JP2003274612A - 電動アクチュエータ - Google Patents

電動アクチュエータ

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JP2003274612A
JP2003274612A JP2002074842A JP2002074842A JP2003274612A JP 2003274612 A JP2003274612 A JP 2003274612A JP 2002074842 A JP2002074842 A JP 2002074842A JP 2002074842 A JP2002074842 A JP 2002074842A JP 2003274612 A JP2003274612 A JP 2003274612A
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JP
Japan
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electric actuator
switch
output shaft
case
fixed
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Application number
JP2002074842A
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Hiroshi Sakai
浩志 酒井
Takao Ochiai
孝夫 落合
Yukiyoshi Iso
幸義 礒
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K23/66Structural association with auxiliary electric devices influencing the characteristic of, or controlling, the machine, e.g. with impedances or switches
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H1/02Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
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    • F16H1/16Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising worm and worm-wheel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T74/19828Worm

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板に対する検出スイッチのレイアウト
性を向上させて電動アクチュエータを小型化することで
ある。 【解決手段】 パネル位置検出機構72を構成するリミ
ットスイッチ77にスイッチ側接続端子を設け、モータ
カバー25の外面に固定する。一方、制御基板51には
スイッチ側接続端子と端子結合される接続部96,97
を有する基板側接続端子92,93が固定されており、
モータカバー25の内側に位置して基板ケース内に固定
されている。そして、リミットスイッチ77を接続部9
6,97に向けて移動させることによりスイッチ側接続
端子と接続部96,97とが接続され、これによりリミ
ットスイッチ77と制御基板51とが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの回転
を減速機構を介して出力する電動アクチュエータに関
し、特に、出力軸の回転位置を検出する位置検出手段と
電動モータを制御する制御基板とが設けられたものに適
用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】電動アクチュエータは電動モータなど電
気的に発生された駆動力を機械的な直線運動または回転
運動などの仕事に変換する機器であり、空気圧や油圧を
用いるアクチュエータに比べてエネルギ効率がよく、ま
た制御性に優れるため、自動車用部品等に幅広く用いら
れている。
【0003】このような電動アクチュエータとしては、
たとえば、特開2001-219742号公報に示すように、自動
車等の車両に設けられたサンルーフ装置の駆動源として
用いられるサンルーフモータが知られている。この場
合、サンルーフ装置は、車両のルーフに固定されたガイ
ドレールに案内されて開閉自在に設けられたルーフパネ
ルを有しており、このルーフパネルにはギヤ付きの駆動
ケーブルが連結されている。一方、サンルーフモータは
電動モータとウォームギヤ機構とを有しており、電動モ
ータの回転をウォームギヤ機構により減速して出力軸に
伝達するようにしている。また、このサンルーフモータ
の出力軸には駆動ギヤが固定されており、駆動ケーブル
はこの駆動ギヤに係合されている。そして、サンルーフ
モータが作動することにより駆動ケーブルが駆動ギヤに
より軸方向に作動され、ルーフパネルは駆動ケーブルに
押し引きされながら開閉されるようになっている。
【0004】このようなサンルーフモータには、たとえ
ば特開平9-216518号公報や特開平11-334379号公報に示
すように、ルーフパネルが全開状態もしくは全閉状態と
なったときにその作動を停止させるために、ルーフパネ
ルの位置を検出するパネル位置検出機構と、このパネル
