JPS58139943A - シ−トの重送防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はシートの重送防止装置に関するものであり、
特Ｇこ複写機、電子ファイル、ファクシミリ、印刷機等
のようにシート原稿の入力機構に高い信頼性を必要とす
る装置に用いるシートの重送防止装置に関する。

〔従来技術〕

従来より給紙台板に積載された複数枚のシート原稿を一
枚ずつ分離して搬送するのに種々の手段が提供されてい
る。例えばコーナ分離爪を用いる方法があるが、この方
法は、シート原稿間の密着力か大きい場合には分離する
ことが不可能であり、また原稿端部に損傷を生ずること
があるという欠点がある。また逆転ローラ等の摩擦部材
を用いる方法があるが、この方法ではシート原稿の厚さ
か変化するとそれに合わせて微妙な調整を行なわねばな
らず、この調整を行なわなかったりあるいは調整か不適
当である場合にはシート原稿が重送され易くなるという
欠点かある。さらに原稿を汚したり傷めたりすることか
あり、また紙粉の存在やローラ材質の経時変化に起因す
る摩擦係数の変化（こよって分離能力が低下してしまう
というのも上記方法における欠点である。またさらにサ
クションエアボックスとローラ、ベルト等とを併用する
方法もあるが、この方法では２枚より多くのシート原稿
が一度に給送されたような場合に、給送しようとするシ
ート原稿のみを分離することができず、また原稿を傷め
易く汚し易い等の多くの欠点を有しているため、上記の
ようにシート原稿の入力機構に高い信頼性を要求される
装置には不向である。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は上記に鑑みなされたものであって、従来のよう
に摩擦部材を用いて強制的に重送を防ごうとするのでは
なく、エア吸引式にすると共に、重送防止用シート材吸
着装置の吸引口部に吸着されたシート材を検出するシー
ト材吸着検出手段の有無検出により重送防止のためのソ
ート材吸着処理を繰り返し確実に重送を防止するソート
の重送防止装置を提供するものである。また本発明は重
送防止用シート材吸着装置の吸引口を介してエアを吸引
するエア吸引力の制御を行う吸引力制御手段を備え、シ
ート材吸着処理の繰り返しを複数回行うことでシート材
吸着検出手段のシート材吸着非検出信号（こ基いて吸引
口の吸引力を強めて、上記シート材吸着処理の繰り返し
を行うこと（こより、複数枚のシート材が同時ｌこ搬送
されるのを確実番こ防止することのできる信頼性の高い
シートの重送防止装置を提供するものである。

〔実施例〕

以下番こ本発明の一実施例につき図面を診照しつつ詳細
番こ説明するが、第１図は本発明による重送防止用シー
ト原稿吸着装置の略本側面図、第２図はその略本正面図
、第３図は作動説Ｆｇｉ図、第４図は作動回路説明図を
それぞれ示しており、各図面とも同一の符号を付してい
る。

本発明のシートの重送防止装置は、シート原稿吸着装置
と重送防止用シート原稿吸着装置とより成るものである
か、まず最初番こ特徴的な重送防止用シート原稿吸着装
置について説明する。

第１図及び第３図において、Ｊは重送防止用シート原稿
吸着装置全体を示しており、これはサクションエアケー
シング１を有している。サクションエアケーシングｌの
内部（こは負圧室２が形成されており、またケーシング
ｌはその一部において前方へ突出しているエア吸引口３
を形成している。

またサクションエアケーシングｌの下部Ｇこは回転軸支
持板４が取着され、回転軸支持板４Ｉこは回転軸５か固
定されている。そしてこの回転軸５は駆動台板７上に設
けられたベアリング等の軸受部材６＃こ回転自在に支持
されている。したがって、サクションエアケーシングｌ
は回転軸５を中心として図中矢線Ａ方向に回転すること
になるが、その回転範囲はストッパ（図示せず）により
規制されている。上記したユニット全体は図中矢線Ｂ方
向番ご自由に往復動するようなされているが、これは駆
動台板７にスライダ８を固定し、一方このスライダ８を
スライド軸固定板ｌＯに固定されたスライド軸９に取付
け、駆動台板７にモータ取付板１４を介して固定された
モータ１１を駆動すること番こよって行なう。

第２図は同装置をその正面から見た概略図であり、第１
図において矢線Ａで示したサクションエアケーシング１
の回転運動は、サクションエアケーシングｌの下部番こ
固定されているラッチアングル１８と、ソレノイド取付
板１７に取着されたソレノイド１６とをラッチ１９によ
って連結し、該ソレノイド１６の０Ｎ−ＯＦＦの切替え
番こよって行なう。なお、１５は第１図において矢線Ｂ
で示したユニット全体の往復運動を行なうためのギアで
あり、このギア１５はギア取付板１３４こ取着されてい
る。また２０はサクションブロア（図示せず）とサクシ
ョンエアケーシングｌとを結ぶダクトである。

