JP2001025368A - 発酵処理液を基礎とする飼料用サプリメント、その製造方法および飼料用サプリメントとしてのl−リシンおよび/またはその塩の使用 - Google Patents
発酵処理液を基礎とする飼料用サプリメント、その製造方法および飼料用サプリメントとしてのl−リシンおよび/またはその塩の使用Info
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S426/00—Food or edible material: processes, compositions, and products
- Y10S426/807—Poultry or ruminant feed
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飼料用サプリメントとして適したリシン含有
水性組成物を提供する。 【解決手段】 前記組成物は、L−リシンおよび/また
はその塩、0〜100%の量の発酵中に形成されるバイ
オマス、および少なくとも大部分の、他の溶解し、かつ
懸濁した発酵処理液の内容物質を含有し、液体の形で、
場合により懸濁液として存在し、7より低いpH値のL
−リシンを含有する。
水性組成物を提供する。 【解決手段】 前記組成物は、L−リシンおよび/また
はその塩、0〜100%の量の発酵中に形成されるバイ
オマス、および少なくとも大部分の、他の溶解し、かつ
懸濁した発酵処理液の内容物質を含有し、液体の形で、
場合により懸濁液として存在し、7より低いpH値のL
−リシンを含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、場合により微生物
を、有利には微生物を発酵から不活性化して含有する水
性L−リシン含有飼料用サプリメントおよびこの組成物
を製造する方法に関する。
を、有利には微生物を発酵から不活性化して含有する水
性L−リシン含有飼料用サプリメントおよびこの組成物
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】必須アミノ酸L−リシンは広い範囲で飼
料用サプリメントとして使用される。
料用サプリメントとして使用される。
【0003】L−リシンがコリネ形バクテリア、特にコ
リネバクテリウム・グルタミクム(Corynebac
terium glutamicum)の菌株の発酵に
より製造されることは知られている。その大きな重要性
により製造方法を改良する試みが絶えず行われている。
方法の改良は、例えば変異誘導および淘汰による微生物
の内在的機能特性、発酵技術に関する手段、例えば撹拌
および酸素供給、例えば発酵中の糖濃度のような培養液
の組成またはイオン交換クロマトグラフィーまたは結晶
化による生成物の形の処理に関する。
リネバクテリウム・グルタミクム(Corynebac
terium glutamicum)の菌株の発酵に
より製造されることは知られている。その大きな重要性
により製造方法を改良する試みが絶えず行われている。
方法の改良は、例えば変異誘導および淘汰による微生物
の内在的機能特性、発酵技術に関する手段、例えば撹拌
および酸素供給、例えば発酵中の糖濃度のような培養液
の組成またはイオン交換クロマトグラフィーまたは結晶
化による生成物の形の処理に関する。
【0004】技術水準により、L−リシン含有発酵処理
液から製造したL−リシン含有生成物の形の3つの異な
る群が知られている。
液から製造したL−リシン含有生成物の形の3つの異な
る群が知られている。
【0005】最もよく知られた群は、例えばL−リシン
モノ塩酸塩のような典型的に塩の形で存在する、精製さ
れたまたは純粋なL−リシンの粉末または結晶質の生成
物の形である。
モノ塩酸塩のような典型的に塩の形で存在する、精製さ
れたまたは純粋なL−リシンの粉末または結晶質の生成
物の形である。
【0006】例えば欧州特許第0533039号明細書
に記載されるような固体の生成物の形の他の群は、L−
リシンのほかに発酵による製造中に使用される供給原料
および場合により使用される微生物の不活性化されたバ
イオマスを含有する。
に記載されるような固体の生成物の形の他の群は、L−
リシンのほかに発酵による製造中に使用される供給原料
および場合により使用される微生物の不活性化されたバ
イオマスを含有する。
【0007】粉末、結晶または顆粒の生成物の形は取り
扱い特性および適用に関して明らかな欠点を示す。生成
物の品質は天候、例えば高い大気湿度によりかなりの程
度で影響される、それというのもこのような大気の影響
の結果として生じるケーキングが貯蔵寿命を低下し、使
用する場合の生成物の分配特性を低下するからである。
乾燥した粉末のL−リシン含有生成物の処理は更に好ま
しくないダストの発生を生じる。
扱い特性および適用に関して明らかな欠点を示す。生成
物の品質は天候、例えば高い大気湿度によりかなりの程
度で影響される、それというのもこのような大気の影響
の結果として生じるケーキングが貯蔵寿命を低下し、使
用する場合の生成物の分配特性を低下するからである。
乾燥した粉末のL−リシン含有生成物の処理は更に好ま
しくないダストの発生を生じる。
【0008】L−リシン含有生成物の第3の群は濃縮し
た水性アルカリ溶液を含有し、これにより前記の問題を
回避する(欧州特許第0534865号明細書)。
た水性アルカリ溶液を含有し、これにより前記の問題を
回避する(欧州特許第0534865号明細書)。
【0009】L−リシン含有発酵処理液からL−リシン
含有生成物を製造するために、種々の生成物の形に相当
