JPH1195862A - パターン発生回路 - Google Patents

パターン発生回路

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JPH1195862A
JPH1195862A JP9255450A JP25545097A JPH1195862A JP H1195862 A JPH1195862 A JP H1195862A JP 9255450 A JP9255450 A JP 9255450A JP 25545097 A JP25545097 A JP 25545097A JP H1195862 A JPH1195862 A JP H1195862A
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JP
Japan
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pattern
ram
circuit
input
output
Prior art date
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JP9255450A
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English (en)
Inventor
Keiji Negi
啓二 根木
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、繰り返し部分を多く含むパ
ターンを発生するパターン発生回路において、より少な
い回路構成で、長いパターン長のパターンを発生できる
パターン発生回路を提供することである。 【解決手段】 パターン保持用RAM8には、任意の出
力パターンが設定され、タイミング発生用RAM7に
は、パターン保持用RAM8の出力タイミング情報が設
定されている。そして、パターン保持用RAM8は、タ
イミング発生用RAM7から入力されるデータの示すア
ドレスに格納された、前記設定された出力パターンを
n:1多重回路9のnビットのデータ入力端子INに対
して出力し、n:1多重回路9は、パターン保持用RA
M8から入力されるデータを、多重タイミング発生回路
5から入力されるタイミング信号に基づいてビット多重
を行い、シリアルデータにしてパターン信号として、デ
ータ出力端子OUTからパターン出力端子4に対して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスパターン発
生装置において、ユーザが設定する任意長、任意パルス
列のパターンを出力するパターン発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用のデバイス、伝送装置、伝送路の
試験には、ユーザが任意に設定するプログラマブルなパ
ターンが使用される。すなわち、この種の試験におい
て、実際の伝送規格に基づいたパターンをユーザがパル
スパターン発生装置に設定し、パルスパターン発生装置
の出力するパターンを評価デバイス、装置に入力して、
その出力をエラー検出装置や、オシロスコープ等で観測
を行う。
【0003】従来より、高速なシリアル信号を発生する
パルスパターン発生装置に適用されるパターン発生回路
においては、低速なパラレル信号で信号処理を行い、後
に低速なパラレル信号を多重回路にて多重して、所要の
高速なシリアル信号を得るという方法が行われている。
以下に、このような構成による従来のパターン発生回路
について説明する。
【0004】まず、従来のパターン発生回路200の構
成を説明する。図4は、従来のパターン発生回路200
の回路構成を示すブロック図である。図4において、パ
ターン発生回路200は、多重タイミング発生回路20
5、カウンタ回路206、n:1多重回路209、及び
RAM210によって構成され、外部端子として、クロ
ック入力端子201、パターン長設定入力端子202、
パターン設定入力端子203、及びパターン出力端子2
04を有している。
【0005】多重タイミング発生回路205は、クロッ
ク入力端子201からクロック入力端子CKに入力され
るクロック信号に基づいて、低速信号処理を行うための
1/nクロック信号を、1/nクロック出力端子C/N
からカウンタ回路206のクロック入力端子CKに対し
て出力し、また、低速なパラレル信号を多重するための
タイミング信号を、タイミング信号出力端子Tからn:
1多重回路209のクロック入力端子CKに対して出力
する。
【0006】カウンタ回路206は、多重タイミング発
生回路205の1/nクロック出力端子C/Nからクロ
ック入力端子CKに入力された1/nクロック信号のク
ロック数をカウントし、該カウント値をカウント値出力
端子CNTからRAM210のアドレス入力端子Aに対
して出力する。また、このカウンタ回路206のカウン
ト周期は、パターン長設定入力端子202からリセット
端子RSTに入力されるパターン長設定信号の状態によ
って制御することができ、外部から設定可能である。
【0007】RAM210には、事前にユーザーが、任
意のパターンを、パターン設定入力端子203から入力
することにより出力パターンが設定される。すなわち、
アドレス0番地に最初のnビットが設定され、アドレス
1番地に続くnビットが設定されるというようにしてR
AM210内部には、出力パターンの全ビットの情報が
保持される。そして、RAM210は、カウンタ回路2
06からアドレス入力端子Aに入力される前記カウント
値の示すアドレスのデータを順次読み出して、nビット
のデータ出力端子OUTから、n:1多重回路209の
nビットのデータ入力端子INに対して出力する。
【0008】n:1多重回路209は、RAM210の
nビットのデータ出力端子OUTからnビットのデータ
入力端子INに入力されるデータを、多重タイミング発
生回路205のタイミング信号出力端子Tからクロック
入力端子CKに入力されるタイミング信号に基づいて、
ビット多重を行いシリアルデータにしてパターン信号と