位置検出機構からの信号に基づいて電動モータを制御す
る制御装置とを設けたものがある。この場合、パネル位
置検出機構は、外周面にカム山を有するカムプレート
と、このカムプレートの外周面に摺接するリミットスイ
ッチとを有しており、カムプレートは出力軸と連動して
回転するようになっている。そして、ルーフパネルが全
開状態もしくは全閉状態となったときには、カム山がリ
ミットスイッチをオフからオンへ切り換えてリミットス
イッチは位置検出信号を出力するようになっている。一
方、制御装置は、複数の電気回路素子からなる制御回路
が設けられた制御基板を有しており、リミットスイッチ
はこの制御基板にリード線を介して接続されている。そ
して、制御基板は、リミットスイッチからの位置検出信
号に基づいて電動モータを制御するようになっている。
【0005】このようなサンルーフモータでは、パネル
位置検出機構と制御装置とはウォームギヤ機構とともに
アクチュエータケース内に収容されており、全体として
1つのユニットとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなサンルーフ
モータは、車両のルーフ内に装着されることになるた
め、小型化が求められている。しかし、従来のサンルー
フモータでは、リミットスイッチと制御基板とはともに
アクチュエータケース内に固定されるため、制御基板に
対するリミットスイッチの固定場所が制限されることに
なる。そのため、リミットスイッチを制御基板の近傍に
固定してサンルーフモータを小型化することは困難とな
っていた。
【0007】本発明の目的は、制御基板に対する検出ス
イッチのレイアウト性を向上させて電動アクチュエータ
を小型化することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動アクチュエ
ータは、電動モータと、前記電動モータに固定されたア
クチュエータケースと、前記アクチュエータケースに収
容され、前記電動モータの回転を減速して出力軸に伝達
する減速機構とを有する電動アクチュエータであって、
前記アクチュエータケースの外側に固定され、前記出力
軸と連動するカム部材に作動されて前記出力軸の回転位
置に応じた検出信号を出力する検出スイッチと、前記ア
クチュエータケースの内側に固定され、前記検出スイッ
チからの検出信号に基づいて前記電動モータを制御する
制御基板を備えた制御手段と、前記アクチュエータケー
スに設けられた接続用貫通孔を介して、前記検出スイッ
チと前記制御基板とを電気的に接続する接続部材とを有
することを特徴とする。
【0009】本発明の電動アクチュエータは、前記接続
部材が、前記制御基板に固定される脚部と前記接続用貫
通孔から外部に突出して前記検出スイッチに設けられた
スイッチ側接続端子と接続される接続部とを有する基板
側接続端子であることを特徴とする。
【0010】本発明の電動アクチュエータは、前記脚部
がクランク状に曲がって形成されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明の電動アクチュエータは、前記スイ
ッチ側接続端子と前記接続部との接続方向に対して垂直
となる方向から前記検出スイッチが前記アクチュエータ
ケースにねじ固定されていることを特徴とする。
【0012】本発明の電動アクチュエータは、前記接続
部の前記接続方向の背面側に、前記アクチュエータケー
スと一体に前記基板側接続端子と対向する支持壁部が形
成されていることを特徴とする。
【0013】本発明の電動アクチュエータは、前記出力
軸と同軸に前記カム部材が配置され、前記カム部材の外
周面に前記検出スイッチが摺接することを特徴とする。
【0014】本発明の電動アクチュエータは、前記検出
スイッチを前記出力軸から離れる方向に移動させること
により前記スイッチ側接続端子が前記接続部に接続さ
れ、前記検出スイッチが前記出力軸の軸方向と平行な方
向からねじ固定されていることを特徴とする。
【0015】本発明の電動アクチュエータは、前記カム
部材と前記検出スイッチとが前記アクチュエータケース
に係合するカバーにより覆われることを特徴とする。
【0016】本発明の電動アクチュエータは、前記出力
軸が車両のルーフに開閉自在に装着された開閉部材と接
続され、前記出力軸の回転により前記開閉部材が開閉さ
れることを特徴とする。
【0017】本発明にあっては、検出スイッチをアクチ
ュエータケースの外側に固定し、また、制御手段をアク
チュエータケースの内側に固定し、これらを接続用貫通
孔を介して接続部材により電気的に接続するようにした
ので、制御基板に対する検出スイッチのレイアウト性が
向上され、制御手段の近傍に検出スイッチを固定するこ
とが可能となり、この電動アクチュエータを小型化する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態であるサンル
ーフモータを有するサンルーフ装置が装着された車両の
概略を示す平面図であり、図2(a)、(b)は、それ
ぞれ図1に示すサンルーフモータの詳細を示す斜視図で
ある。また、図3は、図1に示すサンルーフモータの構
成を示す分解斜視図であり、図4は、図1に示すサンル
ーフモータの構造を示す一部切り欠き断面図である。さ
らに、図5は図2(b)に示すA−A線に沿う断面図で
あり、図6は、電動モータと制御基板との接続部分の詳
細を示す斜視図である。さらに、図7は、リミットスイ
ッチと基板との接続状態を示す斜視図であり、図8
(a),(b)は図7に示すリミットスイッチの組み付
け方法を示す平面図である。
【0020】図1に示すように、車両1のルーフ2には
サンルーフ装置3が設けられている。このサンルーフ装
