好ましくなる。
て冷却するとき米粒中に調味液が滲透しやすくなって調
味上好ましくなる。
蒸し終わった米粒は、澱粉のβ化を抑制するために、室
温もしくはそれ以下の水に浸し、急冷すノる。
温もしくはそれ以下の水に浸し、急冷すノる。
この際に用いる水に、食塩、醤油、出し汁、化学調味料
等を適宜加えておけば、雑炊等に用いる粥として好適の
ものが得られる。
等を適宜加えておけば、雑炊等に用いる粥として好適の
ものが得られる。
水またはこのような調味液のいずれを使用するにしても
、米粒の浸漬時間はなるべく数分以内の短時間が好まし
い。
、米粒の浸漬時間はなるべく数分以内の短時間が好まし
い。
これは、栄養分の流出を防ぐためである。このようにし
て浸漬、冷却を終わった米粒は、取り出してよく水切り
をするが、ここで得られる米粒は、損壊することもなく
、通常の炊飯によって得られる飯粒の2倍程度にまで脹
れた状態のものとなる。
て浸漬、冷却を終わった米粒は、取り出してよく水切り
をするが、ここで得られる米粒は、損壊することもなく
、通常の炊飯によって得られる飯粒の2倍程度にまで脹
れた状態のものとなる。
水切りを終わった米粒は、最後に凍結真空乾燥を行なう
。
。
この凍結真空乾燥は、通常の飯粒の2倍程度にまで膨張
し、α化された米粒を、多孔質の微細構造をもった乾燥
品とするために行なうものであって、特に条件を限定す
る必要はなく、通常の方法(たとえば予め−15〜−5
0℃に予め調整した冷凍室内で前記米粒を凍結させた後
、1rutt−Hg以下の真空下で品温を上昇させなが
ら乾燥させるという方法)であればよい。
し、α化された米粒を、多孔質の微細構造をもった乾燥
品とするために行なうものであって、特に条件を限定す
る必要はなく、通常の方法(たとえば予め−15〜−5
0℃に予め調整した冷凍室内で前記米粒を凍結させた後
、1rutt−Hg以下の真空下で品温を上昇させなが
ら乾燥させるという方法)であればよい。
以上の諸工程を終われば、この発明の方法のすべてを完
了することになるが、この発明によって得られる乾燥品
は、熱湯もしくは温水を加えることによって容易に粥状
に復元し、風味、食感共に良好である。
了することになるが、この発明によって得られる乾燥品
は、熱湯もしくは温水を加えることによって容易に粥状
に復元し、風味、食感共に良好である。
もし、粘り等に不足感のあるときは、復元時に粉末状の
乾燥品を適宜混入して、重湯分を増加させれば任意に増
粘させることができる。
乾燥品を適宜混入して、重湯分を増加させれば任意に増
粘させることができる。
また、この発明の水または調味液による浸漬、冷却の工
程で、水を用いれば調味料を含まない白粥が得られ、調
味液を用いれば予め味付けされた粥が得られることにな
るが、これらを主材料として、別途調理または冷凍乾燥
等の加工をした野菜類、肉類、玉子類、魚介類、海藻類
、きのこ類、油揚、こんにゃく、やきふその他の細片も
しくは粉末、または、必要に応じて各種調味料を適宜補
充すれば、嗜好もしくは目的に適った雑炊を作ることが
できる。
程で、水を用いれば調味料を含まない白粥が得られ、調
味液を用いれば予め味付けされた粥が得られることにな
るが、これらを主材料として、別途調理または冷凍乾燥
等の加工をした野菜類、肉類、玉子類、魚介類、海藻類
、きのこ類、油揚、こんにゃく、やきふその他の細片も
しくは粉末、または、必要に応じて各種調味料を適宜補
充すれば、嗜好もしくは目的に適った雑炊を作ることが
できる。
なお、この発明においては、改質のための化学薬剤等は
全く使用していないので、得られる製品は衛生上きわめ
て安全であり、乾燥状態にあるため長期保存が可能であ
り、かつ、軽量であって携行にも至極便利である。
全く使用していないので、得られる製品は衛生上きわめ
て安全であり、乾燥状態にあるため長期保存が可能であ
り、かつ、軽量であって携行にも至極便利である。
以下に実施例および比較例を示す。
含有水分が14.5%の54年度産精白米(ささにしき
)510gを直径33cmの中華鍋に入れ、ガスレンジ
上で約15分間溝遍なく炒り、5gを取り出して含有水
