JPS58141238A - ポリエステル組成物およびその製造法 - Google Patents

ポリエステル組成物およびその製造法

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JPS58141238A
JPS58141238A JP2324682A JP2324682A JPS58141238A JP S58141238 A JPS58141238 A JP S58141238A JP 2324682 A JP2324682 A JP 2324682A JP 2324682 A JP2324682 A JP 2324682A JP S58141238 A JPS58141238 A JP S58141238A
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calcium
lithium
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル組成物およびその製造法に関する
東に詳しくは製膜時の静電印加キャスト性が改頁され、
且つ優れた滑り性を有するポリエステル組成物およびそ
の製造法に関するものである0 ポリエステル、とりわけポリエチレンテレフタレートの
二軸配向フィルムは機械的特性、電気的特性、耐薬品性
、寸法安定性等の点で優れていることから、磁気テープ
用、コンデンサー用、包装用、製版用、電絶用、写真フ
ィルム用等多くの分野で基材として用いられている0ポ
リエステルフイルムは各用途に応じその要求特性が異な
るが、普遍的に望まれる特性はフィルム取扱い時の作業
性に優れていること、即ちフィルムの摩擦係数が低いこ
とである。
ポリエステルフィルムの易滑性を向上させる実用的な一
つの方法としてポリエステルに不活性な無機化合物微粒
子を添加する方法があるが、粒子の分級、分散操作が煩
雑であること、壜九粗大粒子の混入が避は得ないこと岬
から、近年需要が急増している磁気テープ用やコンデン
サー用フィルム等の高級グレードに適用することには困
−を伴う。
今一つの方法としてポリエステル中で触謀畳の金属化合
物残渣を利用し微粒子を析出せしめるいわゆる析出法と
呼ばれる方法がある0この析出法線特別な装置や複雑な
操作を必畏とせず工業的容AKII施できるという長所
を有している丸め、析出法を採用し得るならばそO利用
価値は極めて大きい。
勿論この析出法を採用し九ポリエステルの全てが高度な
易滑性を有する訳で線なく、その中でも特にアルカリ金
属化合物及びアルカリ土類金属化合物の7種以上をリン
化合物、就中鍍金属化合物の合計量に対し轟量以上のリ
ン化合物と反応畜せ、リン酸もしく紘亜すン酸誘導体O
金属塩粒子として沈殿させる方法が好ましいことが知ら
れている。
リン化合物が存在しない場合KFiこれら金属化合物は
ポリエステルオリゴマー〇金属塩どして析出してしまう
が、このものはポリエステルとのなじみが農<、延伸に
より容易に破壊され、滑り性の改良効果に乏しい。該金
属化合物に対するリン化合物の添加割合が増すにつれポ
リエステルとの親和性が改養されるようになり、特に幽
量以上のリン化合物を共存させるときこの改良効果が着
しくなる。
ところで、近年フィルム品質に対する要求特性がますま
す厳しくなり、特にフィルムの長期的なうねりを減少さ
せること、即ち厚み精度を向上させることが必責欠くべ
からざる条件となって米九。
このだめには、例えば1%公昭j 7−4 / 経コ号
公報記絨のように押出口金から溶融押出し九シート状物
を回転冷却ドラ五ヤ急冷する―、諌シート状物の表面に
静電荷を与え咳シート状物を冷却面に密着させるいわゆ
る静電印加冷却法が知られている。
しかしながらこの静電印加冷却法において、生産性を高
める目的で回転冷却ドラムの速度を高めると、シート状
物と冷却ドラムとの関O智着力が減少し、いわゆる束縛
気泡が生じるようになるが、これは製品に要求される品
質特性としては許容されないものである。
