JPH1194592A - モータアクチュエータ - Google Patents

モータアクチュエータ

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JPH1194592A
JPH1194592A JP9258191A JP25819197A JPH1194592A JP H1194592 A JPH1194592 A JP H1194592A JP 9258191 A JP9258191 A JP 9258191A JP 25819197 A JP25819197 A JP 25819197A JP H1194592 A JPH1194592 A JP H1194592A
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健吾 山村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルスプレートと摺動接点との間のグリス切
れを防止してこれらが高温溶融することがないモータア
クチュエータを得る。 【解決手段】 モータアクチュエータのパルスプレート
192に設けられた第1導電部194Aは入力接点19
6Aに接触し、第2導電部194Bは出力接点196B
に接触し、パルスプレート192の回転によってパルス
信号を得ることができる。第1導電部194Aには、樹
脂材が露出することでスリット部80が設けられてお
り、入力接点196Aはこのスリット部80にも接触す
る。スリット部80はその境界部分にグリスが溜まり易
く、グリス溜まりの機能を有する。したがって、パルス
プレート192が連続して回転し第1導電部194Aと
入力接点196Aが連続的に摺動しても、両者の間でグ
リス切れを起こすことがなく高温溶融することがなく、
本来の位置検出性能を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ドアのウイン
ドガラスを開閉移動するパワーウインド装置やサンルー
フを開閉移動するサンルーフ装置等に用いられるモータ
アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両のウインドガラスを上下に
開閉移動させるパワーウインド装置やサンルーフを開閉
移動するサンルーフ装置には、駆動源としてモータが用
いられている。
【0003】ここで、例えばパワーウインド装置におい
ては、ウインドガラスに乗員の身体や異物が不要に挟み
込まれることを防止した所謂挟み込み防止機能を有する
ものがある。この種の挟み込み防止機能を有したパワー
ウインド装置では、ドアの所定位置にリミットスイッチ
を配置し、このリミットスイッチからの信号とモータの
ロック電流とを基にウインドガラスに異物が挟み込まれ
たか否かを判断してウインドガラスの移動すなわちモー
タの回転位置を制御する構成のものや、ホールICや特
別なコンミテータを設けることによりアーマチャの回転
数を検出しこの回転数検出信号(パルス信号のパルス数
やパルス幅)を基に前記挟み込まれたか否かを判断して
モータの回転位置を制御する構成のものがある。
【0004】しかしながら、このようなパワーウインド
装置(モータの回転位置検出機構)では、モータやウイ
ンドレギュレータを組付ける際に組付け位置の煩雑な調
節や組付けた後の煩雑なリセットが不可欠であり、また
挟み込み防止機構を構成する場合等には制御装置等の他
の部品がコスト高で精度も悪い等の欠点があった。
【0005】そこで、このような欠点を解消できる移動
体の位置検出装置(モータアクチュエータ)を既に本出
願人が提案している(一例として、特願平6−1758
73号、特願平8−45189号等)。
【0006】この移動体の位置検出装置は、装置のカバ
ープレートに回転可能に保持されるリングギヤとこのリ
ングギヤに噛み合うプラネタリギヤから成る遊星歯車組
や、遊星歯車組のリングギヤに一体に設けられリングギ
ヤと共に回転する移動接点プレートとカバープレートに
固定され移動接点プレートに接触可能な固定接点ターミ
ナルとから成るスイッチ部、あるいは、移動体(モータ
出力軸)からリングギヤへの正方向の回転力の伝達を遮
断するクラッチ機構等を備えた構成となっている。これ
により、パワーウインド装置やサンルーフ装置に用いた
場合にウインドガラスやサンルーフの位置を高精度に検
出することができ、またその移動を制御することができ
るのみならず、煩雑な調節を伴うこと無く初期位置の設
定ができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより実現
できる。
【0007】またさらに、この位置検出装置では、遊星
歯車組のサンギヤにパルスプレートが一体に連結固定さ
れている。図13に示す如く、このパルスプレート30
0には、連続するパルスパターンが施されている。パル
スパターンは、リング状の第1導電部302とこの第1
導電部302に隣接しパルス状の凹凸が連続する第2導
電部304とによって構成されており、樹脂性のプレー
ト本体に例えばニッケル等の金属材料をメッキすること
によって設けられている。また、このパルスプレート3
00には、例えば銅製の摺動接点306が接している。
摺動接点306は、カバープレートに固定されており、
常にパルスプレート300の第1導電部302に接触す
る入力接点306Aとパルスプレート300の第2導電
部304に接触する出力接点306Bとから構成されて
いる。
【0008】パルスプレート300がサンギヤ(すなわ