分を測定したところ7.0%であった。
)510gを直径33cmの中華鍋に入れ、ガスレンジ
上で約15分間溝遍なく炒り、5gを取り出して含有水
分を測定したところ7.0%であった。
この炒った精白米500gを、予め準備した2000g
の沸騰水(100℃)の入ったアルミニウム製鋳物鍋に
速やかに投入し、蓋をして100℃で約1分間沸騰状態
に保ち、その後蓋をとり、引き続き約10分間加熱を続
けた。
の沸騰水(100℃)の入ったアルミニウム製鋳物鍋に
速やかに投入し、蓋をして100℃で約1分間沸騰状態
に保ち、その後蓋をとり、引き続き約10分間加熱を続
けた。
この間の温度は約95℃であり、この時点における米粒
は胴割れを起すことなく、また、芯がほとんど残らない
程度にまで澱粉のα化が進行し、最初の2000gの沸
騰水のほとんど全量は米粒中に吸収された状態となった
。
は胴割れを起すことなく、また、芯がほとんど残らない
程度にまで澱粉のα化が進行し、最初の2000gの沸
騰水のほとんど全量は米粒中に吸収された状態となった
。
つぎに、予め準備した90℃の熱湯2000gを加えて
、加熱をすることなく蓋をした状態で約10分間放置し
た。
、加熱をすることなく蓋をした状態で約10分間放置し
た。
この間に米粒は損壊することなく熱湯を吸収し、一層膨
潤して、澱粉のα化もより促進された状態となった。
潤して、澱粉のα化もより促進された状態となった。
さらに、この米粒をアルミニウム製の蒸篭(せいろう)
に移して、100℃で約15分間溝したところ、米粒に
吸収もしくは付着した余分の水分は除かれ、米粒の澱粉
の膨潤およびα化が一層進み、通常の炊飯で得られる飯
粒の約2倍の大きさに脹れた米粒となった。
に移して、100℃で約15分間溝したところ、米粒に
吸収もしくは付着した余分の水分は除かれ、米粒の澱粉
の膨潤およびα化が一層進み、通常の炊飯で得られる飯
粒の約2倍の大きさに脹れた米粒となった。
この米粒をバ(ざる)に取り出し、速やかに17℃の水
に浸し、適度にかきまぜながら相互に密着している米粒
を個々に分離した後、篭を上下に動揺させながら水切り
を行なった。
に浸し、適度にかきまぜながら相互に密着している米粒
を個々に分離した後、篭を上下に動揺させながら水切り
を行なった。
得られた米粒の全重量は2000gであったが、このう
ち1400gを共和真空工業株;式会社製(RL−1O
NB型)真空凍結乾燥機に入れ、−30℃に凍結した後
、棚温100℃で14時間乾燥させ、真空度が0.O5
mm−Hgに到達し、水分的4%を含む嵩比重0.12
の乾燥品290gを得た。
ち1400gを共和真空工業株;式会社製(RL−1O
NB型)真空凍結乾燥機に入れ、−30℃に凍結した後
、棚温100℃で14時間乾燥させ、真空度が0.O5
mm−Hgに到達し、水分的4%を含む嵩比重0.12
の乾燥品290gを得た。
この乾燥品はほとんどが原形を保った米粒からなり、こ
の50gに熱湯(90℃以上)または温水(60°G)
300ccを加えて5分間保持したところ、本来の粥と
比べ食味、食感などに遜色のないものが得られた。
の50gに熱湯(90℃以上)または温水(60°G)
300ccを加えて5分間保持したところ、本来の粥と
比べ食味、食感などに遜色のないものが得られた。
その復元状態を第1表に示す。
〔比較例 1〕
実施例と全く同じ条件で煮沸、放置および蒸した米粒を
、浸水工程を行なわないで、実施例と同じ条件下で直接
凍結真空乾燥した。
、浸水工程を行なわないで、実施例と同じ条件下で直接
凍結真空乾燥した。
得られた乾燥品は嵩比重が実施例の乾燥品よりもやや大
きく0.16であり、熱湯(90℃以上)および温水(
60℃)による復元速度も第2表のようにやや劣った。
きく0.16であり、熱湯(90℃以上)および温水(
60℃)による復元速度も第2表のようにやや劣った。
〔比較例 2〕
含有水分が14.5φの54年度産精白米(さきにしき
)を実施例に示す方法と同じ要領で炒り、含有水分が7
.01%になったことを確かめた後、その100g、5
00gおよび1000gを、それぞれに対して4倍量の