して多くの異なる方法が知られている。
含有生成物を製造するために、種々の生成物の形に相当
して多くの異なる方法が知られている。
【0010】固体の純粋なL−リシンを製造するために
基本的に2つの異なる方法が現在知られている。
基本的に2つの異なる方法が現在知られている。
【0011】リシンは不活性化バイオマスを適当な方法
により分離した後に相当する発酵処理液から結晶化によ
りモノ塩酸塩(Lys−HCl)として得られる。引き
続き濃縮する前の濾液の精製は一般にイオン交換クロマ
トグラフィーにより数工程にわたり実施する。その際ま
ずリシンをイオン交換樹脂に容易に吸着するために、バ
イオマスから分離した発酵処理液を、有利には塩酸(H
Cl)または硫酸(H 2SO4)の添加により酸性にす
る。発酵により製造したL−リシンのほかに発酵処理液
中に存在する種々の他のカチオンも結合する。一般に交
互に接続された種々のイオン交換カラムが純粋生成物を
得るために必要である。引き続き吸着したリシンを有利
にはアンモニア溶液により溶離し、イオン交換カラムを
再生する。こうして得られたリシン溶液を引き続き濃縮
し、塩酸で中和後、結晶の形でリシン−HClが得られ
る。
により分離した後に相当する発酵処理液から結晶化によ
りモノ塩酸塩(Lys−HCl)として得られる。引き
続き濃縮する前の濾液の精製は一般にイオン交換クロマ
トグラフィーにより数工程にわたり実施する。その際ま
ずリシンをイオン交換樹脂に容易に吸着するために、バ
イオマスから分離した発酵処理液を、有利には塩酸(H
Cl)または硫酸(H 2SO4)の添加により酸性にす
る。発酵により製造したL−リシンのほかに発酵処理液
中に存在する種々の他のカチオンも結合する。一般に交
互に接続された種々のイオン交換カラムが純粋生成物を
得るために必要である。引き続き吸着したリシンを有利
にはアンモニア溶液により溶離し、イオン交換カラムを
再生する。こうして得られたリシン溶液を引き続き濃縮
し、塩酸で中和後、結晶の形でリシン−HClが得られ
る。
【0012】もう1つの方法は、活性炭で精製後、結晶
の塩の形でリシンを得ることを可能にする(ソ連特許第
183581号)。その際リシン含有発酵処理液を標準
的方法により湿った熱を使用して不活性化し、濾過によ
りバイオマスから分離する。濾液をpH5に酸性にした
後に、濾液から好ましくない不純物を分離し、結晶の変
色を避けるために、50〜55℃で常に撹拌しながら活
性炭4〜5%を添加する。その後別の濾過工程で活性炭
を分離し、その後溶解した硫酸塩を水酸化カルシウムの
添加により硫酸カルシウムとして沈殿する。これを濾過
し、アンモニア成分を真空下で回転蒸発機中で除去し、
冷却下に結晶化が起きるまで溶液を濃縮する。
の塩の形でリシンを得ることを可能にする(ソ連特許第
183581号)。その際リシン含有発酵処理液を標準
的方法により湿った熱を使用して不活性化し、濾過によ
りバイオマスから分離する。濾液をpH5に酸性にした
後に、濾液から好ましくない不純物を分離し、結晶の変
色を避けるために、50〜55℃で常に撹拌しながら活
性炭4〜5%を添加する。その後別の濾過工程で活性炭
を分離し、その後溶解した硫酸塩を水酸化カルシウムの
添加により硫酸カルシウムとして沈殿する。これを濾過
し、アンモニア成分を真空下で回転蒸発機中で除去し、
冷却下に結晶化が起きるまで溶液を濃縮する。
【0013】この2つの処理方法の欠点は多くの個々の
作業工程およびイオン交換クロマトグラフィーを使用す
る複雑な精製法である。問題のある塩の除去または異な
る溶離剤の使用は付加的な排出流を生じ、これを複雑な
方法により精製するかまたは費用をかけて除去しなけれ
ばならない。
作業工程およびイオン交換クロマトグラフィーを使用す
る複雑な精製法である。問題のある塩の除去または異な
る溶離剤の使用は付加的な排出流を生じ、これを複雑な
方法により精製するかまたは費用をかけて除去しなけれ
ばならない。
【0014】これらの欠点は欧州特許第0533039
号明細書において、場合によりバイオマスを含有するす
べての発酵供給原料を濃縮し、高めた温度で噴霧乾燥す
ることにより対処する。
号明細書において、場合によりバイオマスを含有するす
べての発酵供給原料を濃縮し、高めた温度で噴霧乾燥す
ることにより対処する。
【0015】米国特許第5990350号明細書にはバ
イオマスを含まないL−リシン含有顆粒の製造方法が記
載されている。この方法においてはまずバイオマスを発
酵処理液から限外濾過により分離し、かつ廃棄する。こ
うして得られる濾液を引き続き水部分を十分に蒸発する
ことにより濃縮する。この方法で得られる濃縮液を最後
に流動床中で費用をかけて噴霧粒状化することにより乾
燥し、顆粒にし、後処理する。
イオマスを含まないL−リシン含有顆粒の製造方法が記
載されている。この方法においてはまずバイオマスを発
酵処理液から限外濾過により分離し、かつ廃棄する。こ
うして得られる濾液を引き続き水部分を十分に蒸発する
ことにより濃縮する。この方法で得られる濃縮液を最後
に流動床中で費用をかけて噴霧粒状化することにより乾
燥し、顆粒にし、後処理する。
【0016】欧州特許第0534865号明細書には発
酵処理液から、塩基性のL−リシン含有水性溶液を製造
する方法が知られている。ここに記載された方法では発
酵処理液からバイオマスを分離し、かつ廃棄する。例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化アン
モニウムのような塩基を用いて9〜11のpH値に調節
