JPS58118813A - 油変性フエノ−ル樹脂の製造方法 - Google Patents
油変性フエノ−ル樹脂の製造方法Info
- Publication number
- JPS58118813A JPS58118813A JP127082A JP127082A JPS58118813A JP S58118813 A JPS58118813 A JP S58118813A JP 127082 A JP127082 A JP 127082A JP 127082 A JP127082 A JP 127082A JP S58118813 A JPS58118813 A JP S58118813A
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- JP
- Japan
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- oil
- phenol
- phenolic resin
- modified phenolic
- reacting
- Prior art date
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- Pending
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- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気用積層板等に用いられる油変性フェノール
樹脂の製造方法に関するもので、その目的とするところ
は打抜加工性、耐熱性、電気性能に優れた積層板用樹脂
を提供することにある。
樹脂の製造方法に関するもので、その目的とするところ
は打抜加工性、耐熱性、電気性能に優れた積層板用樹脂
を提供することにある。
従来、積層板の打抜加工性を向上させるため桐油に対し
大過剰のフェノール類、触媒を加え還流温度下で反応さ
せ積層板用樹脂を得ていたが、桐油とフェノール類との
反応が充分おこなわれず、桐油重合物が多く生成し、こ
のため樹脂架橋密度の低下、桐油の加水分解による積層
板品質の低下、高粘度化による取扱い難さ、過剰フェノ
ール類加熱によるエネルギー損失等が発生していた。
大過剰のフェノール類、触媒を加え還流温度下で反応さ
せ積層板用樹脂を得ていたが、桐油とフェノール類との
反応が充分おこなわれず、桐油重合物が多く生成し、こ
のため樹脂架橋密度の低下、桐油の加水分解による積層
板品質の低下、高粘度化による取扱い難さ、過剰フェノ
ール類加熱によるエネルギー損失等が発生していた。
本発明は上記欠点を解決するもので1.フェノール類と
共役系乾性油とを酸性触媒の存在下で反応させ、得られ
た反応物にホルムアルデヒドと更にフェノール類を加え
、アルカリ性触媒の存在下で反応させて得られる油政性
フェノール樹脂のため、共役A乾性油にフェノール類が
確実に付加し、従って桐油重合物の生成がなく、桐油の
加水分解もなく打抜加工性、耐熱性、電気性能に僑れた
積層板用樹脂を提供できるものである。
共役系乾性油とを酸性触媒の存在下で反応させ、得られ
た反応物にホルムアルデヒドと更にフェノール類を加え
、アルカリ性触媒の存在下で反応させて得られる油政性
フェノール樹脂のため、共役A乾性油にフェノール類が
確実に付加し、従って桐油重合物の生成がなく、桐油の
加水分解もなく打抜加工性、耐熱性、電気性能に僑れた
積層板用樹脂を提供できるものである。
以下本発明の方法を詳しく説明する。本発明の油変性フ
ェノール樹脂は、先ずフェノール、クレゾール、キシレ
ノール等のフェノール類と、桐油、オイチシカ油、脱水
ヒマシ油等の共役系乾性油とを酸性触媒の浮石下で反応
させ一次反応物を得るものである。フェノール類と共役
系乾性油との比率は特に限定するものでないが、好まし
くは共役系乾性油1モルに対し最初のフェノール類の添
加が5〜12モルであることが好ましい。即ち5モル以
下では樹脂架橋密度が低下し油重合物が多くなる傾向に
あるからで、セモルをこえると過剰フェノール類加熱に
よるエネルギー損失が大になる傾向にあるからである。
ェノール樹脂は、先ずフェノール、クレゾール、キシレ
ノール等のフェノール類と、桐油、オイチシカ油、脱水
ヒマシ油等の共役系乾性油とを酸性触媒の浮石下で反応
させ一次反応物を得るものである。フェノール類と共役
系乾性油との比率は特に限定するものでないが、好まし
くは共役系乾性油1モルに対し最初のフェノール類の添
加が5〜12モルであることが好ましい。即ち5モル以
下では樹脂架橋密度が低下し油重合物が多くなる傾向に
あるからで、セモルをこえると過剰フェノール類加熱に
よるエネルギー損失が大になる傾向にあるからである。
又、酸性触媒浮石下での反応温度は特に限定するもので
ないが好ましくは50〜90℃であることが望ましい。
ないが好ましくは50〜90℃であることが望ましい。
即ち50℃未満では反応時間が極度に長くなる傾向にあ
り、90℃をこえると油重合物が多くなる傾向にあるか
らである。仄に上記−次反応物にホルムアルデの浮石下
で反応させて油変性フェノール樹脂を得るものである。
り、90℃をこえると油重合物が多くなる傾向にあるか
らである。仄に上記−次反応物にホルムアルデの浮石下
で反応させて油変性フェノール樹脂を得るものである。
追加のフェノール類の量は特に限定するものでないが好
ましくは5モル以上であることが望ましい。即ち5モル
未開では樹脂架橋密度が低下する傾向にあるからである
。
ましくは5モル以上であることが望ましい。即ち5モル
未開では樹脂架橋密度が低下する傾向にあるからである
。
以下本発明の方法を実施例にもとすいて説明する。
裏部4II41
桐油1モルに対しフェノール1モル、パラトルエンスル
ホン駿2g1水50 gを加え60℃で100分間反応
させた後、ホルムアルデヒド5モルをs1囁ホルマリン
で加え更にフェノール3モル、アンモニア水bgを加え
75℃で180分間反応させて油変性フェノール樹脂を
得た。
ホン駿2g1水50 gを加え60℃で100分間反応
させた後、ホルムアルデヒド5モルをs1囁ホルマリン
で加え更にフェノール3モル、アンモニア水bgを加え
75℃で180分間反応させて油変性フェノール樹脂を
得た。
実施例2
桐油1モルに対しクレゾール5モル、パラトルエンスル
ホン酸18を加入80℃で100分間反応させた後、ホ
ルムアルデヒド7.5モルを37%ホルマリンで加え、
更にクレゾール5モル、ヘキサメチレンテトラミン5g
を加え85℃で120分反応させて油変性フェノール樹
脂を得た。
ホン酸18を加入80℃で100分間反応させた後、ホ
ルムアルデヒド7.5モルを37%ホルマリンで加え、
更にクレゾール5モル、ヘキサメチレンテトラミン5g
を加え85℃で120分反応させて油変性フェノール樹
脂を得た。
従来例
桐油1モルに対しクレゾール5モル、パラトルエンスル
ホン酸4g水45 gを加え125℃で300分間反応
せた後、ホルムアルデヒド5モルを37%ホルマリンで