ち、モータ出力軸等の移動体)と一体的に回転すると、
この回転に伴ってパルスを発生し発生されたパルスを検
出することができ、この検出したパルス信号を基に移動
体の移動位置をリニアに検出することができる構成であ
る。したがって、例えばこの位置検出装置を、挟み込み
防止機能を有する車両のパワーウインド装置に用いた場
合には、ウインドガラスの移動位置を随時検出すること
ができる。
【0009】ところで、前述の移動体の位置検出装置に
おいては、前述の如くパルスプレート300の第1導電
部302と摺動接点306の入力接点306Aとは共に
金属製でありかつ常に接触(摺動)しているため、この
第1導電部302と入力接点306Aとの間で所謂グリ
ス切れを起こし易い。このようなグリス切れ状態となる
と、第1導電部302と入力接点306Aとが高温溶融
してしまう可能性があり、これを防止する対策が望まれ
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、パルスプレートと摺動接点との間のグリス切れを
防止してこれらが高温溶融することがなく、位置検出性
能が悪化することがないモータアクチュエータを得るこ
とが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のモ
ータアクチュエータは、モータと、前記モータの出力軸
に連動し、ON/OFF作動することによって前記出力
軸の所定の回転位置を検出可能な第1センサ手段と、前
記モータの出力軸に連動し、パルス信号を発生・検出す
ることによって前記出力軸の回転位置を検出可能な第2
センサ手段と、を備えたモータアクチュエータであっ
て、前記第2センサ手段は、金属製の第1導電部と前記
第1導電部に隣接し凹凸状の導通部と非導通部が連続す
る金属製の第2導電部とが設けられ前記出力軸の回転に
伴ってパルスを発生するための樹脂製のパルスプレート
と、前記パルスプレートに摺接し前記パルスプレートの
回転に伴ってパルス信号を検出するための少なくとも一
対の金属製の摺動接点と、から成り、かつ、前記パルス
プレートの第1導電部に、グリス溜まりを形成するべく
樹脂材が露出し前記摺動接点と摺動可能なスリット部を
設けた、ことを特徴としている。
【0012】請求項1記載のモータアクチュエータで
は、モータの駆動により出力軸が正逆方向に回転する
と、第1センサ手段が出力軸に連動し、出力軸が所定の
回転位置に達すると、第1センサ手段がON/OFF作
動して出力軸の所定の回転位置が検出される。
【0013】また、このモータアクチュエータでは、モ
ータの駆動により出力軸が正逆方向に回転すると、第2
センサ手段を構成するパルスプレートが出力軸に連動す
る。パルスプレートが回転すると、摺動接点がパルスプ
レートの第1導電部及び第2導電部(導通部及び非導通
部)と摺動(接触)する。これにより、パルスが発生し
発生されたパルスが検出される。パルスプレートは出力
軸に連動されるため、検出したパルス信号を基にモータ
出力軸の回転位置をリニアに検出することが可能とな
る。
【0014】したがって、例えばこのモータアクチュエ
ータを、挟み込み防止機能を有する車両のパワーウイン
ド装置に用いた場合には、ウインドガラスの移動位置を
随時検出することができる。
【0015】さらにここで、請求項1記載のモータアク
チュエータでは、樹脂製のパルスプレートには金属製の
第1導電部が設けられており、さらに、この金属製の第
1導電部には、グリス溜まりを形成するべく樹脂材が露
出してスリット部が設けられている。したがって、パル
スプレートが回転して摺動接点がパルスプレートの第1
導電部と摺動する際には、部分的に摺動接点はスリット
部と接触(摺動)する。金属製の第1導電部に設けられ
た樹脂製のスリット部は、その境界部分にグリスが溜ま
り易く、このためグリス溜まりの機能を有する。
【0016】このため、パルスプレートが回転して摺動
接点がパルスプレートの第1導電部と摺動する際には、
摺動接点がスリット部と接触(摺動)することでグリス
の潤滑が促進され、共に金属製の第1導電部と摺動接点
とが連続的に接触(摺動)しても、この第1導電部と摺
動接点との間で所謂グリス切れを起こすことがない。し
たがって、第1導電部と摺動接点とが高温溶融すること
がなく、本来の位置検出性能を維持することができる。
【0017】このように、請求項1記載のモータアクチ
ュエータでは、パルスプレートと摺動接点との間のグリ
ス切れを防止してこれらが高温溶融することがなく、出
力軸の所定の移動位置を常に正確に検出することができ
る。
【0018】請求項2に係る発明のモータアクチュエー
タは、請求項1記載のモータアクチュエータにおいて、
前記摺動接点は、前記パルスプレートの第1導電部に接
触する入力接点と、前記パルスプレートの第2導電部に
接触する出力接点と、から成り、前記スリット部は、前
記出力接点が少なくとも第2導電部の導通部に接した状
態では前記入力接点に接しない位置に、前記第2導電部
の非導通部に連続しかつ前記非導通部の幅寸法よりも狭
く形成された、ことを特徴としている。
【0019】請求項2記載のモータアクチュエータで
は、スリット部は第2導電部の非導通部の幅寸法よりも
狭く形成されており、出力接点が少なくとも第2導電部
の導通部に接した状態では、入力接点は必ず第1導電部
に接した状態となる。
【0020】したがって、パルス信号の周期やデューテ
ィ比は、第2導電部の導通部及び非導通部の幅寸法のみ
に依存することになり、部品の製作や寸法管理が容易で
所望のパルス信号を容易に得ることができ、またこのパ
