JPH04364940A - フェノール樹脂積層板およびその製造方法 - Google Patents

フェノール樹脂積層板およびその製造方法

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JPH04364940A
JPH04364940A JP13915591A JP13915591A JPH04364940A JP H04364940 A JPH04364940 A JP H04364940A JP 13915591 A JP13915591 A JP 13915591A JP 13915591 A JP13915591 A JP 13915591A JP H04364940 A JPH04364940 A JP H04364940A
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resin
moles
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linear
represented
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JP13915591A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Iwasa
岩佐 芳典
Hisakazu Nakamura
久和 中村
Masayuki Kojima
正之 小島
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直鎖ジエン、分子末端に
1個の不飽和基と1個のアルデヒド基を有する直鎖状化
合物および両分子末端にアルデヒド基を有する直鎖ジア
ルデヒドの混合物とフェノール類との反応物にホルムア
ルデヒド類を反応させて得られるレゾール型変性フェノ
ール樹脂組成物と基材とからなるフェノール樹脂積層板
およびその製造方法に関するものであり、さらに打抜き
加工性、耐湿性、電気的特性、機械的特性に優れた印刷
配線板に好適なフェノール樹脂積層板およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂は耐熱性、電気的特性、
機械的特性が優れており、印刷配線板用積層板に用いら
れている。しかし、一般にフェノール樹脂は固くて脆い
欠点を有しているため、積層板に用いた場合、打抜き加
工性が劣る欠点がある。この欠点を改良する方法として
桐油、脱水ひまし油、カシューナット核油、ウルシオー
ル類などの植物油やアルキルフェノールなどで変性され
た可撓性を有するフェノール樹脂を用いる方法が知られ
ている。しかし最近、印刷配線板が益々高密度化される
に伴って、打抜き加工性、強靱性の一層優れた積層板が
必要となっており、従来の方法ではこれらの特性が不足
する欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の方法で
は得られない打抜き加工性と強靱性とを有するフェノー
ル樹脂積層板を得んとして研究した結果、直鎖ジエン、
分子末端に1個の不飽和基と1個のアルデヒド基を有す
る直鎖状化合物および両分子末端にアルデヒド基を有す
る直鎖ジアルデヒドの混合物とフェノールとの反応物に
ホルムアルデヒドを反応させて得たレゾール型変性フェ
ノール樹脂と基材とからなる積層板が打抜き加工性、強
靱性に極めて優れるとの知見を得、更にこの知見に基づ
き種々研究を進めて本発明を完成するに至ったものであ
る。その目的とするところは打抜き加工性、耐水性、電
気的特性、機械的特性の優れた極めて強靱なフェノール
樹脂積層板およびその製造方法を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は樹脂成分と基材
とからなる積層板において、樹脂成分が下記の(A)、
(B)及び(C)の混合物と(D)との反応物をホルム
アルデヒド類と反応させたレゾール型変性フェノール樹
脂であることを特徴とするフェノール樹脂積層板に関す
るものである。 (A)一般式(1)で表わされる直鎖ジエン(B)一般
式(2)で表わされる分子末端に1個の不飽和基と1個
のアルデヒド基を有する直鎖状化合物(C)一般式(3
)で表わされる両分子末端にアルデヒド基を有する直鎖
ジアルデヒド (D)フェノール類