この束縛気泡は、一般に原料ポリエステルの溶融時の比
抵抗が高い#1と、例えば後述する方法によって測定し
た値が1x10”Ω−国を越えた時、発生し易く高品質
のフィルムを効率良く得ることが困細となる・ ところで本発明者らの知る所によれば、優れ良品滑性を
与えるリン化合物の金属塩を主体とする粒子を含有して
なるポリエステルは溶融時の比抵抗が通常j X / 
0@Ω−国を越える丸め、この静電印加冷却法が効果的
に適用できないという欠点を有する。
ポリエステルの溶融時の比抵抗を下げる方法の一つとし
て例えばポリエステル製造時にマグネシウムまたはマン
ガン等の金属の化合物を添加する方法が知られているが
、この方法は析出粒子の形態と溶融時の比抵抗とを独立
して変化させることができないという欠点があった。
を九析出粒子を含むポリエステルを、粒子を含゛まない
浴融時の比抵抗の低いポリエステルで稀釈する方法も考
えられるが、この場合も粒子−腹と1w1iii!時の
比抵抗とを独立してコントロールすることができないと
いう欠点を有する。
本発明者・は上記実情に鑑み、かかるリン化金物の金属
塩を主体とする粒子を含有してなるポリエステルを製造
するに際し、析出粒子と析出粒子の存在しない領域即ち
ポリエステルマトリックスとを独立してコントロールす
ることに想到し本発明を完成するに至った。
即ち本発明はリチウムおよび/またはカルシウムならび
にリン元素を含有する析出粒子を0.0 /〜/重量l
およびポリエステルに可溶なマグネシウム化合物および
/またはマンガン化合物をポリエステルの全一成分に対
し、金属元素としてo、or〜1モル嘩含有してなるポ
リエステル組成物およびテレフタル酸またはその低級ア
ルキルエステルを主たる酸成分とし、エチレングリコー
ルを主えるグリコール成分とするポリエステルを製造す
る方法において、重縮合反応が完結する以前のR階に、
反応系に実質的Kil解しているリチウム化合物および
/11え祉カルシウム化合物とリン化合物との反応によ
り、リチウムおよび/壕九はカルシウムならびにリン元
素を含有する粒子を生成させ、ついでマグネシウム化合
物および/普九社マンガン化合物を添加することを特徴
とするポリエステルの製造法に関するものである。
以下本発明について更に詳細に説明する0本発明におけ
るポリエステルとはエチレンテレフタレートを主要る構
成成分とするポリエステルを指し、具体的にはテレツタ
ルミ主九はその低級アルキルエステルを生える酸成分と
し、エチレングリ;−ルを生えるグリコール成分として
得られるもの士ある。勿論これらの原料の一部を他の酸
成分あるいはグリコール成分で置き換えても良いが、い
ずれにしても本発−でいうポリエステルとはその10モ
ル−以上が′薫チレンテレフタレート単位であるポリエ
ステルを指す。
本発明における最大の特徴は析出粒子とポリエステルマ
トリックスとを独立してコントロールすることにあるが
、この場合析出粒子とはポリエステル製造工程のいずれ
かの時期に反応系内で生成させる粒子を指し、具体的に
はリチウム化合物またはカルシウム化合物から選ばれた
l植以上の化合物と賦化合物に対しほぼ1量以上即ち好
ましくはo、r当量以上のリン化合物との反応によって
生成した粒子を指す。
好適に用いることができるリチウム″11九はカルシウ
ム化合物としては、酸化物、塩化物、水素化物、炭酸塩
、カルボン酸塩、アルコラード勢が挙げられ、特に酢酸
リチウムまたは酢酸カルシウムが好ましい。リン化合物
としては、リン酸、亜リン酸およびこれらのトリアルキ
ルエステルまたは部分アルキルエステル等が利用できる
本発明て用いるに適しえ析出粒子の例としては、■リチ
ウム及びリン元素を含む析出粒子■カルシウム及びリン
元素を含む析出粒子■リチウム、カルシウム及びリン元
本を含む析出粒子量を挙げることができる・ なお本発明においてはこれら析出粒子はポリエステルに
対し0.0 /〜/、0@量−含まれている会費がある
。析出粒子量があ壕9少〈て祉ポリエステルフィルムの
滑9性が改良されないし、逆にあまりに多すぎては粗大
