JPH0443429Y2 - - Google Patents

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JPH0443429Y2
JPH0443429Y2 JP1986133668U JP13366886U JPH0443429Y2 JP H0443429 Y2 JPH0443429 Y2 JP H0443429Y2 JP 1986133668 U JP1986133668 U JP 1986133668U JP 13366886 U JP13366886 U JP 13366886U JP H0443429 Y2 JPH0443429 Y2 JP H0443429Y2
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rail
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JP1986133668U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、荷台の側部を構成するサイドパネル
と、サイドパネルを補強するトツプレールと、該
トツプレールの下側面に固着された複数のロープ
フツクとを具備し、前記サイドパネルが、その下
端部よりほぼ上方に立ち上つたサイドパネル立上
り部と、該立上り部の上端部から荷物積載スペー
ス側に向けてほぼ水平に延びるサイドパネル上部
と、該上部の荷物積載スペース側先端からほぼ下
方に垂下するサイドパネルフランジ部とを有し、
前記トツプレールが、前記サイドパネルフランジ
部の荷物積載スペース側の面に接して、該フラン
ジ部に溶着されたほぼ垂直なレール垂直部と、該
垂直部の上端に連設されていて、前記サイドパネ
ル上部の上を覆うほぼ水平なレール水平部と、該
水平部に連設され、サイドパネル立上り部の上部
領域に、その車外側から対向して位置するレール
外側部とを有しているトラツクの荷台構造に関す
る。
従来技術 上記形式の荷台構造は従来より周知であり、か
かる荷台構造はサイドパネルの上部領域がトツプ
レールによつて覆われているため、サイドパネル
の発錆を抑制できる等の利点を有している。
トツプレールの下側面に固着されたロープフツ
クは、立上り部の上部領域とトツプレールのレー
ル外側部との間の空間スペースに収容されるが、
その収容スペースを確保する目的で、従来の荷台
構造においてはトツプレールのレール水平部を車
外側に大きく張り出す必要があつた。ところが、
このような構成を採用すると、荷台の外観が低下
するだけでなく、トラツク走行時の空気抵抗が増
大する欠点を免れない。
一方、荷台に対してその後方から瞬間的な外力
が作用したとき、従来の荷台構造においては、そ
のサイドパネルとトツプレールの剛性が高いた
め、荷台が変形することなく、これがそのままキ
ヤブに対して相対的に前方にずれ動き、キヤブに
当つてキヤブを変形させる恐れがあつた。このた
め従来は、キヤブ後部に強固な補強部材を設け、
その変形を防止していたが、このような補強部材
を設ければ、キヤブの重量が増大し、コストが上
昇する欠点を免れない。
目 的 本考案の目的は、上述の問題を一挙に解決し、
しかもロープフツクに掛けたロープを強く引張る
ことにより、ロープフツクとトツプレールを介し
てサイドパネルに大きな荷重が作用したときも、
サイドパネルが大きく曲げ変形する不具合を阻止
できるトラツクの荷台構造を提供することにあ
る。
構 成 本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記
載した形式の荷台構造において、各ロープフツク
近傍のサイドパネル立上り部部分を、それぞれ荷
物積載スペース側に凹入形成し、これらの各凹入
部にロープフツクをそれぞれ配置した構成を提案
する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明し、
併せて前述の従来の欠点を図面に即してより具体
的に明らかにする。
第1図は本考案に係る荷台構造を備えたトラツ
クの一例を示す斜視図であり、1はキヤブ、2は
キヤブ1の後方に位置する荷台をそれぞれ示して
いる。荷台2は、図示していない荷物を載置する
床板3と、荷台の側部を構成するサイドパネル4
と、後部に枢着されたテールゲート5を有し、サ
イドパネル4の上部にはトツプレール6が固着さ
れている。また後に詳しく説明するように、トツ
プレール6の下側面には、適当な間隔をあけて、
複数のロープフツク15が固着れている。
第2図はサイドパネル4とトツプレール6の関
係を明からにする拡大図であり、第3図は第1図
の−線断面図である。これらの図から判るよ
うに、サイドパネル4は下端部7からほぼ上方に
立上つたサイドパネル立上り部8と、この立上り
部8の上端部から荷物積載スペース9の側に向け
てほぼ水平に延びるサイドパネル上部10と、こ
の上部10の荷物積載スペース9側先端からほぼ
下方に垂下したサイドパネルフランジ部11とを
有している。
また荷台の前後方向に長く延びたトツプレール