加え、更にアンモニア水5gを加え100℃で75分間
反応させて油変性フェノール樹脂を得た。
ホン酸4g水45 gを加え125℃で300分間反応
せた後、ホルムアルデヒド5モルを37%ホルマリンで
加え、更にアンモニア水5gを加え100℃で75分間
反応させて油変性フェノール樹脂を得た。
実施例1及び2と従来例の油変性フェノール樹脂を夫々
メチルアルコールで希釈し、樹脂量50重量%(以下単
に襲と記す)の積層板用樹脂ワニスとし、該ワニスを厚
さ0.2−のクラフト紙に含浸、乾燥して樹脂量50%
のプリプレグを得、該プリプレグ8枚を重ねた上に銅箔
を載置した積層体を金属プレートに挾み成形圧力100
Yi、 160℃で60分分間側成形して銅張積層板
を得た。該積層板の性能は第1表に示すように本発明の
方法で得られた油変性フェノール樹脂を用いて作られた
積層板のI抜加工性、耐熱性、電気性能はよく本発明の
層れていることを確認した。
メチルアルコールで希釈し、樹脂量50重量%(以下単
に襲と記す)の積層板用樹脂ワニスとし、該ワニスを厚
さ0.2−のクラフト紙に含浸、乾燥して樹脂量50%
のプリプレグを得、該プリプレグ8枚を重ねた上に銅箔
を載置した積層体を金属プレートに挾み成形圧力100
Yi、 160℃で60分分間側成形して銅張積層板
を得た。該積層板の性能は第1表に示すように本発明の
方法で得られた油変性フェノール樹脂を用いて作られた
積層板のI抜加工性、耐熱性、電気性能はよく本発明の
層れていることを確認した。
第 1 表
注
剰 打抜加工用金型での打抜可能温度
帯2 JIS、C・6481による、煮沸後絶縁抵抗
は100℃にて2時間処理後のものである。
は100℃にて2時間処理後のものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1) フェノール類と共役系乾性油とを酸性触媒の
存在下で反応させ、得られた反応物にホルムアルデヒド
と更にフェノール類を加え、アルカリ性触媒の存在下で
反応させることを特徴とする油変性フェノール樹脂の製
造方法。 (2)共役系乾性油1モルに対し最初のフェノール類の
添加が5〜12モルであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の油変性フェノール樹脂の製造方法。 (5)酸性触媒存在下での反応温度が50〜90℃であ
ることを特徴とする特許請求のkA囲第1項、第2項記
載の油変性フェノール樹脂の製造方法。 (4)追加のフェノール類の量が3モル以上であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、第5項記
載の油変性フェノール樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP127082A JPS58118813A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 油変性フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP127082A JPS58118813A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 油変性フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118813A true JPS58118813A (ja) | 1983-07-15 |
Family
ID=11496758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP127082A Pending JPS58118813A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 油変性フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03188118A (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 油変性フェノール樹脂の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125333A (en) * | 1976-04-13 | 1977-10-21 | Ricoh Co Ltd | Electrostatic image liquid developer |
JPS52132843A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | Preparation of developing agent for electrostatic latent image |
JPS5571713A (en) * | 1978-11-22 | 1980-05-30 | Ricoh Co Ltd | Preparation of nonaqueous resin dispersion |
JPS55166669A (en) * | 1979-06-13 | 1980-12-25 | Canon Inc | Image forming method |
-
1982
- 1982-01-06 JP JP127082A patent/JPS58118813A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52125333A (en) * | 1976-04-13 | 1977-10-21 | Ricoh Co Ltd | Electrostatic image liquid developer |
JPS52132843A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | Preparation of developing agent for electrostatic latent image |
JPS5571713A (en) * | 1978-11-22 | 1980-05-30 | Ricoh Co Ltd | Preparation of nonaqueous resin dispersion |
JPS55166669A (en) * | 1979-06-13 | 1980-12-25 | Canon Inc | Image forming method |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03188118A (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-16 | Matsushita Electric Works Ltd | 油変性フェノール樹脂の製造方法 |
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