粒子や凝集粒子が頻発するようになり高品質のフィルム
が得られなくなる。
これらのリブラム11九はカルシウム及びリン元素は各
夷析出粒子に対し1重量−以上含まれていることが好ま
しい。これら析出粒子の中でも特にその中に含有される
リン元素がリチウムオえはカルシウム元素に対しtlは
1量以上、好ましくは0.1重量以上である組成の4の
が、ポリエステルに対する親和性が優れていることから
本発明で用いるに%に適し良ものである。
本発明で用いるKふされしい析出粒子の製造例を具体的
に示すと次のようである。
■ エステル化もしくはエステル交換反応終了物(以下
ポリエステルオリゴマーと呼ぶ)Kリチウム化合物を溶
解状態で存在させ、これKtRは当量以上のトリアルキ
ルホスフェートを主体とするリン化合物を添加する。
■ ポリエステルオリゴマーにカルシウム化合物を溶解
状態で存在させ、これにリン化合物の合計量が該カルシ
ウム化金物に対しほぼ当量以上となるようトリアルキル
ホスフェート及びトリアルキルホスファイトを主体とす
るリン化合物を添加する。
■ ポリエステルオリゴマーにリチウム化合物及びカル
シウム化合物を溶解状態で存在させ、これにほぼ当量以
上のトリアルキルホスフェートを主体とするリン化合物
を添加する。
これらの場合リチウム化合物やカルシウム化合物の一部
又は全部を予めエステル化もしくはエステル交換反応中
に添加してもよいことは勿論であるし、また必要に応じ
エステル化もしくはエステル交換反応後に添加する操作
を加えても良い。
いずれにしてもリン化合物を添加する時点でこれらのリ
チウムを九はカルシウム化合物がポリエステルオリゴマ
ーに実質的に溶解している必要がある。
用いられるリチウム化合物i九はカルシウム化金物の量
はポリエステルを構成する全駿威分に対し0.Oj −
/七ル饅、好ましく紘o、i〜り性がはとんど改良され
ないし、壕*/%ルーを越えて使用する時には粗大粒子
や凝集粒子が頻発するようになシフィルムとじての価値
が損なわれるようになる。
リン化合物は、リチウムまたはカルシウム化金物に対し
、元素としてほぼ当量以上具体的にはo、r当量以上用
いることが好ましい。この場合に析出粒子C)11とん
どもしくは全てがリン酸もしくは亜りン#紡導体のリチ
ウムまたはカルシウム塩の粒子として得られるからでお
る。これらの析出粒子はポリエステルとの填料性に優れ
ているため嬌伸時もほとんど破壊されることがなくフィ
ルムの滑り性向上に極めて有効に働く。
なおここでこれらリチウムまたはカルシウムに対するリ
ン元素の当量比とは以下の式(式中P、Mム及びMBは
 それぞれりン化合物、リチウム化合物およびカルシウ
ム化合物中のリン、リチウム、カルシウム元素のセル数
を示す。) で衣わされる。
本発明においてはこのようKして%にフィルムの渭シ性
の改良に効果を発揮する析出粒子を得るが、該粒子を含
むポリエステルにおいてはリチウム化合物あるいはカル
シウム化合物のがなりの部分あるいはほとんど全てがリ
ン化合物の塩となって析出しているためポリエステル中
に溶解状態で存在しているリチウムまたはカルシウム化
合物の量は極めて少く、従って峡ポリエステルの溶融時
の比抵抗が高く、即ち通常5xio”Ω−αを越える丸
め静電印加冷却法を効果的に適用することが困難となる
本発明者はこの点を解消するため鋭意検討を重ねた結果
、析出粒子を存在させたtま、析出粒子を含まない領域
即ちポリエステルマトリックス中にポリエステルに可溶
な金属化合物を溶解状態で存在せしめるという画期的な
方法に到達したものである。
ここでポリエステルに可溶な金属化合物とはマグネシウ
ム1九はマンガンの化合物を指すが、本発明で用いるこ
とのできるこれらの金属化合物としては、酸化物、塩化
物、水素化物、炭酸塩、カルボン酸塩、アルコラード等
を挙げることができる。(以下単に金属元素あるいは金
属化合物といえば、マグネシウムま九はマンガンの元素
あるいはその化合物を指す。) これら金属化合物の使用量はポリエステルを構成する全
陵成分に対し0.0 j〜1モルチ、好ましくは0./
