JPS58138388A - 醗酵法によるl−グルタミン酸ナトリウムの製造方法 - Google Patents

醗酵法によるl−グルタミン酸ナトリウムの製造方法

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JPS58138388A
JPS58138388A JP1917282A JP1917282A JPS58138388A JP S58138388 A JPS58138388 A JP S58138388A JP 1917282 A JP1917282 A JP 1917282A JP 1917282 A JP1917282 A JP 1917282A JP S58138388 A JPS58138388 A JP S58138388A
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小野 栄治
Yoshihiro Takenaka
竹中 義弘
Hitoshi Hirashima
平島 仁志
Shigeo Ikeda
茂穂 池田
Yasutsugu Yamada
山田 耕従
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は醗酵法によるし一グルタミン酸ナトリウムの製
造方法に関するものであってその目的とするところは、
培養液中へL−グルタミン酸ナトリウムを直接培養中に
蓄積せしめることによって従来の醗酵法によるし一グル
タミン酸すトリウムの製造法に於るアンモニア及び塩酸
の使用tをm減し、かつ、L−グルタミン酸アンモニウ
ムからし一グルタミン酸ナトリウムへ転換する複雑な工
程を省略し、工業的利用會こL−グルタミン酸ナトリウ
ムな斃造することにある。
従来、醗酵法によってL−グルタミン酸ナトリウムを直
接培養液中に蓄積せしめる方法として酢酸を主炭素源と
する培地にL−グルタミン酸生産菌を培養し、培養期間
中に供給するフィード液の酢酸と酢酸アンモニウムのモ
ル比及び酢酸と酢酸ナトリウムのモル比をたくみVこ調
節しつつ培養して培養液中にL−グルタミン酸ナトリウ
ム塩を蓄積せしめる方法が知られていた(特公昭45−
26710号公報)。この方法によれば、L−グルタミ
ン酸塩中のグルタミン酸ナトリウムの割合は90係以上
に達するが、L−グルタミン酸の収率が低いのが欠点で
あり、工業的tこ実施されるtこは至っていない。そこ
で本発明者等は収率な低下させることなくし−グルタミ
ン酸なナトリウム塩として生成せしめる方法を開発する
ことを目的として鋭意研究を重ねた結果、ブレビバクテ
リウム属tこ属する酢酸要求性のし一グルタミン酸生産
菌を酢酸及び糖類な主炭素源とする培地で好気的1こ培
養し、グルタミン酸の生成が開始された後、酢酸ナトリ
ウム及び酢酸アンモニウムを添加して培養液中のNH4
/Na比を1.4以下に制御しつつ培養することによっ
てかかる目的が達成できることを発見し本発明を完成す
る1こ至った。
以下、本発明の方法tこついて説明する。
本発明の方法で使用されるし一グルタミン酸生産菌はブ
レビバクテリウム属に属する酢酸要求性変異株であり、
例えばブレビバクテリウム・ラクトフェルメンタムAJ
11515(FERM−P5335)、AJ11515
(FERM−P5335Lブレビバクテリウム・フラバ
ムAJ11517(FERM−P5337)等が使用さ
れる(上記変異株の誘導方法は特開昭56=92794
号公報に記載されている)。
酢酸要求性を有しないし一グルタミン酸生産菌を使用し
た場合にはグルタミン酸の収率が低く、特に培地中のN
H4/Naモル比1.4以下になると収率が著しく低下
するため、本発明の目的を達成することはできない。
本発明で使用する培地は、酢酸と糖類を主炭素源とし、
窒素源、無機イオン、更1こ必要に応じて有機微量栄養
素を含有する栄養培地が使用される。
酢酸は本発明で使用されるグルタミン酸生産菌の酢酸要
求性を満足させる物質として使用されるものであるが、
酢酸要求性を満足せしめる物質としては酢酸の他にプロ
ピオン酸等の低級脂肪酸、バルミチン酸、ステアリン酸
等の高級脂肪酸、エタノール、プロパツール等のり旨肪
族低級アルコール等も使用することができる。酢酸等と
併用されル糖類トしてはグルコース、フラクトース、マ
ルトース、ンユークロース、これらを含有する澱粉糖化
液、セルロース糖化液、果汁、lJ−廃a!l蜜、甜菜
糖廃蜜等が使用される。両者の配合割合はtin者3〜
2tこ対し後者を2〜10割合で使用する。