置3は、ルーフ2に開閉自在に装着された開閉部材とし
てのルーフパネル4を有している。ルーフ2にはこのル
ーフ2に形成された開口部5の周囲に位置して取り付け
フレーム6が固定されており、また、この取り付けフレ
ーム6には車両前後方向に延びる2本のガイドレール7
a,7bが固定されている。ガイドレール7a,7bに
はそれぞれこれらのガイドレール7a,7bに沿って移
動自在となってシュー8a,8bが装着されており、ル
ーフパネル4はこれらのシュー8a,8bに固定されて
いる。そして、ルーフパネル4はこのシュー8a,8b
と一体にガイドレール7a,7bに案内されて車両前後
方向に開閉するようになっている。
【0021】これらのシュー8a,8bにはそれぞれギ
ヤ付きの駆動ケーブル9a,9bの一端が連結されてい
る。これらの駆動ケーブル9a,9bはそれぞれ車両前
方側に取り回され、取り付けフレーム6の車両前方側に
回転自在に装着された駆動ギヤ10に係合されるように
なっている。そして、駆動ケーブル9a,9bは駆動ギ
ヤ10の回転により互いに逆向きとなって軸方向に作動
され、ルーフパネル4はこの駆動ケーブル9a,9bに
押し引きされて開閉されるようになっている。したがっ
て、この駆動ギヤ10の回転方向によりそれぞれの駆動
ケーブル9a,9bの作動方向が決まり、これによりル
ーフパネル4の移動方向が決まることになる。
【0022】この駆動ギヤ10を回転駆動するために、
このサンルーフ装置3にはサンルーフモータ20が設け
られている。
【0023】図2(a)、(b)および図3に示すよう
に、サンルーフモータ20は、電動モータ21にアクチ
ュエータケース22が固定された構造となっている。そ
して、このアクチュエータケース22はギヤケース2
3、基板ケース24およびモータカバー25とを有して
いる。
【0024】ギヤケース23は、電動モータ21のヨー
ク21aの取り付け部23aとこの取り付け部23aと
一体に形成されたギヤ収容部23bとを有しており、取
り付け部23aにおいて電動モータ21のヨーク21a
の端面に固定されている。図4に示すように、電動モー
タ21の回転出力軸であるアマチュア軸26にはウォー
ムギヤ26aが形成されており、このウォームギヤ26
aは取り付け部23aを貫通してギヤ収容部23bに向
けて突出するようになっている。また、電動モータ21
にはアマチュア軸26に固定されたマグネット27と、
このマグネット27の近傍において、後述する制御基板
51上に設けられた互いに90度の位相角を有する2つ
のホールIC28a,28bとを有する回転数センサ2
9が設けられている。そして、この回転数センサ29は
アマチュア軸26が回転することによりそれぞれのホー
ルIC28a,28bから、アマチュア軸26の回転に
応じたパルス信号を出力するようになっている。
【0025】ギヤ収容部23bは底付き円筒状に形成さ
れてその一面に開口部23cを有する形状となってい
る。そして、このギヤ収容部23bの内部にはウォーム
ギヤ26aを含む減速機構としてのウォームギヤ機構3
0が収容されている。
【0026】ウォームギヤ機構30は、前述のウォーム
ギヤ26aに加えてウォームホイル31、従動プレート
32およびダンパ機構33とを有している。ウォームホ
イル31はギヤ収容部23bの底壁34側に配置されて
おり、底壁34から円筒状に突出して形成されたボス部
35の外周面に回転自在に支持されている。また、ウォ
ームホイル31はウォームギヤ26aと噛み合わされて
おり、アマチュア軸26aの回転を大きな減速比で減速
して回転するようになっている。
【0027】ボス部35にはこのサンルーフモータ20
の出力軸36が回転自在に支持されている。そして、こ
の出力軸36の一端には従動プレート32が一体回転可
能に嵌合されCリング37にて出力軸36の軸方向への
抜止め固定がされている。これにより、従動プレート3
2はウォームホイル31の側面においてウォームホイル
31と同軸に、この出力軸36と一体に回転するように
なっている。
【0028】ダンパ機構33はウォームホイル31と従
動プレート32との間に設けられており、ウォームホイ
ル31の回転はこのダンパ機構33を介して従動プレー
ト32に伝達されるようになっている。つまり、ダンパ
機構33は、ウォームホイル31の従動プレート32と
対向する側面に120度間隔で形成された3つの係合突
起38と、従動プレート32のウォームホイル31と対
向する側面に120度間隔で形成された3つの係合突起
39と、これらの係合突起38,39と嵌合する60度
間隔で形成された6つの孔を有するダンパゴム40とを
有している。そして、ウォームホイル31が回転する
と、その回転力は係合突起38からダンパゴム40を介
して係合突起39に伝達されて従動プレート32を回転
させるようになっている。
【0029】このような構造により、出力軸36はウォ
ームギヤ機構30を介して電動モータ21の回転が伝達
され、回転駆動されるようになっている。そして、駆動
ギヤ10は、ギヤ収容部23bの底壁34から外部に向
けて突出する出力軸36の先端に固定され、出力軸36
と一体に回転するようになっている。
【0030】基板ケース24は一面に開口部24aを有
するバスタブ状に形成されており、開口部24aの開口
方向がギヤケース23の開口部23cの開口方向と同一
方向となるようにこのギヤケース23に隣り合わせて配
置されている。そして、基板ケース24はギヤケース2
3に嵌合されるとともにギヤケース23の取り付け部2
3aにねじ固定されている。
【0031】基板ケース24には制御手段としての制御
装置50が収容されており、この制御装置50は複数の
