JPS5814728A - 多段重ね合せ式成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多段重ね合せ式成形金型に関する。

多段重ね合せ式成形金型は成形品のより多数個取りに即
応するものであり、金型のより多数化された成形キャビ
ティに合わせて、金型の成形材料流路の全体を大奔量化
することが必要となり、斯くてこの種金型では大容量流
路の溶融成形材料を如何に要領よくマルチ成形キャビテ
ィに１シヨツト下、射出完了させるかが問題となる。

従来、これを解決するにはランナー径を大きくして、流
動抵抗の減小をはかる方法をとっている。

しかしこの先行技術によると、ランナーの大径化に伴い
ランナーのヒーター容量も大きくなって、それだけ金型
側へ高温を波及させる影響が大となり、金型の冷却効果
を悪くする。また同一バーテ７一 イングラインに於て多数個取りとする場合、バーティン
グライン上の単位面積当りの成形キャビティに利用し得
るエリヤがランナーの大径化で縮小される。

本発明はこのような難点を伴うことなく、マルチ成形キ
ャビティに溶融成形材料の必要量を１シヨツト下、射出
完了できる多段重ね合せ式成形金型を提供することを目
的としている。

本発明の多段重ね合せ式成形金型は、ホットランナ−が
成形キャビティ直前まで延びているホットランナ−マニ
ホルドブロックを多段重ね合せ成金型ユニットに組込み
、該ブロックに於けるホットランナ−と成形機の射出筒
とを連絡する延長ノズルを上記ブロックと射出筒との間
に設け、該延長ノズルとブロックに於けるホットランナ
−との８− 協同で溶融した成形材料の必要量を貯留するよう、これ
等延長ノズル及びホットランナ−の総合容量を設定する
と共に、当該ホットランナ−を上記延長ノズルの成形材
料分担貯留分に見合う小径としたことを特徴としている
。

本発明に従えば、ホットランナ−マニホルドブロックと
成形機の射出筒との間に延長ノズルを配し、該延長ノス
ルとブロックに於けるホットランナ−との協同で溶融成
形材料の必要量（一般的には１ショット分でよい）を貯
留するよう、これ等延長ノズル及びホットランナ−の総
合容量を設定したので、そのホットランナ−の径を延長
ノズルの成形材料分担貯留分に見合う小さなものにでき
る。

本発明に於ては上記ホットランナ−は成形キャビテイの
直前まで延びているから、成形材料は成形キャビティの
直前で溶融状態下に待機することになり、このため射出
途次、溶融成形材料は冷却中にある金型の低温により温
度低下されることが少なく、従ってランナーが比較的小
径であるにかかわらず、射出時の流動抵抗は小さい。斯
くして本発明によれば、ランナーを大径にすることなく
、従って金型側への直温の波及を大入くすることなく、
また同一パーティングラインに於ける単位面積当りの成
形キャビティに利用可能なエリヤの縮小を伴うことなく
、多段重ね合せ式成形金型で必要とされる大容量流路内
の溶融成形材ネ・１を１シヨツト下、マルチ成形キャビ
ティにうまく射出完了し得るのである。

更にまた本発明に於ては溶融成形材料の射出時の流動抵
抗が小さいので、必要以上の高圧で充填することなく低
圧充填で良好な成形がなされ、成形品の残留内部応力を
小さくでき、精度の優れた成形品を得ることを保証する
。

以下、本発明の実施例を図面について説明する。

全図面を通じ同符号は同部分を示す。

第１の実施例が第１図及び第２図に示され、第１図の部
分拡大詳細が第２図に示されている。

第１．２図に於て符号（１）が多段重ね合せ代金型ユニ
ット、（２）がそのユニットに於ける各組金型を示し、
各組金型（２）は雄金型（２ａ）及び雌金型（２ｂ）を
有する。これ等金型（２）　、　（２）は背合せ状に配
し、一方の組の雄金型（２ａ）が固定盤（３）に、雌金
型（２ｂ）が可動盤（４）に取付けられ、他方の組の雄
金型Ｃａ）が可動定盤（５）に、雌金型（２ｂ）が別の
可動盤（６）に取付けられている。