又このu合液は培養期間中、特にL−グルタミン酸の生
成期に連続的又は段階的tこ供給される。
窒素源としては例えば通常のし一グルタミン酸発酵1こ
用いられるアンモニウム塩、アンモニア水アンモニアガ
ス、尿素等が用いられ、その他必要tこ応じて、りん酸
塩、マグネシウム塩等の無機イオンが適宜培地1こ添加
される。また必要1こ応してサイアミン、ビオチン等の
微量栄養素が適宜使用される。さらに、ビオチンが過剰
會こ存在する培地1こは、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノ/(ルミテート、ペニシリン等のビオチン作用抑
制物質カ常法1こより培地に添加される。
培養は通常のし一グルタミン酸発酵と同様に行えば良く
、培養湿度を24〜37tl”、pHを6〜9に調節し
つつ好気的に培養を行う。このようtこして培養すると
菌体が増殖し、8〜10時間後にL−グルタミン酸の生
成が開始される。培養はL−グルタミン酸が開始される
までは通常のL−fルタミン酸発酵と何ら変るところは
ないが、L−グルタミン酸の生成が開始された後は、L
−グにタミン酸の蓄t&値を増大させるため、曲記炭素
源を連続的又は段階的に供給すると共に酢酸すl−’)
ラム溶液と酢酸アンモニウム溶液を添加して培養液中の
NH,/Na比を1.4以下に制御し、かつ、培養液の
pHな6.0〜9.0の範囲に調節しつつ培養全継続し
グルタミン酸ナトリウムを著量培養液中に蓄積させる。
本発明の方法に於ては、アンモニアの供給は菌体の生育
及びL−グルタミン酸の生合成1こ必要な最安値に抑え
て培養することが特徴であって、このような条件下で培
養してもし一グルタミン酸の収率が全く低下せず、培養
液中?こ著量のし一グルタミ/酸が蓄積され、約48時
間後にこはL−グルタミン酸の収率は57%以上、全し
−グルタミン酸に対するし一グルタミン酸ナトリウム塩
の割合は60%以上?こ達する。
L−グルタミン酸ナトリウム塩の採取法は、常法tこ従
って行えば良く、培養液を遠心分離l−て除菌し、必要
に応じて脱色後、濃縮aS析法によりl−−グルタミン
酸ナトリウム塩を結晶化して析出せしめこれを分離する
ことによって行われる。
実施例1 第1表tこ示す組成の2種類の培地(A培地、B培地)
を調製し、50ONl容の肩付フラスコにA培地を20
 mls B培地を25−II/宛夫々分注し116C
で10分間加熱滅菌した。
fルーy −ス2.3  f/di    2.3  
t/di酢酸アンモニウム    Q、5   #  
   1.OII酢酸ナトリウム     1.Q  
 //     1.0   //KH2PO40,1
1/     0.2   //尿   素     
      0.1   /I       O,I 
   NMgSO4・7H,、OO,1/l     
O,08//FeSO4−7H,01,0m9/dl 
   2.OT119/diMnSO4・4H201,
0〃2.0   〃大豆蛋白分解液    36   
〃   36   〃サイアミン塩酸塩  200 μ
t/l   200  μm/1(※ TN換算量) 一方、グルコース溶液(451//de)、酢酸ナトリ
ウム溶液(20y/di)及び酢酸アンモニウム溶液(
2,Oy /di )を調製し夫々加熱殺菌した。
上記A培地にブレビバクテリウム・ラクトフェルメンタ
ムAJ11515を接種し315Cで振盪培養した。培
養開始後1O115,20,25,35及び44時間を
こ、上記グルコース溶液、酢酸、酢酸ナトリウム溶液及
び酢酸アンモニウム溶液を供給し、酢酸アンモニウムに
対する酢酸ナトリウムの比を変化させること1こより培
養液中のNH、/Na比を0.5〜9.0と変化させ、
かつ培養液のpHを6.5〜9.0に調節しつつ培養を
継続し、48時間で培養を終了した。
対照としてブレビバクテリウム・ラクトフェルメンタム
ATCC13869を8培地を用いて同様の方法で培養
した。培養液中に蓄積されたL−グルタミン酸の収率及
び全し−グルタミン酸塩中のし一グルタミン酸ナトリウ
ムのM 合ヲ第2 表に示す。
第2表 し−グルタミン酸の収率 0.5    5 ?、2鰻)  90 (イ)   
29.8(イ)1.0    57.0    ? 5
     32.81.4    67.4   60
     41.72.0    67.1   40
     47.23.0      66.8   
   5以下     47.05.0    67.