して、データ出力端子OUTからパターン出力端子20
4に対して出力する。
【0009】次に、従来のパターン発生回路200の動
作を説明する。図5は、パターン発生回路200の動作
について説明するタイミングチャートである。図5に示
すタイミングチャートでは、図4に示すパターン発生回
路200においてn=8とした場合について示してお
り、また、RAM210の保持しているデータとして、
アドレスxに保持されているデータの1ビット目をD1
(x)、2ビット目をD2(x)、・・・というよう
に、記号をつけて表している。
【0010】まず、クロック入力端子201には、ある
固定した周波数のクロック信号が入力される。そして、
多重タイミング発生回路205はクロック入力端子20
1からクロック入力端子CKに入力されたクロック信号
を分周して、1/nクロック信号をカウンタ回路206
のクロック入力端子CKに対して出力する。図5のタイ
ミングチャートでは、n=8であるため、クロック信号
の8分の1の周期の1/8クロック信号を出力する。多
重タイミング発生回路205は、同時に、低速なパラレ
ル信号を多重するためのタイミング信号として、1/8
クロック信号の立ち上がりエッジで0を出力し、順次ク
ロック信号が入力される毎にカウントアップして、8ク
ロック周期でタイミング信号出力端子Tからn:1多重
回路209のクロック入力端子CKに対して出力する。
【0011】カウンタ回路206は、多重タイミング発
生回路205の1/nクロック出力端子C/Nからクロ
ック入力端子CKに入力される1/8クロック信号の立
ち上がりエッジでカウントアップ動作を行い、パターン
長設定入力端子202から入力されるパターン長設定信
号によって設定される最大値まで順次カウントアップす
る。図5のタイミングチャートでは、初期状態を0とし
てカウント値がカウントアップされている。
【0012】RAM210は、カウンタ回路206のカ
ウント値出力端子CNTから出力されるカウント値をア
ドレス入力端子Aの入力としているので、例えば、カウ
ント値出力が1の時には、アドレス1番地に保持してい
るデータ、すなわち、図5のタイミングチャートでは、
D1(1),D2(1),・・・D8(1)を8ビット
のデータ出力端子OUTからn:1多重回路209の8
ビットのデータ入力端子INに対して出力する。
【0013】RAM210のデータ出力端子OUTから
出力される8ビットのデータ、例えば、D1(1),D
2(1),・・・D8(1)は、多重タイミング発生回
路205のタイミング信号出力端子Tからn:1多重回
路209のクロック入力端子CKに入力されるタイミン
グ信号に基づいて、n:1多重回路209によってビッ
ト多重され、データ出力端子OUTからパターン出力端
子204に対して出力される。図5のタイミングチャー
トでは、多重タイミング発生回路205が0を出力して
いる時には、n:1多重回路209は、RAM210に
保持されたnビットのデータのうちの1ビット目の値を
出力し、多重タイミング発生回路205が、1を出力し
ている時には、n:1多重回路209は、RAM210
に保持されたnビットのデータのうちの2ビット目の値
を出力するというように、以下同様に多重されて、パタ
ーン出力端子204からパターンが出力されることにな
る。
【0014】以上のように、従来のパターン発生回路2
00は、出力するパターンをすべて、RAM210に保
持し、カウンタ回路206の出力に応じて、アドレス順
に順次データを出力することにより、繰り返してRAM
210に保持しているパターンを発生している。また、
発生するパターンは、パターン設定入力端子203でR
AM210の保持するデータを変更したり、パターン長
設定入力端子202でカウンタの動作周期を変更したり
することで、任意に可変されることとなる。
【0015】しかしながら、上述した従来のパターン発
生回路200においては、発生するパターンをすべてR
AM210に保持するため、発生するパターンの長さが
長くなればなるほど、大きな容量のRAMが必要とな
る。そして、1つのRAMに保持できない時には、複数
のRAMで構成する必要がある。そのような構成の例を
図6、及び図8に示す。
【0016】まず、発生パターンを複数のRAMに保持
する第1の従来例として、パターン発生回路300の構
成を説明する。図6は、従来のパターン発生回路300
の回路構成を示すブロック図である。図6において、パ
ターン発生回路300は、多重タイミング発生回路30
5、n:1多重回路309、下位カウンタ回路312、
上位カウンタ回路313、RAM314(1)〜RAM
314(m)、及びセレクタ回路315によって構成さ
れ、外部端子として、クロック入力端子301、パター
ン長設定入力端子302、パターン設定入力端子30
3、及びパターン出力端子304を有している。
【0017】多重タイミング発生回路305は、前記図
4に示す多重タイミング発生回路205と同様の処理を
行うが、低速信号処理を行うための1/nクロック信号
を、1/nクロック出力端子C/Nから下位カウンタ回
路312のクロック入力端子CKに対して出力してい
る。
【0018】下位カウンタ回路312は、多重タイミン
グ発生回路305の1/nクロック出力端子C/Nから
クロック入力端子CKに入力された1/nクロック信号
のクロック数をカウントし、該カウント値をカウント値
出力端子CNTからRAM314(1)〜RAM314
(m)のそれぞれのアドレス入力端子Aに対して出力す
る。また、この下位カウンタ回路312のカウント周期
は、パターン長設定入力端子302からリセット端子R
STに入力されるパターン長設定信号の状態によって制
御することができ、外部から設定可能である。そして、
下位カウンタ回路312は、前記カウント値が、外部か
ら可変な前記カウント周期まで達すると、キャリー出力
端子Cからキャリー信号を上位カウンタ回路313のク
ロック入力端子CKに対して出力する。
【0019】RAM314(1)〜RAM314(m)
のそれぞれには、事前にユーザーが、任意のパターン
を、パターン設定入力端子303から入力することによ
