JPS581066Y2 - トラックの荷台フック構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は荷台下面のクロスメンバグー両端部を折り曲
げてフック部を形成しヒトラックの荷台フック構造に関
するものである。

一般にトラックの荷台構造は、積荷を支えるために荷台
の下にフレームのサイトレールを車体の前後方向に設け
、これに結合する数本のクロスメンバを車幅方向に設け
ている。

そして積荷を固定するロープを掛は渡すために、荷台周
縁に下方を向いｔこフックを別個に設けてＬ・る。

すなわち第２図、第３図に示すように、荷台１の周縁１
ａにフック２を個々にスポット溶接３などによって固着
している。

これに対し本考案はクロスメンバとフックとを一体に形
成したものであって、構成部品点数の削減、加工工数の
節減、フック強度の確保を目的としたものである。

以下、本考案の構造を第４図、第５図に示す実施列によ
って説明する。

クロスメンバにはいくつかの断面形状のものが挙げられ
るが、図に示すクロスメンバ４はハツト形であって、そ
のクロスメンバ部４ａの両端部を下方に折り曲げてフッ
ク部４ｂを形成している。

フック部４ｂとクロスメンバ部４ａとの連続部分は渭ら
力・に変移する形状が望ましく、図においてはクロスメ
ンバ部４ａのハツト形の竪状を生かしてフック部４ｂを
形成するようにしである。

またクロスメンバ４は一般に厚板を使用しているから、
フック部４ｂを形成する好都合であり、強度のあるフッ
クが得られる。

こうしてクロスメンバ部４ａとフック部４ｂとを一体に
Ｆｌ成したクロスメンバ４に荷台１をスポット溶接３な
どによって固着する。

本考案は上記のように構成しであるから、次のような種
々の特長を有する。

（イ） フックを別個に設けていた一般の構造に比して
、クロスメンバ部とフック部とを一体に形成しｔこから
、部品点数が削減され構造が簡単になる。

（→ これに伴って部品加工工数が節減され安価に構成
することができる。

←） フック部とクロスメンバ部とを一体に、しかも渭
らかに変移する形状に構成するので、強度的にすぐれた
フックが得られる。

（→ またフックを別個に設けていた一般の構造に比し
て、フック部をクロスメンバ部と一体に形成し、これに
荷台を溶接しｔこから、荷台に対するフックの取付は強
固であり、フックが荷台から外れるようなことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図はトラックの斜視図、第２図、第３図は第１図Ａ
部の一般の構造を示し、第２図は斜視図、第３図は側面
図である。 また第４図、第５図は第１図Ａ部の本考案の構造を示し
、第４図は斜視図、第５図は側面図である。 １・・・荷台、１ａ・・・周縁、２・・・フック、３・
・・スボツ）溶Ｌ ４・・・クロスメンバ、４ａ・・・
クロスメンバ部、 ４ｂ・・・フック部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トラックの荷台下面に配設されているクロスメンバの両
   端部を下方に折り曲げてフック部を形成したことを特徴
   とする荷台フック構造。