ルス信号を用いたその後の制御も容易かつ有効に行うこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図3には本発明の実施の形態に係
るモータアクチュエータ10の全体斜視図が示されてい
る。また、図4にはこのモータアクチュエータ10の断
面図が示されている。
【0022】モータアクチュエータ10は、車両のパワ
ーウインド装置に適用されるものであり、モータ部10
Aとこのモータ部10Aに連結するギヤ部10B、及び
位置検出装置30を含んで構成されている。
【0023】モータ部10Aの回転軸12はギヤ部10
B内へ延出されており、先端にはウォームギヤ14が形
成されている。このウォームギヤ14は、ギヤ部10B
内に配置された回転ギヤホイール16に噛み合ってい
る。
【0024】回転ギヤホイール16は、モータ出力軸と
しての軸20が、ギヤ部10Bのカバー18に回転可能
に支持されている。このため、モータ部10Aが作動し
て回転軸12が回転すると、この回転力がウォームギヤ
14を介して回転ギヤホイール16へ伝達されて軸20
が回転するようになっている。軸20の先端には、出力
嵌合部22が設けられており、ウインドレギュレータの
駆動部(図示省略)に連結される構成である。なおここ
で、本実施の形態においては、例えば軸20(出力嵌合
部22)が3回転乃至3.5回転することによりウイン
ドガラスが1ストローク移動するように設定されてい
る。
【0025】一方、ギヤ部10Bの出力嵌合部22と反
対側の面には、カバー18と一体にハウジング24が取
り付けられている。ハウジング24の中心部には開口2
6が形成されており、軸20の先端(出力嵌合部22と
反対側)が露出している。また、ハウジング24の周縁
には、複数(本実施の形態においては、3箇所)のカシ
メ片28が延出している。カシメ片28は、先端部がT
字形に形成されており、後に詳述する位置検出装置30
をハウジング24に密着して固定するためのものであ
る。これらのカシメ片28をかしめることによって、位
置検出装置30がハウジング24の所定位置に取り付け
られている。
【0026】ここで、図1には位置検出装置30の分解
斜視図が示されており、また図2には位置検出装置30
の一部破断した平面図が示されている。
【0027】図1に詳細に示す如く、位置検出装置30
は、ベースプレート34及びカバープレート36を備え
ており、両者によって薄肉の略円筒形に構成されてい
る。ベースプレート34には、中心部分に透孔38が形
成されており、またカバープレート36の内周面には突
起40(図2に図示)が軸線方向に突出形成されてい
る。
【0028】また、位置検出装置30は、連結シャフト
42を備えている。この連結シャフト42は、その一端
が回転ギヤホイール16の軸20に一体的に連結されて
常に軸20と一体に回転し、さらに他端はベースプレー
ト34に形成された透孔38を介して位置検出装置30
(ベースプレート34及びカバープレート36)の内部
に突出している。また、連結シャフト42の他端近傍に
は遊星歯車組を構成するサンギヤ44が設けられてお
り、後述するプラネタリギヤ54に噛み合っている。さ
らに、連結シャフト42には、サンギヤ44の周辺近傍
に複数(本実施の形態では4箇所)の突起45が突出形
成されており、後述するパルスプレート192の嵌合孔
198及びワッシャ220の連結孔224に嵌合してい
る。
【0029】連結シャフト42の周囲には、遊星歯車組
を構成するリングギヤ46がサンギヤ44に対向して配
置されている。このリングギヤ46はカバープレート3
6に回転可能に収容されており、さらに、リングギヤ4
6の周囲には、第1センサ手段を構成するフランジ部4
8が一体的に形成されている。フランジ部48はリング
ギヤ46と一体成形された導電板で、カバープレート3
6と反対側の周面一部には移動接点50A、50Bが設
けられている。この移動接点50A、50Bは二段の円
弧状に形成された非導電部で、フランジ部48と略同一
面となるように形成されている。さらに、フランジ部4
8の周縁一部には突部52が突出形成されている。この
突部52は、前述のカバープレート36に形成された突
起40に対応しており、リングギヤ46(フランジ部4
8)が正方向(図1の矢印A方向)に回転し所定の回転
位置に達した時点で突部52が突起40に当接し(図2
図示状態)、それ以上のリングギヤ46の正方向の回転
が阻止される構成である。
【0030】リングギヤ46の内周部分には、サンギヤ
44との間に、二個のプラネタリギヤ54が配置されて
いる。これらのプラネタリギヤ54はキャリヤ56によ
って回転可能に支持されると共に、リングギヤ46及び
サンギヤ44に共に噛み合っている。すなわち、これら
のサンギヤ44、リングギヤ46及びプラネタリギヤ5
4は遊星歯車組を構成しており、連結シャフト42(す
なわち、軸20)の回転を減速して伝達することがで
き、例えばキャリヤ56が保持されてプラネタリギヤ5
4の公転が阻止された状態においては、連結シャフト4
2(すなわち、軸20)の回転を減速してリングギヤ4
6へ伝達することができる構成である。
【0031】ここで、本実施の形態においては、サンギ
ヤ44、リングギヤ46及びプラネタリギヤ54から成
る遊星歯車組の減速比は、5.2:1とされており、ウ
インドガラスが1ストロークする間(サンギヤ44が3
回転乃至3.5回転する間)にリングギヤ46は1回転
以上はしないように構成されている。
【0032】なお、前記遊星歯車組の減速比は、5.