0     //      47.49.0    
67.4          47.3第2表ンこ示す
ようtこ酢酸要求変異株AJ11515の場合にはL−
グルタミン酸の収率が高いのみならず、NH4/Na比
を1.4以下にしても収率は殆んど低下することなく全
グルタミン酸塩の60〜90チがI2−グルタミン酸ナ
トリウム塩として蓄積されている。
実施例2 グk i −:A 2.3 ? / di、酢酸s、4
y/d7゜K)l、PO40,29/de、 MgSO
4−7H,OO,I V / di。
硫酸アンモニウム0.059 / di、 MnSO4
@7)(201、om9/cte、 FeSO4・IH
,O1,o*g/at、ビオチン3μm/1 、大豆蛋
白分解液(全窒素量換算)36mg/de、及びサイア
ミン塩酸塩200 pt/lを含有してなるL−グルタ
ミン生産用培地を調製し、pHを7.0に調節後その3
00m1を1.5を容ジャーファーメンタ−1こ張込み
+20Uで15分間加熱滅菌した。この培地1こ、実施
例1のA培地でiij培養したブレビバクテリウム・ラ
クトフェルメンタムAJ+15150種培養液を接種し
31.5 rで通気攪拌培養した(+ooorpm、H
VVM )。10時間培養後、17t/dlのグルコー
ス溶液及び2oy/lieの酢酸を供給すると共1こ2
ov/dlの酢酸アンモニウム溶液及び30 f/’d
eの酢酸ナトリウム溶液を1:6の割合で供給し、培養
液中のN H4/N a比を0.6±0.2の範囲に、
又培養液のpHな6,5〜8.5の範囲ζニ調節しつり
培養して48時間で培養を終rした。
培養液中のし一グルタミン酸ナトリウムの蓄積敏は7.
7 s t /dl、 L−グルタミン酸塩中のし−グ
ルタミン酸ナトリウムの割合は94%であり、L−グル
タミン酸の収率は57.4%であった。
特許出願人 味の業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブレビバクテリウム属に属し酢酸要求性のし一グルタミ
    ン酸生産繭な酢酸及び糖類な炭素源トスル培地で好気的
    tこ培養し、L−グルタミン酸の蓄積が開始された後、
    培養液へ該炭素源を供給すると共tこ酢酸ナトリウムと
    酢酸アンモニウムを添加して培養液中のNH,/Na比
    を1.4以下舎こ制御しつつ培養を行い、培養液中にし
    一グルタミン酸ナトリウムを著量蓄積せしめることを特
    徴とする醗酵法によるし一グルタミン酸の製造法。
JP1917282A 1982-02-09 1982-02-09 醗酵法によるl−グルタミン酸ナトリウムの製造方法 Granted JPS58138388A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970027315A (ko) * 1995-11-13 1997-06-24 손경식 글루타민산 나트륨의 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970027315A (ko) * 1995-11-13 1997-06-24 손경식 글루타민산 나트륨의 제조 방법

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