6は、サイドパネルフランジ部11の荷物積載ス
ペース9側の面に接しているほぼ垂直なレール垂
直部12と、この垂直部12の上端部に一端に連
設されてほぼ水平に位置しているレール水平部1
3と、この水平部13に一端に連設されていてサ
イドパネル立上り部8の上部領域に車外側から対
向して位置しているレール外側部14とを有して
いる。レール水平部13はサイドパネル上部10
を上から覆うように該上部10に接している。
レール垂直部12とサイドパネルフランジ部1
1は、第3図にX印を付して示したようにスポツ
ト溶接によつて互いに固着されている。同様にサ
イドパネルを補強すべく、その上部10とレール
水平部13もスポツト溶接されている。第3図に
おける一点鎖線はレール垂直部12とサイドパネ
ルフランジ部11の溶接時のスポツト溶接ガンの
チツプを示し、同じく二点鎖線はサイドパネル上
部10とレール水平部13の溶接時におけるスポ
ツト溶接ガンのチツプを示している。
上述した構成自体は従来の荷台構造と特に異な
るところはない。この構成によるとサイドパネル
4の上部領域、即ちサイドパネル上部10、及び
サイドパネルフランジ部11がトツプレール6に
よつて上から覆われているため、錆の発生しやす
いフランジ部下端のエツジ部11aへの発錆を防
止でき、また、たとえここに多少の錆が発生して
も、エツジ部11aはトツプレール6により覆い
隠されるため、その見苦しさが外に現われること
はない。しかもトツプレール6は一般にサイドパ
ネル4よりも板厚が厚いため、これらを前述のよ
うにスポツト溶接した際、トツプレール6に溶接
歪みが発生し難く、外観の低下を防止できる。比
較的板厚の薄いサイドパネル4に溶接歪みが発生
しても、このパネル部分はトツプレール6により
覆われているので、外観が低下することはない。
さらに、サイドパネル4の車外側を向いた外表面
4aに、小石等が当つても傷が付き難いように予
め亜鉛メツキを施すことにより防錆機能を高める
ことができる。一方、トツプレール6の下側面に
接するサイドパネル面には塗装が施されていない
が、上述の亜鉛メツキ処理を施すことにより、亜
鉛メツキされた発錆しにくい面4aがトツプレー
ル6に接するので、ここに塗装が施されていなく
とも、錆は発生し難い。またスポツト溶接時に
は、亜鉛メツキされない面がスポツト溶接ガンの
チツプに当るので、このチツプの摩耗を少なくす
ることができる。
図示した荷台構造によれば上述の如き各種の利
点が得られるが、従来のこの種の荷台構造におい
ては先にも説明したように次の如き問題があつ
た。
即ち、従来の構成例を示す第6図及び第7図に
おいて、荷台に積載した荷物を固定するロープを
掛けるための複数のロープフツク15aがトツプ
レール6の下側面に固着され、各ロープフツク1
5aはトツプレール6のレール外側部14とサイ
ドパネル立上り部8の上部領域との間のスペース
20aに配置されている。その際、フツク15a
を収容できるだけのスペースを確保する目的で、
トツプレール6のレール水平部13を車外側け大
きく張り出し、その下に大きな空間を形成し、こ
こにフツク15aを収める必要があるが、このよ
うにすればレール水平部13が車外側に大きく突
出する。これにより荷台の外観が低下し、空気抵
抗の増大を免れることはできない。第7図中、W
は第4図に示したレール水平部13よりも車外側
へ突出した突出量を示している。
そこで本考案に係る構成においては、第1図乃
至第4図に例示する如く、トツプレール6の下側
面に固着された各ロープフツク15の近傍のサイ
ドパネル立上り部8の部分に、それぞれ荷物積載
スペース9の側に凹入した凹入部21が形成さ
れ、これらの各凹入部21にロープフツク15が
それぞれ配置されている。このように凹入部21
を形成してあるため、レール水平部13を従来の
ように車外側へ大きく突出させずとも、ロープフ
ツク15を配置するための大きなスペース20を
とることができ、フツク15をこのスペース20
内に支障なく収めることができる。このようにし
て荷台2の外観低下を防止し、しかも空気抵抗の
増大を阻止することができるのである。
なお、第5図に例示する如く各ロープフツク1
5は、これに付設された耳部22,23がトツプ
レール6のレール水平部13とレール外側部14
にそれぞれスポツト溶接され、該フツク15がト
ツプレール6に強固に固着されている。これらの
フツク15に図示していないロープを掛けて荷台
の荷物を固定することができる。
一方、第1図に矢印Fで示した如く、荷台2の
後方から瞬間的が外力が作用したとき、サイドパ
ネル4には複数の凹入部21が形成されているの
で、外力Fによつてこの凹入部21ないしはその
近傍の部分が比較的容易に変形する。このため外
力Fのエネルギーがこの変形によつて吸収され、
荷台2がキヤブ1に当つたとしても、該キヤブに
大きな力が及ぼされることはない。よつて、キヤ
ブ1の後部1aに従来のような強固な補強部材を
設ける必要はない。
ところで、荷台2の床板3上に搭載した荷物を
固定するロープをロープフツク15に掛け、該ロ
ープを強く引張ると、ロープフツク15とトツプ
レール6を介してサイドパネル104には大きな