【0005】また本発明は、(A)一般式(1)で表わ
される直鎖ジエン、(B)一般式(2)で表わされる分
子末端に1個の不飽和基と1個のアルデヒド基を有する
直鎖状化合物、(C)一般式(3)で表わされる両分子
末端にアルデヒド基を有する直鎖ジアルデヒドと(D)
フェノール類とを、(D)のフェノール性水酸基1モル
あたり(A),(B),(C)の合計モル数  ≦  
3/4(f+3g+6h) (  f=[(A)のモル数)]/[(A),(B),
(C)の合計モル数)] g=[(B)のモル数)]/[(A),(B),(C)
の合計モル数)] h=[(C)のモル数)]/[(A),(B),(C)
の合計モル数)] f+g+h=1) である割合で酸性触媒下で反応させ、一部の未反応フェ
ノール分を除去し、次いで塩基性触媒下でホルムアルデ
ヒド類と反応させて得られるレゾール型変性フェノール
樹脂を基材に含浸して乾燥させ、これを積層し、加熱加
圧して得ることを特徴とするフェノール樹脂積層板の製
造方法に関するものである。
【0006】本発明において用いられる一般式(1)で
表わされる直鎖ジエンとしては、例えば1,4−ペンタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン
、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、2−メチル−2
,6−ヘプタジエン、イソノナジエン、1,9−デカジ
エン、1,13−テトラデカジエンなどをあげることが
できる。
【0007】本発明において用いられる一般式(2)で
表わされる分子末端に1個の不飽和基と1個のアルデヒ
ド基を有する直鎖状化合物としては、例えば5−ヘプタ
ナール、6−ヘプタナール、9−メチル−8−ノネナー
ル、10−ウンデセナール、14−ペンタデセナールな
どをあげることができる。
【0008】本発明において用いられる一般式(3)で
表わされる両分子末端にアルデヒド基を有する長鎖ジア
ルデヒドとしては、例えば1,8−オクタンジアール、
1,12−ドデカンジアール、1,16−ヘキサデカン
ジアールなどをあげることができる。
【0009】本発明において用いられるフェノール類は
、フェノール、クレゾール、キシレノール、p−t−ブ
チルフェノール、ビスフェノールA、レゾルシンなどの
1価並びに2価のフェノール類およびそれらの置換体の
1種以上が用いられ、少なくとも3官能以上のフェノー
ル類を50モル%以上含有するフェノール類が用いられ
る。好ましいフェノール類はフェノールおよびクレゾー
ルである。
【0010】本発明において用いられるホルムアルデヒ
ド類は、ホルマリン、パラホルムアルデヒドなどである
【0011】本発明のレゾール型変性フェノール樹脂組
成物の化学構造の一例は、一般式(4)で示される。
【0012】
【化2】
【0013】一般式(4)は両分子末端に不飽和基を有
する直鎖ジエン(A)と分子末端に1個の不飽和基と1
個のアルデヒド基を有する直鎖状化合物(B)及び両分
子末端にアルデヒド基を有する直鎖ジアルデヒド(C)
によってフェノールが連結され、またフェノール核がホ
ルムアルデヒドでメチロール化されているものを表して
いる。すなわち、フェノール類の核上のオルト、パラ位
の反応位に(A)、(B)の不飽和基と(B)、(C)
のアルデヒド基が結合し、ホルムアルデヒド類はフェノ
ール類の核上のオルト、パラ位の反応位と反応してメチ
ロール基およびメチレン結合を形成する。樹脂の硬化は
メチロール基とフェノール核上の反応位との縮合反応に
よるメチレン結合の形成によって進行する。
【0014】一般式(4)の構造例からわかるように、
可撓性付与の役割を担う直鎖状の炭化水素基がフェノー
ル樹脂の主鎖に存在している。この樹脂の構造が本発明
のフェノール樹脂積層板に優れた打抜き加工性と強靱性
を付与している所以と考えられる。かかる理由により、
フェノール類と(A),(B),(C)の混合物との反
応では反応を充分に完結させることが本発明では必須条
件である。反応が不十分であると、フェノール核に結合
したペンダント型の化合物が多く存在することとなって
、脆い樹脂になり、これを用いた積層板の打抜き加工性
、強靱性が著しく劣ってしまうからである。
【0015】本発明において、(D)フェノール類と(
A),(B),(C)とはフェノールの水酸基1モル当
り(A)が0.2〜0.8モル、(B)が0.1〜0.