2:1とするに限らず、所望により任意に設定すること
ができる。
【0033】以上の構成のサンギヤ44、リングギヤ4
6及びプラネタリギヤ54から成る遊星歯車組は、カバ
ープレート36によって被覆されると共に保護プレート
200によって保持されてカバープレート36からの脱
落が防止されている。カバープレート36とキャリヤ5
6との間には、クラッチ機構を構成するスプリングワッ
シャ58、及びワッシャ59が配置されている。スプリ
ングワッシャ58は、キャリヤ56に一体的に取り付け
られている。また、ワッシャ59はカバープレート36
の内周面に一体的に圧入されており、スプリングワッシ
ャ58はこのワッシャ59に圧縮状態で当接している。
これにより、スプリングワッシャ58は常にキャリヤ5
6を押圧しており、キャリヤ56は保護プレート200
に当接している。このため、通常はキャリヤ56はスプ
リングワッシャ58による押圧力(キャリヤ56と保護
プレート200との摩擦力)のために回転が阻止され、
プラネタリギヤ54は公転が阻止された状態で保持され
ている。一方、リングギヤ46のフランジ部48の突部
52が突起40に当接してそれ以上のリングギヤ46の
正方向の回転が阻止された状態では、キャリヤ56の押
圧力(保持力)を越えるサンギヤ44の正方向回転力が
作用することでスプリングワッシャ58はキャリヤ56
の保持を解除し、プラネタリギヤ54の公転を可能とす
るように構成されている。すなわち、スプリングワッシ
ャ58は、フランジ部48の突部52が突起40に当接
した後においては、サンギヤ44(軸20)からリング
ギヤ46への正方向の回転力の伝達を遮断することがで
きるようになっている。したがって、突部52が突起4
0に当接してリングギヤ46の回転が阻止された状態に
おいては、サンギヤ44(軸20)が正方向(リングギ
ヤ46を正方向へ回転させようとする方向)へ回転する
と、プラネタリギヤ54のみが公転する。
【0034】また、カバープレート36には、それぞれ
固定接点ターミナルとされる一対二組の固定接点60
A、61A、固定接点60B、61Bが取り付けられて
いる。各固定接点60A、61A、固定接点60B、6
1Bは、弾力性を有する一対二組のコンタクトターミナ
ルとされており、固定接点60Aと固定接点60Bが一
体に形成されると共に、固定接点61Aと固定接点61
Bが一体に形成されている。
【0035】さらに、これらの固定接点60A、61
A、固定接点60B、61Bは、後に詳述する摺動接点
196と共に、固定部63を介してカバープレート36
に固定されると共に、先端はリングギヤ46のフランジ
部48へ向けてそれぞれ延出されており、先端部はフラ
ンジ部48(カバープレート36と反対側の周面)に弾
力的に当接している。すなわち、固定接点60A、61
A、固定接点60B、61Bは、カバープレート36と
反対側からリングギヤ46のフランジ部48(移動接点
50A、50B)に圧接する構成である。
【0036】これらの固定接点60A、61A、固定接
点60B、61Bは、後に詳述する摺動接点196と共
に、固定部63に一体的にインサート成形されており、
これらによって固定接点サブアッセンブリが構成されて
いる。図5にも示す如く、この固定部63の嵌合孔65
がカバープレート36に形成された凸部67に嵌合する
ことで、固定接点60A、61A、固定接点60B、6
1B、及び摺動接点196がカバープレート36に取り
付けられている。
【0037】以上の構成の固定接点60A、61A、固
定接点60B、61Bは、リングギヤ46の所定の回転
位置においては移動接点50A、50Bに接触する。な
お、固定接点60A、61Aは移動接点50Aに対応し
ており、固定接点60B、61Bは移動接点50Bに対
応している。
【0038】さらに、これらの固定接点60A、61
A、固定接点60B、61Bはパワーウインド装置の制
御回路に電気的に接続されており、移動接点50A、5
0Bが固定接点60A、60Bに共に接触して非導通状
態となることにより、リングギヤ46の回転位置すなわ
ちサンギヤ44の回転位置すなわち軸20の回転位置を
検出することができる構成であり、後に説明するモータ
アクチュエータ10の回転制御に用いられる。
【0039】ここで、本実施の形態においては、例え
ば、ウインドガラスが上端停止位置から下方へ4mm離
間した位置に達した時点で、突部52は突起40に当接
する位置よりも所定の回転角度上流側の位置に達し、さ
らにこの時点で移動接点50A、50Bが固定接点60
A、60Bに接触して非導通状態となり、さらに、その
後は突部52が突起40に当接するまでの間、この非導
通状態が維持されるように、各部の寸法等が設定されて
いる。
【0040】なお、前述とは逆に、ウインドガラスが上
端停止位置から下方へ4mm離間した位置に達し突部5
2が突起40に当接する位置よりも所定の回転角度上流
側の位置に達した時点で、移動接点50A、50Bが固
定接点60A、61A、固定接点60B、61Bに共に
接触して導通状態となるように構成し、これにより位置
検出を行うようにしても良い。またさらに、前述の如く
非導通状態や導通状態となった後には、必ずしもこの非
導通状態や導通状態を電気的に維持する必要はなく、移
動接点50A、50Bが固定接点60A、61A、固定
接点60B、61Bに接触することによるトリガ信号を
検出することによって所定の回転位置に達したことを判
別するように構成しても良い。
【0041】また、位置検出装置30は、第2センサ手
段を構成するパルスプレート192と、摺動接点196
を備えている。
【0042】パルスプレート192は樹脂製で薄肉の円
板形に形成されており、中心部には嵌合孔198が形成
されている。この嵌合孔198は、前述した連結シャフ
ト42及びその突起45に対応して十文字形に形成され
ており、連結シャフト42及び各突起45が嵌入してい
る。また、パルスプレート192に対し連結シャフト4