荷重が作用し、該パネルが大きく曲げ変形する恐
れがある。
ところで、第1図乃至第5図に示した荷台構造
においては、各ロープフツク15近傍のサイドパ
ネル部分に凹入部21がそれぞれ形成されている
ので、ロープからサイドパネル4に大きな外力が
加えられたとき、各凹入部21はサイドパネル4
を補強する働きをなす。これによりサイドパネル
4が大きく曲げ変形することを防止することがで
きる。
上述のように、複数の凹入部21は、荷台2の
後方から外力Fが加えられたとき、サイドパネル
4を容易に変形させてエネルキーを吸収すると共
に、ロープからサイドパネルに対して外力が加え
られたときは、サイドパネル4が曲げ変形しない
ように、該パネル4の剛性を高める働きをなすの
である。
このように、各ロープフツク15に対応して形
成された凹入部21は、多数の機能を果し、従来
の問題点を一挙に解決することができる。
効 果 本考案によれば、各ロープフツク近傍のサイド
パネル立上り部部分にそれぞれ凹入部を形成する
という極く簡単な構成によつて、トツプレールの
レール水平部を車外側に大きく突出させる必要が
なくなり、これによつて荷台の外観向上、空気抵
抗の低減を達成できる。しかもキヤブに従来のよ
うな強固な補強部材を設ける必要がなく、コスト
及び重量の低減を図ることが可能である。その
上、ロープフツクにロープを掛けてこれを強く引
張つたときも、サイドパネルが大きく曲げ変形す
る不具合を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の荷台構造を備えたト
ラツクの斜視図、第2図は第1図の部分拡大斜視
図、第3図は第1図の−線断面図、第4図は
第2図の−線断面図、第5図はロープフツク
の斜視図、第6図は従来の荷台構造を示す、第2
図と同様な斜視図、第7図は第6図の−線断
面図である。 2……荷台、4……サイドパネル、6……トツ
プレール、7……下端部、8……サイドパネル立
上り部、9……荷台積載スペース、10……サイ
ドパネル上部、11……サイドパネルフランジ
部、12……レール垂直部、13……レール水平
部、14……レール外側部、15……ロープフツ
ク、21……凹入部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 荷台の側部を構成するサイドパネルと、サイド
    パネルを補強するトツプレールと、該トツプレー
    ルの下側面に固着された複数のロープフツクとを
    具備し、 前記サイドパネルが、その下端部よりほぼ上方
    に立ち上つたサイドパネル立上り部と、該立上り
    部の上端部から荷物積載スペース側に向けてほぼ
    水平に延びるサイドパネル上部と、該上部の荷物
    積載スペース側先端からほぼ下方に垂下するサイ
    ドパネルフランジ部とを有し、 前記トツプレールが、前記サイドパネルフラン
    ジ部の荷物積載スペース側の面に接して、該フラ
    ンジ部に溶着されたほぼ垂直なレール垂直部と、
    該垂直部の上端に連設されていて、前記サイドパ
    ネル上部の上を覆うほぼ水平なレール水平部と、
    該水平部に連設され、サイドパネル立上り部の上
    部領域に、その車外側から対向して位置するレー
    ル外側部とを有しているトラツクの荷台構造にお
    いて、 前記各ロープフツク近傍のサイドパネル立上り
    部部分を、それぞれ荷物積載スペース側に凹入形
    成し、これらの各凹入部にロープフツクをそれぞ
    れ配置したことを特徴とする荷台構造。
JP1986133668U 1986-09-02 1986-09-02 Expired JPH0443429Y2 (ja)

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JPS6340287U JPS6340287U (ja) 1988-03-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110246B2 (ja) * 1977-11-14 1986-03-28 Sumitomo Electric Industries

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110246U (ja) * 1984-06-25 1986-01-21 マツダ株式会社 自動車のロ−プフツク取付構造

Patent Citations (1)

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JPS6110246B2 (ja) * 1977-11-14 1986-03-28 Sumitomo Electric Industries

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JPS6340287U (ja) 1988-03-16

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