する。無機成分(無機塩)を濃縮および冷却後処理液か
ら結晶化により分離し、肥料として使用するかまたは廃
棄する(保存する)。
酵処理液から、塩基性のL−リシン含有水性溶液を製造
する方法が知られている。ここに記載された方法では発
酵処理液からバイオマスを分離し、かつ廃棄する。例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化アン
モニウムのような塩基を用いて9〜11のpH値に調節
する。無機成分(無機塩)を濃縮および冷却後処理液か
ら結晶化により分離し、肥料として使用するかまたは廃
棄する(保存する)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
の飼料用サプリメントとして適しているリシンおよびそ
の塩の水性組成物を提供することである。
の飼料用サプリメントとして適しているリシンおよびそ
の塩の水性組成物を提供することである。
【0018】更に本発明の課題は、現在知られた方法よ
り経済的であり、効率の高い製造方法を提供することで
ある。
り経済的であり、効率の高い製造方法を提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り解決される。
り解決される。
【0020】必須アミノ酸リシンは飼料用サプリメント
として広い範囲で使用される。
として広い範囲で使用される。
【0021】コリネバクテリウム属の微生物は、かなり
短い時間で相当する発酵媒体中の高い濃度のL−リシン
を分離する能力により際立っている。製造方法は一般に
供給法として行われる。発酵により製造されるL−リシ
ンは現在主に結晶生成物、粉末または顆粒に処理され
る。
短い時間で相当する発酵媒体中の高い濃度のL−リシン
を分離する能力により際立っている。製造方法は一般に
供給法として行われる。発酵により製造されるL−リシ
ンは現在主に結晶生成物、粉末または顆粒に処理され
る。
【0022】本発明の対象は、発酵処理液を基礎とする
飼料用サプリメントであり、これは a)L−リシンおよび/またはその塩、 b)0〜100%、有利には50〜100%、特に有利
には90〜100%の量の発酵中に形成されるバイオマ
ス、 c)少なくとも大部分の、他の溶解し、かつ懸濁した発
酵処理液の内容物質を含有し、 d)液体の形で、場合により懸濁液として存在し、かつ e)7より低いpH値を有することを特徴とする。
飼料用サプリメントであり、これは a)L−リシンおよび/またはその塩、 b)0〜100%、有利には50〜100%、特に有利
には90〜100%の量の発酵中に形成されるバイオマ
ス、 c)少なくとも大部分の、他の溶解し、かつ懸濁した発
酵処理液の内容物質を含有し、 d)液体の形で、場合により懸濁液として存在し、かつ e)7より低いpH値を有することを特徴とする。
【0023】飼料用サプリメントは、サプリメントの全
量に対して10〜35質量%、有利には15〜35質量
%、特に18〜35質量%および特に有利には21〜3
4質量%のリシン含量(リシン塩基として)を有する。
pH値は7未満、有利には2〜6.5、特に2.5〜6お
よび特に有利には2.5〜5である。
量に対して10〜35質量%、有利には15〜35質量
%、特に18〜35質量%および特に有利には21〜3
4質量%のリシン含量(リシン塩基として)を有する。
pH値は7未満、有利には2〜6.5、特に2.5〜6お
よび特に有利には2.5〜5である。
【0024】サプリメントの全固形分の割合は10〜5
5質量%、有利には20〜55質量%、特に35〜55
質量%、特に有利には45〜54質量%である。固形分
にはリシンのほかに、分離または濾過のような適当な方
法により分離されないかぎりで、有利には製造する微生
物のバイオマス、発酵処理液の無機成分およびその他の
有機成分および発酵中に形成される副生成物が含まれ
る。
5質量%、有利には20〜55質量%、特に35〜55
質量%、特に有利には45〜54質量%である。固形分
にはリシンのほかに、分離または濾過のような適当な方
法により分離されないかぎりで、有利には製造する微生
物のバイオマス、発酵処理液の無機成分およびその他の
有機成分および発酵中に形成される副生成物が含まれ
る。
【0025】バイオマスがサプリメント中に全部または
一部分残留する場合は、サプリメントは最高4質量%ま
での濃度で微生物のプロテインを含有する。
一部分残留する場合は、サプリメントは最高4質量%ま
での濃度で微生物のプロテインを含有する。
【0026】サプリメントは無機成分として特にカルシ
ウム、マグネシウム、燐酸塩の形の燐、および硫酸塩の
形の硫黄および有機成分として特にビタミン、例えばビ
オチンおよびチアミン、またはイソマルトースのような
糖を含有する。
ウム、マグネシウム、燐酸塩の形の燐、および硫酸塩の
形の硫黄および有機成分として特にビタミン、例えばビ
オチンおよびチアミン、またはイソマルトースのような
糖を含有する。
【0027】発酵中に少量で形成される有機副生成物に
はL−アラニン、L−アスパラギン、L−グルタミン、
L−メチオニン、L−トレオニンおよびL−バリンの群
から選択されるL−アミノ酸が含まれる。これには更に
1〜3個のカルボキシル基を有する有機酸、例えば乳
酸、酢酸およびリンゴ酸が含まれる。最後にこれには
糖、例えばトレハロースが含まれる。
はL−アラニン、L−アスパラギン、L−グルタミン、
L−メチオニン、L−トレオニンおよびL−バリンの群
から選択されるL−アミノ酸が含まれる。これには更に
1〜3個のカルボキシル基を有する有機酸、例えば乳