3モル、(C)が0.05〜0.1モルの割合の反応物
であるものが好ましい。
【0016】本発明においてフェノール類(D)と(A
),(B),(C)の混合物との反応物は(D)のフェ
ノール性水酸基1モルあたり(A),(B),(C)の
合計モル数  ≦  3/4(f+3g+6h)(  
f=[(A)のモル数)]/[(A),(B),(C)
の合計モル数)] g=[(B)のモル数)]/[(A),(B),(C)
の合計モル数)] h=[(C)のモル数)]/[(A),(B),(C)
の合計モル数)] f+g+h=1) である割合で酸性触媒下で反応させ、必要により一部の
未反応フェノール分を除去して、好ましい反応割合とす
ることにより得ることができる。上記の範囲外の割合で
反応させると樹脂が高分子化しゲル化するからである。
【0017】フェノール類と(A),(B),(C)と
の反応に用いられる触媒としては、パラトルエンスルホ
ン酸、メタンスルホン酸、三弗化ほう素、塩化第二錫、
塩化第二鉄などのようなフリーデルクラフト形触媒等の
酸性触媒をあげることができる。該触媒の使用量は特に
制限はないが、フェノール類と(A),(B),(C)
との合計量に対して0.01〜2重量%が好ましい。ま
た該反応は80〜160℃の温度で行なうのが好ましい
。必要により、トルエンなどの溶媒中で反応させてもよ
い。
【0018】フェノール類と(A),(B),(C)と
の反応物に反応させるホルムアルデヒド類の割合はフェ
ノールの水酸基1モル当りホルムアルデヒドが0.5〜
2.0モルの範囲である。この反応に用いられる触媒と
しては、アンモニア、トリエチルアミン、エチレンジア
ミン、ヘキサメチレンテトラミン、トリエタノールアミ
ン、水酸化バリウムなどのような塩基性触媒をあげるこ
とができる。該反応はトルエンなどの溶媒中で80〜1
00℃の温度で行なうのが好ましい。
【0019】本発明で用いられる基材は、セルロースを
主成分とする紙、ガラス布、ガラス不織布、ポリエステ
ル繊維布やアラミド繊維布のような合成繊維布、帆布な
どをあげることができる。セルロースを主成分とする紙
類、例えば、クラフト紙、リンター紙などの基材の場合
、あらかじめ樹脂で処理したものも用いることができ、
例えばフェノール、クレゾールなどをホルムアルデヒド
と第3級アミン存在下比較的低温で反応せしめて得られ
る1核体のメチロール化物を多く含む水溶性低分子量フ
ェノール樹脂で処理したものが用いられる。
【0020】本発明の積層板は該レゾール型変性フェノ
ール樹脂の溶液を基材に含浸して乾燥し、3〜10枚積
層して、加熱加圧し、樹脂を硬化させて板状体とするこ
とにより得ることができる。含浸させる樹脂の量として
は樹脂と基材の合計量に対して乾燥基準で30〜70重
量%である。加熱加圧条件としては120〜180℃の
温度で、50〜150kg/cm2の圧力である。
【0021】本発明において、基材に含浸させる樹脂と
しては全樹脂の50重量%まで他のフェノール樹脂を適
宜併用することができる。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を例示する。
【0023】(実施例1)5リットルの撹拌機付きフラ
スコにフェノール940g(10モル)、パラトルエン
スルホン酸20g、1,9−デカジエン414g(3モ
ル)、10−ウンデセナール84g(0.5モル)およ
び1,12−ドデカンジアール40g(0.2モル)を
仕込んで脱水しながら120℃で7時間反応させた。こ
の中間生成物の未反応フェノール分は24.8重量%で
あった。赤外線吸収スペクトルおよび核磁気共鳴スペク
トルでは残存二重結合および残存アルデヒド基は認めら
れず、反応は完結していた。
【0024】これをさらに減圧下加熱して未反応フェノ
ール分が4%となるまで未反応フェノールを除去し、次
いでこれにトルエンを800gとトリエタノールアミン
を20g添加して希釈、中和した後、パラホルムアルデ
ヒド500g、25%アンモニア水溶液30gを添加し
、90〜100℃で4時間反応させ、次いで減圧下、脱
水、脱トルエンを行ない、トルエンとメタノールの1/
1の混合溶媒で希釈して樹脂分52重量%のレゾール型
変性フェノール樹脂の溶液(樹脂1)を得た。
【0025】また、フェノール1000g、37%ホル
マリン9800g、トリエチルアミン20gを混合して
60℃で2時間反応させ、次いで減圧下で濃縮し、これ