電気回路素子により形成される制御回路が設けらた制御
基板51を有している。制御基板51におけるアマチュ
ア軸26に固定されたマグネット27と対向する位置に
は、取り付け部23aの外壁を介して、互いに90度の
位相角を有する2つのホールIC28a,28bが設け
られている。そして、制御基板51は基板ケース24に
ねじ固定されるようになっており、また、この制御基板
51の先端に固定された接続カプラ52はこの基板ケー
ス24から突出するようになっている。
【0032】接続カプラ52には図示しないバッテリや
図示しない車室内に設けられたサンルーフ開閉スイッチ
等と接続された図示しない入力カプラが接続されるよう
になっている。これにより、制御装置50にはバッテリ
からの電力が供給され、また、サンルーフ開閉スイッチ
からのオン、オフ信号が入力されるようになっている。
さらに、この制御基板51には回転数センサ29が接続
されており、この回転数センサ29からのパルス信号に
より、制御装置50はアマチュア軸26の回転数および
回転方向を検出することができるようになっている。
【0033】また、制御基板51には、電動モータ21
のブラシ給電端子53,54と接続される2つの電源端
子55,56が設けられている。ここで、電動モータ2
1のブラシ給電端子53,54は、それぞれその長さ寸
法が異なる長板状に形成されており、アマチュア軸26
と平行となって、電動モータ21の端面から取り付け部
23a側に向けて突出して設けられている。そして、こ
れらのブラシ給電端子53,54は、取り付け部23a
に設けられた図示しない貫通孔を貫通して、取り付け部
23aに形成された電源端子支持ブロック57に支持さ
れた状態となっている。一方、電源端子55,56は、
それぞれ切り欠き部55a,56aを有するCの字状に
形成されており、切り欠き部55a,56aを電源端子
支持ブロック57側に向けて制御基板51に固定されて
いる。そして、それぞれ切り欠き部55a,56aにブ
ラシ給電端子53,54を狭持した状態となってブラシ
給電端子53,54と接続されるようになっている。こ
れらの電源端子55,56には制御基板51にて制御さ
れた電流が供給されるようになっており、つまり、この
電源端子55,56を介して電動モータ21に電力が供
給されることになる。このような構造により、制御装置
50は接続カプラ52を介して供給される電力を制御し
て電動モータ21に供給し、電動モータ21の作動を制
御することができるようになっている。
【0034】ギヤケース23と基板ケース24との開口
部23c,24aは、モータカバー25によって閉塞さ
れるようになっている。このモータカバー25はギヤケ
ース23と基板ケース24の開口部23c,24aを同
時に閉塞する形状となっており、それぞれのケース2
3,24に設けられた突起部58に爪部59を係合させ
ることにより固定されるようになっている。これにより
ギヤケース23と基板ケース24とはこのモータカバー
25によって閉塞されるとともに、このモータカバー2
5を介して互いに固定されることになる。これにより、
ギヤケース23からの振動により基板ケース24が過度
に振動されることが抑制され、基板ケース24の内部に
固定される制御基板51等の信頼性を向上させることが
できる。
【0035】また、ギヤケース23と基板ケース24と
の間にはステー60が設けられている。このステー60
は、ギヤ収容部23bの開口部23cの外縁と一致する
形状となる環状に形成されたギヤケース側固定部60a
とこのギヤケース側固定部60aと一体に形成された支
持片60bとを有している。また、この支持片60bの
先端部は基板ケース側固定部60cとなっている。そし
て、ギヤケース側固定部60aがギヤ収容部23bの開
口部23cとモータカバー25との間に狭持され、ま
た、基板ケース側固定部60cが基板ケース24に設け
られたステー取り付け部24bにねじ結合されることに
より、ステー60はギヤケース23と基板ケース24と
の間に固定されている。
【0036】これにより、ギヤケース23と基板ケース
24とはステー60を介して互いに接続固定されること
になり、ギヤケース23と基板ケース24とがより強固
に固定されることになる。したがって、ウォームギヤ機
構30が生じる振動によって、基板ケース24がギヤケ
ース23に対して過度に振動させられることが防止さ
れ、このサンルーフモータ20の信頼性を向上させるこ
とができる。また、ギヤケース側固定部60aをギヤ収
容部23bの開口部23cの外縁と一致する形状に形成
し、ギヤ収容部23bとモータカバー25との間にギヤ
ケース側固定部60aを配置するようにしたので、この
ステー60の組み付けは容易なものとなっている。
【0037】モータカバー25のギヤ収容部23bを閉
塞する部分の外面側には、位置検出機構取り付け部70
が設けられている。位置検出機構取り付け部70は壁部
71により区画形成されており、この位置検出機構取り
付け部70には駆動ギヤ10が取り付けられた端部とは
反対側となる出力軸36の端部に接続されたパネル位置
検出機構72が設けられている。
【0038】パネル位置検出機構72は、主軸73、外
歯ギヤ74、内歯ギヤ75、カムプレート76およびリ
ミットスイッチ77とを有しており、主軸73は出力軸
36に接続されている。ここで、出力軸36の駆動ギヤ
10とは逆側の先端には六角形状の嵌合孔78が形成さ
れており、主軸73の端部に形成された六角柱部位73
bがこの嵌合孔78に嵌合固定されるとともにモータカ
バー25に設けられた貫通孔25aを介してモータカバ
ー25の外側に突出するようになっている。これにより
主軸73は出力軸36に同軸に連結され、出力軸36と