2と反対側には、ワッシャ220が配置されており、こ
のワッシャ220と連結シャフト42とによってパルス
プレート192を挟持している。ワッシャ220には、
サンギヤ44に対応する透孔222、及び連結シャフト
42の突起45に対応する連結孔224が形成されてお
り、サンギヤ44及び各突起45が嵌入している。すな
わち、図6にも示す如く、サンギヤ44が設けられた連
結シャフト42の突起45をパルスプレート192の嵌
合孔198に嵌合させると共に各突起45をさらにワッ
シャ220の連結孔224に嵌合させ、かつこの挟持状
態で突起45の先端部をワッシャ220にかしめること
により、パルスプレート192が連結シャフト42(サ
ンギヤ44)に一体的に連結固定された構成である。こ
れにより、パルスプレート192は常に連結シャフト4
2と一体的に回転する。
【0043】またパルスプレート192には、導電部1
94が設けられている。図6(A)及び図7に示す如
く、導電部194は、パルスプレート192の周縁に周
方向に沿って設けられており、全体としてリング状の第
1導電部194Aと、この第1導電部194Aに隣接し
パルス状の凹凸(導通部と非導通部)が連続する第2導
電部194Bとによって構成されている。この導電部1
94(第1導電部194A及び第2導電部194B)
は、樹脂性のプレート本体に例えばニッケル等の金属材
料をメッキすることによって設けられている。
【0044】さらにここで、図7に詳細に示す如く、第
1導電部194Aには、スリット部80が設けられてい
る。このスリット部80は、プレート本体の樹脂材が露
出することで(換言すれば、ニッケル等の金属メッキが
施されないことによって)形成されており、第1導電部
194Aの全周囲に渡って第2導電部194Bの非導通
部にそれぞれ対応した位置に設定されている。この場
合、前述の如くスリット部80はプレート本体の樹脂材
が露出することにより設けられているため、すなわち金
属製の第1導電部194Aに設けられた樹脂製のスリッ
ト部80は、その境界部分にグリスが溜まり易く、この
ためグリス溜まりの機能を有する。
【0045】一方、摺動接点196は、例えば銅製の入
力接点196Aと出力接点196Bとによって構成され
ており、前述した固定接点60A、61A、固定接点6
0B、61Bと共に、固定部63に一体的にインサート
成形され、これらと共にカバープレート36に固定され
てパルスプレート192の導電部194へ向けて延出さ
れている。この摺動接点196は、入力接点196Aが
常に導電部194の第1導電部194Aに接触し、出力
接点196Bが導電部194の第2導電部194Bに接
触する。これにより、パルスプレート192の回転に伴
ってパルス信号を検出することができる構成である。こ
の検出したパルス信号は、移動体(ウインドガラス)の
移動位置制御に用いられる。
【0046】さらにこの場合、前述の如くパルスプレー
ト192(導電部194)の第1導電部194Aにはス
リット部80が設けられているため、第1導電部194
Aに接触している入力接点196Aは、パルスプレート
192の回転に伴って、スリット部80にも接触する構
成である。
【0047】なおここで、スリット部80は、出力接点
196Bが少なくとも第2導電部194Bの導通部に接
した状態では入力接点196Aに接しない位置に、第2
導電部194Bの非導通部に連続しかつこの非導通部の
幅寸法よりも狭く形成されている。
【0048】さらにここで、図8に示す如くスリット部
80の幅寸法θは、入力接点196Aの磨耗許容寸法θ
1 、及び摺動接点196の部品寸法のバラツキによる位
置ズレθ2 により決定されている。すなわち、図9
(A)に示す如く、摺動接点196(入力接点196
A)は、当初は非磨耗状態で導電部194(第1導電部
194A)に接触しているが、次第に磨耗する。このた
め、図9(B)に示す如く磨耗した状態における接触部
分の最大許容寸法θ1 よりも、スリット部80の幅寸法
θが大きく設定される。さらに、図10に示す如く、摺
動接点196(入力接点196A)にはその部品寸法の
バラツキによる位置ズレθ2 が存在するため、この位置
ズレθ2 よりも、スリット部80の幅寸法θは小さく設
定される(すなわち、θ1 <θ<θ2 )。
【0049】なお、導電部194はパルスプレート19
2の上面に設けなくともパルスプレート192の周囲側
壁に設けるようにしても良い。この場合、摺動接点19
6は、パルスプレート192の周囲側壁に対向してカバ
ープレート36に固定される。
【0050】さらに、パルスプレート192とリングギ
ヤ46(フランジ部48)との間には、前述した保護プ
レート200が配置されている。この保護プレート20
0は周縁部がカバープレート36に保持されて固定され
ており、リングギヤ46、キャリヤ56等を保持してカ
バープレート36からの脱落を防止すると共に、パルス
プレート192とリングギヤ46(フランジ部48)と
の間に介在することにより、両者が不要に接触しないよ
うにその移動を制限している。
【0051】以上の構成の各部品を収容するベースプレ
ート34とカバープレート36とは、ベースプレート3
4の周縁部に突出形成された嵌合爪70が、カバープレ
ート36に形成された爪受け部72に嵌合することで一
体的に結合され、全体として薄肉の略円筒形に構成され
ている。
【0052】さらに、カバープレート36の周縁部分に
は、嵌合部74が形成されている。この嵌合部74は、
前述したハウジング24のカシメ片28に対応してお
り、カシメ片28の先端T字形部分が嵌合可能となって
いる。すなわち、カシメ片28がかしめられて先端T字
形部分が嵌合部74に嵌合することにより、カバープレ
ート36の周縁が挟持されて、位置検出装置30がハウ
ジング24の所定位置に固定された構成である。
【0053】また、嵌合部74には、係止突起76が形
成されている。係止突起76は、カシメ片28による位
置検出装置30(カバープレート36)の固定状態で
