JPH0539037Y2 - - Google Patents

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JPH0539037Y2
JPH0539037Y2 JP18726987U JP18726987U JPH0539037Y2 JP H0539037 Y2 JPH0539037 Y2 JP H0539037Y2 JP 18726987 U JP18726987 U JP 18726987U JP 18726987 U JP18726987 U JP 18726987U JP H0539037 Y2 JPH0539037 Y2 JP H0539037Y2
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JP
Japan
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cross member
sill
harness
inner panel
upright
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体構造に関し、特にサイド
シルとクロスメンバの結合部の構造に関する。
従来の技術 従来の車体構造としては、第3図に示したもの
が実用されている(実開昭59−133373号公報参
照)。すなわち車体の両側には、前後方向に延在
するサイドシル1が配設されており、該サイドシ
ル1は、シルアウタパネル2とシルインナパネル
3とを接合した閉断面形状であつて、該シルイン
ナパネル3には略垂直状の車室内側起立面3aと
略水平状の上面3bとが設けられている。前記車
室内側起立面3aの下部側には、フロアパネル4
の端縁が結合されており、該フロアパネル4の上
面には車幅方向に延在するクロスメンバ5が結合
されている。該クロスメンバ5は、両側縁に側部
フランジ6を有する断面略コ字状であつて、該側
部フランジ6の端部6aは前記車室内側起立面3
aに固着されている。又クロスメンバ6の上面5
a端部には、斜め上方に屈曲成形された斜状起立
部7が設けられており、該斜状起立部7の端部に
設けられた上部フランジ8は前記シルインナパネ
ル3の上面3aに固着されている。前記斜状起立
部7の基部には、シルインナパネル3に沿つて配
索されたハーネス9を収容する凹部10が成形さ
れており、該ハーネス9は凹部10近傍に固着さ
れたプロテクタ11によつて固定されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の構造において、
車体両側の剛性を向上させるべくサイドシル1を
大型し、あるいは車室内Rの上下方向容積拡大を
図るべくクロスメンバ5を可及的にシルインナパ
ネル1の下部側に配設すると鎖線で示したよう
に、シルインナパネル3の上面3aは、クロスメ
ンバ5に対して相対的に上方に変位する。したが
つて、前述のように両側縁に側部フランジ6を有
し断面略コ字形状であるクロスメンバ5の端部
に、上方へ変位したシルインナパネル3の上面3
aに到達し得るような斜状起立部7を成形するこ
とがプレス成形上困難となる。しかも斜状起立部
7の基部には、その立ち上がり方向とは逆方向の
凹部10が設けられていることから、前記上方へ
変位した上面3aに到達し得るような斜状起立部
7を成形し得たとしても、凹部10から斜状起立
部7に連なる部位の変形角度があまりにも急激と
なつて、該部位に成形疲労が生じ、クロスメンバ
5の剛性が部分的に低下してしまう。したがつて
プレス成形上の困難性や、クロスメンバ5の均一
な剛性を確保する必要性から、車室内容積を犠牲
にして、実線で示したようにクロスメンバ5を比
較的サイドシルの上方に配置しているのが実情で
あつた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、プレス成形上の困難性や成形疲
労を伴うことなく、クロスメンバを、相対的に上
方に変位したサイドシルの上面に連結し、これに
よつて充分な結合強度を得ることを可能にした車
体構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、車体両側に配設され、前後方向に延在するサ
イドシルの車室内側起立面に、車幅方向に延在す
るクロスメンバの両端部を結合し、該クロスメン
バの上面端部前記サイドシルに沿つて配索された
ハーネスを収容する凹部を成形するとともに、該
凹部を覆う強度部材を設け、該強度部材の両端部
を前記クロスメンバとサイドシルの上面に固着し
てある。
作 用 前記構成において、クロスメンバはサイドシル
の車室内側起立面に結合されるのみならず、強度
部材を介してサイドシルの上面に結合される。し
たがつて車室内の上下方向容積を拡大させるべ
く、クロスメンバをサイドシルに対して可及的に
下方に配置した構造としても、クロスメンバは、
サイドシルの上面に支持されて充分な結合、支持
強度を得る。しかもクロスメンバの端部自体は、
サイドシルの車室内側起立面に結合される構造で
あることから、このクロスメンバの端部に困難な
成形加工を施す必要はない。又凹部内に収容され
たハーネスは該凹部を覆う強度部材によつて確実
に拘束される。
実施例 以下本考案の一実施例について図面に従つて説
明する。すなわち第1,2図に示したように車体
の両側には前後方向に存在するサイドシル1が配
設されている。該サイドシル1はシルアウタパネ
ル2とシルインナパネル3とを接合した閉断面形
状であつて、該シルインナパネル3には略垂直状
の車室内側起立面3aと略水平状の上面3bとが
設けられている。前記車室内側起立面3aの下端
部には、フロアパネル4の端縁が結合されてお
り、該フロアパネル4の上面には車幅方向に延在
するクロスメンバ5が結合されている。該クロス
メンバ5は、両側縁に側部フランジ6,6を有す
る断面略コ字状であつて、車室R内の容積を上下
方向において拡大すべく前記フロアパネル4とと
もに可及的にサイドシル1に対して下方に配置さ
れているとともに、前記側部フランジ6の端部6
aは前記車室内側起立面3aに固着されている。
前記クロスメンバ5の上面5a端部には、シルイ
ンナパネル3に沿つて配設されたハーネス9を収
容する凹部10が形成されており、該凹部10は
強度部材12によつて覆われている。該強度部材