一体に回転するようになっている。また、主軸73の端
部には、手動操作用の工具を差し込むための六角形状の
工具孔79が形成されており、緊急時には、図示しない
手動操作用の工具を用いて出力軸36を回転させてルー
フパネル4を開閉することができるようになっている。
【0039】主軸73には主軸73の中心軸に対して偏
心した円盤状の偏心部73aが一体に形成されており、
外歯ギヤ74はこの偏心部73aに装着されている。外
歯ギヤ74は係合孔74aを有しており、この係合孔7
4aにはモータカバー25に突設されたピン80が所望
の遊び代を有して係合している。つまり、外歯ギヤ74
はピン80によって自転することを規制されており、こ
れにより外歯ギヤ74は主軸73の回転により偏心部7
3aの偏心量だけ偏位運動し、前記遊び代に従って揺動
運動するようになっている。
【0040】外歯ギヤ74の外側には、外歯ギヤ74よ
りn歯(たとえば1歯)多い歯数の内歯を有する内歯ギ
ヤ75が、主軸73を中心として回転自在に配設されて
いる。この内歯ギヤ75には円盤状に形成されたカム部
材としてのカムプレート76が固定されており、このカ
ムプレートは内歯ギヤ75と一体に回転するようになっ
ている。また、内歯ギヤ75の外周面にはカム山75a
が形成されている。
【0041】そして、カムプレート76の外周面にもカ
ム山76aが形成されており、検出スイッチとしてのリ
ミットスイッチ77はそのスイッチ部77aが各カム山
75a,76aに摺接するように配置されている。
【0042】検出スイッチとしてのリミットスイッチ7
7はモータカバー25の外側つまりその外面に配置され
ており、そのスイッチ部77aが各カム山75a,76
aに摺接するようになっている。そして、リミットスイ
ッチ77はねじ込み方向が出力軸36の軸方向と平行と
なるねじ部材81によりモータカバー25に固定されて
いる。また、位置検出機構取り付け部70の上部には壁
部71に係合するように位置検出部カバー82が取り付
けられ、パネル位置検出機構72はこの位置検出部カバ
ー82に覆われるようになっている。
【0043】このような構成のパネル位置検出機構72
では、出力軸36と一体に主軸73が回転するとそれに
伴い外歯ギヤ74が揺動運動する。外歯ギヤ74の外歯
は内歯ギヤ75の内歯と噛み合っており、外歯ギヤ74
の一回の揺動運動に伴って内歯ギヤ75はn歯分回転す
る。本実施の形態では、主軸73が16回転すると内歯
ギヤ75が1回転するように設定されている。そして、
この内歯ギヤ75とともにカムプレート76が回転し、
各カム山75a,76aがスイッチ部77aに当接する
ことにより、リミットスイッチ77が作動されるように
なっている。つまり、カムプレート76は出力軸36と
連動して回転し、リミットスイッチ77はこのカムプレ
ート76と内歯ギヤ75の回転位置つまり出力軸36の
回転位置に応じた位置検出信号を出力するようになって
いる。なお、このサンルーフモータ20では、ルーフパ
ネル4の全閉時および全開時にリミットスイッチ77が
オフとなるようにリミットスイッチ77および各カム山
75a,76aが設定されている。したがって、このパ
ネル位置検出手段72によりルーフパネル4が全開位置
もしくは全閉位置となったことを検出することができ
る。なお、このとき、リミットスイッチ77からの位置
検出信号と回転数センサ29により検出されたアマチュ
ア軸26の回転数および回転方向との同期を取ることに
より、より正確にルーフパネル4の位置を検出すること
ができるようになっている。
【0044】リミットスイッチ77は位置検出信号を制
御装置50に出力するようになっている。そのため、リ
ミットスイッチ77には2つのスイッチ側接続端子9
0,91が設けられており、また、制御基板51にはこ
れらのスイッチ側接続端子90,91と端子結合される
2つの基板側接続端子92,93が設けられている。
【0045】スイッチ側接続端子90,91はそれぞれ
導体にて平板状に形成されており、リミットスイッチ7
7の本体から突出して設けられている。
【0046】一方、基板側接続端子92,93は所定の
弾性力を有する導体にて形成されており、それぞれ脚部
94,95と接続部96,97とを有している。脚部9
4,95aはそれぞれクランク状に曲げて形成されてお
り、基板側接続端子92,93はそれぞれ脚部94,9
5の基端部94a,95aにおいて制御基板51に半田
付けにて固定されている。接続部96は脚部94の先端
部にこの脚部94と一体に形成されており、背面部96
aと、この背面部96aと一体に並列に形成された2つ
の狭持部96b,96cとを有している。同様に、接続
部97は脚部95の先端部にこの脚部95と一体に形成
されており、背面部97aと、この背面部97aと一体
に並列に形成された2つの狭持部97b,97cとを有
している。これらの狭持部96b,96cおよび97
b,97cはそれぞれ互いに対向しており、これらの狭
持部96b,96cおよび97b,97cの背面部96
a,97aとは逆側の部分はそれぞれ雄型端子の導入部
98,99となっている。接続部96,97はモータカ
バー25に形成された接続用貫通孔としての端子突出孔
100を介してモータカバー25の外側に位置する位置
検出機構取り付け部70に突出しており、背面部96
a,97aを前述の壁部71と一体に形成された支持壁
部101と対向させた状態となっている。
【0047】そして、スイッチ側接続端子90,91を
接続方向に移動させるつまりリミットスイッチ77を接
続部96,97に対して相対移動させ、スイッチ側接続
端子90,91を導入部98,99側から背面部96