り出力パターンが設定される。すなわち、まず、RAM
314(1)のアドレス0番地に最初のnビットが設定
され、アドレス1番地に続くnビットが設定されるとい
うようにしてRAM314(1)内部には、出力パター
ンの情報が順次保持され、出力パターンの情報がRAM
314(1)の容量を超えると、続いて入力されるパタ
ーン出力の情報は、順次、RAM314(2)〜RAM
314(m)に保持されていく。そして、RAM314
(1)〜RAM314(m)のそれぞれは、下位カウン
タ回路312からそれぞれのアドレス入力端子Aに入力
される前記カウント値の示すアドレスのデータを順次読
み出して、それぞれのnビットのデータ出力端子OUT
から、対応するセレクタ回路315のnビットのセレク
トデータ入力端子IN1 〜セレクトデータ入力端子IN
m に対して出力する。
【0020】上位カウンタ回路313は、下位カウンタ
回路312のキャリー出力端子Cからクロック入力端子
CKに入力されるキャリー信号をカウントして、そのカ
ウント値をカウント値出力端子CNTからセレクタ回路
315のセル入力端子SELに対して出力する。また、
この上位カウンタ回路313のカウント周期は、パター
ン長設定入力端子302からリセット端子RSTに入力
されるパターン長設定信号の状態によって制御すること
ができ、外部から設定可能である。
【0021】セレクタ回路315は、上位カウンタ回路
313のカウント値出力端子CNTからセル入力端子S
ELに入力されるカウント値に応じて、セレクトデータ
入力端子IN1 〜セレクトデータ入力端子INm のいず
れかの入力端子を選択して、対応するRAM314
(1)〜RAM314(m)のいずれかからの出力デー
タを入力とし、該データをデータ出力端子OUTから
n:1多重回路309のデータ入力端子INに対して出
力する。
【0022】n:1多重回路309は、前記図4に示す
n:1多重回路209と同様の処理を行うが、データ入
力端子INに入力されるデータは、セレクタ回路315
から出力されるデータである。
【0023】次に、従来のパターン発生回路300の動
作を説明する。図7は、パターン発生回路300の動作
について説明するタイミングチャートである。図7に示
すタイミングチャートでは、図6に示すパターン発生回
路300の動作を簡単に説明するため、最低限必要な信
号の動きのみを示し、また、下位カウンタ回路312の
1周期をTCNT1として、時間方向に圧縮して表してい
る。
【0024】パターン発生回路300の主要な動作は、
前記図4に示すパターン発生回路200とほぼ同様であ
るが、複数のRAM、RAM314(1)〜RAM31
4(m)に順次保持された出力パターンのデータを適宜
セレクタ回路315によって選択してn:1多重回路9
に対して出力する点を特徴としている。そこで、このセ
レクタ回路315による出力パターンのデータを選択す
る動作に関連する動作のみについて以下に説明すること
とする。
【0025】下位カウンタ回路312は、パターン長設
定入力端子302から入力されるパターン長設定信号に
よって設定される1周期毎に、キャリー出力端子Cから
キャリー信号を上位カウンタ回路313のクロック入力
端子CKに対して出力する。
【0026】そして、上位カウンタ回路313は、前記
キャリー信号がクロック入力端子CKに入力されるとカ
ウントアップ動作を行い、0,1,2,・・・というよ
うなカウント値を、順次、カウント値出力端子CNTか
らセレクタ回路315のセル入力端子SELに対して出
力する。
【0027】セレクタ回路315は、セル入力端子SE
Lに入力される前記カウント値が、0であるときは、R
AM314(1)からセレクトデータ入力端子IN1 に
入力されるデータを出力し、1であるときは、RAM3
14(2)からセレクトデータ入力端子IN2 に入力さ
れるデータを出力する等して、データ出力端子OUTか
らn:1多重回路309のデータ入力端子INに対して
出力するデータを適宜選択する。
【0028】このように、図6の構成のパターン発生回
路300は、基本的には、図4に示したパターン発生回
路200と同様の構成ではあるが、RAMを複数用意し
て、それらを上位カウンタ回路313とセレクタ回路3
15により順次切り替えて、パターンを出力している。
【0029】次に、発生パターンを複数のRAMに保持
する第2の従来例として、パターン発生回路400の構
成を説明する。図8は、従来のパターン発生回路400
の回路構成を示すブロック図である。図8において、パ
ターン発生回路400は、多重タイミング発生回路40
5、n:1多重回路409、カウンタ回路406、及び
RAM416(1)〜RAM416(m)によって構成
され、外部端子として、クロック入力端子401、パタ
ーン長設定入力端子402、パターン設定入力端子40
3、及びパターン出力端子404を有している。
【0030】多重タイミング発生回路405は、前記図
4に示す多重タイミング発生回路205と同様の処理を
行う。
【0031】カウンタ回路406は、多重タイミング発
生回路405の1/nクロック出力端子C/Nからクロ
ック入力端子CKに入力された1/nクロック信号のク
ロック数をカウントし、該カウント値をカウント値出力
端子CNTからRAM416(1)〜RAM416
(m)のそれぞれのアドレス入力端子Aに対して出力す
る。また、このカウンタ回路406のカウント周期は、
パターン長設定入力端子402からリセット端子RST
に入力されるパターン長設定信号の状態によって制御す
ることができ、外部から設定可能である。
【0032】RAM416(1)〜RAM416(m)
のそれぞれには、事前にユーザーが、任意のパターン
を、パターン設定入力端子403から入力することによ
り出力パターンが設定される。すなわち、まず、RAM
416(1)のアドレス0番地に最初のn/mビットが
設定され、RAM416(2)のアドレス0番地に続く
n/mビットが設定され、順次RAM416(m)まで
のそれぞれのアドレス0番地に最初のnビットが設定さ
れる。そして、アドレス1番地に続くnビットが設定さ