12の一端部にはクロスメンバ5の外周面に沿う
断面略コ字状の拘持部13が形成されており、該
拘持部13はクロスメンバ5の上面5a及び両側
面5b,5bに固着されている。前記強度部材1
2の他端部には、水平フランジ14が設けられて
おり、該水平フランジ14は前記シルインナパネ
ル3の上面3aに固着されている。前記拘持部1
3と水平フランジ14間には、斜状に立ち上がる
上面板15と該上面板15両側に屈曲成形された
側面板16,16とが一体に成形されており、該
側面板16の端縁には、垂直フランジ17と斜状
フランジ18とが連設され、さらに該斜状フラン
ジ18には拘持部13の両側に形成された異形フ
ランジ19が連設されている。そして前記垂直フ
ランジ17は車室内側起立面3aに固着されてい
るとともに、前記斜状フランジ18にはハーネス
9の外周面に沿う受容部20が形成されている。
なお、図中21は、シートレールであり、ブラケ
ツト22を介して前記拘持部13に固定されてい
る。
以上の構成に係る本実施例において、クロスメ
ンバ5はシルインナパネル3の車室内側起立面3
aに結合されているのみならず強度部材12を介
してシルインナパネル3の上面3bに結合されて
いる。よつて車室内の上下方向の容積を拡大すべ
くクロスメンバ5を可及的に下方に配置した構造
としても、クロスメンバ5はシルインナパネル3
の上面3bによつて支持され、充分な結合、支持
強度を得ることができる。しかもクロスメンバ5
の端部自体は、前記車室内側起立面3aのみに結
合される構造であることから、凹部10を成形し
ても成形加工上、何ら困難性を生ずることはな
い。又このようにクロスメンバ5はサイドシル1
の下部に結合されていることから、側面衝突時に
サイドシル1の下部側に入力された荷重は、直接
クロスメンバ5によつて受けることができるとと
もに、サイドシル1の上部側に入力された荷重に
あつても強度部材12を介してクロスメンバ5に
より受けることができる。よつてこのようにクロ
スメンバ5を可及的にサイドシル1の下方に配設
して車室内上下方向の容積拡大を図りつつ、側面
衝突時の車体剛性を充分に確保することが可能と
なる。又ハーネス9は、堅牢な強度部材によつて
拘束されることにより、保護されるとともに変動
を規制され、フロアパネル4上に敷設されてハー
ネス9を隠蔽するカーペツトからの飛び出しを確
実に防止することも可能となるのである。
考案の効果 以上説明したように本考案は、サイドイルの車
室内側起立面にクロスメンバの両端部を結合する
とともに、該クロスメンバの上面端部に形成され
ハーネスを収容する凹部を覆う強度部材を設け、
該強度部材をクロスメンバとサイドイルの上面に
固着するようにした。よつて車室内容積の拡大を
図るべくクロスメンバをサイドイルに対して可及
的に下方に配置した構造にしても、クロスメンバ
は前記車室内側起立面のみならず、強度部材を介
してサイドイルの上面に支持され、充分な結合、
支持強度を確保することが可能となるとともに、
側面衝突時にサイドイルに入力される荷重を直接
あるいは強度部材を介してクロスメンバにより受
けることができる。しかもクロスメンバ自体は前
記車室内側起立面のみに結合される構造であるこ
とからクロスメンバの上面端部に前記凹部形成し
ても、該クロスメンバ端部の成形加工上、何ら困
難性は生ずることはない。よつて前述のようにク
ロスメンバを可及的にサイドイルの下方に配設し
て、車室内上下方向の容積拡大を図りつつ、クロ
スメンバの支持剛性、クロスメンバとサイドイル
の結合強度、さらには側面衝突時の車体剛性を充
分に確保することを可能にするとともに、ハーネ
スを堅牢な強度部材で拘束することによつてハー
ネス固定性能の向上を図ることも可能にするもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図−線断面図、第3図は従来の構造
を示す第1図−線に相当する断面図である。 1……サイドイル、3a……車室内側起立面、
3b……上面、5……クロスメンバ、9……ハー
ネス、10……凹部、12……強度部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体両側に配設され、前後方向に延在するサイ
    ドシルの車室内側起立面に、車幅方向に延在する
    クロスメンバの両端部を結合し、該クロスメンバ
    の上面端部に前記サイドシルに沿つて配索された
    ハーネスを収容する凹部を成形するとともに、該
    凹部を覆う強度部材を設け、該強度部材の両端部
    を前記クロスメンバとサイドシルの上面に固着し
    たことを特徴とする車体構造。
JP18726987U 1987-12-09 1987-12-09 Expired - Lifetime JPH0539037Y2 (ja)

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JP18726987U JPH0539037Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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JPH0190676U JPH0190676U (ja) 1989-06-14
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JP18726987U Expired - Lifetime JPH0539037Y2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09

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JP4627555B2 (ja) * 2008-08-07 2011-02-09 本田技研工業株式会社 車体構造
JP5655757B2 (ja) * 2011-10-07 2015-01-21 トヨタ自動車株式会社 車体の下部構造

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JPH0190676U (ja) 1989-06-14

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