は、カシメ片28の先端T字形部分に係合可能となって
いる。この係止突起76によって、カバープレート36
の周縁から外側へ向けたカシメ片28の拡径方向への移
動を阻止することができる構成である。
【0054】またさらに、係止突起76の近傍のカバー
プレート36の周壁部分には、ガイド突起78が形成さ
れている。ガイド突起78は、カシメ片28による位置
検出装置30(カバープレート36)の固定状態では、
カシメ片28の中間部に係合可能となっている。このガ
イド突起78によって、カバープレート36の周縁に沿
う方向のカシメ片28の変移を阻止することができる構
成である。
【0055】次に本実施の形態の作用を、パワーウイン
ド装置の上昇スイッチが操作されてウインドガラスが上
昇移動する際を例に、図11に示すフローチャートを参
照しながら説明する。
【0056】上記構成のモータアクチュエータ10で
は、ステップ201においてパワーウインド装置の上昇
スイッチが操作されると、ステップ202においてモー
タアクチュエータ10が作動して軸20が回転し、これ
によりウインドレギュレータが作動されてウインドガラ
スが上昇される。
【0057】またここで、通常(ウインドガラスの上昇
途中)は、スプリングワッシャ58によってキャリヤ5
6が押圧されて保持されており、プラネタリギヤ54は
公転が阻止された状態となっている。したがって、軸2
0の回転に伴って、連結シャフト42(すなわち、サン
ギヤ44)の回転力がプラネタリギヤ54を介して減速
されてリングギヤ46へ伝達され、リングギヤ46が正
方向に次第に回転される。
【0058】次いで、ステップ204において、モータ
アクチュエータ10の所定の回転位置すなわちウインド
ガラスが所定位置(上端停止位置から下方へ4mm離間
した位置)に達したか否かが位置検出装置30によって
検出される。
【0059】すなわち、位置検出装置30では、軸20
の回転に伴って連結シャフト42(すなわち、サンギヤ
44)の回転力がプラネタリギヤ54を介して減速され
てリングギヤ46へ伝達され、リングギヤ46が正方向
に次第に回転されるが、ウインドガラスが上端停止位置
から下方へ4mm離間した位置に達していなければ、突
部52は突起40から大きく離間しており、移動接点5
0A、50Bは固定接点60A、61A、固定接点60
B、61Bから離間して非接触状態である。これによ
り、軸20の回転位置(ウインドガラスが上端停止位置
から下方へ4mm離間した位置に達していないこと)が
検出される。この場合には、モータアクチュエータ10
の作動は続行されながらステップ206へ進み、異物を
挟み込んだか否かがモータアクチュエータ10のロック
電流等を基に判断される。異物を挟み込んだことが検出
されると、ステップ208にてモータアクチュエータ1
0が逆方向へ回転され、ウインドガラスが降下される。
一方、ステップ206において異物の挟み込みが検出さ
れなければ、再びステップ204へ戻る。
【0060】一方、ステップ204において、ウインド
ガラスが上端停止位置から下方へ4mm離間した位置に
達すると、突部52は突起40に当接する位置よりも所
定の回転角度上流側の位置に達する。さらにこの時点
で、移動接点50A、50Bが固定接点60A、60B
に共に接触して非導通状態となり、これにより、軸20
の回転位置(ウインドガラスが上端停止位置から下方へ
4mm離間した位置に達したこと)が検出される。
【0061】ステップ204においてモータアクチュエ
ータ10の軸20が所定の回転位置すなわちウインドガ
ラスが所定位置に達したことが検出されると、モータア
クチュエータ10の作動が続行されながらステップ21
0へ進む。この際には、リングギヤ46の回転により移
動接点50A、50Bと固定接点60A、60B、固定
接点61A、61Bとの相対接触位置は変化するが、非
導通状態は維持される。
【0062】ステップ210においては、ウインドガラ
スが全閉したか否かがモータアクチュエータ10のロッ
ク電流等を基に判断される。ウインドガラスの全閉が検
出されると、ステップ212においてモータアクチュエ
ータ10が停止され、処理を終了する。
【0063】このように、モータアクチュエータ10
(位置検出装置30)では、リングギヤ46と共に回転
する移動接点50A、50Bと一対二組の固定接点60
A、61A、固定接点60B、61Bとにより、軸20
の回転位置すなわちウインドガラスの位置(上端停止位
置から下方へ4mm離間した位置に達したか否か)を高
精度に検出することができる。
【0064】さらにここで、モータアクチュエータ10
では、車体に組付けた時点でモータアクチュエータ10
の軸20を正方向に一旦充分に回転させることにより、
位置検出装置30の移動接点50A、50Bが固定接点
60A、60Bに接触した初期状態に自動的に設定する
ことができる。
【0065】すなわち、車体に組付けた時点でモータア
クチュエータ10の軸20を正方向に一旦充分に回転さ
せると、先ず、リングギヤ46のフランジ部48の突部
52が突起40に当接してそれ以上のリングギヤ46の
正方向の回転が阻止された状態となる。この状態におい
てさらに軸20が回転すると、キャリヤ56の押圧力
(保持力)を越えるサンギヤ44の回転力が作用し、ス
プリングワッシャ58がキャリヤ56の保持を解除し
て、プラネタリギヤ54の公転が可能とされる。すなわ
ち、スプリングワッシャ58は、フランジ部48の突部
52が突起40に当接した後においては、サンギヤ44
(軸20)からリングギヤ46への正方向の回転力の伝
達を遮断することができるため、突部52が突起40に
当接してリングギヤ46の回転が阻止された状態におい
ては、サンギヤ44(軸20)が正方向(リングギヤ4
6を正方向へ回転させようとする方向)へ回転すると、
プラネタリギヤ54のみが公転する。したがって、突部
52が突起40に当接し移動接点50A、50Bが固定
