JPS5813904B2 - カラ−写真用漂白定着液のシアン色素発色改善方法 - Google Patents

カラ−写真用漂白定着液のシアン色素発色改善方法

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JPS5813904B2
JPS5813904B2 JP53063724A JP6372478A JPS5813904B2 JP S5813904 B2 JPS5813904 B2 JP S5813904B2 JP 53063724 A JP53063724 A JP 53063724A JP 6372478 A JP6372478 A JP 6372478A JP S5813904 B2 JPS5813904 B2 JP S5813904B2
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JP
Japan
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bleach
fix solution
color
solution
color development
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JP53063724A
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丸山正道
山本修
瀬崎志郎
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Chugai Photo Chemical Co Ltd
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Chugai Photo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカラー写真用漂白定着液の再使用液のシアン色
素の発色改善方法に関する。
カラー写真の処理は近年処理工程の簡素化と迅速化が進
み、画像露光後の発色現像処理、漂白定着処理、水洗及
び乾燥の工程で処理されるのが一般的となっている。
カラー写真を多量に処理する場合、その品質を一定に保
つため、補充液に依る補充操作が行なわれる。
補充が行なわれると処理槽よシオーバーフロー液を生ず
るが、このオーバーフロー液はそのま\排棄されるため
環境汚染の一原因となっている。
補充液の使用量を少なくすればオーバーフロー液の排棄
量も少なくなる事から補充液量は次第に低減され、処理
槽よシ生ずるオーバーフロー液を減少させる事で環境汚
染に対処しているのが実状である。
しかし前記の様な消極的な対処では不充分であり、出来
得ればオーバーフロー液を排棄する事なく再使用する事
が望ましい。
前記補充に依り生ずるオーバーフロー液は若干の組成物
を補えば、まだ十分に使用出来る性質を有するのでこの
方法を採る事に依り、環境汚染の低減と共に資源の有効
利用が計れるので当業界に於いても次第に再使用が定着
しつ\ある。
カラー写真処理に於いて漂白定着液を使用する主目的は
、発色現像処理に依り生ずる銀及び色素画像のうち、銀
画像の除去と未現像のハロゲン化銀の除去である。
その組成は、画像として必要とし々い銀を除くための酸
化剤と、酸化剤により酸化された銀と未現像のハロゲン
化銀を溶解するだめの定着剤とから成っている。
酸化剤として使用されるものは、アミノポリカルボン酸
の第二鉄錯塩が普通であり、代表的なアミノポリカルボ
ン酸は、L.F.A.MASON,PHOTOGRAP
HIC PROCESSINGCHEMISTRY,T
HEFOCALPRESS(p,57〜p,59)に記
載されている。
アミノポリカルボン酸の第二鉄錯塩で最も一般的に使用
されているものは、エチレンジアミン四酢酸第二鉄ナト
リウム塩及びアンモニウム塩である。
他方定着剤としてはチオ硫酸塩が最も一般的で、チオ硫
酸アンモニウム及びナトリウムが使用されている。
その他安定剤としてアミノポリカルボン酸の非キレート
アルカリ塩と亜硫酸塩、緩衝剤、添加剤等当業界に於い
て一般的に使用されているものから漂白定着液は構成さ
れている。
漂白定着液は環境汚染の低減及び資源の効率的使用から
一度使用された処理液は再使用されるが、その方法とし
ては補充により生ずるオーバーフロー液を一定量集め、
漂白定着補充液とするために不足する組成物を補って目
的の補充液とする方法の例として、特開昭50−145
231があり、他方オーバーフロー液を金属鉄と接触さ