a,97a側に向けてそれぞれの接続部96,97に差
し込むことにより、スイッチ側接続端子90が狭持部9
6b,96cとの間に挟まれて接続され、また、スイッ
チ側接続端子91が狭持部97b,97cとの間に挟ま
れることにより接続されるようになっている。これによ
り、リミットスイッチ77は端子突出孔100を介して
基板側接続端子92,93によって制御基板51に電気
的に接続され、位置検出信号を制御装置50に出力する
ことができるようになっている。そして、制御装置50
は、このリミットスイッチ77から入力される位置検出
信号に基づいて電動モータ21の制御を行うことにな
る。
【0048】このように、本発明のサンルーフモータ2
0では、制御基板51を基板ケース24内に、また、リ
ミットスイッチ77をモータカバー25の外面に固定
し、これらを接続部材としての基板側接続端子92,9
3により端子突出孔100を介して接続するようにした
ので、リミットスイッチ77をモータカバー25の外面
において自由に配置することができ、そのレイアウト性
が向上する。したがって、リミットスイッチ77を、カ
ムプレート76との位置関係を確保しつつモータカバー
25の内側においてこのモータカバー25に近接して固
定された制御基板51の近傍に固定して、このサンルー
フモータ20を小型化することができる。
【0049】また、本発明のサンルーフモータ20で
は、リミットスイッチ77に設けられたスイッチ側接続
端子90,91を制御基板51に固定された基板側接続
端子92,93に向けて移動させることによりこれらが
端子接続されるようにしたので、リミットスイッチ77
と制御基板51との組み付けが容易となり、このサンル
ーフモータ20の組み付け性を向上させることができ
る。
【0050】さらに、本発明のサンルーフモータ20で
は、リミットスイッチ77は制御基板51に固定された
基板側接続端子92,93に直接接続されることになる
ので、リミットスイッチ77と制御基板51との間のリ
ード線の取り回しや半田付け等に必要なスペースが不要
となり、このサンルーフモータ20を小型化することが
できる。
【0051】さらに、本発明のサンルーフモータ20で
は、基板側接続端子92,93の脚部94,95をクラ
ンク状に形成したので、基端部94a,95aの制御基
板51に対する固定位置に拘わらず、接続部96,97
を任意の場所に設定することができるので、リミットス
イッチ77および制御基板51のレイアウト性を向上さ
せてこのサンルーフモータ20を小型化することができ
る。
【0052】ここで、サンルーフモータ20は概ね以下
の手順で組み付けられる。
【0053】まず、ギヤケース23をその取り付け部2
3aにおいて電動モータ21のヨーク21aの一端に固
定し回転数センサ29を取り付ける。次に、出力軸36
をギヤ収容部23bのボス部35に装着し、このギヤ収
容部23bの開口部23c側からウォームホイル31、
ダンパゴム40および従動プレート32を順に組み付
け、Cリング37にてこれらを固定する。このとき、電
動モータ21のブラシ給電端子53,54はギヤケース
23に設けられた貫通孔を貫通して電源端子支持ブロッ
ク57に支持された状態となる。
【0054】次に、ギヤケース23にその底面側から基
板ケース24を組み付ける。そして、この基板ケース2
4内に位置するように制御基板51をギヤケース23の
開口部23c側から固定する。このとき、アマチュア軸
26に固定されたマグネット27と対向するように、制
御基板51上に設けられた2つのホールIC28a,2
8bが、取り付け部23aの外壁を介して位置するよう
になっている。また、電動モータ21のブラシ給電端子
53,54が制御基板51に設けられた電源端子55,
56と接続されることになる。
【0055】次に、ステー60のギヤケース側固定部6
0aをギヤ収容部23bの開口部23cに合わせて配置
し、このギヤケース側固定部60aを挟み込むとともに
基板側接続端子92,93が端子突出孔100から突出
するようにモータカバー25を取り付け、ギヤケース2
3と基板ケース24の開口部を閉塞する。そして、基板
ケース側固定部60cをステー取り付け部24bにねじ
固定する。
【0056】一方、パネル位置検出機構72は、主軸7
3、外歯ギヤ74、内歯ギヤ75およびカムプレート7
6を予めユニット化して組み付けておく。そして、図8
に示すように、リミットスイッチ77をスイッチ側接続
端子90,91が導入部98,99と対向するように配
置し、この状態からリミットスイッチ77を接続方向つ
まり出力軸36の側からこの出力軸36から離れる方向
に移動させてスイッチ側接続端子90,91を基板側接
続端子92,93の接続部96,97に差し込んで端子
結合させる。これにより、リミットスイッチ77は基板
側接続端子92,93に仮固定された状態となる。
【0057】このとき、接続部96,97にはスイッチ
側接続端子90,91の差し込みにより支持壁部101
側に向く押し力が加えられることになるが、接続部9
6,97は背面部96a,97aにおいて支持壁部10
1と近接して対向しているので、この押し力は支持壁部
101により支持されることになる。
【0058】このように、本発明のサンルーフモータ2
0では、基板側接続端子92,93に加わる押し力は支
持壁部101により支持されることになるので、スイッ
チ側接続端子90,91を接続する際に、基板側接続端
子92,93と制御基板51との半田付け部分に加わる
力を減少させることができ、このサンルーフモータ20
の信頼性を向上させることができる。
【0059】次に、リミットスイッチ77に設けられた
貫通孔77bにねじ部材81を挿入し、出力軸36の軸