をメタノール/水=80/20の混合溶剤で希釈して樹
脂分50重量%の水溶性低分子フェノール樹脂溶液(樹
脂2)を得た。
【0026】樹脂溶液(樹脂2)をクラフト紙に含浸し
て乾燥し、樹脂分10.5%の処理基材を得た。次いで
この処理基材に樹脂溶液(樹脂1)を含浸して乾燥し、
全樹脂分56%のプリプレグを得た。これを8枚積層し
、片側に35μmの銅箔を重ね合わせ、160℃、80
〜90kg/cm2で60分間加熱加圧し、厚さ1.6
mmのフェノール樹脂積層板を得た。
【0027】(実施例2)5リットルの撹拌機付きフラ
スコにフェノール940g(10モル)、パラトルエン
スルホン酸20g、1,13−テトラデカジエン485
g(2.5モル)、14−ペンタデセナール112g(
0.5モル)および1,16−ヘキサデカンジアール(
0.2モル)を仕込み、120℃で脱水しながら6時間
反応させた。この中間生成物の未反応フェノール分は2
6.5重量%であった。また赤外線吸収スペクトルおよ
び核磁気共鳴スペクトルでは残存二重結合および残存ア
ルデヒド基は認められず、反応は完結していた。
【0028】これをさらに減圧下加熱して未反応フェノ
ール分が6%となるまで未反応フェノールを除去し、次
いでこれにトルエンを800gとトリエタノールアミン
を20g添加して希釈、中和した後、パラホルムアルデ
ヒド500g、25%アンモニア水溶液30gを添加し
、90〜100℃で4時間反応させ、次いで減圧下、脱
水、脱トルエンを行ない、トルエンとメタノールとの1
/1の混合溶媒で希釈して樹脂分52重量%のレゾール
型変性フェノール樹脂溶液(樹脂3)を得た。
【0029】次いで、実施例1と同様にして得た処理基
材に実施例1と同様にして樹脂溶液(樹脂3)を含浸し
て乾燥し、以下同様にして厚さ1.6mmのフェノール
樹脂積層板を得た。
【0030】(比較例1)5リットルの撹拌機付きフラ
スコにフェノール1200g、桐油800g、パラトル
エンスルホン酸5gを仕込んで80℃で3時間反応させ
た。次いでこれにトルエンを800gとトリエタノール
アミンを20g添加して希釈、中和した後、パラホルム
アルデヒド500g、25%アンモニア水溶液30gを
添加し、90〜100℃で4時間反応させ、次いで減圧
下、脱水、脱トルエンを行ない、トルエン1000gと
メタノール1000gを添加して希釈し、樹脂分50重
量%の桐油変性レゾール型フェノール樹脂溶液(樹脂4
)を得た。
【0031】次いで、実施例1と同様にして得た処理基
材に実施例1と同様にして樹脂溶液(樹脂4)を含浸し
て乾燥し、以下同様にして厚さ1.6mmのフェノール
樹脂積層板を得た。
【0032】(比較例2)5リットルの撹拌機付きフラ
スコにクレゾール(m−クレゾール60%、p−クレゾ
ール40%の混合物)1200g、50%ホルマリン4
50g、25%アンモニア40gを仕込み、90〜10
0℃で3時間反応させ、次いで減圧下、脱水し、トルエ
ン600gとメタノール600gを添加して希釈し、樹
脂分51重量%のレゾール型フェノール樹脂溶液(樹脂
5)を得た。
【0033】次いで、実施例1と同様にして得た処理基
材に実施例1と同様にして樹脂溶液(樹脂5)を含浸し
て乾燥し、以下同様にして厚さ1.6mmのフェノール
樹脂積層板を得た。
【0034】表1に実施例1、2および比較例1、2で
得た樹脂の特性を示した。表1のゲル化時間は150℃
熱盤上でのゲル時間を表す。硬化物トルクはオリエンテ
ック社製のキュラストメータ(JSRキュラストメータ
 III S型、SRIS3105ダイB型ダイス)に
よる150℃、3時間後のトルクを示す。樹脂の硬化の
進行に従ってトルクが増大し、一定値に達する。3時間
後の値はこの一定値の値である。トルクが小さい程、硬
化物は可撓性を有している。表2に実施例1、2および
比較例1、2で得た積層板の特性を示した。表2のたわ
みは曲げ強さ測定時の破壊するまでの積層板のたわみ変
形量を表しており、曲げ強さ、曲げ弾性率が大きく、か
つ、たわみが大きい方が積層板がより強靱であることを
表している。実施例1、2で得られた積層板は比較例1
、2で得られた積層板に比べて、打抜き加工性、強靱性
、耐水・耐湿性、電気特性が優れていることがわかる。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明のフェノール樹脂積層板は打抜き