１１− 可動定盤（５）を駆動するための油圧プランジャーは符
号（７）により示されている。（８）はホットランナ−
マニホルドブロックで、該ブロックは成形キャビティ（
９）直前まで延びるホットランナ−Ｑｌを有し、該ホッ
トランナ−はスプル０１）に連通ずるメインランナーθ
匂、該メインランナーから背合せ状配置の複数個取り成
形キャビティ（９）・・・、（９）・・・に向は対称に
分岐する二次ランナーＱ３、及び金型ノズルα→に於け
る通路θ均を包含する。上記ホットランナ−マニホルド
ブロック（８）は金型（２）と（２）との間に配せられ
る。可動定盤（５）に可動盤（６）が、可動盤（６）に
ブロック（８）が、ブロック（８）に他の可動盤（４）
がそれぞれ引張りリンク（図示せず）により連結される
。ブロック（８）はランナーＱＯを一定温度に加熱する
ためのカートリッジヒーター等の加熱手段を有する。

−１２＝ 上記ブロック（８）に於けるホットランナ−１より詳し
くはスプルｑυと成形機の射出筒０・との間に設ける延
長ノズルは符号（１７）により指示され、本例の場合該
延長ノズルは射出筒Ｑｔ１９に取付けられている。

該延長ノスル（１７）は上記スプル（１漫のノズルシー
トにノズルタッチすることによりホットランナ−αＱと
射出筒Ｑ・とを連絡する。延長ノズル０ηの内径は、金
型（２）に対する熱の附与をできるだけ少なくするため
に、小径であることが好ましい。同様な目的で、金型ノ
ズル０４）の周囲にはエアーギャップ乃至は空間翰を設
けるのがよい。

上記延長ノズルαηとホットランナ−θＱとの総合容量
は、これ等両者の協同で溶融成形材料の必要量（一般的
には１ショット分）が貯留されるよう、設定される。該
ホットランナ−αＱは上記延長ノズル０′７）の成形材
料分担貯笛分に見合う小さな内径になっている。

上記ホットランナ−マニホルドブロック（８）に於ける
金型ノズル０４）はその詳細が１Ａ２図に示され、皿ば
ね０均により金型（２）のゲート側に押されており、反
対側へ移動可能である。

必要ならば、金型ノズル（１弔は先端部の射出孔０呻を
型開き時に冷却して凝固樹脂によりシールするようにす
るために、第８図に例示するような冷却手段、即ち内部
に必要時に冷却水を流す管翰をノズル先端部に設けても
よい。このようにする場合、射出孔α１の凝固樹脂は金
型ノスル０→上のヒーターぐυにより次回の射出までに
再加熱され、可塑化を復元される。第８図で（イ）はケ
ート、に）はゲートエゼクタ−１（ハ）は成形品エゼク
タ−を示している。

同一バーティングラインに成形キャビティ（９）を４つ
配置する場合、ホットランナ−αりはそれに於けるメイ
ンランナー０埠を、第１図のパーティングライン上の成
形キャビティ配置正面図である第４図に示すような、平
面十字型にして、その周囲に成形キャビティ（９）を配
置すればよく、８つ配置の場合には同様な正面図である
第５図に示すような、平面積Ｈ型にして、その周囲に成
形キャビティ（９）を配置すればよく、其他の複数配置
については第４．５図の例示に準じて適宜の型にすれば
よい。

延長ノズルθηは１例に代え、第６図に示すように射出
筒（ｌと分離し、固定盤（３）に取付けてもよい。

この変更例を採用する場合、射出筒Ｈのノズル（イ）の
ためのノズルシートに）が延長ノスル０７）後面に形成
される。当該変更例の延長ノズルαηの先端部射１５− 出孔に）及び後端部導入孔（ハ）は型開き時の所謂鼻た
れを回避するような小径のものであることが好ましい。

望むならばホットランナ−Ｏｎのメインランナー（２）
にはこれを減圧にするためのピストン（至）を装備して
もよい。射出が終れば、該ピストン（至）を若干後退さ
せることにより、メインランナー０オを減圧にし、その
ため金型ノズル０→及び延長ノズル０７１内の可塑化物
の射出に伴う残留内部応力を解消し、鼻たれを回避し得
る。

射出筒０Ｑは第１図に示すように金型の型締方向の向き
の配置でよいし、第１ａ図のように型締め方向と直交す
る向きの配置でもよい。後者形式をとる場合、スプルＱ
ηはそれに即応する配置とすることは勿論である。

１６− 第２の実施例が第７〜９図に示されている。本例に於て
ホットランナ−０１のメインランナーｏ琴は平面直状を
なし、そして第９図により詳細に示すように、隣接する
二つの成形キャビティ（９）　（９）にホットランナ−
００の一つの金型ノズルａ優がサイドゲート６めを通じ
成形材料を射出するようになっている。第７．８図で■
はカートリッジヒーターである。第９′図は、第７図の
パーティングライン上に於ける成形キャビティ配置正面
図である第８図の横断平面図に相当する。第２の実施例
は第１の実施例と基本的な構成が同じであり、第１の実
施例に於けると同様な変更及ヒン　　附加を施してもま
たは よい。