れるというようにしてRAM416(1)〜RAM41
6(m)内部には、出力パターンの全情報が順次保持さ
れる。そして、RAM416(1)〜RAM416
(m)のそれぞれは、カウンタ回路406からそれぞれ
のアドレス入力端子Aに入力される前記カウント値の示
すアドレスのデータを順次読み出して、n/mビットの
データ出力端子OUTから、n:1多重回路409のn
ビットのデータ入力端子INに対して出力する。
【0033】n:1多重回路409は、前記図4に示す
n:1多重回路209と同様の処理を行うが、データ入
力端子INに入力されるデータは、RAM416(1)
〜RAM416(m)から出力されるデータである。
【0034】この図8に示すパターン発生回路400の
動作は、前記図4に示すパターン発生回路200の動作
とほぼ同様であるので、その説明は省略するが、パター
ン発生回路400では、パターンを保持するRAMにビ
ット幅が小さいRAM416(1)〜RAM416
(m)(前期RAM210ではnビットであるのに対し
てn/mビット)を採用して、アドレスの奥行きを大き
くし、RAM416(1)〜RAM416(m)を並列
で動作させることにより、長いパターンの発生を可能に
している。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、従来のパターン発生回路においては、発生する
パターンをすべてRAMに保持するため、発生するパタ
ーンの長さが長くなればなるほど、大きな容量のRAM
が必要となる。そして、1つのRAMに保持できない時
には、図6または図8に示すパターン発生回路300ま
たはパターン発生回路400のように複数のRAMで構
成する必要がある。そのため、発生するパターンの長さ
が長くなればなるほど、回路構成規模が大きくなるとい
う課題があった。
【0036】また、実際に使用するパターンとしては、
伝送規格に準じたパターンを使用するが、そのようなパ
ターンでは、例えば、フレームを検出するためのフレー
ム検出符号などのように、ある固定のパターンが繰り返
されたり、本来伝送データが入力される領域に、評価の
ためにある固定のパターンを繰り返して挿入したりする
ことが多い。そのような繰り返しパターンの多いパター
ンに対しても、従来のパターン発生回路では、すべての
データをRAMに保持するので、RAMの使用効率が良
くないという課題があった。
【0037】そこで本発明の課題は、繰り返し部分を多
く含むパターンを発生するパターン発生回路において、
より少ない回路構成で、長いパターン長のパターンを発
生できるパターン発生回路を提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のパターン信号を記憶する第1の記憶手段と、前記
複数のパターン信号を出力する順序を指示する指示情報
を記憶する第2の記憶手段と、この第2の記憶手段に記
憶された指示情報に従って、前記第1の記憶手段が記憶
する前記複数のパターン信号の中から該当するパターン
信号を順次選択して出力する選択手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0039】請求項1記載の発明のパターン発生回路に
よれば、第1の記憶手段は、複数のパターン信号を記憶
し、第2の記憶手段は、前記複数のパターン信号を出力
する順序を指示する指示情報を記憶し、選択手段は、前
記第2の記憶手段に記憶された指示情報に従って、前記
第1の記憶手段が記憶する前記複数のパターン信号の中
から該当するパターン信号を順次選択して出力する。
【0040】したがって、第1の記憶手段に記憶したパ
ターン信号を出力する順序を指定することにより一連の
パターン信号を生成する方法であるため、出力するパタ
ーン信号が同じパターンの繰り返しを含む場合の冗長性
を解消し、長い一連のパターン信号を生成する際にも第
1の記憶手段、及び第2の記憶手段を構成する回路の面
積を小さく構成することが可能であり、パターン発生回
路の実装面積を小さくすることが可能となる。
【0041】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
ターン発生回路において、前記複数のパターン信号を順
次出力することにより形成される一連のパターン信号の
パターン長を設定するパターン長設定手段を更に備えた
ことを特徴としている。
【0042】請求項2記載の発明のパターン発生回路に
よれば、請求項1記載のパターン発生回路において、パ
ターン長設定手段は、前記複数のパターン信号を順次出
力することにより形成される一連のパターン信号のパタ
ーン長を設定する。
【0043】したがって、請求項1記載の発明の効果に
加えて、一連のパターン信号のパターン長を、パターン
とは別に任意に設定することが可能となる。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項2記載のパ
ターン発生回路において、前記第1の記憶手段に記憶さ
れる複数のパターン信号、及び前記第2の記憶手段に記
憶される指示情報を外部から設定入力するパターン入力
手段と、前記パターン長を外部からパターン長設定手段
に対して設定入力するパターン長入力手段と、を更に備
えたことを特徴としている。
【0045】請求項3記載の発明のパターン発生回路に
よれば、請求項2記載のパターン発生回路において、パ
ターン入力手段は、前記第1の記憶手段に記憶される複
数のパターン信号、及び前記第2の記憶手段に記憶され
る指示情報を外部から設定入力し、パターン長入力手段
は、前記パターン長を外部からパターン長設定手段に対
して設定入力する。
【0046】したがって、請求項2記載の発明の効果に
加えて、第1の記憶手段に記憶するパターン信号、第2
の記憶手段に記憶する指示情報、及びパターン長を外部
から任意に設定可能とすることができ、また、例えば、
パターン信号とパターン長は変更せずに、指示情報のみ
を外部からの設定入力により変更するなど、一連のパタ
ーン信号の変更処理を容易にすることができる。
【0047】また、請求項4記載の発明のように、請求