せ漂白定着液中の銀を除去し不足する組成物を補って目
的の補充液とする方法の例として特開昭46−781、
特開昭48−3624、特開昭48−22031等があ
る。
これらの方法は環境汚染の低減及び資源の効率的使用の
二点から非常に有用な方法と々っている。
一度使用した漂白定着液を再度使用する事は環境汚染の
低減、資源の効率的使用等の利点はあるが、カラー写真
処理に関しては必ずしも満足の行く方法ではない。
その理由は再使用が行なわれると得られた写真画像に於
いて感度、コントラスト、カブリ、ベースの汚染等に就
いては一応問題はないのであるが、時として写真画像の
シアン色素の発色不良を生じ画像のシャドウ部が赤味を
帯びる事がある。
この欠点の改善には漂白定着液を十分に酸化し酸化力を
強くする方法及び漂白定着液のpHを高くする事で対処
しているが、これらの方法では不充分であると同時に実
施に依シ別の欠点を生ずる様になる。
即ち漂白定着液を十分酸化させる事による生ずる欠点と
して、漂白定着液中の亜硫酸塩が多く消費される事でベ
ースの汚染が生じやすくなりこれを防ぐだめ多量に亜硫
酸塩を補って処理を行なうとシアン色素の発色状態が十
分でなくなシ、更に多量に補った亜硫酸塩の酸化により
硫酸塩が増加し漂白定着能力を低下させる事となる。
一方漂白定着液のpHを上昇させる事はベースの汚染が
生じやすく寿り、更にアンモニアガスの発生があυ作業
環境の悪化と同時に発色現像液に混入する事で発色現像
カブリの原因となることもある。
この様な欠点があるためシアン発色不良が生じ十分に鑑
賞に耐える画像が得られ々くなると、それまで使用して
来た漂白定着液を更新する方法が取られ、環境汚染の低
減資源の効率的使用のための再使用方法を行なっても処
理液の更新でその効果が半減してしまう事となる。
このシアン色素の発色不良は漂白定着液が酷使された場
合に発生し易く特に画像濃度の高いシャドウ部に於いて
顕著に現われ、しばしば鑑賞に耐えられ々い画像を与え
るのである。
以上より特に十分な酸化を要せず又pHも特に高くする
事なく、通常のpHで使用してもシアン色素の発色不良
を生じない再使用可能な漂白定着液が必要なのである。
本発明はカラー写真処理に於ける漂白定着液を再使用し
た場合に生ずるシアン色素の発色不良を改善しすぐれた
画像が得られる再使用可能な漂白定着液の提供と、更に
環境汚染の低減及び資源の効率的使用をす\める事が目
的である。
本発明者等は前記の目的を達成するために種々の検討を
行なった結果カラー写真処理に際し再使用する漂白定着
液を、 (1)水に不溶性のケイ酸塩 (2)活性白土類 (3)ケイソウ土類 (4)ゼオライト の一種又は二種以上或いはそれらの混合体と接触させる
事でその目的を達成出来る事を見い出した。
本発明に使用する物質を更にくわしく述べるとケイ酸ア
ルミニウム、ケイ酸アルミニウムナトリウム、ケイ酸ア
ルミニウムカリウム、ケイ酸アルミニウムカルシウム、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸カルシウムマグネシウム、ケ
イ酸マグネシウム等、活性白土、カオリン、ケイソウ土
、セライト545、天然ゼオライト、合成ゼオライト等
である。
次に実施例によシ本発明を説明する。
実施例 1 市販カラーペーパーを使用してロールペーパー用小型自
動現像機で次の処理工程で処理を行なった。
この処理に使用した各処理液組成は次の様である。
発色現像液 ベンジルアルコール 15.0mlジエチレ
ングリコール 15.0Zg硫酸ヒドロキシル
アミン 4.0fr無水炭酸カリウム
30.Ofr無水亜硫酸ナトリウム
2.0fr臭化カリウム 0.5グ
rヘキサメタリン酸ナトリウム 1.Orr4−ア
ミノーN一エチルーN−(β −メタンスルホンアミドエチル)− m−}ルイジン 3/2硫酸−水塩5.5fr水を加え
て 1.0t漂白定着液 チオ硫酸アンモニウム(70%、W/V)200.0m
l無水亜硫酸ナトリウム 20.0fhエ
チレンジアミン四酢酸二ナトリウム 2.0fr二水塩 エチレンジアミン四酢酸第二鉄ナト 50.Orrリウ
ムー水塩 一水塩炭酸ナトリウム 6.0fr水を
加えて 1.OL漂白定着液
の再使用はオーバーフロー液を10t集めその内8.5
tを使用して次の再使用補充液とする。
再使用補充液 オーバーフロー液 8.5tチオ硫
酸アンモニウム(70%,W/V)700.0ml亜硫
酸水素ナトリウム 65.Ofrエチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム 二水塩 10.Orrエチ