接点60A、60Bと接触した後には、仮にモータアク
チュエータ10の軸20が正方向に回転してもリングギ
ヤ46は不動で移動接点50A、50Bと固定接点60
A、60Bとの接触状態が維持されたままとなる。すな
わち、モータアクチュエータ10の軸20を正方向に一
旦充分に回転させることにより、突部52が突起40に
当接し移動接点50A、50Bが固定接点60A、60
Bに接触した初期状態に自動的に設定される。
【0066】換言すれば、モータアクチュエータ10
(位置検出装置30)では、ウインドガラスの全閉位置
(上方最大移動限)から所定距離(本実施の形態では、
4mm)離間した位置を、ウインドガラスが全閉位置
(上方最大移動限)に達したか否かに拘わらず機械的に
記憶することができるため(前記4mm離間した位置を
基準として検出するため)、ウインドガラスの移動制御
を誤差なく確実に行うことが可能となる。例えば、従来
では、モータのアーマチャの回転数を検出してウインド
ガラスの移動位置を検出する構成のものにおいては、ウ
インドガラスの全閉位置を基準とするようにリセットさ
れる構成とされているが、仮に、電源電圧の低下やウイ
ンドガラスと窓枠との摩擦抵抗の増加等の理由によりウ
インドガラスが真の上方最大移動限に達しないまま停止
した場合には、この偽りの停止位置をウインドガラスの
全閉位置としてリセットされてしまう。したがって、こ
の場合には、前記偽りのウインドガラスの全閉位置を基
準にモータの駆動制御がされるため、極めて誤差が大き
くなる。これに対し、モータアクチュエータ10(位置
検出装置30)では、ウインドガラスが真の全閉位置
(上方最大移動限)に達しないまま停止した場合であっ
ても、その後にウインドガラスが真の全閉位置から4m
m離間した位置を通過する時点でこれが確実に検出さ
れ、したがって、ウインドガラスの移動制御を誤差なく
確実に行うことができる。特に、ワイヤ式のウインドレ
ギュレータ装置においてはワイヤの弛みによる移動位置
制御の誤差が大きいが、モータアクチュエータ10を用
いることにより前記ワイヤの弛みに起因する誤差を吸収
することができ、高精度に制御することが可能となる。
【0067】このように、モータアクチュエータ10で
は、車体に組付けた時点でモータアクチュエータ10の
軸20を正方向に一旦充分に回転させることにより、突
部52が突起40に当接し移動接点50A、50Bが固
定接点60A、60Bに接触した初期状態に自動的に設
定され、組付けの際の組付け位置の煩雑な調節や組付け
た後の煩雑なリセットを伴うこと無く初期位置の設定が
容易にでき、さらに、ウインドガラスの移動制御を誤差
なく確実に行うことができる。
【0068】また、本実施の形態に係るモータアクチュ
エータ10では、位置検出装置30のパルスプレート1
92の回転に伴って、出力接点196Bが導電部194
の第2導電部194Bに接触/非接触を繰り返すことに
より、パルス信号が検出される。したがって、この検出
したパルス信号を基にモータアクチュエータ10の軸2
0の回転位置をリニアに検出することが可能となる。
【0069】したがって、例えばこの位置検出装置30
を、挟み込み防止機能を有する車両のパワーウインド装
置に用いた場合には、ウインドガラスの移動位置を随時
リニアに検出して制御することができる。
【0070】さらにここで、モータアクチュエータ10
では、位置検出装置30の樹脂製のパルスプレート19
2には金属製の第1導電部194Aが設けられており、
さらに、この金属製の第1導電部194Aには、グリス
溜まりを形成するべく樹脂材が露出してスリット部80
が設けられている。したがって、パルスプレート192
が回転して摺動接点196の入力接点196Aがパルス
プレート192の第1導電部194Aと摺動する際に
は、部分的に入力接点196Aはスリット部80と順次
接触(摺動)する。
【0071】金属製の第1導電部194Aに設けられた
樹脂製のスリット部80は、その境界部分にグリスが溜
まり易く、このためグリス溜まりの機能を有する。この
ため、パルスプレート192が回転して摺動接点196
の入力接点196Aがパルスプレート192の第1導電
部194Aと摺動する際には、入力接点196Aがスリ
ット部80と接触(摺動)することでグリスの潤滑が促
進され、共に金属製の第1導電部194Aと入力接点1
96Aとが連続的に接触(摺動)しても、この第1導電
部194Aと入力接点196Aとの間で所謂グリス切れ
を起こすことがない。したがって、第1導電部194A
と入力接点196Aとが高温溶融することがなく、本来
の位置検出性能を維持することができる。
【0072】またさらに、スリット部80は第2導電部
194Bの非導通部の幅寸法よりも狭く形成されてお
り、出力接点196Bが少なくともこの第2導電部19
4Bの導通部に接した状態では、入力接点196Aは必
ず第1導電部194A(スリット部80以外の部分)に
接した状態となる。したがって、パルス信号の周期やデ
ューティ比は、第2導電部194Bの導通部及び非導通
部の幅寸法のみに依存することになり、部品の製作や寸
法管理が容易で所望のパルス信号を容易に得ることがで
き、またこのパルス信号を用いたその後の制御も容易か
つ有効に行うことができる。このように、本実施の形態
に係るモータアクチュエータ10では、本来の位置検出
性能が悪化することなく、パルスプレート192(第1
導電部194A)と摺動接点196(入力接点196
A)との間のグリス切れを防止してこれらが高温溶融す
ることがなく、移動体の所定の移動位置を常に正確に検
出することができる。
【0073】なお、前記実施の形態においては、スリッ
ト部80は、第1導電部194Aの全周囲に渡って第2
導電部194Bの非導通部のそれぞれに対応した位置に
設定された構成としたが、これに限らず、第1導電部1
94Aの少なくとも一箇所に設ける(第2導電部194
Bの非導通部の少なくとも一箇所に対応した位置に設け
る)構成であっても前記と同様の効果を得ることができ