項2または3に記載のパターン発生回路において、前記
第1の記憶手段はパターン保持用RAMであり、前記第
2の記憶手段はタイミング発生用RAMであり、前記パ
ターン長設定手段は前記タイミング発生用RAMのアド
レス入力にクロックのカウント値を出力するカウンタ回
路であってもよい。
【0048】この請求項4記載の発明によれば、請求項
2または3に記載の発明の効果に加えて、発生するパタ
ーンの長さが長くなった場合に、従来のように大容量の
RAMを使用したり、多数のRAMを使用したりする必
要がなく、タイミング発生用とパターン保持用の2つの
RAMによって回路を構成することで対応でき、長いパ
ターンの信号を発生する場合にも、回路の構成部品数を
少なく、実装面積を小さくすることが可能となる。
【0049】また、複数のレジスタ回路に保持されたパ
ターンを適宜組み合わせてパターンを生成する構成であ
るので、パターンの全てをRAMに保持する必要がな
く、タイミング発生用RAMにはパターンの選択順序の
みを格納するため、RAMの利用効率をよくすることが
できる。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項4記載のパ
ターン発生回路において、クロックを分周して1/nの
周波数のクロックにして前記カウンタ回路に対して出力
し、また、nビットのパラレルデータを多重するタイミ
ングを指示するタイミング信号をn:1多重回路に対し
て出力する多重タイミング発生回路と、この多重タイミ
ング発生回路から入力されるタイミング信号に基づい
て、前記パターン保持用RAMから入力されるnビット
のパラレルデータを順次n:1に多重して一連のパター
ン信号として出力するn:1多重回路と、を更に備え、
前記カウンタ回路は、前記多重タイミング発生回路から
入力される1/nの周波数のクロックをカウントして、
前記タイミング発生用RAMのアドレス入力に対して順
次出力し、前記タイミング発生用RAMは、前記カウン
タ回路のカウント値をアドレス入力として、該カウント
値によって指定されるアドレスに記憶された前記指示情
報を順次読み出して前記パターン保持用RAMのアドレ
ス入力に対して出力し、前記パターン保持用RAMは、
各アドレスにnビットのパターン信号を記憶し、前記タ
イミング発生用RAMから入力される前記指示情報をア
ドレス入力として、該入力された指示情報によって指定
されるアドレスに記憶された前記nビットのパターン信
号をパラレルデータとして、前記n:1多重回路のnビ
ットパラレルデータ入力に順次出力することを特徴とし
ている。
【0051】請求項5記載の発明のパターン発生回路に
よれば、請求項4記載のパターン発生回路において、多
重タイミング発生回路は、クロックを分周して1/nの
周波数のクロックにして前記カウンタ回路に対して出力
し、また、nビットのパラレルデータを多重するタイミ
ングを指示するタイミング信号をn:1多重回路に対し
て出力し、カウンタ回路は、前記多重タイミング発生回
路から入力される1/nの周波数のクロックをカウント
して、前記タイミング発生用RAMのアドレス入力に対
して順次出力し、タイミング発生用RAMは、前記カウ
ンタ回路のカウント値をアドレス入力として、該カウン
ト値によって指定されるアドレスに記憶された前記指示
情報を順次読み出して前記パターン保持用RAMのアド
レス入力に対して出力し、パターン保持用RAMは、各
アドレスにnビットのパターン信号を記憶し、前記タイ
ミング発生用RAMから入力される前記指示情報をアド
レス入力として、該入力された指示情報によって指定さ
れるアドレスに記憶された前記nビットのパターン信号
をパラレルデータとして、前記n:1多重回路のnビッ
トパラレルデータ入力に順次出力し、n:1多重回路
は、前記多重タイミング発生回路から入力されるタイミ
ング信号に基づいて、前記パターン保持用RAMから入
力されるnビットのパラレルデータを順次n:1に多重
して一連のパターン信号として出力する。
【0052】したがって、周波数の高いクロックで動作
する素子を少なくして動作を安定させるパターン発生回
路においても請求項4記載の発明と同様の効果を得るこ
とができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明に係るパターン発生回路100の実施の形態を詳細に
説明する。
【0054】まず構成を説明する。図1は、本発明の一
実施の形態のパターン発生回路100の回路構成を示す
ブロック図である。
【0055】図1において、パターン発生回路100
は、多重タイミング発生回路5、カウンタ回路6、タイ
ミング発生用RAM7、パターン保持用RAM8、及び
n:1多重回路9によって構成され、外部端子としてク
ロック入力端子1、パターン長設定入力端子2、パター
ン設定入力端子3、及びパターン出力端子4を有してい
る。
【0056】多重タイミング発生回路5は、クロック入
力端子1からクロック入力端子CKに入力されるクロッ
ク信号に基づいて、低速信号処理を行うための1/nク
ロック信号を、1/nクロック出力端子C/Nからカウ
ンタ回路6のクロック入力端子CKに対して出力し、ま
た、低速なパラレル信号を多重するためのタイミング信
号を、タイミング信号出力端子Tからn:1多重回路9
のクロック入力端子CKに対して出力する。
【0057】カウンタ回路6は、多重タイミング発生回
路5の1/nクロック出力端子C/Nからクロック入力
端子CKに入力された1/nクロック信号のクロック数
をカウントし、該カウント値をカウント値出力端子CN
Tからタイミング発生用RAM7のアドレス入力端子A
に対して出力する。また、このカウンタ回路6のカウン
ト周期は、パターン長設定入力端子2からリセット端子
RSTに入力されるパターン長設定信号の状態によって
制御することができ、外部から設定可能である。
【0058】タイミング発生用RAM7には、事前にユ
ーザーによって、パターン保持用RAM8の各アドレス
に設定されたデータを出力するタイミング情報がパター
ン設定入力端子3から入力されて設定されている。そし
