JPS58120136A - サ−モグラフイ装置用測温レンジ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被写体の温度分布像を取得する所謂サーモグラ
フィ装置に関し、特に撮影時に使用した測温レンジを取
得した赤外線映像信号から検出することのできる測温レ
ンジ検出装置に関する。

サーモグラフィ装置では光スキャナを用いて視野をラス
ク走査することにより視野内各部から放射される赤外線
を検出器へ導いて検出し、得られた赤外線映像信号を表
示手段へ供給して温度分布像を得るようにしている。斯
かる装置では測温範囲は零下から１０００′Ｃ以上まで
と広いが、検出器（１） 及び電気回路のダイナミックレンジの関係で全部を一度
にカバーすることができず、そのため測温範囲を例えば
高温域（Ｈ）、中温域（Ｍ）、低温域（Ｌ）という様に
複数のレンジに分割し、装置の操作面についているレン
ジ切換つまみで選択するようにしている。この様にサー
モグラフィ装置本体を使用している時は、切換つまみが
あるので現在どのレンジを使用しているかを即座に判断
できるが、例えば測定で得られた赤外線映像信号をデー
タレコーダ等に記録して後日再生する時には測定の際ど
のレンジを使用していたかを判断する術はなく、従来は
測定レンジをメモしておかなければならなかった。これ
を解決するには切換つまみで選択したレンジを示す信号
を作成するようにし、この信号を映像信号と共に記録す
ることが考えられるが、そのために信号作成手段が必要
になるし、余分な記鏑チャンネルも必要になる。

ところで上述したレンジ切換は、具体的には電気回路の
増幅度を何段階かに変化させたり、赤外線検出器の前に
絞りを挿入して赤外線入射エネル（９＞ ′ギーを一部カットして減衰させたりしている。この様
なレンジ切換に伴なう赤外線映像信号の変化を観察した
ところ、本発明者は映像信号のレベルが変化することは
もちろん、該映像信号中に絶対温度測定の目的で挿入さ
れる絶対温度信号のレベルもレンジ切換に対応して変化
することを見出した。どのことを第１図及び第２図を用
いて説明する。・ 第１図はサーモグラフィ装置の光学系の構造を示し、図
において１は赤外線検出器、２は視野３内各部から放射
された赤外線を該検出器１へ走査集光するための光スキ
ャナである。該スキャナ２と検出器１の間の光路には、
スキャナと同期したモータ４によって回転されるチョッ
パ鏡５が水平走査毎に挿入されるようになっており、そ
の時基準温度源６からの基準赤外線７が検出器１へ入射
することになる。第２図（ａ）は検出器１から得られる
映像信号波形を示し、水平帰線期間毎に基準赤外線を検
出した基準温度信号Ｒが挿入されている。サーモグラフ
ィ装量本体ではこの映像信号（３） を上記基準温度信号レベルにクランプして絶対温度との
対応づけを行った後表示装置へ送って画像表示を行う。

一方レコーダ例えばビデオテープレコーダに記録する際
には第２図（ｂ）に示す様に水平走査に同期した同期信
号Ｐを付加して記録する様にしている。

そして今第２図（ｂ）の映像信号がレンジＭ（中温域）
で得られていたとし、そのままでレンジをＨ（高温域）
へ切換えたとすると、基準温度信号Ｒのレベルは第２図
（ｃ）において瓦で示す様に被写体の映像信号と一諸に
下がる。逆にレンジをＬ（低温域）へ切換えると、第２
図（ｄ）でＲ″で示すようにレベルが上がる。被写体の
映像信号レベルは被写体によって変わるが、基準温度信
号のレベルはレンジ切換によってしか変わらないので、
そのレベルを判別すれば測温レンジを判別できるわけで
ある。

本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、映像信号
中の基準温度信号をサンプリングして取出す手段と、取
出された基準温度信号レベルを所（４） 定レベルと比較判別する手段を設けることにより映像信
号から測温レンジを判別することのできる装置を提供す
ることを目的としている。以下図面を用いて本発明を詳
説する。

第３図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
り、図において８は第２図（ｂ　）　、　（Ｃ）。

（ｄ）で示される様な赤外線映像信号を入力端子から導
入して記録するビデオテープレコーダ（ＶＴＲ’）であ
る。該ＶＴＲ８で再生して得られた映像信号は増幅器９
で増幅された後サーモグラフィ装置１０．サンプルホー
ルド回路１１及び同期分離回路１２へ送られる。該分離
回路１２は映像信号から同期信号Ｐのみを分離し、これ
が基準温度信号と時間的に重なるように遅延回路１３で
遅延させてサンプルホールド回路１１へ送る。そして該
サンプルホールド回路１１は該同期信号に基づいて映像
信号中の基準温度信号レベルをホールドし、その出力を
レベル判別回路１４へ送る。該判別回路１４にはＨ，Ｍ
、Ｌ各測温レンジにおける基準温度信号レベルｍ、Ｒ，
Ｒが第２図に示す様（５） にＲ，’（Ｒ（Ｒ，の関係にある時、参照レベルＶ−，
Ｖｓ（Ｒ’（Ｖｎ（Ｒ（Ｖｎ＜’Ｂ：’　）を発生する
基準電源１５゜１６を備えており、この参照レベルに基
づきその時の基準温度信号レベルが瓦であるかＲである
かＷであるかを判別し、判別出力を点灯回路１７へ送る
。該点灯回路１７は判別出力がｄの時はレンジＨを示す
ランプ１８を、Ｒの時はレンジＭを示すランプ１９を、
又Ｒの時はレンジＬを示すランプ２０を夫々点灯するた
め、操作者は測温レンジを即座に判断することができ、
サーモグラフィ装置１０のレンジつまみを合わせること
ができる。

尚判別信号に基づいてレンジつまみを合わせることを自
動的に行うようにしても良いことは言うまでもない。

又上述した実施例ではサーモグラフィ装置１０とは別個
に同期分離回路１２．遅延回路１３．サンプルホールド
回路１１を設けたが、サーモグラフィ装置は映像信号を
基準温度信号レベルにクランプするために同期分離回路
、遅延回路、サンプルホールド回路の一種とも言えるク
ランプ回路を（６） 備えているので、このクランプ回路でのクランプレベル
が基準温度信号レベルとなっている。従ってこのクラン
プレベル信号をレベル判別回路１Ｔで判別するようにす
れば構成が極めて簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はサーモグラフィ装置の光学系の構造を示す図、
第２図は赤外線映像信号波形を示す図、第３図は本発明
の一実施例の構成を示すブロック図である。 ８：ＶＴＪｌｌ：サンプルホールド回路、１２：同期分
離回路、１３：遅延回路、１４ニレベル判別回路、１５
．１６：基準電源、１７：点灯回路、１８．１９．２０
：ランプ。 特許出願人 日本電子株式会社 代表者加勢忠雄 （７） ＝２０９−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ゛赤外線映像信号中に定期的に挿入されている基準温度
   信号をサンプリングして取出す手段と、取出された基準
   温度信号レベルを所定レベルと比較しレベル判別する手
   段とを具備することを特徴とするサーモグラフィ装置用
   測温レンジ検出装置。