沸騰水(100°C)の入った小、中および大の鍋に直
ちに投入し、約30分煮沸し、得られた膨潤米飯を水に
浸して粒ごとにほぐし、水切りをした後、実施例と同じ
条件で凍結真空乾燥を行なった。
)を実施例に示す方法と同じ要領で炒り、含有水分が7
.01%になったことを確かめた後、その100g、5
00gおよび1000gを、それぞれに対して4倍量の
沸騰水(100°C)の入った小、中および大の鍋に直
ちに投入し、約30分煮沸し、得られた膨潤米飯を水に
浸して粒ごとにほぐし、水切りをした後、実施例と同じ
条件で凍結真空乾燥を行なった。
この方法は、特願時54−153201号の方法に準拠
するものであるが、30分間の煮沸による米粒の損壊率
は、炊米の1回仕込量が多くなるにつれて高くなり、正
確な数字で示すことは困難であったが、100g仕込み
iのときで約半数のものが損壊していた。
するものであるが、30分間の煮沸による米粒の損壊率
は、炊米の1回仕込量が多くなるにつれて高くなり、正
確な数字で示すことは困難であったが、100g仕込み
iのときで約半数のものが損壊していた。
また、煮沸終了後の水に浸漬して米粒をほぐす過程にお
いても、1回の仕込み量が増加するにつれて、操作も手
荒くなり勝ちであるということも加わって、1 kg仕
込みのときは勿論のこと、500g仕込みのときにおい
ても、はとんどの米粒は二分またはそれ以上に損壊が起
り、原形を保った米粒はきわめて少数であり、実施例に
よって得られたような乾燥品にはならなかった。
いても、1回の仕込み量が増加するにつれて、操作も手
荒くなり勝ちであるということも加わって、1 kg仕
込みのときは勿論のこと、500g仕込みのときにおい
ても、はとんどの米粒は二分またはそれ以上に損壊が起
り、原形を保った米粒はきわめて少数であり、実施例に
よって得られたような乾燥品にはならなかった。
Claims (1)
- 1 米粒を予め炒り、直ちに沸騰水中に投入して100
±2℃で約1分間の煮沸、95±2℃で10〜15分間
保持、および85±5℃で10〜15分間放置して得ら
れる膨潤米をさらに100±2℃で10〜20分間蒸し
た後、水または調味液に浸漬して冷却し、水切りをして
凍結真空乾燥を行なうことを特徴とするインスタント粥
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56021666A JPS5815097B2 (ja) | 1981-02-16 | 1981-02-16 | インスタント粥の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56021666A JPS5815097B2 (ja) | 1981-02-16 | 1981-02-16 | インスタント粥の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57138348A JPS57138348A (en) | 1982-08-26 |
JPS5815097B2 true JPS5815097B2 (ja) | 1983-03-24 |
Family
ID=12061356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56021666A Expired JPS5815097B2 (ja) | 1981-02-16 | 1981-02-16 | インスタント粥の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815097B2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-16 JP JP56021666A patent/JPS5815097B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57138348A (en) | 1982-08-26 |
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