 −0,4モル−〇範囲から選択される。この量が1モ
ルチより大きいとポリエステルの熱安定性を損うように
なり、O1θrモル−よシ少なくても、ポリエステルの
比抵抗値−を下げる効果がなくなる。
これら金属化合物の使用量は析出粒子を得るために用い
られ九リチウム化合物またはカルシウム化合物及びリン
化合物の量によって左右されるが、次式 (式中P、MA、MBは式(1)の場合と同義であり1
MOはマグネシウムまたはマンガンの化食物中の金属元
素のモル数を示す。) を満足するよう添加するのが好ましい。(上記MA 、
 MB 、 MOを合せて全金属元素、その化合物を全
金鵬化合物という。) リン元素と反応系に含まれる全金属元素との当量比が7
を越える場合社しばしば溶融時の比抵抗がrxio”Ω
−画を越えるようになシ依然静電印加冷却法が効果的に
適用で亀ないし、まえこの値が0.2未満であるとポリ
エステル中にジエチレングリコール結合が編止し易くな
り熱安定性が悪化すると共に色調も看しく劣るように−
なる。
リチウム化合物ま九はカルシウム化金物及びリン化合物
の量が一定であるときは金属化合物の添加量を増す#1
どこの比抵抗値が小さくな〉より好ましくなる。
次にこれが本発明の@目とするとζろであるが、これら
金属化合物は析出粒子の生成が実質的に完了した後に添
加する必豊かあるりというのは、本発明者番が初め【明
らかにし九ととろKよればこれら析出粒子は被発生−威
長−熟成という過程を経るが、核発生あるいは成長段階
で鉄金属化合物と接触すると本来意図したものとは全く
異なる形態をとる。即ち多くの場合可溶化してしまう、
が一旦ポリエステルオリゴi−中で析出粒子を熟成させ
る慶らばしかる後該金属化合物と接触させても両者はほ
とんど反応を起さないことが見い出された。
従って本発明の方法によれば、皺金属化合物は析出粒子
の粒子径中粒子量にほとんど変化を与えることなくポリ
エステルマトリックス中に分散、溶解せしめることがで
きるので、諌ポリエステルの静融時の比抵抗を下げるこ
とが可能となシ靜電印加キャスト性を鳥めることかでき
る0 換1すれば、本発明の方法により初めて粒子形態とfs
lii11時の比抵抗とを独立して変化させることが可
能となつ九。
析出粒子の熟成の程度はその粒子の種類、ポリエステル
オリゴマーの組成や温度等によって変化するので一義的
に決めることallいが、通常リチウム化合物を九はカ
ルシウム化合物の存在する糸にリン化合物を添加し友後
1.20〜ioo分間を必要とする。この場合反応系を
高温に維持するか、あるいはポリエステルオリゴマーの
平均重合度を上げるならば仁の時間Fi短縮される。
本発明においては金属化合物を添加し九後、重縮合反応
を行なうことによりポリエステルを製造するが、この場
合従来公知の重縮金触媒、例えばアンチモン化合物、ゲ
ルマニウム化合物等を使用することができるが、この重
縮金触媒はリン化合物と金属化合一との当量比の計算に
は算入しない。
なおこの重縮合触媒は必要に応じ金属化金物の県加前に
反応系に加える仁ともてきるが、その場合もリン化合物
の添加後が望ましい。
以上述べ友ように本発明はポリエステルフィルムの滑り
性改嵐に特Kli着な効果があるポリエステル中に析出
させえ析出粒子の粒子径や粒子量を変化させることなく
、即ち骸析出粒子に基く特定のフィルム表面状態を維持
したま壕、静電印加キャスト性を向上させることができ
るという特徴を有する。
以下本発明を実施例により史に許lIiilIKwLl
j+1するが、本発明はその要旨を越えない限シ以下の
実施例に限定されるものではない。なお実施例及び比較
例中1部」とめるは「重量部」を示す。
また用いた絢足法を次に示す。
(1)析出粒子量の測定 ポリエステル10011に(J−クロルフェノール/、
OLを加え120℃で3時間加熱し友後ペックマン製超
遠心機LJ−30を用いj O,000rpmでaO分
間遠心分離を行い得られた粒子を100℃で真空乾燥す
る。該粒子を走査シ差動熱量針にて測定した時、ポリ!