酸、酢酸およびリンゴ酸が含まれる。最後にこれには
糖、例えばトレハロースが含まれる。
【0028】これらの化合物はサプリメントの価数を改
良する場合に場合により好ましい。
良する場合に場合により好ましい。
【0029】本発明の他の対象は、リシンおよび/また
はその塩を含有する水性溶液/懸濁液の製造方法であ
り、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、 b)場合によりL−リシン含有物質の添加により所望の
リシン濃度に調節し、 c)溶液/懸濁液のpH値を7より低く調節し、かつ d)こうして得られた処理液を場合により真空下で濃縮
し、その際工程b)、c)およびd)の順序は変動して
もよいことを特徴とする。
はその塩を含有する水性溶液/懸濁液の製造方法であ
り、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、 b)場合によりL−リシン含有物質の添加により所望の
リシン濃度に調節し、 c)溶液/懸濁液のpH値を7より低く調節し、かつ d)こうして得られた処理液を場合により真空下で濃縮
し、その際工程b)、c)およびd)の順序は変動して
もよいことを特徴とする。
【0030】最後に本発明の他の対象は、リシンおよび
/またはその塩を含有する水性溶液および/または懸濁
液の製造方法であり、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、 b)得られた処理液のpH値を7より低く調節し、かつ c)溶液/懸濁液から場合により完全にまたは部分的に
バイオマスを分離し、 d)場合によりL−リシン含有物質の添加により所望の
リシン濃度に調節し、 e)こうして得られた処理液を場合により真空下で濃縮
し、その際工程b)、c)、d)およびe)の順序は変
動してもよいことを特徴とする。
/またはその塩を含有する水性溶液および/または懸濁
液の製造方法であり、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、 b)得られた処理液のpH値を7より低く調節し、かつ c)溶液/懸濁液から場合により完全にまたは部分的に
バイオマスを分離し、 d)場合によりL−リシン含有物質の添加により所望の
リシン濃度に調節し、 e)こうして得られた処理液を場合により真空下で濃縮
し、その際工程b)、c)、d)およびe)の順序は変
動してもよいことを特徴とする。
【0031】コリネ形バクテリアのL−リシン製造突然
変異体は技術水準に、例えば米国特許第4657860
号明細書に詳細に記載される。
変異体は技術水準に、例えば米国特許第4657860
号明細書に詳細に記載される。
【0032】L−リシン製造の目的のために、これらの
菌株を連続的にまたは不連続的にバッチ法または供給バ
ッチ法または繰り返された供給バッチ法を使用して培養
することができる。公知の培養法の概要は、Chmie
lのテキスト(Bioprozesstechnik
1 Einfuehrung in die Biov
erfahrenstechnik Gustav F
ischer Verlag Stuttgart 1
991)またはStorhasのテキスト(Biore
aktoren und periphere Ein
richtungen Vieweg Verlag
Braunschweig/Wiesbaden 19
94)に記載される。
菌株を連続的にまたは不連続的にバッチ法または供給バ
ッチ法または繰り返された供給バッチ法を使用して培養
することができる。公知の培養法の概要は、Chmie
lのテキスト(Bioprozesstechnik
1 Einfuehrung in die Biov
erfahrenstechnik Gustav F
ischer Verlag Stuttgart 1
991)またはStorhasのテキスト(Biore
aktoren und periphere Ein
richtungen Vieweg Verlag
Braunschweig/Wiesbaden 19
94)に記載される。
【0033】使用すべき培養液はそれぞれの菌株の要求
を十分に満たさなければならない。使用することができ
る炭素源は、糖および炭水化物、例えばグルコース、ス
クロース、ラクトース、フルクトース、マルトース、糖
蜜、澱粉およびセルロース、オイルおよび脂肪、例えば
大豆油、ヒマワリ油、落花生油、ココナッツ油、脂肪
酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、
アルコール、例えばグリセリン、エタノール、有機酸、
例えば酢酸である。これらの物質は個々にまたは混合物
として使用することができる。使用することができる窒
素源は、窒素含有有機化合物、例えばペプトン、酵母エ
キス、肉エキス、麦芽エキス、コーン浸出液、大豆ミー
ルおよび尿素または無機化合物、例えば硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、燐酸アンモニウム、炭酸アンモ
ニウムおよび硝酸アンモニウムである。窒素源は個々に
または混合物として使用することができる。使用するこ
とができる燐源は燐酸二水素カリウム、燐酸水素二カリ
ウムまたは相当するナトリウム含有塩である。培養液は
更に金属の塩、例えば硫酸マグネシウムまたは硫酸鉄を
含有しなければならず、これらは成長に必要である。最
後に前記物質の他に必須の成長促進剤、例えばアミノ酸
およびビタミンを使用することができる。培養液に更に