第８の実施例が第１０図に示されている。本例は金型ユ
ニッ）−（１）の金型（２）の重ね合せ段数を倍増し、
これに伴うパーティングラインの変更に合わせて、ホッ
トランナ−マニホルドブロック（８）を金型の型開き、
型閉じにつれて離、接される前後二段の分割型に改変し
た点を除き、第１実施例と基本的な構成が実質的に同じ
である。当該分割型ブロックは、所定のパーティングラ
インに相当する中間部がノズル０秒になっていて、そこ
で分離可能である。また該中間部ノスル（２）はスプリ
ング（２）にまり前方側へ押されており、反対側へ移動
可能である。ブロック（８）の前段分割体（８ａ）及び
後段分割体（８ｂ）はそれぞれメインホットランナ−（
６）及び二次ホットランナ−（至）を有する。

第８の実施例に於て、金型ユニット（１）の四段のパー
ティングラインの前二段のパーティングラインに於ける
背合せ状配置の成形キャビティ（９）・・・。

（９）・・・に対し、分割型ホットランナ−マニホルド
ブロック（８）の前段分割体（８ａ）の二次ホットラン
ナ−（６）から金型ノズルα→が対称に分岐し、後二段
のパーティングラインに於ける背合せ状配置の成形キャ
ビティ（９）・・・、（９）・・・に対し、分割型ホッ
トランナ−マニホルドブロック（８）の後段分割体（ｓ
ｂ）の二次ホットランナ−α罎から金型ノズル０４が対
称に分岐している。

ホットランナ−ＱＯのメインランナー（２）から分岐す
る二次ランナーＱ場は、第１１図或いは第１２図に例示
するような平面十字型にすることができる。

第１１図のホットランナ−分岐形式はテレヒション前面
枠のような枠状成形品に特に好適であり、第１２図のホ
ットランナ−分岐形式は第８図に示した分岐形式の類型
である。

１９− 第８実施例に述べたような、ホットランナ−が前後多段
型になったものの場合、その第１段目のランナーに属す
る成形キャビティは上記枠状成形品等のような大型製品
用にすることができる。