方向と平行な方向からねじ部材81をねじ込むことによ
りリミットスイッチ77をモータカバー25に固定す
る。
【0060】このように、本発明のサンルーフモータ2
0では、、リミットスイッチ77はスイッチ側接続端子
90,91と基板側接続端子92,93との接続方向に
対して垂直となる方向からモータカバー25にねじ固定
されるので、ねじ固定における締め付け力が基板側接続
端子92,93に加えることなくリミットスイッチ77
を確実にねじ固定することができる。したがって、リミ
ットスイッチ77の固定持に基板側接続端子92,93
が制御基板51から脱落する等の不具合が解消され、こ
のサンルーフモータ20の信頼性を向上することができ
る。
【0061】そして、ユニット化された主軸73、外歯
ギヤ74、内歯ギヤ75およびカムプレート76を取り
付け、その上部に位置検出部カバー82を取り付ける。
【0062】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態に
おいては、出力軸36は車両1に開閉自在に設けられた
ルーフパネル4を駆動するようになっているが、これに
限らず、他の部材を駆動するようにしてもよい。
【0063】また、本実施の形態においては、スイッチ
側接続端子90,91は平板状に形成され、基板側接続
端子92,93はスイッチ側接続端子90,91を挟み
込む狭持部96b,96c,97b,97cが設けられ
た形状に形成されているが、これに限らず、互いに相対
移動することにより端子結合される組み合わせであれば
いずれの形状としてもよい。
【0064】また、本実施の形態においては、アクチュ
エータケース22は別体に形成されたギヤケース23と
基板ケース24とを有しているが、これに限らず、ギヤ
ケース23と基板ケース24とを一体に形成するように
してもよい。
【0065】さらに、本実施の形態におけるサンルーフ
モータ20では、モータカバー25に、外歯ギヤ74、
内歯ギヤ75、カムプレート76、リミットスイッチ7
7等を組み付けずに位置検出部カバー82を取り付けれ
ば、位置検出機能を省略した安価なサンルーフモータと
することもできる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、検出スイッチをアクチ
ュエータケースの外側に固定し、また、制御手段をアク
チュエータケース内側に固定し、これらを接続用貫通孔
を介して接続部材により接続するようにしたので、検出
スイッチのレイアウト性が向上し、制御手段の近傍に検
出スイッチを固定することによりこの電動アクチュエー
タを小型化することができる。
【0067】また、本発明によれば、検出スイッチに設
けられたスイッチ側接続端子と制御基板に固定された基
板側接続端子とにより検出スイッチと制御基板とが接続
されるようにしたので、検出スイッチと制御基板との組
み付けが容易となり、この電動アクチュエータの組み付
け性を向上させることができる。
【0068】さらに、本発明によれば、検出スイッチは
制御基板に固定された基板側接続端子に直接接続される
ことになるので、検出スイッチを制御基板に近接して配
置することができ、この電動アクチュエータを小型化す
ることができる。
【0069】さらに、本発明によれば、基板側接続端子
の脚部をクランク状に曲げて形成したので、制御基板に
対する固定位置に拘わらず接続部を任意の場所に設定す
ることができるので、検出スイッチと制御基板とのレイ
アウト性を向上させてこの電動アクチュエータを小型化
することができる。
【0070】さらに、本発明によれば、基板側接続端子
はアクチュエータケースに形成された支持壁部と近接し
て対向しているので、基板側接続端子に加えられるスイ
ッチ側接続端子からの力はこの支持壁部により支持され
ることになる。したがって、スイッチ側接続端子を接続
する際に、基板側接続端子と制御基板との固定部分に加
わる力が減少され、この電動アクチュエータの信頼性を
向上させることができる。
【0071】さらに、本発明によれば、検出スイッチは
スイッチ側接続端子と基板側接続端子との接続方向に対
して垂直となる方向からアクチュエータケースにねじ固
定されることになる。したがって、基板側接続端子に力
えることなく検出スイッチを確実にアクチュエータケー
スに固定することができ、電動アクチュエータの信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるサンルーフモータ
を有するサンルーフ装置が装着された車両の概略を示す
平面図である。
【図2】(a),(b)は、それぞれ図1に示すサンル
ーフモータの詳細を示す斜視図である。
【図3】図1に示すサンルーフモータの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】図1に示すサンルーフモータの構造を示す一部
切り欠き断面図である。
【図5】図2(b)に示すA−A線に沿う断面図であ
る。
【図6】電動モータと制御基板との接続部分の詳細を示
す斜視図である。
【図7】リミットスイッチと基板との接続状態を示す斜
視図である。
【図8】(a),(b)は図7に示すリミットスイッチ