適当な前駆物質を添加することができる。前記供給原料
を培養液に一回のバッチとして供給するかまたは培養中
に適当に供給することができる。
を十分に満たさなければならない。使用することができ
る炭素源は、糖および炭水化物、例えばグルコース、ス
クロース、ラクトース、フルクトース、マルトース、糖
蜜、澱粉およびセルロース、オイルおよび脂肪、例えば
大豆油、ヒマワリ油、落花生油、ココナッツ油、脂肪
酸、例えばパルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、
アルコール、例えばグリセリン、エタノール、有機酸、
例えば酢酸である。これらの物質は個々にまたは混合物
として使用することができる。使用することができる窒
素源は、窒素含有有機化合物、例えばペプトン、酵母エ
キス、肉エキス、麦芽エキス、コーン浸出液、大豆ミー
ルおよび尿素または無機化合物、例えば硫酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、燐酸アンモニウム、炭酸アンモ
ニウムおよび硝酸アンモニウムである。窒素源は個々に
または混合物として使用することができる。使用するこ
とができる燐源は燐酸二水素カリウム、燐酸水素二カリ
ウムまたは相当するナトリウム含有塩である。培養液は
更に金属の塩、例えば硫酸マグネシウムまたは硫酸鉄を
含有しなければならず、これらは成長に必要である。最
後に前記物質の他に必須の成長促進剤、例えばアミノ酸
およびビタミンを使用することができる。培養液に更に
適当な前駆物質を添加することができる。前記供給原料
を培養液に一回のバッチとして供給するかまたは培養中
に適当に供給することができる。
【0034】培養液のpH値を適当に調節するために、
塩基性化合物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア、または酸性化合物、例えば燐酸または
硫酸を使用することができる。消泡剤、たとえば脂肪酸
ポリグリコールエステルを使用することにより発泡を調
節することができる。適当な選択的に作用する物質、例
えば抗生物質を培地に添加することによりプラスミドの
安定性を維持することができる。好気性条件を維持する
ために、酸素または酸素含有ガス混合物、例えば空気を
培養液に導入し、かつ適当な撹拌装置またはガス流によ
り完全に混合する。培養液の温度は典型的には25〜3
7℃である。最大量のL−リシンが形成されるまで培養
を継続する。この目的は一般に10〜160時間以内で
達成される。
塩基性化合物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア、または酸性化合物、例えば燐酸または
硫酸を使用することができる。消泡剤、たとえば脂肪酸
ポリグリコールエステルを使用することにより発泡を調
節することができる。適当な選択的に作用する物質、例
えば抗生物質を培地に添加することによりプラスミドの
安定性を維持することができる。好気性条件を維持する
ために、酸素または酸素含有ガス混合物、例えば空気を
培養液に導入し、かつ適当な撹拌装置またはガス流によ
り完全に混合する。培養液の温度は典型的には25〜3
7℃である。最大量のL−リシンが形成されるまで培養
を継続する。この目的は一般に10〜160時間以内で
達成される。
【0035】適当な発酵培養液の例は、例えば欧州特許
第0532867号、米国特許第5840551号およ
び米国特許第5990350号に記載される。
第0532867号、米国特許第5840551号およ
び米国特許第5990350号に記載される。
【0036】L−リシンの分析はSpackman等
Analytical Chemistry 30 1
958 1190に記載されるように、アニオン交換ク
ロマトグラフィーおよび引き続くニンヒドリン誘導化に
よりまたはLindroth等 Analytical
Chemistry 51 1979 1167〜1
174に記載されるように逆相HPLCにより行うこと
ができる。
Analytical Chemistry 30 1
958 1190に記載されるように、アニオン交換ク
ロマトグラフィーおよび引き続くニンヒドリン誘導化に
よりまたはLindroth等 Analytical
Chemistry 51 1979 1167〜1
174に記載されるように逆相HPLCにより行うこと
ができる。
【0037】本発明の方法に使用される発酵処理液は、
有利には5.0g/lより少ない物質代謝されない糖含
量において60g/lより多いL−リシン含量(リシン
塩基として)を有する。10質量%より多い全固形分に
おいてバイオマスは有利には1〜4質量%になる。その
際発酵からの副生成物およびビタミン(アミノ酸、有機
酸)の含量は有利には2質量%未満である。
有利には5.0g/lより少ない物質代謝されない糖含
量において60g/lより多いL−リシン含量(リシン
塩基として)を有する。10質量%より多い全固形分に
おいてバイオマスは有利には1〜4質量%になる。その
際発酵からの副生成物およびビタミン(アミノ酸、有機
酸)の含量は有利には2質量%未満である。
【0038】本発明の方法において、発酵処理液中に存
在するバイオマスは一般に最初に、例えば熱処理により
不活性化されるかまたは殺菌される。しかしながら場合
により不活性化を省くことができる。引き続き発酵処理
液中で無機酸、例えば硫酸、塩酸または燐酸、または有
機酸、例えばクエン酸、酢酸またはギ酸または種々の酸
の混合物を用いてpH値を7未満、有利には2〜6.