第８実施例に於ても第１実施例、第２実施例と同様な変
更及’／＊　ｔ：　Ｌｔ附加を施してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図の一部拡大詳細図、第８図は金型ノズル先端部の冷
却手段の一例を示す縦断面図、第４図及び第５図は第１
図のパーティングライン上の異なる成形キャビティ配置
正面図、第６図は延長ノズルの変更例を示す縦断面図、
ｊＩ７図は本発明の実施の他側を示す縦断面図、第８図
は第、７図のパーティングライン上の成形キャビティ配
置上−２〇− 面図、第９図は第７図に於ける実施例の金型ノズルの断
面図で第８図の横断平面相当図、第１０図は本発明の更
に他の実施例を示す縦断面図、第１１図及び第１２図は
ホットランナ−の平面的に見た分岐形の変形例を示すパ
ーティングライン上正面図相当図である。 （１）・・・金型ユニット、　　（２）・・・金型、（
８）・・・ホットランナ−マニホルドブロック、（財）
・・・ブロックの前段分割体、 （８ｂ）・・・ブロックの後段分割体、（９）・・・成
形キャビティ、Ｑｌ）・・・ホットランナ−１（ロ）・
・・メインホットランナ−１（ト）・・・二次ホットラ
ンナ−１α尋・・・金型ノズル、　　　（ハ）・・・金
型ノズルの通路、α・・・・射出筒、　　　　　αη・
・・延長ノズル。 （以上） 特開昭５８−　１４７２８　（７）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　ホットランナ−が成形キャヒテイ直前まで延びてい
   るホットランナ−マニホルドブロックを多段重ね合せ成
   金型ユニットに組込み、該ブロックに於けるホットラン
   ナーと成形機の射出筒とを連絡する延長ノズルを上記ブ
   ロックと射出筒との間に設け、該延長ノズルとブロック
   に於けるホットランナ−との協同で溶融した成形材料の
   必要量を貯留するよう、これ等延長ノズル及びホットラ
   ンナ−の総合容鯖を設定すると共に、当該ホットランナ
   −を」二記延長ノズルの成形材料分担貯留分に見合う小
   径としたことを特徴とする多段重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第０項記載の成形金型に於て、ホッ
   トランナ−マニホルドブロックに於ける、加熱手段及び
   冷却手段を有する金型ノズルが前後に可動であり、ばね
   により前方へ押圧された状態下に上記ブロックに備えら
   れている多段重ね合せ式成形金型３、 ■　特許請求の範囲第■或いは■項記載の成形金型に於
   て、ホットランナ−マニホルドブロックがその側端面或
   いは前面中央にノズルシートを有し、該ブロックをメイ
   ンホットランナ−が縦走し、該ランナーより背合せ状配
   置の複数個取り成形キャビティに向は二次ホットランナ
   −が対称に分岐している多段重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第α）〜■項の何れかに記載の成形
   金型に於て、ホットランナーマニホルドブロックが金型
   の型開き、型閉じにつれて離、接される前後複数段の分
   割型になっており、そのブロック分割体のそれぞれがメ
   インホットランナ−及び二次ホットランナ−を有し、該
   ブロックの所定パーティングライン相当部位がノズルに
   なっている多段重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第■項記載の成形金型に於て、金型
   ユニットのパーティングラインが四段であり、その前二
   段のパーティングラインに於ける背合せ状配置の成形キ
   ャビティに対し、分割型ボッｌ−ラ：／　ｆ−マニホル
   ドブロックの前段分割体の二次ホットランナ−から金型
   ノズルが対称に分岐し、後二段のパーティングラインに
   於ける背合せ状配置の成形キャビティに対し、分割型ホ
   ットランナ−マニホルドブロックの後段分割体の二次ホ
   ットランナ−から金型ノズルが対称に分岐している多段
   重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第０〜０項の何れかに記載の成形金
   型に於て、ホットランナ−マニホルドブロックのホット
   ランナ−が平面放射状或いはＨ字状に延び、該ホットラ
   ンナ−の周囲に成形キャビティが配置されている多段重
   ね合せ式成形金型。 ■　ホットランナ−が成形キＡ・ビテイ直前まで延びて
   いるホットランナ−マニホルドブロックを多段重ね合せ
   成金型ユニットに組込み、該ブロックに於けるホットラ
   ンナ−と成形機の射出筒とを連絡する延長ノズルを上記
   ブロックと射出筒との間に設け、該延長ノズルとブロッ
   クに於けるホットランナ−との協同で溶融した成形材３
   −一 料の必要嵐を貯留するよう、これ等延長ノズル及びホッ
   トランナ−の総合容幇を設定すると共に、当該ホットラ
   ンナ−を上記延長ノズルの成形材料分担貯留骨に見合う
   小径とし、上記ホットランナ−に射出終了後、これを減
   圧にするためのピストンを装備した多段重ね合せ式成形
   金型。 ■　特許請求の範囲第０項記載の成形金型に於て、ホッ
   トランナ−マニホルドブロックに於ける、加熱手段及び
   冷却手段を冶する金をノズルが前後に可動であり、ばね
   により前方へ押圧された駄態下に上記ブロックに備えら
   れている多段重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第■或いは（ａ）項記載の成形金型
   に於て、ホットランナ−マニホルドブロック４− がその側端面或いは前面中央にノズルシートを有し、該
   ブロックをメインホットランナ−が縦走し、該ランナー
   より背合せ状配置の複数個取り成形キャビティに向は二
   次ホットランナ−が対称に分岐している多段重ね合せ式
   成形金型。 ［相］　特許請求の範囲第■〜■項の何れかに記載の成
   形金型に於て、ホットランナ−マニホルドブロックが金
   型の型開き、型閉じにつれて離、接される前後複数段の
   分割型になっており、そのブロック分割体のそれぞれが
   メインホットランナ−及び二次ホットランナ−を有し、
   該ブロックの所定パーティングライン相当部位がノズル
   になっている多段重ね合せ式成形金型。 ■　特許請求の範囲第（ｉΦ項記載の成形金型に於て、
   金型ユニットのパーティングラインが四段であリ、その
   前二段のパーティングラインに於ける背合せ状配置の成
   形キャビティに対し、分割型ホットランナ−マニホルド
   ブロックの前段分割体の二次ホットランナ−から金型ノ
   ズルが対称に分岐し、後二段のパーティングラインに於
   ける背合せ状配置の成形キャビテ・「に対し、分割型ホ
   ットランナ−マニホルドブロックの後段分割体の二次ポ
   ットランナーから金型ノズルが対称に分岐している多段
   重ね合せ式成形金型。 ０　特許請求の範囲第０〜０項の何れかに記載の成形金
   型に於て、ポットランナーマニホルドブロックのホット
   ランナ−が平面放射状或いはＨ字状に延び、該ホットラ
   ンナ−の周囲に成形キャビティが配置されている多段重
   ね合せ式成形金型。