て、タイミング発生用RAM7は、カウンタ回路6のカ
ウント値出力端子CNTからアドレス入力端子Aに入力
される前記カウント値の示すアドレスに格納されたデー
タをデータ出力端子OUTからパターン保持用RAM8
のアドレス入力端子Aに対して出力する。
【0059】パターン保持用RAM8には、事前にユー
ザーが、任意のパターンを、パターン設定入力端子3か
ら入力することにより、各アドレスにnビットの出力パ
ターンが設定される。そして、パターン保持用RAM8
は、タイミング発生用RAM7のデータ出力端子OUT
からアドレス入力端子Aに入力されるデータの示すアド
レスに格納された、前記設定された出力パターンをnビ
ットのデータ出力端子OUTから、n:1多重回路9の
nビットのデータ入力端子INに対して出力する。
【0060】n:1多重回路9は、パターン保持用RA
M8のnビットのデータ出力端子OUTからnビットの
データ入力端子INに入力されるデータを、多重タイミ
ング発生回路5のタイミング信号出力端子Tからクロッ
ク入力端子CKに入力されるタイミング信号に基づいて
ビット多重を行い、シリアルデータにしてパターン信号
として、データ出力端子OUTからパターン出力端子4
に対して出力する。
【0061】本実施の形態のパターン発生回路100で
は、発生するパターンの内容は、上述のように、タイミ
ング発生用RAM7、及びパターン保持用RAM8に設
定されるが、その設定例を図2に示す。
【0062】図2の例では、タイミング発生用RAM7
のデータ、及びパターン保持用RAM8の保持するデー
タのビット幅を共に8ビット(n=8)とし、同図
(a)に示すように、パターン保持用RAM8のB0H
番地にはFFH (H は16進数であることを示す)が、
B1H 番地には00H がそれぞれ保持されていることと
する。
【0063】また、図2(b)のタイミング発生用RA
M7のアドレスマップに示すように、パターン設定入力
端子3からの入力により、A0H 番地にB0H が設定さ
れてパターン保持用RAM8のB0H 番地に保持された
データを選択する設定となり、次の(A0+1)H 番地
にはB1H が設定されてパターン保持用RAM8のB1
H 番地に保持されたデータを選択する設定となり、以
降、B0H とB1H が交互に、アドレス(A0+a)H
番地まで設定されている。また、図に示されていない他
のアドレスにも、同様にパターン発生に必要なデータが
適宜設定されているものとする。
【0064】このとき、パターン発生回路100がパタ
ーン出力端子4から出力するパターンは、図2(c)に
示すようなパターンとなる。すなわち、タイミング発生
用RAM7のアドレス入力端子Aには、カウンタ回路6
によるカウント値が入力されているので、タイミング発
生用RAM7は、アドレス00H 番地からデータの読み
出しを開始し、それに応じて、パターン発生回路100
はパターンを出力する。図2(c)では、最初のA0H
バイトはタイミング発生用RAM7のアドレス00H 番
地から順次設定されたデータに対応するパターンが生成
され出力される。その後はタイミング発生用RAM7の
A0H 番地から(A0+a)H 番地までがB0H とB1
H の繰り返しになっているので、aH バイトの区間にわ
たって、パターン保持用RAM8のB0H 番地のデータ
とB1H 番地のデータが交互に選択され、FFH と00
H のパターンが交互に出力されることになる。
【0065】本実施の形態のパターン発生回路100で
は、上述したように、実際に出力するパターンはパター
ン保持用RAM8に保存して、それらをどのような順序
で出力するかというタイミング情報はタイミング発生用
RAM7に保存するというように設定を行う。
【0066】次に、本実施の形態のパターン発生回路1
00の動作を説明する。図3は、パターン発生回路10
0の動作について説明するタイミングチャートである。
図3に示すタイミングチャートでは、図1に示すパター
ン発生回路100においてn=8とした場合について示
しており、また、タイミング発生用RAM7のアドレス
xに保持されているデータをA(x)、パターン保持用
RAM8の保持しているデータとして、アドレスyに保
持されているデータの1ビット目をD1(y)、2ビッ
ト目をD2(y)、・・・というように、記号をつけて
表している。
【0067】まず、クロック入力端子1には、ある固定
した周波数のクロック信号が入力される。そして、多重
タイミング発生回路5はクロック入力端子1からクロッ
ク入力端子CKに入力されたクロック信号を分周して、
1/nクロック信号をカウンタ回路6のクロック入力端
子CKに対して出力する。図3のタイミングチャートで
は、n=8であるため、クロック信号の8分の1の周期
の1/8クロック信号を出力する。多重タイミング発生
回路5は、同時に、低速なパラレル信号を多重するため
のタイミング信号として、1/8クロック信号の立ち上
がりエッジで0を出力し、順次クロック信号が入力され
る毎にカウントアップして、8クロック周期でタイミン
グ信号出力端子Tからn:1多重回路9のクロック入力
端子CKに対して出力する。
【0068】カウンタ回路6は、多重タイミング発生回
路5の1/nクロック出力端子C/Nからクロック入力
端子CKに入力される1/8クロック信号の立ち上がり
エッジでカウントアップ動作を行い、パターン長設定入
力端子2から入力されるパターン長設定信号によって設
定される最大値まで順次カウントアップする。図3のタ
イミングチャートでは、初期状態を0として、0,1,
2,・・・というようにカウント値がカウントアップさ
れている。
【0069】タイミング発生用RAM7は、カウンタ回
路6のカウント値出力端子CNTから出力されるカウン
ト値をアドレス入力端子Aの入力としているので、例え
ば、カウント値出力が1の時には、アドレス1番地に保
持しているデータ、すなわち、図3のタイミングチャー
トでは、A(1)をデータ出力端子OUTからパターン
保持用RAM8のアドレス入力端子Aに対して出力す
る。以後、カウンタ回路6から入力される前記カウント