−に相当する融解ピークが紹められる場合には該粒子に
O−クロルフェノールを加え加熱冷却後再び遠心分離操
作を行う。融解ピークが認められなくなった特販粒子を
析出粒子とする。通常遠心分離操作は一回で足りる。
<2)  #液へ−ズ ポリエステル一、7 #をケト2クロルエ/フ/フエノ
ールのシ/6(重量比)混合溶液λO−に加え、約/1
0℃で1時間加熱溶解後冷却し、骸溶液の一部を石英ガ
ラス製厚さ10冒のセルに採城し積分球式ヘーズメータ
ー(日本精密光学mHBRタイプ)にて光源波長j !
 Onmで測定した。
一般にポリエステル中に含まれる粒子の粒子径が大きい
はどま九粒子量が多いほどこの値が高くなる。
(3)ポリエステルの溶融時の比抵抗の測定ブリテイツ
シジアーナルオプアプライドフイジツクス(nrtt、
J、ムpplPhys、) $IK/ 7巻、第1/参
2〜//j参頁(lり44年)に記載しである方法。但
し、この場合ポリ!−組成−〇溶融時の温度は220℃
とし、直流3ρOOVを印加し九直後の値を溶融時の比
抵抗とする。
(4)  ボ1エステルの 黄色味の指標であるb値を東京電色@調光電色差針(T
o−jDタイプ)を用いて測定した。b値が大きくなる
ほど黄色味が強くなる◇(5)  フィルム表面粗度の
測定 日本光学@製す−フェイスeフイニツシェマイクロスコ
ープを用いアルミニウム蒸着したフィルムについて干渉
縞を観察し1次〜3次の干渉縞の個数を数え/■8当り
の個数に換算し九。用い友イラーの反射率は6jsであ
り鵬黴虜倍皐は100倍である。壕九測定波長祉O1!
参μである。
(6)フィルムの摩擦係数の測定 A8TM  D−/Iり憂の方法により静摩擦係数を測
定し友。
実施例/ ジメチルテレフタレートioo部、エチレングリコール
70部及び酢酸カルシウム−水塩0.10部を反応器に
と夛加熱昇温しメタノールな貿去せしめエステル交換反
応を行なつ友。反応開始後約参時間を簀してλ21’C
に達せしめ集質的にエステル交換反応を終了した。
次に酢酸カルシウム−水塩0.21部及びトリエチルホ
スフェートO0λり部を同時に添加した後、70分後に
トリメチルホスン、アイト0.04部を添加し友。(こ
の時リン化合物の合計量とカルシウム化合物の合計量と
の比は八Jであゐ。)更4cj分後重縮合触媒として三
酸化アンチ毫ンO,OS部を添加し昇温を開始した。
トリメチルホスフェート添加後徐々に粒子0生成が認め
られ、昇温開始go分後に系内の温度を2参j℃に達せ
しめた時は反応系内はがなり満つ良状態となってい良。
次にこの時点で酢酸マグネシウム四水塩Q、−〇部を添
加した。(この時リン化合物の合計量とカルシウム化合
物及びマグネシウム化合物を合わせたものとのi量比は
o、rコとなる0)次に常法により重縮合反応を行なっ
た・即ち温度はコ≠!℃から徐々に昇温して最終的にコ
rzcに達せしめi九圧力は常圧より徐々に滅じて0.