5、特に2.5〜6、特に有利には2.5〜5に調節す
る。酸性化の前または後に周知の分離法または濾過法に
よりバイオマスを場合により完全にまたは部分的に分離
する。一般に無機成分を分離することは必要でない。引
き続き酸性のL−リシン含有溶液または懸濁液を公知方
法(例えば回転蒸発機、フィルム蒸発機または落下式フ
ィルム蒸発機)を使用して、有利には真空下に、全固形
分10〜55質量%、有利には20〜55質量%、特に
35〜55質量%、特に有利には45〜54質量%にお
いて、リシン含量(リシン塩基として)10〜35質量
%、有利には15〜35質量%、特に20〜35質量
%、特に有利には21〜34質量%を有する液体生成物
が得られるまで濃縮する。有利には無機成分(無機塩)
が発酵処理液から沈殿せず、L−リシンが溶解して存在
するように処理液を濃縮する場合が一般的である。場合
により任意の工程でL−リシン含有物質の添加により生
成物中でL−リシンの所望の濃度を調節することができ
る。
在するバイオマスは一般に最初に、例えば熱処理により
不活性化されるかまたは殺菌される。しかしながら場合
により不活性化を省くことができる。引き続き発酵処理
液中で無機酸、例えば硫酸、塩酸または燐酸、または有
機酸、例えばクエン酸、酢酸またはギ酸または種々の酸
の混合物を用いてpH値を7未満、有利には2〜6.
5、特に2.5〜6、特に有利には2.5〜5に調節す
る。酸性化の前または後に周知の分離法または濾過法に
よりバイオマスを場合により完全にまたは部分的に分離
する。一般に無機成分を分離することは必要でない。引
き続き酸性のL−リシン含有溶液または懸濁液を公知方
法(例えば回転蒸発機、フィルム蒸発機または落下式フ
ィルム蒸発機)を使用して、有利には真空下に、全固形
分10〜55質量%、有利には20〜55質量%、特に
35〜55質量%、特に有利には45〜54質量%にお
いて、リシン含量(リシン塩基として)10〜35質量
%、有利には15〜35質量%、特に20〜35質量
%、特に有利には21〜34質量%を有する液体生成物
が得られるまで濃縮する。有利には無機成分(無機塩)
が発酵処理液から沈殿せず、L−リシンが溶解して存在
するように処理液を濃縮する場合が一般的である。場合
により任意の工程でL−リシン含有物質の添加により生
成物中でL−リシンの所望の濃度を調節することができ
る。
【0039】こうして得られた溶液および/または懸濁
液は酸性のpH値を有し、容易に移送することができ、
問題なく配量することができ、微生物に安定であり、ア
ルカリ溶液より長い貯蔵時間を有する。
液は酸性のpH値を有し、容易に移送することができ、
問題なく配量することができ、微生物に安定であり、ア
ルカリ溶液より長い貯蔵時間を有する。
【0040】濃縮の後または間に酸性化を行うことがで
きる。硫酸塩、塩化物、燐酸塩、クエン酸塩等として作
用するアニオンを、培養液に、すでに発酵の前に市販の
塩の形で添加することができる。
きる。硫酸塩、塩化物、燐酸塩、クエン酸塩等として作
用するアニオンを、培養液に、すでに発酵の前に市販の
塩の形で添加することができる。
【0041】懸濁液の語は、有利には不活性化した微生
物が本発明の生成物中に溶解しない形で存在することと
理解される。
物が本発明の生成物中に溶解しない形で存在することと
理解される。
【0042】
【実施例】本発明を実施例により詳細に説明する。
【0043】例1 L−リシン含有発酵処理液の製造 本発明により処理されるリシン含有処理液を製造する発
酵工程は、種々の先行する特許明細書(欧州特許第05
32867号および米国特許第5840551号)に詳
細に記載されている。
酵工程は、種々の先行する特許明細書(欧州特許第05
32867号および米国特許第5840551号)に詳
細に記載されている。
【0044】例2 バイオマスを含まない生成物の製造 約9.5質量%の含量(リシン塩基として)を有する発
酵処理液20kgを例1により製造した。最初に発酵処
理液中に存在するバイオマスを80℃で30分の熱処理
により不活性化した。引き続き不活性化したバイオマス
を、実験用遠心分離機(Biofuge−Strato
s Heraeus社 Duesseldorf ドイ
ツ)により、4000rpmで20分間遠心分離するこ
とにより分離した。こうして精製した上澄み液1.0リ
ットルを、濃縮した硫酸を徐々に添加することにより、
pH値を約4に調節した。引き続き真空下に回転蒸発機
(実験用回転蒸発機 Buechi Rotavapo
r RE−120 Buechi Labortech
nik社 コンスタンツ ドイツ)を使用して、遠心分
離物の液体部分を、乾燥含量約50%に減少した。
酵処理液20kgを例1により製造した。最初に発酵処
理液中に存在するバイオマスを80℃で30分の熱処理
により不活性化した。引き続き不活性化したバイオマス
を、実験用遠心分離機(Biofuge−Strato
s Heraeus社 Duesseldorf ドイ
ツ)により、4000rpmで20分間遠心分離するこ
とにより分離した。こうして精製した上澄み液1.0リ
ットルを、濃縮した硫酸を徐々に添加することにより、
pH値を約4に調節した。引き続き真空下に回転蒸発機
(実験用回転蒸発機 Buechi Rotavapo
r RE−120 Buechi Labortech
nik社 コンスタンツ ドイツ)を使用して、遠心分
離物の液体部分を、乾燥含量約50%に減少した。
【0045】こうして得られた液体生成物はL−リシン
含量(リシン塩基として)31.5質量%およびpH値
4を有した。全固形分は49.3質量%であった。
含量(リシン塩基として)31.5質量%およびpH値
4を有した。全固形分は49.3質量%であった。
【0046】例3 バイオマス含有生成物の製造 約9.5質量%の含量(リシン塩基として)を有する発
酵処理液20kgを例1により製造した。発酵処理液中
に存在するバイオマスを直接バイオリアクター内で80
℃で30分間の熱処理により不活性化した。引き続きこ
のバイオマス含有発酵処理液1.0リットルを、濃縮し