値にしたがってアドレス順に保持しているデータをパタ
ーン保持用RAM8のアドレス入力端子Aに対して出力
する。
【0070】パターン保持用RAM8は、アドレス入力
端子Aに入力される前記タイミング発生用RAM7のデ
ータが、A(1)であるときは、1ビット目がD1(A
(1))であり、2ビット目がD2(A(1))である
というようなデータを出力する等して、8ビットのデー
タ出力端子OUTからn:1多重回路9のnビットのデ
ータ入力端子INに対して適宜データを出力する。
【0071】パターン保持用RAM8の8ビットの出力
端子OUTから出力されるデータは、多重タイミング発
生回路5のタイミング信号出力端子Tからn:1多重回
路9のクロック入力端子CKに入力されるタイミング信
号に基づいて、n:1多重回路9によってビット多重さ
れ、データ出力端子OUTからパターン出力端子4に対
して出力される。すなわち、多重タイミング発生回路5
が0を出力している時には、n:1多重回路9は、入力
されたnビットのデータのうちの1ビット目の値を出力
し、多重タイミング発生回路5が、1を出力している時
には、n:1多重回路9は、入力されたnビットのデー
タのうちの2ビット目の値を出力するというように、以
下同様に多重されて、パターン出力端子4からパターン
が出力されることになる。
【0072】以上説明したように、本実施の形態のパタ
ーン発生回路100によれば、パターン保持用RAM8
には、任意の出力パターンが設定され、タイミング発生
用RAM7には、パターン保持用RAM8の出力タイミ
ング情報が設定されている。そして、タイミング発生用
RAM7は、カウンタ回路6のカウント値出力端子CN
Tからアドレス入力端子Aに入力される前記カウント値
の示すアドレスに格納されたデータをデータ出力端子O
UTからパターン保持用RAM8のアドレス入力端子A
に対して出力し、パターン保持用RAM8は、タイミン
グ発生用RAM7のデータ出力端子OUTからアドレス
入力端子Aに入力されるデータの示すアドレスに格納さ
れた、前記設定された出力パターンをnビットのデータ
出力端子OUTから、n:1多重回路9のnビットのデ
ータ入力端子INに対して出力し、n:1多重回路9
は、パターン保持用RAM8のnビットのデータ出力端
子OUTからnビットのデータ入力端子INに入力され
るデータを、多重タイミング発生回路5のタイミング信
号出力端子Tからクロック入力端子CKに入力されるタ
イミング信号に基づいてビット多重を行い、シリアルデ
ータにしてパターン信号として、データ出力端子OUT
からパターン出力端子4に対して出力する。
【0073】したがって、パターン保持用RAM8に保
持したパターン信号を出力する順序を指定することによ
り一連のパターン信号を生成する方法であるため、出力
するパターン信号が同じパターンの繰り返しを含む場合
の冗長性を解消し、発生するパターンの長さが長くなっ
た場合に、従来のように大容量のRAMを使用したり、
多数のRAMを使用したりする必要がなく、タイミング
発生用とパターン保持用の2つのRAMによって回路を
構成することで対応でき、長いパターンの信号を発生す
る場合にも、回路の構成部品数を少なく、実装面積を小
さくすることが可能となる。
【0074】また、複数のレジスタ回路に保持されたパ
ターンを適宜組み合わせてパターンを生成する構成であ
るので、パターンの全てをRAMに保持する必要がな
く、タイミング発生用RAM7には繰り返し使用される
パターン信号を格納し、パターン保持用RAM8にはパ
ターンの選択順序のみを格納するため、RAMの利用効
率を向上させることができる。
【0075】なお、本発明のパターン発生回路は、上記
の実施の形態において示したパターン発生回路100の
回路構成に限られるものではなく、同様の効果が得られ
る回路構成であれば、その他の回路構成であってもよい
ことは勿論である。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の記
憶手段に記憶したパターン信号を出力する順序を指定す
ることにより一連のパターン信号を生成する方法である
ため、出力するパターン信号が同じパターンの繰り返し
を含む場合の冗長性を解消し、長い一連のパターン信号
を生成する際にも第1の記憶手段、及び第2の記憶手段
を構成する回路の面積を小さく構成することが可能であ
り、パターン発生回路の実装面積を小さくすることが可
能となる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、一連のパターン信号のパター
ン長を、パターンとは別に任意に設定することが可能と
なる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、第1の記憶手段に記憶するパ
ターン信号、第2の記憶手段に記憶する指示情報、及び
パターン長を外部から任意に設定可能とすることがで
き、また、例えば、パターン信号とパターン長は変更せ
ずに、指示情報のみを外部からの設定入力により変更す
るなど、一連のパターン信号の変更処理を容易にするこ
とができる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、請求項2ま
たは3に記載の発明の効果に加えて、発生するパターン
の長さが長くなった場合に、従来のように大容量のRA
Mを使用したり、多数のRAMを使用したりする必要が
なく、タイミング発生用とパターン保持用の2つのRA
Mによって回路を構成することで対応でき、長いパター
ンの信号を発生する場合にも、回路の構成部品数を少な
く、実装面積を小さくすることが可能となる。
【0080】また、複数のレジスタ回路に保持されたパ
ターンを適宜組み合わせてパターンを生成する構成であ
るので、パターンの全てをRAMに保持する必要がな
く、タイミング発生用RAMにはパターンの選択順序の
みを格納するため、RAMの利用効率をよくすることが
できる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、周波数の高
いクロックで動作する素子を少なくして動作を安定させ