1wmHgに達せしめた。
4IliI間後反応を停止し極限粘度0.47のポリエ
ステルを得九。該ポリエステル中の析出粒子量を測定し
たところポリエステルに対し0.J 1重量−であつ九
また誼析出粒子にはカルシウム元素がり、0重量−、リ
ン元素が7.1重量%含有されてい九が!グネシウム元
素は(7,7重量−以下で実質的に含まれていなかつ九
なおこの時得られた該析出粒子を含むポリエステルの溶
液ヘーズはJ?−で溶融時の比抵抗はz、rxi□’Ω
−個であった。
次に得られ九ポリエステルを220℃で押出機よりシー
ト状に押出し静電印加冷却法を用いて無定形シートとし
た。この時の静電印加の条件は次の通りである。即ちプ
ラス電極として直径θ、/−のタングステン線を用い、
これを回転冷却ドラムの上面にシートの流れと直角方向
に張りこれに直流電圧的9000Vを印加し丸。
無定形シートを得九後縦方向に3.0倍、横力向KJ、
j倍延伸し、常に厚さljμの二輪延伸フィルムが得ら
れるよう押出量及び回転冷却体の速度を111111i
t、九が、この時回転冷却体o、ii*と束縛気泡との
関係についそ観察した。
回転冷却体速度を20 m/fiから徐々に増し九が、
II Orn/%となっても束縛気泡は全く発生せず、
仁の時得られ九二軸延伸フィルムの厚みむら4小さく充
分満足し得るものであっ九〇一方骸二軸延伸フイルムO
表面粗度を多重干渉法によp測定し良。1次及びコ次0
干渉縞0個数はそれぞれ/10及び71個7mlであシ
、3次の干渉縞は認められず極めて均一で黴細な表面構
造を有してい良0オ九該フィルムの静摩擦係数は0.J
 Iと低く作業性に優れたものであう友。
これらの結果を以下の実施例および比較例と共に#I1
表に示す。
比較例1〜コ !J!麹例/においてls1表に示す条件を変える他は
実施例1と同様にしてポリエステルを得、次に皺ポリエ
ステルを用いて実施例1と同様にて二軸延伸ポリエステ
ルフィルムを得九〇比較例7で得られ九フィルムはりン
酸及び亜すンW/1tlI導体のカルシウム塩から成る
析出粒子を有し、フィルム表面形状及び滑り性の点で優
れたフィルムであるが、原料ポリエステルの#I融時の
比抵抗が高く静電印加キャスト性/Ic劣るという紋命
的な欠点がある。
*m例/は比較例1の析出粒子生成i%定量(Q−rグ
ネシウム化合物を鯛加するという巧妙な方法によってこ
の点を改善することに成功し丸ものである。
これに対し比較例λは実施例1とImp量のマグネシウ
ム化合物を添加するものであるが、その添加時期が析出
粒子の生成、熟成前、例えばトリメチルホス7アイドと
同時期であると、驚くべきことに実施例/と全く異なる
結果が得られることを示し丸ものである。即ち該ポリエ
ステル中にFi幽初意図した析出粒子の発生Fi認めら
れず、はとんど平担なフィルム表面を与える。
従ってフィルムの摩擦係数が極めて高くな多本発明で用
いるフィルムとしては好ましくないものと々る。
実施例一 実施例1のポリエステルの製造において、酢酸!グネシ
クム四水a[D、、20@の代シge*vンガン四水塩
0.コ!部を添加する他は実施例1と同様にしてポリエ
ステルを得九。
峡ポリエステルosim時O比抵抗はj、/ X / 
0’Ω−瓜でtえ鋏ポリエステル中には析出粒子が0.