た硫酸を徐々に添加することによりpH値約4に調節し
た。引き続きこの酸性リシン含有発酵処理液の液体部分
を、真空下に、回転蒸発機(実験用回転蒸発機 Bue
chi Rotavapor RE−120 Buec
hi Labortechnik社 コンスタンツ ド
イツ)を使用して、乾燥含量約50%に減少した。
酵処理液20kgを例1により製造した。発酵処理液中
に存在するバイオマスを直接バイオリアクター内で80
℃で30分間の熱処理により不活性化した。引き続きこ
のバイオマス含有発酵処理液1.0リットルを、濃縮し
た硫酸を徐々に添加することによりpH値約4に調節し
た。引き続きこの酸性リシン含有発酵処理液の液体部分
を、真空下に、回転蒸発機(実験用回転蒸発機 Bue
chi Rotavapor RE−120 Buec
hi Labortechnik社 コンスタンツ ド
イツ)を使用して、乾燥含量約50%に減少した。
【0047】こうして得られた液体生成物はL−リシン
含量(リシン塩基として)21.8質量%およびpH値
4を有した。全固形分は50.7質量%であった。20
℃で16ヶ月保存後に含量の著しい変化が認められなか
った。
含量(リシン塩基として)21.8質量%およびpH値
4を有した。全固形分は50.7質量%であった。20
℃で16ヶ月保存後に含量の著しい変化が認められなか
った。
Claims (6)
- 【請求項1】 発酵処理液を基礎とする飼料用サプリメ
ントにおいて、 a)L−リシンおよび/またはその塩、 b)0〜100%、有利には50〜100%、特に有利
には90〜100%の量の発酵中に形成されるバイオマ
ス、 c)少なくとも大部分の、他の溶解し、かつ懸濁した発
酵処理液の内容物質を含有し、 d)液体の形で、場合により懸濁液として存在し、かつ e)7より低いpH値を有することを特徴とする、発酵
処理液を基礎とする飼料用サプリメント。 - 【請求項2】 溶液/懸濁液の全量に対して10〜35
質量%のL−リシン含量を有する請求項1記載のL−リ
シン含有溶液/懸濁液。 - 【請求項3】 pH値2〜6.5を有する請求項1記載
のL−リシン含有溶液/懸濁液。 - 【請求項4】 リシンおよび/またはその塩を含有する
溶液および/または懸濁液の製造方法において、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、かつ b)場合によりL−リシンまたはL−リシン含有溶液の
添加により所望の濃度に調節し、 c)得られた処理液を7より低いpHに調節し、かつ d)場合により濃縮し、その際工程b)、c)および
d)の順序は任意であってもよいことを特徴とするリシ
ンおよび/またはその塩を含有する溶液および/または
懸濁液の製造方法。 - 【請求項5】 リシンおよび/またはその塩を含有する
飼料用添加剤の製造方法において、 a)L−リシン含有処理液を発酵により製造し、かつ b)得られた処理液を7より低いpH値に調節し、かつ c)これから場合により完全にまたは部分的にバイオマ
スを分離し、 d)場合によりL−リシンまたはL−リシン含有溶液の
添加により所望の濃度に調節し、 e)こうして得られた処理液を場合により濃縮し、その
際工程b)、c)、d)およびe)の順序は任意であっ
てもよいことを特徴とするリシンおよび/またはその塩
を含有する飼料用添加剤の製造方法。 - 【請求項6】 飼料用サプリメントとしての請求項1記
載のL−リシンおよび/またはその塩を含有する溶液/
懸濁液の使用。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US14044999P | 1999-06-23 | 1999-06-23 | |
US60/140449 | 1999-06-23 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000185071A Pending JP2001025368A (ja) | 1999-06-23 | 2000-06-20 | 発酵処理液を基礎とする飼料用サプリメント、その製造方法および飼料用サプリメントとしてのl−リシンおよび/またはその塩の使用 |
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---|---|
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TW (1) | TW576718B (ja) |
UA (1) | UA73082C2 (ja) |
ZA (1) | ZA200003147B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8372606B2 (en) | 2006-12-25 | 2013-02-12 | Ajinomoto Co., Inc. | Methods for obtaining crystals of a basic amino acid hydrochloride |
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CN1236690C (zh) | 1999-06-23 | 2006-01-18 | 德古萨股份公司 | 含有赖氨酸的含水动物饲料添加剂及其生产方法 |
IT1320794B1 (it) * | 2000-08-08 | 2003-12-10 | Filozoo Aventis S R L | Procedimento e sistema per fornire aminoacidi naturosimili ochemioderivati in forma liquida ad animali ruminanti allevati. |
DK1478243T3 (da) * | 2002-02-27 | 2010-10-18 | Archer Daniels Midland Co | Fodertilsætning til forøgelse af plasmaaminosyreniveauet hos drøvtyggere samt fremgangsmåde til dens indgift |