るパターン発生回路においても請求項4記載の発明と同
様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のパターン発生回路10
0の回路構成を示すブロック図。
【図2】図1のタイミング発生用RAM7、及びパター
ン保持用RAM8に設定されるパターンの内容、及び出
力されるパターンの例を示す図。
【図3】パターン発生回路100の動作について説明す
るタイミングチャート。
【図4】従来のパターン発生回路200の回路構成を示
すブロック図。
【図5】パターン発生回路200の動作について説明す
るタイミングチャート。
【図6】従来のパターン発生回路300の回路構成を示
すブロック図。
【図7】パターン発生回路300の動作について説明す
るタイミングチャート。
【図8】従来のパターン発生回路400の回路構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
100 パターン発生回路 1 クロック入力端子 2 パターン長設定入力端子 3 パターン設定入力端子 4 パターン出力端子 5 多重タイミング発生回路 6 カウンタ回路 7 タイミング発生用RAM7 8 パターン保持用RAM8 9 n:1多重回路9 200 パターン発生回路 205 多重タイミング発生回路 206 カウンタ回路 209 n:1多重回路 210 RAM 300 パターン発生回路 305 多重タイミング発生回路 309 n:1多重回路 312 下位カウンタ回路 313 上位カウンタ回路 314(1)〜314(m)RAM 315 セレクタ回路 400 パターン発生回路 405 多重タイミング発生回路 406 カウンタ回路 409 n:1多重回路 416(1)〜416(m)RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03K 5/156 G01R 31/28 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパターン信号を記憶する第1の記憶
    手段と、 前記複数のパターン信号を出力する順序を指示する指示
    情報を記憶する第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に記憶された指示情報に従って、前
    記第1の記憶手段が記憶する前記複数のパターン信号の
    中から該当するパターン信号を順次選択して出力する選
    択手段と、 を備えたことを特徴とするパターン発生回路。
  2. 【請求項2】前記複数のパターン信号を順次出力するこ
    とにより形成される一連のパターン信号のパターン長を
    設定するパターン長設定手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項1記載のパターン発生回路。
  3. 【請求項3】前記第1の記憶手段に記憶される複数のパ
    ターン信号、及び前記第2の記憶手段に記憶される指示
    情報を外部から設定入力するパターン入力手段と、 前記パターン長を外部からパターン長設定手段に対して
    設定入力するパターン長入力手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載のパターン
    発生回路。
  4. 【請求項4】前記第1の記憶手段はパターン保持用RA
    Mであり、前記第2の記憶手段はタイミング発生用RA
    Mであり、前記パターン長設定手段は前記タイミング発
    生用RAMのアドレス入力にクロックのカウント値を出
    力するカウンタ回路であることを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のパターン発生回路。
  5. 【請求項5】クロックを分周して1/nの周波数のクロ
    ックにして前記カウンタ回路に対して出力し、また、n
    ビットのパラレルデータを多重するタイミングを指示す
    るタイミング信号をn:1多重回路に対して出力する多
    重タイミング発生回路と、 この多重タイミング発生回路から入力されるタイミング
    信号に基づいて、前記パターン保持用RAMから入力さ
    れるnビットのパラレルデータを順次n:1に多重して
    一連のパターン信号として出力するn:1多重回路と、
    を更に備え、 前記カウンタ回路は、前記多重タイミング発生回路から
    入力される1/nの周波数のクロックをカウントして、
    前記タイミング発生用RAMのアドレス入力に対して順
    次出力し、 前記タイミング発生用RAMは、前記カウンタ回路のカ
    ウント値をアドレス入力として、該カウント値によって
    指定されるアドレスに記憶された前記指示情報を順次読
    み出して前記パターン保持用RAMのアドレス入力に対
    して出力し、 前記パターン保持用RAMは、各アドレスにnビットの
    パターン信号を記憶し、前記タイミング発生用RAMか
    ら入力される前記指示情報をアドレス入力として、該入
    力された指示情報によって指定されるアドレスに記憶さ
    れた前記nビットのパターン信号をパラレルデータとし
    て、前記n:1多重回路のnビットパラレルデータ入力
    に順次出力することを特徴とする請求項4記載のパター
    ン発生回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193689A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Keithley Instruments Inc パルス生成の方法及び装置
US9610377B2 (en) 2003-01-09 2017-04-04 Stryker European Holdings I, Llc Biomedical foams

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