34重量−會すれていえ。
なお皺析出粒子中にはカルシウム元素が1.1重量−、
リン元素が7.4重量−金倉れてい丸もののマンガン元
素は0.!重量嚢以下で実質的に含まれてい壜かつえ。
次に咳ポリエステルを用いて11施例1と同−条件下静
電印加冷却法により無定形シートを得友が、この時固転
冷却体O速度をIl−Owm/%壕で増しても束縛気泡
は全く認められ亀かつえ。
次いで実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを得九〇
#フィルムについての一定細呆を第1表に示すが摩擦係
数も充分に小さく滑〉性に優れているもので6つ九。
*m例J 実施例/のポリエステルの製造においてエステル交換反
応触厳として酢酸カルシクム一水塩0.10sを用いる
代りに、酢酸リチウム二水塩0976部および酢酸カル
シウム−水塩o、or部を用いる他は実施例/と同様に
してエステル交換反応を行なった。
次いでトリエチルホスフェート0.3部部(カルシウム
およびリチウム化合物の合計量に対し/、V倍当k)を
添加し、更に三酸化アンチモンo、o r部を加え常法
により重縮合反応を行った。
重−合反応開始後20分を簀し温度は270℃、圧力は
3■Hgに達せしめたところ反応系内はかなり濁った状
輸となっていた。
この時点で酢酸マグネシウム四水塩0./ 1部(この
時リン化合物とカルシウム化合物、リチウム化合物及び
マグネシウム化合物を合わせたものとの当量比は0.1
 jとなる。)を添加し、東に重縮合反応を継続した。
巖終的に得られた極限粘度0.6≠のポリエステルの溶
融時の比抵抗は八〇X10”Ω−国で、また該ポリエス
テル中には析出粒子がo、+−重量−含まれていた。
皺析出粒子中にはカルタフ五元累、リテク五元素及びリ
ン元素が各々7.7重量−12,0重量%、7.1重量
−含壕れてい友が、iグネシウム元素の含有率は0.1
重量−以下で実質的に會1れていなかつ九@ 次に骸ポリエステルを用いて実施ガlと同−条件下静電
印加冷却法によ多熱定形シートを得九が、この時回転冷
却体の速度を参〇 m7分まで増しても束縛気泡は全く
認められなかつぇ。
次いで実施例1と同様にして二軸嬌伸フィルムを得九。
咳フィルムについての測定結果を第11eK示すが手触
りも良く滑9性に富む4のであった。
比較例J 夷−例Jにおいて酢酸iグネシウム四水塩を添加しない
他は実施例Jと全く同様にしてポリニスデルを得た。
骸ポリエステルの溶融時O比抵抗は7./X10”Ω−
1と為く、該ポリエステルを用い実施例/と同様にして
静電印加冷却法により無定形シートを得たところ、回転
冷却体の速度をj J m7%まで増した時点で束縛気
泡が認められた。
実施例Jと比較例3とを比べれば明らかなように、析出
粒子が生成した後、特定量のマグネシウム化合物を橋加
する本部発明の場合にはフィルムの表向形態をほとんど
変えることなくポリエステルのl11融時の比抵抗を低
下させることができ静電印加キャスト性を向上させるこ
とが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) リチウムおよび/またはカルシウムならびにリ
    ン元素を含有する析出粒子をo、oi〜l惠量噂、およ
    びポリエステルに可溶なiグネシウム化合物および/を
    九は−f/ガン化合物を、ポリエステルの全酸成分に対
    し、金属元素として0.0j−1モル−含有してなるポ
    リエステル組成物 (2)  ポリエステル中に含有される全金属元素に対
    するリン元素の尚量比が06!〜/であることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載の組成物 (3)溶融時の比抵抗がjX/θ8Ω−υ以下であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項壕九し@λ項記載
    の組成物 チルを生える酸成分とし、エチレングリ;−ルを生える
    グリー−ル成分とするポリエステルを製造する方法にお
    いて、重縮合反応が完結する以前の段階に、反応系Kl
    K質的Kll解しているリチウム化合物および/を九は
    カルシウム化合物とリン化食物との反応によp1リチク
    ムおよび/を九はカルシウムならびにリン元素を含有す
    る粒子を生成させ、ついでポリエステルに可溶な!グネ
    シ゛りム化食物および/またはマンガン化合物を添加す
    ることを特徴とするポリエステルの製造法 (5)  ポリエステル中に添加される全金属元素に対
    するリン元素のi量比が0.j〜ノであることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載の方法 (6)  りン化合物の添加量がリチウムおよび/また
    はカルシウム化合物に対し元素として約轟量以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第要項または第1項記
    載の方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02105845A (ja) * 1988-10-13 1990-04-18 Toray Ind Inc ポリエスエル組成物およびその製造方法
JPH03181549A (ja) * 1989-12-11 1991-08-07 Toray Ind Inc 絶縁フィルム用ポリエステル組成物

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JPH02105845A (ja) * 1988-10-13 1990-04-18 Toray Ind Inc ポリエスエル組成物およびその製造方法
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