〔作用説明〕

次に第３図及び第４図番こ基づいて本実施例のシートの
重送防止装置の作動説明を行なう。

第３図において、２１はノート原稿吸着装置を、２２は
シート原稿搬送装置を、２３は矢線Ｃ方向番こ上下動自
在に設けられた給紙台板を、２４は原稿搬送ガイドを、
２５は給紙台板２３上に載置された複数枚のシート原稿
をそれぞれ示している。

また、２５′はシート原稿のうち給送しようとするシー
ト原稿すなわち最上位のシート原稿を、２５″は該最上
位のシート原稿２５′の次位のソート原稿を示している
。

まず第３図（ａ）において、シート原稿の給送開始を指
示すると給紙台板２３は、その上に載置された複数枚の
シート原稿２５のうちの最上位のシート原稿２５′がシ
ート原稿吸引装置２Ｉの原稿吸着面である吸引口に接す
るまで矢線Ｃ方向に沿って上昇してくる。なおこの時、
重送防止用シート原稿吸着装置Ｊは実線で示す待機位置
にあり、吸引動作はなされていない。

次に同図（ｂ）で示すように最上位のシート原稿２５′
かシート原稿吸着装置２１に吸着され、図に示す所定の
位置すなわち給紙位置まで上昇して停止する。

そして次に重送防止用シート原稿吸着装置−Ｊが吸引動
作を開始し、該シート原稿吸着装置２１に吸着された最
上位シート原稿２５′の裏面（こその吸引口が密着する
まで前進し、その後実線で示す所定の位置すなわちシー
ト原稿吸着検出位置まで後退する０この重送防止用シー
ト原稿吸着装置Ｊの前進及び後退は第４図に示す位置制
御回路４ｏにより行なわれる。そしてこの位置でシート
原稿が重送防止用シート原稿吸着装置Ｊの吸引口３１こ
吸着されているか否かを検出するか、これはシート原稿
が重送防止用シート、原稿吸着装置Ｊの吸引口に吸着さ
れている場合と吸着されていない場合とのサクションブ
ロアの負荷電流の変化を検出するシート原稿吸着検出回
路４２（第４図参照）によ−〕て行なう。なおこの場合
、重送防止用シート原稿吸着装置Ｊの吸引力（負圧）は
、シート原稿吸着装置２１の吸引力より弱く設定しであ
るため、重送防止用シート原稿吸着装置Ｊがシート原稿
吸着装置２１に吸着されている最上位のシート原稿を引
き落すことはない。そして重送防止用シート原稿吸着装
置Ｊにシート原稿が吸着されていない場合、すなわちシ
ート原稿か１枚だけの場合１こは第３図（ｄ）１こ示す
ようｌこ重送防止用シート原稿吸着装置Ｊのケーシング
ｌ先端で次位以下のシート原稿を押え込む動作ｌこ入る
。

一方、シート原稿吸着装置２１番こよって２枚以上のソ
ート原稿か引き上げられている場合ｌこは第３図（ｂ）
で示すように重送防止用シート原稿吸着装置Ｊの吸引口
３に次位のシート原稿２５“が吸着され、最上位のシー
ト原稿２５′と次位のシート原稿２５“とが分離される
。なお重送防止用シート原稿吸着装置Ｊの吸引力は用紙
間吸着力よりも大きく設定しである。そして上記の状態
を第４図に示すシート原稿吸着検出回路４２で検出し、
シート原稿２５知尤の位置に落下し易くするため吸引動
作を−Ｈ停止する。次いで第３図（ａ）に実線で示す待
機位置までもどり、シート原稿２５′が落下して元の位
置にもどるのをこ必要な所定の時間が経過した後で再び
吸引動作を開始すると共に上記と同様な検出動作に入る
。第３図（ｂ）に示すようにソート原稿吸着装置２１１
こよって引き上けられたシート原稿か２枚だけの場合番
こは、上記と同様にしてシート原稿吸着装置２１に吸着
されているシート原稿が１枚だけであることを確認した
後で第３図（ｄ）で示す次位以下のシート原稿を押え込
む動作（こ移る。

またシート原稿吸着装置２１によって引き上けられてい
るシート原稿が２枚より多い場合には、このシート原稿
吸着装置２１に吸着しているシート原稿か１枚多こなる
まで第３図（ｃ）で示すように上記と同様な動作を繰り
返す。