る。
【0074】また、前記実施の形態においては、スリッ
ト部80は第1導電部194Aの径方向一部に形成され
第1導電部194Aは全周囲に渡って連続(連結)する
構成としたが、これに限らず、図12に示すパルスプレ
ート193の如く、スリット部81を第1導電部194
Aの径方向全域(全幅)に渡って形成し、第1導電部1
94Aが周方向に沿って個々に分断される(全周囲に渡
って連続しない)構成としてもよい。この場合には、出
力接点196Bが第2導電部194Bの導通部に接した
状態では、この導通部に連続する第1導電部194A
(スリット部80以外の部分)に入力接点196Aが接
した状態となるように配置位置等を設定すればよい。
【0075】さらに、前記実施の形態においては、モー
タアクチュエータ10を、パワーウインド装置の駆動用
モータとして適用した例を説明したが、本発明はこれに
限らず、直線的に往復移動する移動体(例えば、ガイド
レール上を移動するサンルーフ等)の移動位置を検出し
て制御する場合であっても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るモータアクチュエー
タの位置検出装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るモータアクチュエー
タの位置検出装置の一部破断した平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るモータアクチュエー
タの全体斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るモータアクチュエー
タの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る位置検出装置のパル
スプレートと摺動接点の対応関係を示す拡大断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態に係る位置検出装置のパル
スプレート及び連結シャフトを示し、(A)は平面図で
あり、(B)は断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る位置検出装置のパル
スプレートの第1導電部及び第2導電部と摺動接点の対
応関係を示す拡大平面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る位置検出装置のパル
スプレートの第1導電部に設けられたスリット部の詳細
を示す拡大平面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る位置検出装置の摺動
接点を示し、(A)は非磨耗状態における正面図であ
り、(B)は磨耗状態における正面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る位置検出装置の摺
動接点の位置ズレの状態を示す拡大平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るモータアクチュエ
ータが適用されたパワーウインド装置の上昇スイッチが
操作されてウインドガラスが上昇移動する際の制御を示
すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係る位置検出装置のパ
ルスプレートの他の例を示す図7に対応する拡大平面図
である。
【図13】従来の位置検出装置のパルスプレートの第1
導電部及び第2導電部と摺動接点の対応関係を示す拡大
平面図である。
【符号の説明】
10 モータアクチュエータ 20 軸(出力軸) 30 位置検出装置 44 サンギヤ 46 リングギヤ 50A、50B 移動接点(第1センサ手段) 54 プラネタリギヤ 56 キャリヤ 58 スプリングワッシャ 60A、60B 固定接点(第1センサ手段) 61A、61B 固定接点(第1センサ手段) 80 スリット部 192 パルスプレート 194A 第1導電部 194B 第2導電部 196 摺動接点 196A 入力接点 196B 出力接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、 前記モータの出力軸に連動し、ON/OFF作動するこ
    とによって前記出力軸の所定の回転位置を検出可能な第
    1センサ手段と、 前記モータの出力軸に連動し、パルス信号を発生・検出
    することによって前記出力軸の回転位置を検出可能な第
    2センサ手段と、 を備えたモータアクチュエータであって、 前記第2センサ手段は、金属製の第1導電部と前記第1
    導電部に隣接し凹凸状の導通部と非導通部が連続する金
    属製の第2導電部とが設けられ前記出力軸の回転に伴っ
    てパルスを発生するための樹脂製のパルスプレートと、
    前記パルスプレートに摺接し前記パルスプレートの回転
    に伴ってパルス信号を検出するための少なくとも一対の
    金属製の摺動接点と、から成り、 かつ、前記パルスプレートの第1導電部に、グリス溜ま
    りを形成するべく樹脂材が露出し前記摺動接点と摺動可
    能なスリット部を設けた、 ことを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記摺動接点は、前記パルスプレートの
    第1導電部に接触する入力接点と、前記パルスプレート
    の第2導電部に接触する出力接点と、から成り、 前記スリット部は、前記出力接点が少なくとも第2導電
    部の導通部に接した状態では前記入力接点に接しない位
    置に、前記第2導電部の非導通部に連続しかつ前記非導
    通部の幅寸法よりも狭く形成された、 ことを特徴とする請求項1記載のモータアクチュエー
    タ。
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