の組み付け方法を示す平面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 ルーフ 3 サンルーフ装置 4 ルーフパネル 5 開口部 6 取り付けフレーム 7a,7b ガイドレール 8a,8b シュー 9a,9b 駆動ケーブル 10 駆動ギヤ 20 サンルーフモータ 21 電動モータ 21a ヨーク 22 アクチュエータケース 23 ギヤケース 23a 取り付け部 23b ギヤ収容部 23c 開口部 24 基板ケース 24a 開口部 24b ステー取り付け部 25 モータカバー 25a 貫通孔 26 アマチュア軸 26a ウォームギヤ 27 マグネット 28a,28b ホールIC 29 回転数センサ 30 ウォームギヤ機構 31 ウォームホイル 32 従動プレート 33 ダンパ機構 34 底壁 35 ボス部 36 出力軸 37 Cリング 38 係合突起 39 係合突起 40 ダンパゴム 50 制御装置 51 制御基板 52 接続カプラ 53,54 ブラシ給電端子 55,56 電源端子 55a,56a 切り欠き部 57 電源端子支持ブロック 58 突起部 59 爪部 60 ステー 60a ギヤケース側固定部 60b 支持片 60c 基板ケース側固定部 70 位置検出機構取り付け部 71 壁部 72 パネル位置検出機構 73 主軸 73a 偏心部 73b 六角柱部位 74 外歯ギヤ 74a 係合孔 75 内歯ギヤ 75a カム山 76 カムプレート 76a カム山 77 リミットスイッチ 77a スイッチ部 77b 貫通孔 78 嵌合孔 79 工具孔 80 ピン 81 ねじ部材 82 位置検出部カバー 90,91 スイッチ側接続端子 92,93 基板側接続端子 94,95 脚部 94a,95a 基端部 96,97 接続部 96a,97a 背面部 96b,96c 狭持部 97b,97c 狭持部 98,99 導入部 100 端子突出孔 101 支持壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒 幸義 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社ミツバ内 Fターム(参考) 3J009 EA06 EA19 EA23 EA32 FA30 5H611 AA01 BB01 BB03 PP05 QQ03 RR02 TT01 UA01 UB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータと、前記電動モータに固定さ
    れたアクチュエータケースと、前記アクチュエータケー
    スに収容され、前記電動モータの回転を減速して出力軸
    に伝達する減速機構とを有する電動アクチュエータであ
    って、 前記アクチュエータケースの外側に固定され、前記出力
    軸と連動するカム部材に作動されて前記出力軸の回転位
    置に応じた検出信号を出力する検出スイッチと、 前記アクチュエータケースの内側に固定され、前記検出
    スイッチからの検出信号に基づいて前記電動モータを制
    御する制御基板を備えた制御手段と、 前記アクチュエータケースに設けられた接続用貫通孔を
    介して、前記検出スイッチと前記制御基板とを電気的に
    接続する接続部材とを有することを特徴とする電動アク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動アクチュエータにお
    いて、前記接続部材が、前記制御基板に固定される脚部
    と前記接続用貫通孔から外部に突出して前記検出スイッ
    チに設けられたスイッチ側接続端子と接続される接続部
    とを有する基板側接続端子であることを特徴とする電動
    アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電動アクチュエータにお
    いて、前記脚部がクランク状に曲がって形成されている
    ことを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の電動アクチュエ
    ータにおいて、前記スイッチ側接続端子と前記接続部と
    の接続方向に対して垂直となる方向から前記検出スイッ
    チが前記アクチュエータケースにねじ固定されているこ
    とを特徴とする電動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、前記接続部の前記接続方向
    の背面側に、前記アクチュエータケースと一体に前記基
    板側接続端子と対向する支持壁部が形成されていること
    を特徴とする電動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、前記出力軸と同軸に前記カ
    ム部材が配置され、前記カム部材の外周面に前記検出ス
    イッチが摺接することを特徴とする電動アクチュエー
    タ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電動アクチュエータにお
    いて、前記検出スイッチを前記出力軸から離れる方向に
    移動させることにより前記スイッチ側接続端子が前記接
    続部に接続され、前記検出スイッチが前記出力軸の軸方
    向と平行な方向からねじ固定されていることを特徴とす
    る電動アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、前記カム部材と前記検出ス
    イッチとが前記アクチュエータケースに係合するカバー
    により覆われることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、前記出力軸が車両のルーフ
    に開閉自在に装着された開閉部材と接続され、前記出力
    軸の回転により前記開閉部材が開閉されることを特徴と
    する電動アクチュエータ。
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