しかしながら、上記のような作動中に、重送防止用シー
ト吸着装置Ｊか第３図（ｂ）に実線で示すシート原稿吸
着位置にあり、しかもその吸引口３にシート原稿が吸着
しているにもかかわらず、用紙間吸着力が非常に大きい
ために、重送防止用シート原稿吸着装置Ｊか待機位置９
第３図（ａ））までもどっても、吸着されていたシート
原稿が元の位置に落下しない場合には上記の動作を複数
回繰り返す。それでも引き落せない場合には、第４図に
示す如く吸引力制御回路４３１こて重送防止用シート吸
着装置Ｊの吸引力を増加させると共に、シート原稿吸着
位置においても吸引動作を停止させることなく、それよ
りさらに一定時間すなわち重送防止用シート原稿吸着装
置が後退している間も吸引動作を継続する。上記のよう
にしてもなお次位のシート原稿２５“を引き落せない場
合には全ての動作を停止してその旨を通報する。

以上のようにして、シート原稿吸着装置２１に吸着され
ているシート原稿が給送すべき最上位のシート原稿２５
′の１枚のみになった状態で、第３図（ｅ）（ｄ）ｉこ
示すようにシート原稿搬送装置２２が最上位のシート原
稿２５′をかみ込んで矢線Ｅ方向へと搬送を始める。こ
の際、重送防止用シート原稿吸着装置Ｊは、そのケーシ
ングの下側先端において次位以下のシート原稿を押え込
んでおり、次位以下のシート原稿が奉送されている最上
位のシート原稿に同伴搬送されるのを防止している。

最上位のシート原稿が搬送された後、重送防止用シート
原稿吸着装置Ｊは第３図（ａ）に実線で示す待機位置へ
もどる。そして次位以下のシート原稿番こついても上記
と同様な動作を繰り返して順次シート原稿を搬送してい
く。

以上に本発明の一実施例を示した通り、重送防止用シー
ト原稿吸着装置Ｊの吸引口部に吸着されたシート原稿の
有無を検出するシート原稿吸着検出手段４２によるシー
ト原稿吸着処理を繰り返し行うこと、及び重送防止用シ
ート原稿吸着装置Ｊの吸引口８を介してエアを吸引する
エア吸引力の制御を行う吸引力制御手段４３を備え、シ
ート原稿吸着処理の繰り返しを複数回行うことで、シー
ト原稿吸着検出手段４２のシート原稿吸着非検出信号に
基いて吸引口３の吸引力を強めて上記シート原稿吸着処
理の繰り返しを行うことにより、重送の最大の原因であ
る用紙間吸着力の大きい場合においても重送を防止する
ことができる。

〔本発明の効果〕

従って本発明によれば、原稿を汚したり傷めたりするこ
となくしかも確実にシート原稿をはじめとする各種シー
ト材の重送をより確実に防止することのできる重送防止
装置を提供することかできる０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による重送防止用シート原稿吸着装置の
略本側面図、第２図はその略本正面図、第３図は作動説
明図、第４図は本発明の詳細な説明図である。 図中、ｌはサクションエアケーシング、２は負圧室、３
はエア吸引口、１２はケーシング先端、２！はシート原
稿吸着装置、２２はシート原稿搬送装置、２３は給紙台
板、２４は原稿搬送ガイド、２５、２５’、　２５”は
シート原稿、４０は位置制御回路、４２はソート原稿吸
着検出回路、４３は吸引力制御回路、Ｊは重送防止用シ
ート原稿吸着装置である

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　エア吸引口を有したシート材吸着装置にて積付さ
   れたシート材を吸着し、該吸着されたシート材の重送を
   防止するために、そのシート材吸着面（こ対向する位置
   へ移動されエア吸引口を有する電送防止用シート吸着装
   置にてシート材を吸着し２枚目以降のシート材を分離し
   てなるシートの重送防止装置において、上記重送防止用
   シート材原稿吸着装置のエア吸引口番こよるエア吸引力
   の制御を行う吸引力制御手段及び、上記吸引口にシート
   材を吸着したか否かを検出するシート材吸着検出手段を
   備え、該シート材吸着検出手段のシート材有無検出に基
   いて上記重送防止用シート材吸着装置の重送防止にかか
   る吸着処理を繰り返し行うシートの重送防止装置。 ２　重送防止用シート材吸着装置の吸着処理の繰り返し
   時に吸引力制御手段にエア吸引力を強めて吸着処理を繰
   り返すことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシ
   ートの重送防止装置。