加工性、耐水性、電気的特性、機械的特性が極めて優れ
ており、印刷配線板に好適に用いることができる。この
ように本発明のフェノール樹脂積層板が従来の方法では
得られなかった優れた打抜き加工性、耐水性、電気的特
性および機械的特性を有する理由は充分には明らかでは
ないが、本発明で用いている変性フェノール樹脂のフェ
ノール核が可撓性を有する直鎖状の飽和炭化水素の主鎖
によって密に結合されているためと考えられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  樹脂成分と基材とからなる積層板にお
    いて、樹脂成分が下記の(A)、(B)及び(C)の混
    合物と(D)との反応物をホルムアルデヒド類と反応さ
    せたレゾール型変性フェノール樹脂であることを特徴と
    するフェノール樹脂積層板。 (A)一般式(1)で表わされる直鎖ジエン【化1】 (B)一般式(2)で表わされる分子末端に1個の不飽
    和基と1個のアルデヒド基を有する直鎖状化合物CH2
    =CH−(CH2)n−CHO      …(2)(
    nは 3〜16の整数である。) (C)一般式(3)で表わされる両分子末端にアルデヒ
    ド基を有する直鎖ジアルデヒド OHC−(CH2)n−CHO      …(3)(
    nは 5〜18の整数である。) (D)フェノール類
  2. 【請求項2】  (A)、(B)及び(C)の混合物と
    (D)との反応物が(D)のフェノール性水酸基1モル
    あたり(A)0.2〜0.8モル、(B)0.1〜0.
    3モル及び(C)0.05〜0.1モルの割合の反応物
    であることを特徴とする請求項1のフェノール樹脂積層
    板。
  3. 【請求項3】  (A)一般式(1)で表わされる直鎖
    ジエン、(B)一般式(2)で表わされる分子末端に1
    個の不飽和基と1個のアルデヒド基を有する直鎖状化合
    物、(C)一般式(3)で表わされる両分子末端にアル
    デヒド基を有する直鎖ジアルデヒド、(D)フェノール
    類とを、(D)のフェノール性水酸基1モルあたり(A
    ),(B),(C)の合計モル数  ≦  3/4(f
    +3g+6h) (  f=[(A)のモル数)]/[(A),(B),
    (C)の合計モル数)] g=[(B)のモル数)]/[(A),(B),(C)
    の合計モル数)] h=[(C)のモル数)]/[(A),(B),(C)
    の合計モル数)] f+g+h=1) である割合で酸性触媒下で反応させ、一部の未反応フェ
    ノール分を除去し、次いで塩基性触媒下でホルムアルデ
    ヒド類と反応させて得られるレゾール型変性フェノール
    樹脂を基材に含浸して乾燥させ、これを積層し、加熱加
    圧して得ることを特徴とするフェノール樹脂積層板の製
    造方法。
JP13915591A 1991-06-11 1991-06-11 フェノール樹脂積層板およびその製造方法 Pending JPH04364940A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996009340A1 (de) * 1994-09-22 1996-03-28 ISOVOLTA Österreichische Isolierstoffwerke Aktiengesellschaft Katalytisch gefärbte resite, ein verfahren zu deren herstellung sowie diese enthaltende formkörper

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WO1996009340A1 (de) * 1994-09-22 1996-03-28 ISOVOLTA Österreichische Isolierstoffwerke Aktiengesellschaft Katalytisch gefärbte resite, ein verfahren zu deren herstellung sowie diese enthaltende formkörper
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