US7348037B2 (en) * | 2002-08-16 | 2008-03-25 | Evonik Degussa Gmbh | Sulfur-containing animal-feed additives |
KR101052573B1 (ko) * | 2004-04-02 | 2011-07-29 | 씨제이제일제당 (주) | 균일한 함량을 갖는 과립형 동물 사료 첨가제를 제조하는 방법 및 그에 의하여 제조되는 과립형 동물 사료 첨가제 |
DE102005013676A1 (de) | 2005-03-24 | 2006-09-28 | Degussa Ag | Allele des zwf-Gens aus coryneformen Bakterien |
DE102005023829A1 (de) | 2005-05-24 | 2006-11-30 | Degussa Ag | Allele des opcA-Gens aus coryneformen Bakterien |
US20070082031A1 (en) | 2005-10-08 | 2007-04-12 | Hermann Lotter | L-lysine-containing feed additives |
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DE102006032634A1 (de) | 2006-07-13 | 2008-01-17 | Evonik Degussa Gmbh | Verfahren zur Herstellung von L-Aminosäuren |
WO2009042779A1 (en) * | 2007-09-27 | 2009-04-02 | Archer-Daniels-Midland Company | Heteromorphic lysine feed granules |
DE102008001874A1 (de) | 2008-05-20 | 2009-11-26 | Evonik Degussa Gmbh | Verfahren zur Herstellung von L-Aminosäuren |
DE102009030342A1 (de) | 2009-06-25 | 2010-12-30 | Evonik Degussa Gmbh | Verfahren zur fermentativen Herstellung von organisch chemischen Verbindungen |
DE102011006716A1 (de) | 2011-04-04 | 2012-10-04 | Evonik Degussa Gmbh | Mikroorganismus und Verfahren zur fermentativen Herstellung einer organisch-chemischen Verbindung |
DE102011118019A1 (de) | 2011-06-28 | 2013-01-03 | Evonik Degussa Gmbh | Varianten des Promotors des für die Glyzerinaldehyd-3-phosphat-Dehydrogenase kodierenden gap-Gens |
EP2762571A1 (de) | 2013-01-30 | 2014-08-06 | Evonik Industries AG | Mikroorganismus und Verfahren zur fermentativen Herstellung von Aminosäuren |
EP3068235A4 (en) * | 2013-11-15 | 2017-06-28 | Archer Daniels Midland Company | Methods of feeding animals fermentation cell mass |
EP2940144A1 (de) | 2014-04-30 | 2015-11-04 | Evonik Degussa GmbH | Verfahren zur Produktion von L-Lysin unter Verwendung eines alkaliphilen Bakteriums |
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CS163505B1 (ja) † | 1972-11-15 | 1975-09-15 | ||
SU494040A1 (ru) * | 1973-04-12 | 1978-04-15 | Институт Микробиологии Им.Августа Кирхенштейна Ан Латвийской Сср | Способ получени -лизина |
SU507634A1 (ru) * | 1973-09-24 | 1976-03-25 | Институт Микробиологии Имени А.Кирхенштейна Ан Латвийской Сср | Способ получени -лизина |
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FR2541867B1 (fr) * | 1983-03-03 | 1987-06-05 | Aec Chim Organ Biolog | Nouvelles compositions pour alimentation animale a base de lysine et leur preparation |
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2000
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