レンジアミン四酢酸第二鉄ナト リウムー水塩 200.0fr水を
加えて 10.OL再使用補
充液を使用して20回の再使用を行なった後のオーバー
フロー液を使用して次の処理を行なった。
オーバーフロー液は本発明の物質と十分接触させ、この
物質を分離した後の漂白定着液を使用して市販されてい
るカラーペーパーに露光時フィルター調整を行々い、グ
レー及びシアン像の得られるウエツチ露光を行々い処理
工程に従い処理を行なった。
得られた試料は反射型濃度計(マクベスモデル.RD−
514)で赤色光濃度を測定し次の様な結果を得た。
カラーペーパー(1)イーストマンコダック社製エクタ
カラー37RCペーパー カラーペーパー(2)小西六写真工業■製サクラカラー
ペーパータイプQm 以上の結果より本発明の物質で20回再使用後のオーバ
ーフロー液を処理した液と処理し女い液ではシアン濃度
に差があり、本発明の物質で処理する事でシアン色素の
発色不良を改善する事が出来る。
又本発明の物質で処理を行なっていない漂白定着液で処
理をしたカラー写真画像はシャドウ部に赤味を帯び良好
なカラー写真画像とはならなかったのに対し、本発明の
物質で処理を行なった漂白定着液で処理を行なったカラ
ー写真画像はシャドウ部の赤味もなく良好なカラー写真
画像を得る事が出来た。
実施例 2 市販されているカラーペーパーを実施例1と同様のウエ
ツヂ露光を行い次の処理液で同じ処理工程に従って処理
を行なった。
発色現像液 ベンジルアルコール 17.{Zg硫酸
ヒドロキシルアミン 4.0fr無水炭酸
カリウム 30.Ofr無水亜硫酸ナ
トリウム 2.Ofr臭化カリウム
0.5frヘキサメタリン酸ナト
リウム 1.0fr4−アミノーN一エチルー
N− (β−メタンスルホンアミドエ チル)−m−}ルイジン 3/2硫酸一水塩 5.5fr水を
加えて 1.Ot漂白定着液
(1) チオ硫酸アンモニウム(70%、W/V)200.0m
g無水亜硫酸ナトリウム 20.OSrエ
チレンジアミン四酢酸ニアンモ ニウムー水塩 2.Orrエチ
レンジアミン四酢酸第二鉄ア ンモニウム 3/2水塩 40.Ojr一水
塩炭酸ナトリウム 6.3グr水を加え
て l.Ot漂白定着液の再
使用を続けると漂白定着液中には発色現像が蓄積してく
る。
この様々再使用漂白定着液の状態を再現するため、漂白
定着液(2)を作る。
これは前記漂白定着液(1)の中に前記発色現像液組成
の50%を含む漂白定着液である。
この再使用漂白定着液(2)を本発明の物質と十分接触
させ分離した後の再使用漂白定着液を(3)とする。
これら漂白定着液で処理し得られた試料を実施例1と同
様に濃度測定を行永い次の結果を得た。
カラーペーパー(1)イーストマンコダック社製エクタ
カラー37RCペーパー カラーペーパー(3)富士写真フイルム■製フジカラー
ペーパー07WPm 以上の結果より本発明の物質で処理された液と処理しな
い液ではシアン濃度に差があり、本発明の物質で処理す
る事でシアン色素の発色不良の改善を行なう事が出来る
又使用した物質のうち活性白土、ケイソウ土は実施例1
と共通するもので、同様にシアン色素の発色不良の改善
効果があり、又処理液のうち実施例1の20回再使用後
のオーバーフロー液(無処理液)と本実施例の再使用漂
白定着液(2)は共にシアン色素の発色不良が生じてい
る事から再使用漂白定着液(2)は漂白定着液の再使用
を続けた状態の漂白定着液として使用出来る。
この様に漂白定着液中に発色現像液が蓄積して生じるシ
アン色素の発色不良に於いて漂白定着液の再使用方法が
どの様々方法で行なわれたものであっても本発明の物質 (1)水に不溶性のケイ酸塩 (2)活性白土類 (3)ケイソウ土類 (4)ゼオライト で処理する事でシアン色素の発色不良を改善する事が出
来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 再使用するカラー写真漂白定着液を (1)水に不溶性のケイ酸塩 (2)活性白土類 (3)ケイソウ土類 (4)ゼオライト の一種又は二種以上或いはそれらの混合体と接触させる
    ことを特徴とするカラー写真漂白定着液のシアン発色改
    善方法。
JP53063724A 1978-05-26 1978-05-26 カラ−写真用漂白定着液のシアン色素発色改善方法 Expired JPS5813904B2 (ja)

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